月別アーカイブ: 2012年6月

ガス欠をしてしまったら?

 昨日の台風は静岡県を直撃し、長い事居座り続けたので夕方から深夜までずっとテレビの台風情報に張り付いていました。雨もすごかったですが風が本当に強いので、まだ台風の進路になっている地方の方は、どうしてもという用事がない限りは車でも歩きでも外に出ないほうがいいと思います。さらに今後もすぐ次の台風が日本を直撃するという予報もありますので、台風の備えは毎年のこととはいえ、十分に注意しましょう。

 昨日はまだ台風の影響が出ていない午前中に、台風でもし何らかの被害に巻き込まれてしまったらなどと、ふと悪い予感がしてガソリンタンクの目盛りがかなり少なくなっていた自分の車に給油をしました。当初はどこへも車で出掛ける予定はなかったのですが、何か車を使うことになったら、台風という状況の中、給油しそびれてしまうかも知れません。そんな風に根拠のない不安で行動したのですが、こういう時というのは何かしらハプニングというものが起こるものですね。

 というのも、夕方前になって知り合いから電話があり、何とガス欠で往来の真ん中で立ち往生してしまったとのこと(^^;)。私と違ってガソリンタンクの目盛りが下がってもまだ多少残っているとぎりぎりまで走ってしまう傾向がある人だったのですが、さすがに台風の最中のガス欠には大変困ったようです。ロードサービスに頼んでもいつ救援に来てくれるかわからないということで私のところに打診があったのですが、ガソリン携行缶を調達したりなどで救援に駆けつけることができたのは電話があってから結局一時間くらいかかってしまいました。

 考えてみれば、単にガソリンを持ってくることだけを目的にして救援しようとしてもそれだけの時間がかかるわけですから、自然災害でひっきりなしに救援要請の入る中、すぐロードサービスに来てくれといってもとても無理だということですね。今回は同じ市内ですぐに私が行くことができ、結果として何とかなったからよかったようなものの、もしすぐには行けず、下手をしたら土砂崩れの恐れがあるような通行止めの可能性もある場所でガス欠を起こしたらと思うと本当に怖いとしか言いようがありません。

 車で旅をされる際には目的地までの距離と燃料の残りを計算し、一定の距離を走ったら給油するというのが一般的ではありますが、周辺のお天気や環境が変わりつつあることを察知した場合、まだあまり燃料が減っていないような状態でも念のために給油しておくことは大事だと思います。給油を忘れてそれほど燃料の残量がない状況で夜を明かすことになると、相当心細くなるでしょうし、逆に満タンに近く燃料が入っていればそれだけでも気分が違ってきます。ちょっとの心掛けしだいで最悪の状況は回避できますのでくれぐれも燃料の残りを過信しないようにしましょう。


ソニー DSC-RX100 はどこが他のコンパクトデジカメと違うのか

 昨日カメラ屋さんを訪れた際、高画質で話題のコンパクトデジカメであるソニーのDSC-RX100が展示されていたため使い勝手などを確かめる事ができました。他のコンパクトカメラと並ぶように展示されていたので、こうした情報を知らない方にとっては他のものと比べて妙に高いカメラだなと思われる方も多かったことでしょう。

 しかしながら、ネットなどで多くの方がこのカメラに注目されている理由というのはやはりあるのです。というのも、他のメーカーも同様の高性能デジカメを出しているのですが、DSC-RX100と比べるとその大きさが全く違います。まさに見た目はコンバクトで、中味は高性能のすごいカメラといった感じでしょうか。車中泊の旅で旅の記録を撮影するため、コンパクトカメラの画質では物足りないが、一眼レフやミラーレスなどのレンズ交換式カメラでは荷物になると悩んでいる方にとっては注目しておくべきカメラの一つだと思います。

