SIMフリーガラホ「AQUOS ケータイ SH-N01」その1 ドコモのガラホとの違いなど

先日ドコモが出してきたVoLTE対応のガラホを紹介しましたが、Wi-FiやBluetoothを使ってのネット接続はできるものの、利用しているデータ通信を他の機器と共有することはできない、いわゆるテザリングの親機にはなれない仕様でした。これだと、携帯大手3社が新たに打ち出してきた月間20GBというようなプランを契約しても、ガラホの小さな画面でインターネットをするだけの利用になってしまいますので、通話・本体でのネットに加えてモバイルルーターの機能にも期待していた方にとっては残念な発表になったことは否めません。

そんな中、ドコモSH-01Jの兄弟機とでも言えそうなSIMフリーのMVNOで使えるガラホである、「AQUOS ケータイ SH-N01」が発表になりました。まずは楽天モバイルから24,800円(税抜価格 以下同じ)で2016年12月から発売になるようです。

基本的にはSIMフリーと言ってもドコモSIMと相性がいい形のもののようなので、ドコモSH-01Jとの違いについて見ていくことにします。一番のポイントは、こちらのSH-N01ではテザリングの親機になるので、MVNOのデータ通信無制限や25GBまで高速クーポンが使えるSIMを音声通話付きのSIMにして入れれば、ガラホを通話・ネット・ルーターの一台3役にして使えるということになります。

ただし、ドコモSH-01Jと比べるとおサイフケータイ・ワンセグがないだけでなく、背面液晶もありません。時間やメールの確認にはいちいち本体を開く必要があるのが今まで長くガラケーを使っていた人にとっては面食らうかも知れません。防水防塵機能はありますので、その点は心配ありませんが、少し不安に思うのは、MVNOが提供する5分定額のオプションを多くの人が使いこなせるのかということです。

というのも、今回発売する楽天モバイルをはじめとする大多数のMVNOが提供する5分定額は、電話番号の前に特定の番号を付けて発信する「プレフィックスサービス」を利用することでドコモでなくMVNOが運営する電話サービスを利用するようになっています。スマホでそうしたサービスを利用する場合には専用のアプリをインストールすることで、最初からスマホに入っている電話アプリでなく通話サービスを提供するところで作っているアプリから発信をするか、手動で番号を付けて発信する必要があります。

スマホもガラホも中に入っているOSは同じではありますが、ガラホの場合には画面をタッチしても反応しないので、もし各社の通話アプリを本体にインストールできたとしても、普通の場合と同じように物理キーを押して発信や終話、ダイヤルができるのかどうかという問題があります。

もし専用の電話アプリでダイヤルできない場合のことを考えると、スマホでないガラケーを使って、電話番号の前に特定の番号を付けて発信するには、アプリではなく本体の設定の中にある「プレフィックス設定」を利用するのが普通です。楽天モバイルが利用する電話サービスは「楽天でんわ」ですが、楽天でんわに接続するための番号というのは「0037-68」ですが、プレフィックス設定でこの番号を登録しておけば(他社のサービスでも特定の番号がありますので、そちらを利用される場合には事前に調べた番号を設定して下さい)電話帳にある番号に掛ける前にメニューから「プレフィックス番号付加」という風に進んで電話番号の前に特定番号が付いているかを確認してから掛ければ、3分・5分定額や時間超過でもドコモの設定した通話料の半額での通話ができるようになります。

しかし、ここで説明が長くなったことからもおわかりの通り、いちいち掛ける前に数回にわたるボタン操作をしなくてはならないというのはかなりめんどくさいと言わねばなりません。ニュースサイトではスマホの操作がしずらいシニア向けというような紹介の仕方をされていたところも見受けられましたが、ことプレフィックス番号を付けて3分・5分以内定額を利用するような使い方の場合は、むしろ専用アプリから直接ダイヤルできるスマホの方を選んだ方がいい場合もありますので選ばれる場合は注意して下さい。次回はそうした煩わしさを感じずに電話を使うには、どのMVNOを選べばいいかを紹介します。


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