スマートフォンをカーナビに使う場合の注意

 昨日、車で出掛けた際に、普段使っていなかったスマートフォン、PanasonicのP-07DにインストールしていたNavieliteというアプリを使って目的地までのナビゲーションを行なおうとセットしてスタートしました。しかし、いろんな要素が重なったため、最終的にはとんでもないことになりかけてしまいました(^^;)。ということで、他の方の参考になればということで、その経緯を紹介させていただきたいと思います。

 一昔前のスマートフォンとは違い、現在使われているスマートフォンの中には、純正のアダプタを使わないと使いながらだと充電していても電池残量が減っていく場合があります。私の場合もシガーソケットにUSBアダプタを繋いで給電はしていたのですが、充電していると赤く光るLEDランプが光らないのを不審に思ってはいたもののかなりのところまでやってきて、途中休憩をしている中スマートフォンの画面を付けたままにしておいたところ、気が付いたら一気に電池の残量が半分を切るようになっていたのでした。

 ここまで来で根本的な充電出力の弱さを感じ、別に用意しておいた高出力のUSBアダプタに交換したところ、本体のランプが赤く光り充電しながらナビゲーションが使えるようになりました。これで大丈夫だと思ったのですが、この後もう一つの落とし穴にはまってしまっていたことに後で気付くことになります。

 というのも、突然充電中の赤ランプが消えたと思ったらそれまで動いていたナビゲーションのアプリも落ちてしまい、ホーム画面になってしまったのです。再度車を止めてスマートフォンの表示を確認したところ、スマートフォンのアプリを動かしていることだけでも本体が熱くなるのに、さらに高出力の充電を行なうことにより、スマートフォンのシステムの方で異常な熱さを感じ、充電を中止しているということがわかりました。まだ目的地に到着していないのでカーナビを止めるわけにもいかないし、かといって充電を行なわなければほどなく内蔵電池の残量が限りなく0に近づいてしまいます。

 それでも、とりあえずは本体が熱を持つ原因の一つと考えられるシェルカバーを外し冷風をスマートフォンに当てながら動かすことで、何とか内蔵電池が空になる前に目的地にたどり着けました。ただ、帰りはとてもスマートフォンの電源を入れられる状態ではなく、スマートフォンの電源を切った状態で充電のみを行なうのみでした。今回は割と近くの場所へ行くのにスマートフォンによるナビアプリを使いましたが、旅行中、ずっとスマートフォンを使うような用途で使う場合はやはり注意が必要です。

 昨日から使い始めたNexus5も使っていると裏面のカメラの部分が結構熱くなりますのでもしかしたらカーナビとしての長時間利用には適さないかも知れません。そうした本体が熱くなるスマートフォンをカーナビ代わりにすることは何らかの対策をしない限り避けるべきでしょうし、新しく購入したスマートフォンが今まで使っている充電器でうまくアプリを動かしながら電池残量を増やせるくらいまで充電するパワーを持っているかということも事前にチェックすることが必要でしょう。

 今回は、いつもカーナビ用に使っている古いスマートフォンを持っていかなかったのがそもそもの問題だったのですが、そう考えると新しいスマートフォンだから全てが優れているということでもないということにもなります。1.5Aとか2.1Aまで要求するような新しいスマートフォンではなく、1Aあれば使いながら充電もでき、システムで充電をストップするほど本体が熱くならない古いスマートフォンがあれば、安定してカーナビ専用として使うことが可能です。

 ただこれは、使用するカーアダプターの状況によっても違ってきますので、もし今安定してカーナビにも使えるスマートフォンを持たれている場合は新しく買い換える場合でもすぐには売却しないで、今回私が試したようなテストを行なってみることをおすすめします。


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スマートフォンをカーナビに使う場合の注意」への2件のフィードバック

  1. 桃太郎@東大阪 投稿作成者

    iPhone5で充電する場合、40度を超えると充電が停止する現象が見られました。
    今の時期は大丈夫ですが、夏場は辛いです・・・

  2. てら 投稿作成者

    桃太郎@東大阪 さん コメントありがとうございました。
    確かにこれから夏になったらどうなるかという風に考えると気が重いですね(;_;)。
    夏場使用の可能性としては、車のエアコン吹き出し口に差しこんで使うドリンクホルダーにうまくスマートフォンを固定できれば、何とか直射日光を避けられればスマートフォン自体の温度が上がらないようにできるかなと思います。ただそうなると、カーナビ専用機というのは過酷な車内でトラブルなく使えるように作られているわけで、その点はうらやましくもあります。

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