新型エブリィの実力やいかに?

 以前にスズキの軽トラ「キャリイ」が全面改良された際に、これで軽四ワゴンのエブリイのモデルチェンジも近いかなと思ったのですが、先日ようやくというか、新しいエブリイが発表されました。

 新聞報道によると4ナンバーの商用車で最高燃費が20.2km/lという数字が踊っていまして、どうせ5速マニュアルの数字だろうとたかをくくっていたのですが、詳しく見てみると微妙に違っていました。

 というのも、R06A型というキャリイに採用された新しいエンジン採用による能力アップに加え、同じく新しい技術の5速オートギアシフト(5AGS)搭載車が最高燃費を出しているのだそうです。ちなみに、従来の5速マニュアルの燃費(JC08モード)2WDで19.0km/lということなので、マニュアルよりもカタログ上は低燃費走行が可能なトランスミッションになっているようです。また、5AGSはマニュアル的に手動でギアを切リ替えての走行も可能ということで、雪道対策として有難いのが、切り替えてマニュアルモードにすれば2速発進も可能ということです。

 注目すべきは、今までの主流だったオートマの4ATはJOINターボにしか搭載されず、ノンターボの選択は3ATがなくなり、5速マニュアルか5AGSのみになったことです。燃費および走行性能に優れたミッションだからこその展開だとは思いますが、以前のキャリイの実績からか、かなり自信があるようですね。ただ、燃費の差が気にならないなら今回の発表によって旧モデルになってしまった車の新古車(登録済でも走行がわずかな車)の価格が交渉によって下がるかも知れないので、そちらに乗りながら様子を見るという方法もありますね。

 価格は、ノーマルの2WD 5AGS でちょうど100万円くらいと、以前のモデルと比べると価格も上がっています。新車ならではの不具合について心配される方もいるかも知れませんが、今回紹介したエブリィはハイブリッド車ではなく、既に先行販売されている軽トラのキャリイと同じエンジンおよびトランスミッションを使っているので信頼性はそれなりにあると思われます。新車の場合は保証期間もあるので、出先でリコール級の不具合が起こらない限りはそう上で挙げたことを気にする必要はないかも知れません。何よりも2人での車中泊に使う車としては4ナンバーのエブリィは実にコストパフォーマンスに優れた車であることは間違いありませんし、実際の乗り心地や収納性能・カスタマイズがどのくらいしやすいかということもいろいろ見てみたいですね。


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