2台持ちを想定した携帯電話プラン選び その2 通話中心プラン

 前回紹介したメール放題のプランとは逆に、メールはほとんどやらないが通話を主にするというパターンもあるでしょう。この場合はプラン選定に3つのポイントがあります。それは通話先が「家族」・「同キャリア」・「全ての通話」になるかによって違ってきます。

 まず、家族同士で通話できればいいという場合は、無料通話分を分け合ったり、家族同士が無料の条件で契約すればいいでしょう。前回紹介したメール放題のプランで家族間通話が無料でできるかどうかショップで確認をすることをおすすめします(ソフトバンクを除く)。家族だけでなく友人とキャリアを揃えている場合は、携帯電話会社ごとに当該プランがあります。

・NTT docomo(Xiのみ同社携帯宛24時間無料)
「Xiトーク24」……「タイプXiにねん(月額780円)」+「Xiカケホーダイ(月額700円)」

・au
3Gの場合……「プランZ(月額980円)」 au同士1~21時まで無料 SMS24時間同社間無料
LTEの場合……「LTEプラン(月額980円)」 内容はプランZと同じ

・ソフトバンク
「ホワイトプラン(月額980円) ソフトバンク同士1~21時まで無料 同社間メール無料(例外あり)

 ウィルコムについては前回紹介したように、

「新ウィルコム定額プランS(月額1,450円)」+「だれとでも定額(980円)」

 のみで一回の通話10分以内、月間500回までの通話が定額になります。ウィルコム以外で固定電話を含む複数のキャリアに掛ける事が多い場合は、「無料通話付き」プランを見直すのがいいでしょう。毎月の利用実態をストアで調べてもらい、実態に合うようなプランへの変更をこまめに行なうだけでも毎月の通信料削減につながります。この方法については毎月の請求金額をしっかり把握することが必要になりますので、通話明細を郵送でもらってないためわからない場合は積極的にストアに出掛けるのがおすすめです。

 以上のように、スマートフォンをキャリアで契約しないで白ロム運用することで、携帯電話自体の基本料金は従来のまま据え置く事ができることがおわかりでしょうか。ここまで紹介した料金プランの見直しによって今まで払っている料金から1,000円程度でも安くなれば、その差額で格安のデータ通信専用SIMカードと白ロムのスマートフォンを持ってもそれまでの負担とは変わらないところまで持って行けるかも知れません。もちろん白ロムによる格安SIMカードでスマートフォンやタブレット端末を使うというのも、人まかせにしないで自分でできることはやらなければなりませんし、端末の補償もないなど値段なりのディメリットもあります。そうしたことを十分考えながら月々の負担は増えても全てをスマートフォンにまとめるか、あえて2台持ちにするかという判断をしてみるか、通信費削減のための参考になれば幸いです。


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