 よくデジタルカメラの性能を伝えるために出てきたスペックに「画素数」という言葉があります。これは、一枚の画像をどれくらいの細かさで記録するかという数値であり、画素数の数値が多いほど細かく記録できるので、荒れの少ない滑らかな画像を記録できます。しかしながら、今まで出ているコンパクトカメラの中には豆粒のような小さなセンサー(光をカメラが受けてその内容を画像として記録する部分)に大きな画素数を記録するようなものが多く、画素数が多くても肝心のセンサーが小さければ一つの画素に記録される情報はあまりにも小さくなってしまうため、ノイズの発生などもあり結果的にそれほどきれいに写らないような状況も起こす事になります。DSC-RX100は1.0型のCMOSセンサーを搭載しています。メーカーのウェブページでも説明されていますが、普通のコンバクトデジカメで採用される事が多い1/2.3型のセンサーの4倍、今までの高画質タイプと呼ばれるデジカメに搭載されていた1/1.7型のセンサーと比べても2.8倍の大きさを誇ります。最近のデジタル処理の技術によって小さなセンサーでも気にならないという方もいるとは思いますが、やはり物理的に大きいものの方が画質はいいと言えるのではないでしょうか。

 そして、このカメラのもう一つの特徴であるレンズについても触れておきましょう。35mmカメラ換算で28mm-100mmという光学3.6倍ズームで、望遠レンズではありません。遠くのものを手に取るように写すには足りないところもありますが、F値が1.8-4.9と広角側(28mm相当)では暗いところでも明るく撮影したり、周辺をぼかして中央をくっきり際立たせるような撮影も可能です。小型のミラーレスカメラはレンズ交換ができ、様々な撮影状況に対応できるということが売りではあるのですが、同時に本体よりも高いレンズが数多く存在するため、お金がいくらあっても足りないという「レンズ沼」にはまってしまう可能性があります。DSC-RX100に搭載される28mm相当でF1.8からという明るさのズームレンズを交換レンズで買おうとすると(買う際に付いてくるレンズにはこのスペックを満たるものはまずないでしょう)、結構な追加投資を迫られることになります。また、外でレンズを交換する際にカメラの中にゴミやホコリが侵入し、肝心の写真にゴミが写ってしまうというトラブルの可能性ももレンズ交換式のカメラは抱えています。一般にコンパクトカメラはレンズが交換できないので決まった画角でしか撮影できないというディメリットが語られることがありますが、高性能のレンズを搭載する事で、レンズ交換不能というのがそのままメリットにもなり得るのです。もちろん、望遠レンズでの撮影を望む方にとっては物足りないカメラという事にもなりますが、旅先で風景やスナップ写真を撮るくらいなら十分なレンズだと私は思います。

 ソニーのコンパクトカメラは私も持っていますが、ソニー独自の「手持ち夜景」モードはこの機種にも搭載されています。これは、高速で連射した写真をカメラ内で合成することによりイルミネーションがきれいな夜景を三脚もフラッシュも無しで撮影できる機能です。三脚の代わりになるといえば、水平をカメラが関知してくれる電子水準器が搭載されているので、出来上がりの写真が傾いているような失敗写真は防ぐことができるでしょう。他にもソニーのデジカメに付いているスイングパノラマやフルハイビジョン動画など楽しい機能も付いています。

 バッテリー周りについては、USBケーブルをつなげての充電が可能なので、車中泊の旅の中で移動中にシガーソケットに差したUSBアダプタ経由で充電を行なっていれば、予備のバッテリーがなくても何とかなるというのも心強いです。一眼レフカメラをすでに持っていれば、気軽に動画も撮れるサブ用途としても便利です。まだ発売されたばかりなので高値で安定していますが、基本性能の高いこのようなカメラは型落ちになったとしてもそれなりに使えますので、興味のある方は店頭やネット上での値段の動きをチェックしておくことをおすすめしたいと思います。


耳かきは眠気覚ましの方法としてどうか

 車を運転中の眠気を撃退する方法で、完全なものはないとはわかっているのですが、何か良さそうな方法があるのではないかと常に考えてしまいます。どちらにしても何らかの外からの刺激を加えることによって眠気を覚ますということなのですが、単純に頬や腿を叩いたとしても眠気は飛んでいってくれないので、お金を掛けてさまざまな策を巡らすということになります。

 これまで紹介してきた対策というのは、食べ物や飲み物、専用の器具を使った眠気退散法だったのですが、もう少しバリエーションを増やすことで、一つの方法に頼らずに目先を変えながら効果的な眠気覚ましができるのではないかと思います。そんな中、新しい方法として耳掃除をする眠気覚ましの方法を試してみました。

 私の場合は普段は金属製の耳かきを使っているのですが、確かに耳の穴に刺激を与えることでそちらの方の刺激を多く感じ、眠気が一瞬吹き飛ぶような実感があります。これは思いのほか眠気覚ましとして使えるのではないかと思うのですが、実際に行なうにあたっては根本的な問題ある方法でもあるようです。

