居眠り防止装置 NAP VIEEB PLUS II

 昨日、休日受付の郵便局の窓口へ行ったら、窓口付近で大声で怒鳴っているいい年をした男の人が耳に障りました。窓口の人ともめているのかと思いきや、職員の方は何事もないように仕事をしています。何だろうと思ってよく見たら、Bluetoothのイヤホンマイクを使ってそこから出す郵便物の書き方について不動産屋さん(?)に向かって文句を言っていたらしかったのでした(^^;)。それにしても、順番待ちで並んでいるところで大声で相手を叱り飛ばしながら話している節操のなさには呆れてしまったのですが、そんな人でも(^^;)こんなイヤホンマイクを使いこなせるほど耳掛け式の機器は一般的になったのだなと別の意味で感心してしまいました。

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 で、今回紹介するのが耳掛け式の居眠り防止装置「NAP VIEEB PLUS II」です。たまたま近所のリサイクルショップに定価の半額で新品が売っていたので試して見る気になりました。以前はこういったものを付けたまま外に出るのはちょっとという感じもあったのですが、むしろこの程度なら外から見られても違和感はないでしょう。こういうものは車から外に出る際に外すと、また戻って車を運転する際に付け忘れてしまうことが多いので、できれば付けたままにしておきたいものです。今はテレビなどでも紹介されることも多いこの製品ですが、果たしてどこまで居眠り防止に効果があるのか、先日の金沢までのドライプ中につけながら試してみました。

 この装置の仕組みは、メインスイッチを入れると、頭が下がることによってスイッチが入り、音か振動で知らせてくれます。音の方はそれほど大きくはないものの、他の同乗者がいる場合にびっくりさせるだけですし、外へ出てピーピー鳴るのも迷惑そうなので、振動の方で試しました。スイッチの入る感度はダイヤルで調整可能ですが、視線をちょっと下に落としたくらいで振動するようにセットしておかないと、無理に不自然な態勢を取らないと振動しませんので多少甘いぐらいに調整した方がいいように思います。また、スイッチが入る仕組みは中に入っているボールが動くことでオンオフがされるようになっていますので、必ずこの姿勢になったらスイッチが入るとは限りません。そうした動作の不安定さがこの製品にはあるという事を見越しておいた方がいいでしょう。本体についているダイヤルを外側に来るように装着する場合に右側にした付かないということはありますが、右ハンドルの車を運転する場合は同乗者に気を使わせないようにそうなっているのかも知れませんね。どうしても左側に付けたいという方には残念な仕様になっているようです。

 で、肝心の眠気防止効果については、深い睡魔をたちどころに撃退するだけの効果までは期待されないほうがいいかと思います。さすがに頭ががくっと落ちるような深い睡魔が襲ってきた時には動作しますが、運転中にそんなことになったらすぐに事故に直結してしまうでしょう。上で述べたように、睡魔に襲われた状態で必ず本体が作動するものではないので、自分の意志でちょっと目線を飛ばすなどして本体を動作させ睡魔を一時的に追いやるように使うのがいいかと。また、振動というのはそれほど大きくなく、ちょっと弱めの携帯電話のバイブ機能程度なので、他の居眠り防止方法との併用がいいでしょう。

 こうした体に付けるタイプの居眠り防止装置は、飲んだり食べたりしない分、体調に配慮できるものでもありますし、事前の用意はほぼ必要ないので日常的に使用できます。唯一心配なのが電池がなくなった時ですが、本体を動かす電池は100円ショップで入手できるLR41というタイプです。100円ショップには4個が1セットになったものが売られていたので(本体は1個の電池で動きます)、使用コストはかなり安いと言えるでしょう。万能とは言えないものの、こうした特性のある居眠り防止装置があればそれなりに便利に使えるのではないかと私は思います。ただ繰り返しになりますが、これがあれば大丈夫というものではありません。基本は仮眠が一番ですが、安全に休憩できる所まで行くまでのものとして、今後紹介する居眠り防止用のグッズについては考えていただきたいと思います。


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居眠り防止装置 NAP VIEEB PLUS II」への2件のフィードバック

  1. 株式会社TAKANOHA 投稿作成者

    この居眠り感知器を開発した者です。コメント有難うございます。
     「いねむりは、我慢しないですぐ仮眠」をモットーに居眠り運転撲滅運動を啓発しております。
     自動運転の車が登場するまで、眠気との戦いに終焉は無いと思っています。
    当社の製品を耳に掛ける行為によって緊張感が生まれる事は事実です。
     観光バスの悲惨な事故は、乗客の多いバスならではの事故といえます。密閉度の高い車内に
    大勢の乗客の人息によって二酸化炭素が増えて眠くなるからです。
     O2センサーも開発し、車内環境を知らせる事も居眠り運転を少なくする方法だと研究をしています。
    独りで運転していてグラグラに眠くなったら、『ベルトを緩めてズボンを脱ぐ』と恥ずかしくて目が覚める
    (笑)と言った独創的な意見も頂きました。
     630円でもっと効果がある新製品を発売いたしますので是非お試しください。
    有難うございました。
     

  2. てら 投稿作成者

    株式会社TAKANOHA 様 コメントありがとうございました。
    私は幸いにも運転自体を仕事にはしていませんので、眠くなったら仮眠を取るという事を実践できますが、そうはいかない職種の方々にとっては様々な居眠り防止グッズに頼らざるを得ないのが現状でしょう。
    ただ、どんなに効果的な方法があってもその効果が持続しないという事もあるので、違う種類の眠気覚ましの方法をたくさん持っていた方がいざという時には安心できるように思います。そちらの新しい製品についても期待しておりますので、また機会がありましたら使ってみたいと思っています。

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