電車代節約のためのた合わせ技 その1 JR普通運賃算出の仕組みを理解しよう

 車中泊の旅のブログをやっていても結構電車を利用することはあるのですが、先日、横浜まで出掛ける用事ができました。地味に青春18きっぷのシーズンから外れたのが残念でした。前回の東京行きは平日で時間的な余裕もなかったので新幹線一択でしたが、今回は休日で時間の余裕もあるので、何とかして時間はかかっても安く便利に現地まで行くことを考えました。こうやって考えること自体が私的には面白いということもあるので、普通に旅をする人にとってはあまり参考にならないかも知れませんが(^^;)、静岡から横浜まで安く電車で行く方法について考えてみました。

 最近はICカードによる支払いと現金による支払いに差ができるようになり、細かい事を言えば現金決済しないということが安く交通費を浮かすための鉄則ではあります。しかし私個人がICカードで日常的に交通費を払っていないので、これから書く料金については、現金で支払う料金で書かせていただくことをまずはお許し下さい。そして、公共交通機関を使う場合、私のいる地域の場合地元の路線バスかJR線しかないというかなり安く交通費を上げるためには並走する私鉄がないなどなかなか選択肢のない厳しい条件になっているので、あくまでJR線を安く利用する方法についてこれから書きて行きます。

 まず、駅の券売機やみどりの窓口で買う正規料金より安くするための一つの手として考えられるのは、駅周辺にある金券ショップを使うという手があります。こうした金券ショップでは何故今回利用する静岡から横浜までの普通乗車券を安く提供できるのかと言いますと、正規の回数券をまとめて買い、それをバラ売りしているからです。

 ですから、金券ショップでバラ売りの回数券を買ってもお得になる金額はこの路線の場合は100円くらいがいいところです。それでも安く行ければいいというところではありますが、あえて金券ショップを使わなくてももっと安く行けるパターンがあるのです。

 というのも、JRの運賃の決め方について見てみるとわかることなのですが、完全に距離と料金が比例しているわけでなく、同じ運賃の間にはかなり広い範囲が含まれる場合があるのです。具体的にJRの出している100km以上の距離で料金(現金)の間の関係の一部を紹介します。

・JRの営業キロ 101~120km 1,940円
・  同       121~140km 2,270円
・  同       141~160km 2,590円

 普通に静岡~横浜間を買うと営業キロが151.4キロあるので、2,590円となります。しかし、ある方法を使うとこれより安く横浜まで行けてしまう裏技があるのです。といっても不正をしたり特別なきっぷ(18きっぷなど)を使うことなしにです。それには上に挙げた料金算出の仕組みを使います。

 JRの普通運賃が高くなる直前の140km未満ぎりぎりの駅、この場合138.3kmの戸塚駅まできっぷを買い、改めて戸塚駅から横浜までの区間料金(220円)を支払うか(101km以上の乗車券があれば、目的の駅で乗り越し精算することで残りの区間分の料金を払うことができるので、切符に書いてある駅で下車して買い直さなくても大丈夫です)、一旦切符に書いてある駅で降りて買い直すことで、2,270円+220円で、合計2,490円と100円安くなります。金券ショップで回数券を買うのとそう変わりはありませんが、時間がない時などは静岡からのルートならこの方法を試さない手はありません。

 ちなみに、横浜から220円の切符を買って静岡で精算してもJRの仕組みによって上記の金額にはならないので、その場合は一旦戸塚駅で降りて静岡までの切符を買い直す必要がありますのでご注意下さい。

 もし時間があって途中下車でも構わない場合は、途中下車した駅周辺の金券ショップで回数券を買ったり、駅の券売機で切符を購入しながら進むというのも面白いかも知れませんね。ネットで探したら、東京から神戸間の「乗車券分割プログラム」を公開してくれているページが有りましたので、リンク先を紹介します。今回紹介した2回に分けてだけでなく、安くなるなら無制限に分割の計算をしてくれるプログラムになっています。お住まいの場所からそう遠くない場所に安く行きたい場合にご活用下さい。

http://bunkatsu.info/cpg.cgi


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