3-4 ACアダプターの共通化・コンパクト化について

 今まで紹介したバッテリーをどこでも充電するためには、やはり家庭用のコンセントや車のシガーソケットに接続するインバーターを通じて行なうのがセオリーかと思います。ただ、さまざまなバッテリーや電子機器をお使いの方はおわかりかと思いますが、それぞれの機種にそれぞれのACアダプターがある場合、それを全て持ち歩くなんていうことはとてもではありませんができないでしょう。

 そういうこともあり、私はここまで挙げさせていただいたバッテリーやモバイル機器を充電するためのACアダプターは、同じものを使い回せるように機器の選定を行ない、USB出力のもので充電できるものを選んでいます。

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 一般的にパソコンのUSB端子から給電する出力は5V500mAですが、写真にある小さい方は5V1A、大きい方は単体で5V2Aで、付属の二股コードを使うことで1Aずつにも分割できます。大容量バッテリーやスマートフォンを短時間で充電したい場合には2Aで使い、携帯電話だけなら分割して使うなどの使い分けが可能なので結構気に入って常備しています。ただ、これらの製品は古いものなので、現行品を購入するに際しては今お使いのスマートフォンやタブレット端末の充電ができるかどうかの情報を確認して購入するのがいいでしょう。ものによってはここで紹介したものより高性能である、同じ総出力2AでもUSBを4ポート常備したものまであります。

 ちなみに、お使いの機器を充電するケーブルについては、携帯電話各社やスマートフォン用のものはそのほとんどが100円ショップで手に入ると思います。USB端子に繋いで充電するケーブルということでまとまっていますし、汎用のバッテリーを充電する場合、ケーブルのタイプはPSP用で間に合うと思います。他にもNintendo DS用のものもありますので、これはお好みで入手すればいいでしょう。外出先でコンセントを使わせてくれるところがあればそのまま使えばいいですし、車の中で複数の機器を充電したい場合は家庭用コンセントを車内で使える環境をあらかじめ車内にそろえておきましょう。

 あと、注意したい点として、紹介したアダプタは全て5Vのものなので、一部のタブレット端末やパソコンでは利用できないものもあります。普通のパソコンに付いているACアダプタは今回紹介したタイプのアダプタでは充電できないと思いますのでその点は十分にご理解の上こうしたアダプタをお使い下さい。個人的にはパソコン付属ののACアダプタにUSB出力が付いたものがあればとても便利に使い回せると思うのですが、パソコン自体も買い替えすることでまたACアダプタの種類が変わってしまうのが問題ですね。せめて携帯電話やスマートフォンのように、大体の仕様が決まっているネットブックなどで共通のACアダプタを採用するとかしてくれれば、電源回りはずいぶん便利になるような気もするのですが。ただ今のところ、ノートパソコンは常に持ち運ばないことにし、常時携帯するものの充電にはこのタイプのアダプタで全て対応可能なようにしているので、取り回しは楽になっています。まだこの種のアダプタをお持ちでない方は、旅行用として一つ揃えておくと何かと便利です。


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3-4 ACアダプターの共通化・コンパクト化について」への2件のフィードバック

  1. ted 投稿作成者

    いまの家庭電化製品はすべて交流を直流に直して使用してるものばかりです。最終的には屋内配線の直流化なのでしょうけど、その前段階として、ACアダプターを介して使う製品はすべからく直流5VのUSBから受電にしていただきたいですね。ただしipadやgalaxyTabは500mAでは充電できないので最低でも1~2A程度の給電規格化にしてほしい。
    次の段階は、家庭の天井裏の照明用配線を直流12Vにして、もともと直流で発光するLED照明やインバータ蛍光灯に給電できるようにしていただきたい。発熱が少ないといううたい文句のLED電球は実際おそろしいほど発熱しますがその原因は交流100Vを低圧直流に換えるコンバータが原因です。直流で直接LED電球が使えればLED電球のコストは間違いなく下がります。
    冷蔵庫や洗濯機などは、交流100Vのままでよいのではないでしょうか。ただし、我が家の場合、掃除機はルンバとマキタをメインにしていてどちらも充電式ですし、電動工具もマキタの10.8Vでレシプロソーやドリルドライバー統一してます。

  2. てら 投稿作成者

    今いろいろな電化製品を選ぷ場合、いかに長く使えそうかという事を頭の片隅に置きながら選ぷことが多いです。電池に共通性がなかったり、アダプタがどんどん増えてしまうようなものが増えて行けばその分ゴミとして処理されるような事にもなるわけで、メーカーにはそういう所もきちんと対応した製品を出して欲しいものです。

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