 今回のようにあえて眠気を覚ますために耳掃除をするということは、傾向としてどうしても強めに行なってしまうかも知れず、その結果として耳の内部を傷つけてしまう恐れが出てきます。特段強く耳かきをしなくても、お医者さんの見解では、耳垢は自然に出てくるので耳掃除自体が必要ないという話もあるのです。となると、金属の棒で耳の中を引っかくように掃除すること自体が危ないことなのかと思えてきてしまいます。

 耳かきに関連したサイトを見てみると、数カ月から半年に1回、風呂上りに綿棒を使って周辺を1秒くらいくるりと回す程度で良いという見解があります。となると、眠気覚ましを目的にして外からガンガン刺激を与え続けるというのは、それによって眠気は覚めたとしても別の問題が出てきてしまいます。もちろん、事故や段差のある道路などにより頭が揺れ、何が起こるかわからない運転中に行なうというのは何かの拍子に耳の中を傷つけてしまう危険性がさらに高くなります。

 というわけで、耳かきを眠気覚ましの方法として使う場合、効果はそれなりにあるものの、やはりやめた方がいいのではないかというのが私の考えるところです。どうしてもという場合には、やわらかいもので耳の周辺をなでる程度の事で試してみて、駄目な場合は他の方法と併用しながら体に刺激を与えるような方法を今後も模索して行こうと思っています。


ぴったりフィットして脱ぎ履きしやすい靴

 車の旅に出る時に履いていく靴というのは、これがベストというものはありませんが、車から降りて歩くことが多ければ長く歩いても疲れにくいウォーキングシューズが無難のような気がします。ただ、ウォーキングシューズと一口に言っても、きちんと自分の足のサイズに合った靴を合わせないとかえって足を痛めてしまう場合があるので注意が必要です。

 以前ブログで書いたことがありますが、快適な長時間歩行をするためには自分の足のサイズ(横幅も含む)をきちんとはかり、微妙な隙間は中敷きなどで埋めながら、しっかりとフィットさせることが重要になります。

 ただ、そこまで足にフィットさせるということになると、脱いだり履いたりするのには普通の靴では結構大変だということはお分かりでしょう。ひも靴の場合はそこまできっちり足にフィットさせた場合、紐をほどくことなく無理に脱いだり履いたりしようとすると踵の部分をいためるもととなり、靴べらを併用しつつひもを解かないとなかなか脱いだり履いたりすることも大変です。

 たまたま昨日、近所であった某商社が主催する定期的なショッピングフェアがありました。そこに出店している業者の中に、主にアシックスのフォーマルを含むシューズを格安で出しているところがあるので、そうしたフェアがある都度とりあえずチェックに行っているのですが、そこで今回見付けたのがマジックテープを使ったベルトで締めるフィットネスウォーキングシューズでした。

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 アシックスの品番はTDW527というものですが、このセールでは主に終息品が売られているのでネットで検索してもあまり参考にならないと思います(^^;)。写真の通りひもでなくベルトタイプになっているので、足にしっかりフィットさせながらも必要に応じて簡単に緩めることができます。こういった靴なら運転の時にはゆるめにして、本格的に歩くような場合はしっかり締めるような履き方を使い分けることも可能です。デザイン的に微妙という方もおられるかも知れませんが、私の場合は何とか旅行にも履いていけると思い、購入した次第です。

 今のところ一日履いただけですが、履きなれているとはいえ靴底が磨り減った古いウォーキングシューズとは違った歩きやすさは感じます。とりあえずしばらく試してみながら、足にフィットするようならこの靴を旅行用のものとして採用しようかなと思っています。個人的にはこのタイプでゴアテックスを採用した水に強いタイプがあればなお良かったのですが、そこは現品限りのバーゲン価格で購入したので、差し当たっては防水スプレーを使うなどしてこれからの梅雨の時期に備えたいと思います。


エレコム 無線アクセスポイント LAN-W150N/AP

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 今回紹介するのはアウトレット価格で購入したため、店頭では見付けることができないかも知れませんが、このような製品を用意しておくといざという時に役立つことがあるかも知れませんので、同型の製品がない場合でもいいように書いていこうと思います。

