移動後すぐに遊びたい気持ちはわかるけど

 2015年は例年になく暑いと言われる中、水の事故も増えているようです。最近では、海岸近くにサメが出現し、遊泳禁止になっている場所も多いので、海での水の事故の報道も減っているような気もしますが、子供だけでなく中高年が命を落とすようなことも近くの海水浴場で起きたりしています。

 先日静岡県内で起こった水の事故は、こんなところでなぜと思うような整備された海水浴場で死亡事故が起こってしまったのですが、亡くなった年配の方は海に入る前にビールを飲まれていたようです。

 まあ、お酒を飲んで水に入るというのは論外であると思うのですが、世代的な特徴として、自分の体力を過信してしまう傾向はやはりあるようですね。海でも山でも、自分の体力の限外を誤解した状態で遊びに行くというのは、それこそ命にかかわる局面を引き起こしたりする場合が多いので、己を知ることは大切だと思います。ただ、若い方だから多少の無茶をしても大丈夫かというと、決してそういうこともないのですね。

 これを書いている現在、甲子園では全国高校野球選手権が行なわれているのですが、プレー中に手や足が痙攣してしまい、途中交代を余儀なくされる場面が結構あります。その原因は知らず知らずのうちに脱水症状に陥ってしまったためだと言われます。ほとんど徹夜で移動し、目的地に着いたらすぐに海水浴なんてことをやると、もし水の中で急に足が痙攣を起こしたとしたらどうなるかということもあります。今の季節はどうしても体の中の水分が不足する傾向になりますから、年代を問わずに車で移動して目的地に着いたらすぐに遊ぶような真似は避けて、食事と水分をとってある程度体を休めてからレジャーを楽しんでいただきたいと思います。


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