エイビット ホムテル3G AK-010 3Gによるテザリングはデータ専用SIMではNG?

 前回のエントリーで紹介したように、無事にBiglobeのデータ通信回線にSIMカードを追加する形で、ホムテル3Gで使える標準SIMを入手することに成功しました。普段はドコモの通話専用SIMを入れて最大無料通話3,000円分をためることができるプランで運用しますが、使いたい時にはSIMを入れ替えて使えると思っていました。

 今回はBiglobeの高速回線をシェアする形で追加のSIMカードを入手したのですが、3G専用のSIMフリー端末であるホムテル3Gで使えるのかどうか試してみました。今回まず試したカードはデータ通信専用の標準カードで、ホムテル3Gに入れるときちんと電話番号を表示しますがもちろんデータ通信専用のため通話はできません。設定項目の中のAPNにBiglobeの設定をくまなく入力して、まず始めに試したのがシステムソフトの更新でした。

 ドコモの通話専用のSIMではデータ通信が全くできないので、新たなシステムアップデータがあっても更新することができません。そこで新たにデータ通信用の設定が済んだ後で新しいアップデータがあるか確かめたところ問題なくアクセスでき、新たなアップデートがなかったことがわかりました。

 ここで改めてテザリングを試したわけですが、何回やっても「テザリングに失敗しました」という表示が出るばかりでうまくいきません。アップデータを見に行けていて、APNの設定にも間違いはないので、何故失敗するのかがわからず、一時はホムテル3G自体の不具合も疑ったのですが、もしかしたらという疑念が1つ湧き上がってきました。

 というのも、ホムテル3Gのテザリングというのは主に音声通話とデータ通信がセットになっているカードで使うことが前提になっています。ということは、テザリングをするためには電話番号が生きているかどうかのチェックがされているのかということですね。現状では私のところには通話とデータ通信が両方使えるSIMはなく、通話専用のものかデータ通信専用のものしかありません。

 ただ、今回新しくBiglobeで追加したSIMカードにはSMSオプションを付けたデータ通信用のnanoSIMがあったので、それで試してみてダメだったら通話とデータ通信の付いたSIMカードを新たに導入するしかないわけです。

 そこまで追い詰められたことで(^^;)仕方なくnanoSIMを標準SIMに変換するアダプターを使って何とかホムテル3Gに入れてみる決心が付きました。その顛末については過去のエントリーの追記という形で紹介していますので、そちらの方でご覧下さい。結論からいうと何とか事故もなく差し替えはできました。

http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2016/01/3gak-010sim-9ba.html

 この状態でテザリングを行なったところ、全く問題なくテザリングができました。やはりデータ通信専用のSIMではSMSが使えないとホムテル3Gでテザリングができないようです。それでも、SMSオプションが付いたカードをシェアした中の1枚に付けていて良かったです(^^;)。

 ちなみに、スピードはAndroidアプリの「SPEEDTEST」で計ったところ、

・ping 139ms

・ダウンロード 1.96Mbps

・アップロード 0.29Mbps

 という結果で、遅めのADSLといった感じで何とか使えるレベルにはあると思います。今の私の使い方ではモバイルルーターが使えなくなった時にしか使わないので、こうした機能がいざという時に使えるという事がわかったことが最大の収穫でしたが、問題なのがデータ専用の標準SIMカードの使い道がなくなってしまったことです。

 まあ過去に使っていたUSB接続でLTEが使えるデータ専用モデム「L-02C」が標準カードスロットなので、このSIMカードは主にノートパソコンでインターネットをする場合に活用していこうかなと思っています。ちなみに、L-02Cについて書いた時のエントリーは以下のリンク先からどうぞ。

http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/nttdocomo-l-02c.html

 このような話というのは通話しながらテザリングを使おうと思っている人には全く関係ない話なのですが、今使っているSIMカードを活用しようとしてデータ通信専用SIMをホムテル3Gに入れて使い回そうと思っている方は、私と同じ失敗をしないように十分気を付けてくださいね(^^;)。


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