 旅先でのインターネット接続の方法については、さまざまなモバイル回線を自分で運用するか、公衆無線アクセスポイントを利用するかどちらかという感じになるでしょう。そうした方法だけを考えるなら、ノートパソコンをわざわざ持って行かず、スマートフォンやタブレット端末で十分代替が利くのですが、パソコンでできてスマートフォン類では使えない接続方法があります。それが有線のLAN接続です。

 車を使って移動する中には有線でインターネットに繋ぐ場面というのはないと思いますが、車中泊の連続に疲れて(^^;)ビジネスホテルを利用するような場合、ホテル内のインターネット接続はLANケーブルをパソコンに差して使うものがほとんどです。パソコンがあればそうしたネット接続サービスを使えますが、スマートフォンのみではケーブルを接続することはできません。そこで、こういった有線LANをポートに繋ぎ、無線でも利用できるようにする無線アクセスポイントの存在価値が出てくるのです。

 この製品の特徴は、ホテルなどの接続口からやルータなどから繋ぐだけではなく、他のパソコンなどを有線経由で接続するための差し込み口が別にあり、さらに電源については汎用のUSB端子に繋げば使えるようになるACアダプタ省略の設計になっています。以前紹介したUSB端子経由で使うアダプタや、パソコンのUSBや外付けバッテリーからでも使えるので、有線でのみ使われているところでケーブルの差し替えを許可してくれるところなら、簡単に無線インターネットが使えるようになるでしょう。

 ちなみに、最初の写真に写っている巻取り式のLANケーブルは製品添付のものではありません。少なくとも私のいる近所の100円ショップで扱っているものです。ホテルなどで直接備え付けのケーブルにパソコンを繋がないで使う場合、無線アクセスポイントとパソコンを繋ぐケーブルは用意しておかなければならないので、付属のポーチに電源用のUSBコードと一緒に入れています。

 利用範囲が限定的であるため、車で泊まる以外、ホテルなどは使わないという方にはあまり魅力的にはうつらないかもしれませんが、安く見つかれば、いざという時のために備えておいてもいいものの一つではないかと思います。


モバイルにおける薄さについて

 先日発表があったばかりのアップルの今度出すノートパソコンMacBook Proは、ほぼ限界まで薄さを追求した結果、どうしても一体型のパーツで構成されることとなり、実質的な修理は不可能だろうという話がニュースになっていました。

 ただこれはアップルの製品に限った話ではなく、一般的なパソコン及び家電製品ではよくある話です。使っていて不具合が出た場合でも、修理対応ではなく新品交換ですませてしまう事を、ユーザー側である私たちも時には要求したりします。特にパソコンの場合は数年使っただけでゴミとはいいませんが新しいスペックのものに乗り換えていってしまうものでもあります。そうなると、わざわざ何回も修理して今あるパソコンを長く使おうと思うこともないのだから、それでいいのではないかという声も聞こえてきそうです。そのような流れにのって大量生産されたパソコンが価格的にも安くなっている面もあったりしますし。

 家電製品と薄さというと、私はついラジオや電卓など日本のメーカーがしのぎを削った時の事を思い出してしまいます。カタログの表紙に女性が薄型のラジオを指でつまむようにしている写真が思い出されますが、「世界最薄」を競い、そうしてできたラジオや電卓をただ新しいテクノロジーに触れてみたいという想いで購入した時が私にもありました。しかし、その時に買ったものはほぼ例外なく強度が不足していて(^^;)、すでに壊れてしまって早々とゴミになってしまっています。いくら高度なテクノロジーを結集しても、すぐ壊れてしまうのでは意味がないということをその時に学んだということになるでしょうか。

 そんなこともあり、理想のモバイル機器というのは私にとっては手になじみ、ちょっとの間は使わないでいても、いざという時になったらすぐにまた使えるという耐久性も持ち合わせていて欲しいと思っています。最初に紹介したアップル社のノートパソコンのようなものは、常に新しいものを出さないとならず、買い換え需要が激しいからこそのものでしょう。今後、アップルの人気がどういう風に推移していくかはわかりませんが、日本のメーカーには安易にアップルと同じようなものを出してもらいたくはありませんね。もちろんアップルの提案する薄さこそが美で、こうした新製品には文句の付けようがないという方がいらっしゃるであろうとは十分理解しています。ただ、全て流行に右にならえではなく、個性的なモバイルマシンの登場が日本のメーカーからアナウンスされるのを期待したいですね。


「オオキンケイギク」を知っていますか?

