「手に入らない」とか「集中してつながらない」ことで焦るべからず しばらくは時を待つべし

東京の高齢者における新型コロナワクチンの接種は先着順になっているそうで、いくら連絡を取ろうとしても繋がらなかったりするのかはわかりませんが、「先んじれば人を制す」ということわざはあるものの、単に早く手続きをした人の総取り(つまり遅れた人はワクチンが打てない)というわけではないため、これはもっと人々の焦りを何とか鎮める必要が今後出てくるのではないかと思います。

ワクチンの場合、打った人が増えるほどその人たちは感染しにくくなります。ワクチンの存在すら考えられなかった時と比べると、未だワクチンは接種していなくても時間の経過とともにウィルスに感染した人とは別にワクチンを打ったことで抗体を新たに持つことになった人が世の中に増えてくるわけで、自分の番がまだ回ってこなくても先に打ったという人となら今後会える可能性も出てきます。そもそもワクチンは国策で人数分用意されるはずなので、少なくとも高齢者の方々の分が確保されていなければ、国の威信はぼろぼろになってしまうわけで、そこまで早く打てない事に心配することではないと思います。

そうは言っても、私自身のワクチン接種の順番がいつになるかということは、今年中になるかもわからないものの、来年中であれば何とか接種はできると比較的思っています。そうでなくても、未接種の人間が多ければ社会もその存在を無視するわけにはいかないでしょうし、自分の番が来るまで期間を区切っておけば、実際に私の世代への接種が始まったとしても慌てずに待てると思います。

今の世の中というのは、感染症と関係ないところでも多くの人が堪え性がないような感じで動いているように思います。お店で売られているものは、それなりの市場調査に基づいて生産され、社会に流れていくのですが、そうした生産の思惑と消費者のニーズが違ってしまった場合、一気に物が無くなり手に入れにくくなる状況というものがコロナ渦以前から日本では顕著でありました。

今でも高性能ゲーム機はプレミア価格で転売されているものがネットでは見受けられますが、企業の方でも品不足を解消するために増産されるなら、しばらく別の事をやりながら待っていれば、普通の値段で買えるようになります。
近頃はこのブログで紹介するようなキャンプ関連のグッズについても、タレントの方やドラマ・アニメなどがきっかけでキャンプがブームになったことで、人気のキャンプ用品を転売してオークションやメルカリなどで高額販売するような人が出ることで、販売開始とともに一気に店頭から消えるキャンプグッズが多発しています。

ただ、そうしたものもしばらくするとそこまで珍しくないくらいに店頭に並ぶようになります。ダイソーで今では結構見掛けることができるようになった税込550円のアルミ飯盒の「メスティン」は、ネットで話題になった時にはどのお店でも見付からず、ネットで高額転売されていたのですが、今では小規模店でも普通に買えるようになっています。

また、昨日久し振りに同じ100円ショップのキャンドウに行ったら、昨年末に発売されてから2021年の年明けの時点で、転売のためか全く店頭から消えていたリフター付きのミニ鉄板(写真のもの)がいやというほど置いてあるのを発見しました。すでに同じサイズの鉄板はセリアで購入済みだったのですが、キャンドウの方が多少軽く、引っ掛けて鉄板を持ち上げるリフターが付いていたので、常に持ち歩く巾着袋の底にシーズニングをした上で忍ばせるために購入しました(^^;)。実際に使う状況が出てくるのかはわかりませんが、110円で買えるから購入したまでで、プレミア価格でわざわざ購入はしないままいたことで、時間(私の場合3ヶ月以上でしたが)が品不足の問題を解決してくれた一つの例として紹介させていただきます。

これだけ転売によるプレミア価格を付けたものがネットに溢れるようになっていると、果たしてその商品やサービスは本当に自分にとって「今すぐ」必要な物なのか? ということを考えざるを得ません。話は最初に戻りますが、新型コロナのワクチンにしても、焦って最初に打った人が副反応で大変な思いをするような事も考えられるわけです。それが本人の体質の問題なのか、ワクチンそのものの問題なのかは起きてみなければわからず、自分の体に直接ワクチンが入るわけですから、慎重に判断したいということであれば、先着順であればあえて先には行かず、深刻な副反応がほとんど出ないという確信を持つまで、後から打つつもりで今は我慢する生活を選ぶという方法も十分に有りではないでしょうか。

どちらにしても、長期的な視点から見れば、その場の状況からしか自分の行動を判断できない人は、一瞬は得をしたと思うかも知れませんが、トータルでは必ずしも得をするかどうかはちょっとわからないですね。日々の関心事は引きこもっていたとしてもかなり多く見付けることはできると思いますので、焦らずじっくりと生活しながら、自分が必要なものを頭の中にインプットしておき、その一つが自分の前にやってきたら、そこで改めて判断していただきたければいただくような感じで過ごす方が健全なのではと思う今日このごろです。


カテゴリー: ノンジャンルコラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

スポンサーリンク

コメントを残す