ダイソーの千円商品ながらコスパの高いオールインワン OUTDOOR COFFEE MAKER CUP SET

2021年4月からの100円ショップにおけるキャンプ用品の新製品はかなり凄いことになっていまして、様々な100円ショップを渡り歩きながら一通り揃えて、どうしても足りないものをアウトドアショップで買うようにすれば十分なのではないかというくらいのクオリティとコストパフォーマンスを両立した品物が揃ってきています。もちろん、いわゆる安物にしか見えないものもありますが、きちんと選ぶことでお金を掛けずにお出掛けの準備ができます。

今回紹介するアウトドアでコーヒーを楽しめるように設計されたOUTDOOR COFFEE MAKER CUP SETも、ダイソーでは高額である税込1,100円という価格ですが、この価格でも十分に安いのではないかと思うくらいの内容になっています。

パッケージの写真を見ると、アウトドアで使うことを前提とされているようなデザインの箱に入っていて、カップを二つ重ねたような形になっていますが、このセットは同じサイズのプラカップが両側からかぶさるようになっています。

そしてその他にセットされているのは、コーヒーミルの部分とステンレスの網になっているフィルター部分があります。これで、豆を挽いてフィルター部分に挽かれた豆を落とした後で上からお湯を入れ、付属のカップで受けることにより、このセットだけで美味しいコーヒーが入れられるというわけです。

コーヒーミルの部分は、ハンドルが折りたたみ式になっており、実際に使う時には回しやすい上、収納時には小さく折り畳めるので、きちんとセットの中に収納できるようになっています。こうしたギミックは100円ショップで売るようなものではなく、本格的なアウトドア用品ぐらいのクオリティを感じるところです。

豆を挽くのは、金属ではなくポーレックスのコーヒーミルと同じようなセラミックの刃になっています。豆の挽き方も調整が可能で、好みの挽き方を選べます。あまり細かくしてしまうとステンレスのフィルターを通り抜けてしまうものも出てくるので、その辺は気を付けて調整する方がいいでしょう。

このフィルターは豆を挽いたものをそのまま受けられるようになっているのは当然ですが、さらにこのフィルターにはカップの外側に掛けられるような可動式の部品が付いているので、付属のカップだけでなく、同じくらいの口径のカップなら、沈み込むことなくお湯をカップの上の方まで入れてもフィルターが触れにくい構造になっているのもよく考えられています。実際にこのフィルターで粉コーヒーを淹れてみましたが、普通に美味しくいただくことができました。

このセットで二人分くらいのコーヒーを一度に作ることができそうですが、注意点もあります。というのも、このセットには一人分のコーヒーを計るスプーンが付いていないので、別に用意する必要があるということと、フィルターが金属なので使用後の後始末が少々面倒だということですね。

使用後は袋などに使用後の粉コーヒーを出して、フィルター内部に残ったコーヒーの粉をきれいにしておいた方がいいと思うので、処理が終ったら袋を縛ってゴミに出せるくらいの大きさのビニール袋と、簡易的にフィルターを掃除するティッシュや濡れティッシュを屋外で使用する場合には持って行き、そこで出たゴミは家に持ち帰ったり、旅の途中でごみ処理を行なってくれるガソリンスタンドなどで処理してもらう必要があります。

昨日たまたまテレビのワイドショーで見たのですが、河川敷でキャンプを行なっている人の中にはゴミを放置したまま帰ってしまう人だけでなく、現地では禁止されている直火による焚き火を行なって平気な人も多いのだとか。私の場合は、とにかく後処理が大変なので今のところはゴミもススも出ないアルコールバーナーでの湯沸かしや調理にこだわっていますが、そこで出たゴミについては持ち帰ることが当然です。

このセットを使って外でコーヒーを飲む場合、湯沸かしセット(家から熱湯を高性能な真空断熱ボトルに入れてくるのも有り)とコーヒー豆(粉コーヒでも可)を入れる容器と計量スプーンがあれば、外でおいしいコーヒーを楽しめます。私個人はブラックコーヒーでも十分派なのですが、ミルクや砂糖を持っていく場合は手間もかかりますしゴミも増えますので、甘みが欲しい場合は別にお菓子でも持っていくという手もあります。

このブログでも自分なりに揃えた屋外コーヒーセットは別に持っていますが、全てを新たに購入するとなると1万円以上の費用がかかってしまいますし、とりあえずこのセットで楽しみつつ、不満の出てきた分についてグッズを追加購入を考えてみてもいいような気がします。それだけ良くできたセットになっているというのが、一通り使ってみての個人的な感想です。アウトドア用としてではなく、自宅のベランダなどでアウトドア気分を楽しむならこのセットで十分で、飲んだ後の片付けも簡単なので、非アウトドア系の方もぜひ店頭で見付けたら詳しく見ていただきたいと思っています。


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