 皆さんは、可憐な黄色の花を付けて今の時期に咲き誇る、オオキンケイギクをご存知でしょうか。花は知っていても、この花の名前は何かと思われている方も多いのではないかと思います。

 私の住んでいる静岡県でも昨年くらいまではところで見掛けました。花がきれいなのでその辺に咲いている花を近所のおばさんたちが家に持ちかえるために摘んでいたのを見たこともあります。今でも高速道路の脇のところによく群生しているのを見る事もありますが、旅行先でこの花を見付けた場合、決して摘んで持ち帰ってはいけません。なぜなら、オオキンケイギクは、日本の生態系に重大な影響を及ぼす恐れがある植物として、外来生物法による「特定外来生物」に指定され、栽培、運搬、販売、野外に放つことが禁止されているのです。

 オオキンケイギクの咲き誇る姿を見た方ならわかるでしょうが、それこそものすごい勢いで辺り一面に咲き誇り、それまで根付いていた他の日本固有の植物を完全に駆逐してしまうほど繁殖力が旺盛な植物です。先日たまたま見たローカルニュースでは、静岡市内の中でも貴重な生態系が残る遊水池にもオオキンケイギクが入り込んでいて、その繁殖を防ぐため市役所の職員の方が手作業で根から一本一本抜いているとのこと。根を残すと、そこからまた出てくるという事なので、オオキンケイギクを見付けたら市役所に連絡をと訴えていました。

 私など、車で日本国内を回る事が多いので、自分が外来生物を持ち込むような事や、持ち帰ってしまう事は絶対しないと思っていますが、綺麗だからと言ってむやみに現地に自生している花などを持ち帰る事は、極力避けた方が無難かと思います。特にオオキンケイギクは持ち帰る事自体が駄目なので、ご家族で旅行をされている場合は子供さんが勝手に摘んでいないかという所までチェックする必要はあると思います。

 また直接植物を運ばなくても、靴の裏に種などが付いたまま移動してしまうと、自分自身が外来生物の運び屋になってしまう危険性も出てきます。貴重な生態系がある場所では入口に靴の泥を落とす場所などかあってわかりやすいですが、これからの季節には雨でぬかるんだ場所へ入らざるを得ない場合も出てくるでしょう。その場合には車に乗る前に靴底の泥を落とすようにする事は、単に車を汚さないという事だけでなく、現地や地元(出先のものを持ち帰る可能性もあるので)にはない植物を持ちこまないためにも注意しましょう。泥が付くような所を歩く時には、別の靴を履くという手もあるでしょう。素晴らしい風景が楽しめた所が、観光で訪れる人たちの心掛けによって変わってしまう可能性があるという事を意識する事が、簡単に長距離の移動ができてしまう車の旅では特に大切だと思いますね。

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(追記)

 昨日は肝心の花の写真を掲載できませんでしたので改めて掲載します。


3-5 USB汎用の充電ケーブルを揃える

 これまで紹介してきた外付けバッテリーやACアダプタから充電するためのもう一つのアイテムとして当然ながら機器同士をつなぐケーブルが必要になります。前のところでも書きましたが、USB端子に差す各種充電ケーブルおよびアダプタは今では日本全国どこの100円ショップでもまず簡単に手に入れる事ができるでしょう。

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 写真のものは私が常備しているもので、向かって右側からDSi用・PSP用(実際は汎用の5V用)・docomoおよびsoftbank用(docomo用の上にあるのがスマートフォンなどに適合するmicroBを利用可能にするアダプタ)・au用・miniB用(同じくmicroB用アダプタ)になります。

 このうち、Nintendo DSiは普段持ち歩かないのですが、たまたま使っていてアダプタがないような場合に使えるように常に一緒に持ち歩いています。他にmicroB専用のケーブルも手元にはあるのですが、こんなこまごましたものもこれ以上たくさんあるとごちゃごちゃするので、できるだけ本数を少なくしようと思ってスマートフォンを出先で充電するにはアダプタを付けて充電するもので兼ねるようにしています。

 100円ショップでこうしたケーブルを購入する際に気を付けたいことは、携帯電話などのケーブルには二種類あり、充電用でないデータ通信用のケーブルもあるということです。基本的にはデータ通信用のケーブルでも充電はできるかと思うのですが、私の場合一部のデータ通信ケーブルでパソコンのUSB端子につなぐとうまく充電できないことがあったので、あえて充電のみに特化したケーブルで統一しています。

