中国の産業の今後は果たして大丈夫なのかネット出品や100円ショップの品物はどうなる?

中国共産党大会が開かれたことがニュースになっていて、お隣の中国では今後の国の行方を占う様々な事が話し合われているようです。ただ、日本国内に大型連休の時期なのにも関わらず、中国国内ではまだゼロコロナ政策が続いている事もあって、日本に中国からの爆買い観光客はやってきていません。テレビニュースではアメリカやヨーロッパからの観光客だけでなく、東南アジアの国々からやってくる方も多いようです。

中国も新型コロナ発生が無かったら、予定通りの経済成長ができ、ますます成長することは間違いなかっただろうと思います。しかし、中国のゼロコロナ政策は人間の移動すら規制するものだけに、経済が回らないどころか、そこで生きる人たちの生活すら不自由にしてしまいます。順調に企業活動を行なってきたところでも中には休業を余儀なくされるところも多いでしょうし、その影響はまだ出てはいないものの、これから徐々に現われてくるのではないかと思って不安になります。

ここ数日、100円ショップのキャンプグッズを比較検討し、最低限カップ麺を作ったりコーヒーを飲めるくらいの水を沸かせるセットを作っているのですが、単なる湯沸かしではなく、ヤカン代わりのマグカップとは別に、そのマグカップの中にすっぽり入る(スタッキング可能な)カップを見付けました。材質はステンレスですが、折りたたむことができるハンドル付きのものが110円だったので買ったのですが、その製品は今まではほとんど中国製だったのが、製造国はインドとなっていました。調べたらその商品が出たのは新型コロナで騒ぎになる前だったようなのですが、100円ショップでは価格を維持するために特定の国(今回の想定では中国)だけに製造を頼るような製品調達を行なっているわけではないということも、各々の製品のタグを見ていくとわかってきました。

今後の事を考えると100円ショップという名前を守るためにも、100円で購入できる商品をキープしてもらいたいところですが、もしかしたら今後は、200円以上のものが主力になるようなショップに変わってしまうかも知れませんね。まあそうした傾向が、私たちの生活を豊かにするような方向で働いてくれればそれで良いと思うのですが、100円ショップは今後も100円ショップのままであって欲しいものですが。

それと、これは前にも書きましたが、私がネットで購入するキャンプグッズは日本国内で製造したり日本のメーカーのものというよりも、最初から中国のメーカーとわかっていても、国内メーカーとそこまで変わらないだけのクオリティを持ちながら安いので、ついポチッと注文してしまうことが多いです。中国にもキャンプブームがあるのか? ということはわかりませんが、いちいち日本のキャンプを好む人たちの興味を持ちそうな商品を絶妙な値段で出し、現在は人柱になってその内容を十分理解した上で購入するようにすれば、そうハズレを引くこともなく、安いコストでそれなりの装備は揃ってしまいます。

ただ、この状況がいつまで続くのか? という心配はかなりあります。先日も中国のメーカーが作るキャンプガスを直接地面に置かずに浮かすための折りたたみの足をAmazonで購入したのですが、この商品についてはAmazonの倉庫から直接届くのではなく、中国の工場から郵送されて届くため、結構時間がかかりました。それでも、かなり安く買えた上に、ガタつくことなくしっかりとした足なので、思っていた性能が発揮できそうだということでいい買い物ができたと思っているのですが、中国のゼロコロナ政策はこうした地道に育ってきた産業を潰してしまう恐れがあります。

私が中国のキャンプ用品を購入する場合、事前に物を購入してその様子をレポートしている動画やブログを参考にすることが多いのですが、いわゆる定番になりつつあるような特徴のある製品について、単なる欠品なのかゼロコロナ政策によって生産がストップしているのかわからないような「在庫なし・入荷予定なし」となっていることがあるので、こうした傾向が続くようだと、どうしてもその品が欲しい場合にはネットオークションやフリマで誰かが買ったものを買うようになると思うのですが、人気商品であればあるほど、定価よりプレミア価格になってしまう可能性があります。そうなると、そこそこ使えて安いという中国メーカーのメリットは薄れてしまうので、購入自体を諦めてしまうようになってしまうかも知れません。

国外の製品を購入する場合は、為替相場が急激に変化するとその影響も受けるわけで、ここのところさらに円安になり、その状態が改善されなければ、ゼロコロナ政策とは関係なく国内で買う場合の価格が上がってしまうわけで、今のキャンプブームが終了してしまったら、一気に用具の価格も上がってしまうのではないかと心配しているところです。

中国と日本との関係は、今後どう変わっていくかはわかりませんが、中国は島国の日本と違って桁違いに大きな国土と人口を持つ国であるわけで、全く関係を持たないわけにも行かないと思います。キャンプ用品の話はごくごく小さなことですが、それまでの国内の製品が質は良くてもかなり高額であったところから、安く一式揃えられるだけでなく、それなりの品質もキープしていることで、やはり無くなっては欲しくないですし、良いものがあれば使ってみたいと思っています。今後の状況でどう変わっていくかはわかりませんが、現在の定番商品についてはこれからもネットから購入できるようになっていて欲しいものです。


カテゴリー: ノンジャンルコラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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