今から現在のキャンプブームが終わってしまうことを考えた買い物をするべきか

世の中の流れというのは、ヨーロッパの状況変化の一瞬の切り替わりを見るにつけ、いつ何がどう変わってしまうのかわからない所があります。毎日の生活が一気に値上げ一色に振れたのはその前兆かも知れず、まだまだこの日本でも生活に直結する部分が変わってしまう可能性は十分にあります。

現在、私がこのブログを始めて、徐々にキャンプ道具を集めていた頃から比べると、とんでもない変化が起きています。それまでは、スポーツ用品店に行ってもいわゆる廉価版のキャンプ用品しか置いておらず、それなりに使えるキャンプグッズを購入するには登山用品を専門に扱っているショップに行くか、それともネット上で細々とではありますが、痒いところに手が届くような製品を自作を含めて出してくれていたお店から直接購入するというのが当り前で、どうしても専用品は高額になってしまうというのが当り前でした。

それが、今ではスポーツ用品店だけでなくホームセンターでもそのお店が独自に企画したような専門のキャンプ用品を扱うようになり、本来は家具主体のニトリや、作業服が専門だったはずのワークマン、そして究極の価格の中でアイデア満載の製品を出して、今やキャンプ用品をリードするような感じのある100円ショップチェーンも参入し、登山でないファミリーキャンプであれば100円ショップで集めたグッズだけでも色々な事ができるような時代になってきました。

個人的にはこのブームは、あくまで一過性のものであり(今後、何度も同じようなキャンプブームは起こるかも知れませんが)、今店頭で売っているものがいつまで店頭で買えるのか? という点についてはかなり不確実であると言えるでしょう。2022年のキャンプシーズンは秋までとして、今年の夏までに出た製品が来年に同じように出るのかということを改めて考えてみることも必要だと思います。

現在はヨーロッパの混乱だけでなく東アジアの正常不安定というところもあるので、今まで100円ショップの品を大量生産してきた中国の工場がそのまま日本に製品を今までと同じ価格で出してこられるかという問題があり、今後「100円ショップ」という名称も「120円ショップ」のように変わってしまうか、そもそも100円ショップの儲けの仕組みが変わり、ニッチなキャンプ用品よりも大量に売れるものに品揃えが変わってしまったり、そもそも100円ショップという事業自体が立ち行かなくなってしまうことも考えられるわけです。

日本の政府には、せめて100円ショップが現状のままの状態で存続できるような政策をお願いしたいものですが、そんな事を言っていてもどうなるものでもないので、個人的にはニッチでなかなか万人受けしないようなキャンプグッズについてはとりあえず確保しておいた方が良いのではないかと思っています。

ここでは改めて写真は付けませんが、昨日近所のダイソーに立ち寄ったところ、ネットで出たのは知っていた1合炊きメスティンのノンスティックコーティングされた黒い製品が770円で売っていたので即買いしてきました。このメスティンは100円ショップだけでなく他の店でメスティンが売られるきっかけになった製品と同じサイズで、ノンスティック加工されていない製品は550円ですが、それに220円追加するだけで本体と蓋の内外全てコーティングされているというのはちょっとありえないものになっています。

ちなみに、ダイソーが550円のメスティンを出した時、その大きさのメスティンをノンスティック加工した製品をとある登山・ツーリング用具に特化したネットショップが売り出したことがあります。ただその価格は直接国内の工場に加工してもらう形になるため、販売価格は5千円をオーバーしていました。小さなネットショップの場合は注文する数にも限りがあるため、このくらいのコストになってしまうのはある意味当り前であるわけなのですが、だからこそ、今売られている全面コーティングされたメスティンは(1.5合炊きは1,100円です)「買い」と言えるのです。また、それぞれのメスティンに合う(入る)サイズの「まな板」「蒸し網」「風防」「ポケットストーブ」「小物入れ」なども100円ショップで売られています。こうしたものもメスティン本体が売られなくなれば、そのまま終売となるでしょうから、必要な方は確保しておきましょう。

同様に、ニトリの超保温ボトルというのも、ニトリの販売網あればこそ約2,500円(500ml)~3,000円(900ml)という価格で販売できるのではないかと思います。私はとりあえず新しいタイプのボトルを購入していますが、もし終売になって値下げされれば、改めて持っていないサイズのボトルを買う気満々なのですが、それはタイミングにも左右されるので、店内から在庫が切れてしまったら改めて定価での購入も考えるかなと思っています。

今回のキャンプブーム以前からグッズを集めていた方はおわかりかと思いますが、現在は社会の物価とは違うところで、ニッチな製品が安く売られているようなことがキャンプグッズについては起こっています。ある意味、今しか買えない商品もそこら中にあるのではないかと思いますので、アンテナを張り巡らせながら、後々後悔しないような買い物を多くの人にして欲しいと思います。


カテゴリー: 車中泊のための道具考 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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