 便利な100円ショップで買えるケーブル類ですが、写真を見ていただければおわかりの通り、どうしてもこの種のケーブルはちゃちな感じがし、何かの拍子で断線して充電できなくなるような感じもします。旅する場所にもよりますが、少なくとも代替品を入手できないようなところへ旅に出る場合は、旅出つ前にきちんと充電ができるのかしっかり確認をしてから旅出つようにした方がいいかと思います。

 このように準備をして、パソコン以外の携帯電話・スマートフォン・携帯ゲーム機がいつでもUSB端子経由で充電が可能ということになると、そこからバッテリーなり電源アダプタなりダイナモ式発電ラジオを選ぶようにすると、いざという時に心強くなります。今のところUSB端子を持つダイナモ式発電ラジオは東芝のものなど限られていますが、特に緊急時に役立てたいなら、非常用ラジオを選ぷ際には端子の形状そのものが選択肢となりうるでしょう。何しろ汎用のケーブルが使えるというのは、専用のケーブルがなくなったらアウトの他社製品と比べると、その優位性は際立ちます。

 ただ、私のようにいちいち100円ショップで必要なケーブルをその都度探すのがめんどくさいという方もおられると思います。その場合は汎用のUSB端子から出力するタイプのバッテリーに最初からたくさんの種類の充電ケーブルが付いた製品を選ぶという手もあります。もちろん、主はバッテリーなのですが、バッテリーが消耗して使えなくなってもケーブルのみは汎用的に使い回しができるようなものを選んで買っておけば、後からケーブルを買い足すこともなく合理的です。車の走行中に充電するためにもシガーソケットからUSB端子に出力するアダプタを用意した上でさまざまなケーブルさえ用意しておけば便利ですし、まずはご自身で使われているスマートフォンや携帯電話の充電用のケーブルから揃えてみるのはいかがでしょうか。


山梨県の道の駅めぐり その3 道の駅なるさわ

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 山梨県富士吉田市から静岡県富士宮市方面へ国道139号線を経由して向かう途中にあるのが「道の駅なるさわ」です。私が静岡側から向かう時には朝霧高原の道の駅あたりで折り返してしまうので、なかなかこちらへ訪れる機会がなかったのですが、あとは帰るだけなのでそれほど富士吉田の道の駅から離れてはいませんでしたが、再度休憩を取ってこちらの道の駅におじゃましました。

 メインの建物の物産館に入ろうとしたところ、ビラを持って駆け寄ってくる人がいて、物産館から見ると奥側にある「なるさわ富士山博物館」の方らしく、入場は無料だから入っていって欲しいとのこと。後から調べたらこの博物館は入館料800円だったのが2007年3月末で閉館になり、改めて無料の施設として再オープンしたということらしいです。

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 そちらへ行く前にまずは物産館の中をチェックしたところ、ここでも地元産のとうもろこし(品種はゴールドラッシュ)が置いてありました。値段は道の駅とよとみの一本200円より安い180円で、味に遜色がなければこちらで買う方がお得かなと思い、数本試しに買って食べ比べたところ、甘さの点ではさすがに収穫祭で購入したとうもろこしの方が甘かったです(^^)。その他の地元の品は結構充実していて忍野のとうふも置いてありましたし、吉田のうどんの生めんも結構充実していました。夕方の段階での評価ではありますが、午前中に来たら地元産の野菜などはもう少しあるかも知れませんね。

 物産館の隣が軽食コーナーになっていますが今回はパスしてここにもあった水汲み場を抜けたところに「なるさわ富士山博物館」があります。博物館の入口から入ってすぐ動いて声を上げる恐竜のティラノザウルスの展示があり、そこから地下へ降りていくと、富士山周辺の岩石や水晶をはじめとした宝石や化石などの展示があります。で、一通り見終って地下から出口へと進んで行く中、さまざまな宝石や加工品を販売しているミュージアムショップを強制的に通るようになっています(^^;)。まあ、そうでもしないと博物館を無料にはできないということなのでしょうね。それでも、さまざまなパワーストーンに興味のある方にはいろいろな品が揃っていますので、それほどお財布に負担をかけることない買い物もできると思います。

