昨日は東海道新幹線が終日計画運休になるくらいの台風が影響する雨に注意をすべき一日でした。ただ、その日は早朝から多少の雨は降ったものの、お昼になるに従って日が差してくるような天気でした。自宅に籠もっている私としても、「こんな状況で本当に台風がやってきているのか?」という天気ではありました。
ただ、静岡で晴れ間がのぞいている時間には岐阜県を中心に大雨になっていて、ネットやテレビのニュースで雨雲の動きを見ていると、いったん天気が持ち直してもまた降ってくるだろうと思ったら本当に降ってきました。そんな感じで自宅から出ないで過ごしながら地元のテレビ局が放送する台風情報を見ていたのですが、そこで衝撃的なニュースを目にしてしまったのです。
私の住む静岡市では、生活に密着し河川敷には多くの人が集まってスポーツ(主に野球など)を楽しんでいるのが「安倍川餅」という名前に聞き覚えがあるかと思いますが、静岡市中心部の西を流れる「安倍川」です。大雨の場合、水位が上がるとかなり危険なこともありますが、その時には警戒水位を超えたというような話はなく、水位は上がっているにしても、堤防が決壊するとかそんな情報もありませんでした。
その安倍川(流されたのは安倍川水系の大門川という支流)で、男性が安倍川に流されているという通報があり、消防により60代くらいの男性が救助されたものの心肺停止の状態であるというニュースが入ってきました。ニュースソース自体はまだそこまで詳しく確認していないのですが、男性が安倍川の支流から安倍川に流されて救助されたのはテレビニュースで速報として流れてきたので間違いはないと思います。
これはあくまでも自分の推測ではありますが、警戒情報が継続しているとは言え、晴れ間の出た天気に外出し、家の近くの小さな川の近くまで様子を見に行ったのではないかと思われます。たとえ晴れていても過去に降った雨が多く支流にも流れているので、何かの表紙にバランスを崩して川に入ってしまって、あっという間に流されてしまったという風に考えることができます。
恐らく時間的には晴れ間がのぞくくらい天気が良い中で起こった出来事ではないかと思うので、たとえ拍子抜けするような警戒情報発令中の状況であっても、むやみに外出しないで川に近づかないことの大切さということをひしひしと感じた次第です。
すでに台風が過ぎてしまい、警報が全て解除されたところなら良いとは思いますが、今後まだまだ国内の多くの地方で大雨に関する警報や避難勧告が出てくるのではないかと思います。そんな時にはむやみに外出したり、水路や川の様子を見に行ったりすることで命の危険にさらされるかも知れませんので、ここは改めて皆さんにも注意喚起をさせていただきたいと思います。まずは全ての警報が解除されるまで、十分に注意をしてお過ごし下さい。