光電話には転送電話が必須?

 梅雨が明けて暑くなると思ったところに雷が直撃し、ひかり電話への影響を受けている首都圏在住の方は少なくないと思います。電子機器は雷に弱いということはあるのですが、停電が起こらなくてもモデムやルータがダウンしてしまうとユーザー側ではどうにもなりません。こうした影響を受けた人が多ければ多いほど、修理の対応についても時間がかかる事が予想され、自宅のひかり電話は使えないままになってしまう恐れが出てきます。ただ、多くの人は携帯電話に連絡方法を変えていると思いますので、一般家庭における影響はそれほど多くないとは思うのですが、商売で固定電話を活用されている方には大きな問題です。

 今回、私がNTTの光電話について調べてみたのですが、もし工事の日程が決まらず、連絡は確保したい場合、考えるのが転送電話の設定です。携帯電話では無料で簡単に設定できるので、私が使っている例で言うとウィルコムの圏外にとどまる場合には転送電話の機能を使ってドコモの携帯電話に転送をかけることで、外からかけてきてくれる人ともすぐに話ができるようにしています。ウィルコムの「誰とでも定額」は転送電話の分までは無料化できないのが残念ですが、連絡が取れない方が大変なところもあるので、これはこれで便利です。

 NTTのひかり電話でこうした転送に対応するサービスが「ボイスワープ」(ひかり電話の場合、工事費2,000円 月額利用料500円(どちらも税抜き価格です))です。ただ、今回のようなひかり電話が不通になったからと言ってすぐにはこのサービスを利用できるわけではないようです。NTTのホームページでは申し込みから4日(土日祝除く営業日)かかるということなので、緊急時に申し込んだとしてもサービス開始前に回線が復旧する可能性もあります(^^)。ですから緊急時になることを見越して事前に加入しておくのがいいでしょう。転送方法にもいろいろありますが、いったん転送元の電話を呼び出した後に転送する「無応答時転送」にしておけば、電話をかけてきた相手にひかり電話が不通になっているのを悟られずに電話を受けられます。ただしその場合、ひかり電話から転送先への通話料金が請求されますのでその点にも注意しましょう。

 私自身ひかり電話を契約していないのですが、ここまで通信を担うライフラインとして従来の電話線からとって変わろうとしているのがひかり電話なので、いつまでも停電や災害に弱いからと諦めず、ユーザー側でできるこうした対応も必要になってくるのではないかと思います。個人的には転送サービスを今回のような災害や停電時などには無料にして、携帯電話やネットからでも切り替えられるようにしてすぐに使えるようにしてくれればいいのにと思うのですが、そうした対応が出てくるまでは従来のメタル回線で頑張ろうと思っています(^^;)。


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