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 話はちょっとずれるかも知れませんが、前回紹介した道の駅 富士吉田にあるインフォメーションでは延々と流れているVTRがありました。もしかしたら御存知の方もおられるかも知れませんが、フジテレビ系列で放送されたとんねるずの番組内コーナーで、道の駅の中の物を買いまくる企画があり、富士吉田の道の駅で収録した番組を流していました。わざと売れない高額なものをじゃんけんして買わせるという本当にこんなに買っているの? と思わせる企画なのですが、同じ山梨方面に行くならこちらなるさわの道の駅の方がインパクトは大きいのではと思ってしまいました(^^;)。何しろミュージアムショップの入口のところに写真の巨大なアメジストドームが展示されていまして、嘘か本当か値札には10,000,000円の文字が(^^)。私にはこうしたものの相場がわからないので何とも言えませんが、こういった施設へやってきて、高価な宝石を買っていく人はいるのでしょうか。

 今回は訪問しませんでしたが周辺には温泉施設もあり、夏のシーズンには結構込み合いそうな感じもしますが、ここからは朝霧高原の道の駅も近く、富士までやってくればすぐに新東名の新富士インターもあります。新東名から山梨県の道の駅を巡られる場合は、今回紹介した逆のコースを辿られる方が効率よく回りやすいかと思いますね。


山梨県の道の駅めぐり その2 道の駅 富士吉田

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 桔梗屋の工場でアウトレット商品のショッピングを楽しんだ後、どうしようかと思ったのですが、甲府方面に戻るためにはかなりの渋滞を抜けなければならなかったので手前で左折し富士吉田方面から富士宮を経由して静岡を目指すことにしました。

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 その途中で立ち寄ったここ富士吉田の道の駅はさまざまな施設が別に入っており、駐車場は共通ということで、かなりの広さです。建物はお土産などが置いてある物産館と食事のできる軽食コーナーが別で、建物内からの行き来はできません。物産館の外が野菜などを置いてあるコーナーになっていますが、置いてある野菜の中には地元産でないものも結構あったので地元産のものを購入したい場合は注意しましょう。野菜コーナーに空のペットボトル(2リットル)が100円で売っていたので何だろうと思ったのですが、ちょうど軽食コーナーを出たところに立派な富士山の名水が出ているところがあり、水を入れる容器のサイズによって水を汲む場所が分けられているほど充実した水汲み場(上の写真)になっていました。

 ちなみに、私はこのブログでも紹介しているようにボトル関係はそこそこ車の中に用意しているので、保冷が効くステンレス真空水筒と、アルミボトルに1リットルずつ給水させていただきました。この水は自宅に帰ってから沸騰させてお茶をいただきましたが、やはり水道水よりはすっきりしているようでおいしくいただき、いいお土産になりました。今回は名水目当てで行ったわけではなかったのですが、富士山周辺には同様な水汲み場がたくさんあるので、周辺を観光される方はぜひ水汲み用の容器を持っていきましょう。

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 富士吉田といえば、最近ではかなり認知されてきた感じのあるのが「吉田のうどん」ですが、太くてコシがあるのが特徴です。この道の駅のインフォメーションコーナーには「吉田のうどんマップ」なる市内のうどん屋さんガイドが置いてあり、写真のように64軒あるうどん屋さんの案内と市内地図が載っています。ただ、何も下調べしないで行った私のような場合、このような写真を見てもいったいどこへ行ったらいいのか迷ってしまうのですね。また、市内のうどん屋さんはお昼の時間だけしか営業していないところが多く、とにかく吉田のうどんを体験したいということで、楽をして道の駅にある軽食コーナーのうどん屋さんで食べることにしました(こちらは午前10時から午後5時まで営業)。

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 ここはかけうどんが400円で、トッピングによって値段が変わります。私がいただいたのは写真の「肉わかめうどん」(普通盛)500円でした。味を紹介するのは難しいのですが、ある意味ごくごく標準的な味であったかと思います。次回に訪れる際には今回いただいた道の駅のうどんを基準にして別のお店へおじゃましつつ食べ比べをしてみたいと思います。

 今回はそれほど富士吉田市内を観光する事はできませんでしたが、ここの道の駅は町のはずれの方にあるため、まずはここからじっくりと腰を落ち着けて観光情報を得るのには最適ではないかと思います。車中泊のための環境もいいとは思いますが、水汲み場があり、夜間にも出入りがあるかも知れませんので、その辺に駐車するのは避けた方が無難だと思われます。