あなたのネットスキルが試される? Flash Player 導入時の注意

 パソコンがウィルスに感染する原因には様々な場合がありますが、メールの添付ファイルを開かないことだけで全てを防ぐことはできないでしょう。中にはサイトを開いただけでウィルスに感染してしまう場合もあります。

 その原因の一つとして言われているのが、Adobe Flash Playerの脆弱性を狙ったもので、Windowsパソコンを使っている方はWindows Updateの実行とともに、Adobeのホームページから新しいFlash Playerのバージョンが発表になった通知が来たら、早めに新しいバージョンに上げておくことも未然にウィルス被害を防ぐためには必要だと思います。しかし、Flash Playerのアップデートには気を付けないといけない点があります。

 ここを読まれている方の中に、インストールした覚えがないのにいつの間にかパソコンに常駐し、定期的に動いているソフトがいきなり見付かり不安に思った方もいるかも知れません。実は、そのソフトは勝手にインストールされたわけではなく、何かのフリーソフトをインストールした際に同時にインストールされるようにパソコンをご自身で操作した可能性があります。このFlash Playerをインストールする場合にもその可貯性はあるのです。

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 上の画像は小さくて見にくいかも知れませんが、Flash Playerをインストールする前の確認画面で、オプションのプログラムとしてMcAfee Security Scan Plusをインストールするチェックが自動的に入っています。このソフトはウィルスではありませんが、単にウィルスを発見するだけて駆除機能のないフリーソフトです。このまま入れているとパソコンの動作が遅くなる場合がありますので、この画面が出たらチェックを外し、一緒にインストールしないようにするのが大切です。でも、このような宣伝行為をやってもMcAfee にはいいことはないと私などは思うのですが(^^;)、考え方を変えれば、誰のパソコンでも、そこにMcAfee Security Scan Plusが入っていて定期的に動いているかどうかでその人のネットに対するセキュリティのスキルがわかってしまうことになります(^^)。

 知らないで入ったまま使っている人は、同じ手口で悪意のあるプログラムを仕込まれたとしても、今回のケースと同じように自分の意志でインストールをしないことも選べたのに、そのままインストールしてしまった負い目を持つことになります。文句を言っても相手に居直られてストレスだけがたまるような事も考えられますので、フリーソフトを導入する際には何も考えずに画面を進めるだけではなく、どういう処理をこれから行なっていくのかと考えながら慎重にインストールするように心掛けましょう。そして、今自分のパソコンにMcAfee Security Scan Plusが入っているかを確認してみてください。ソフトのアンインストールは、Windowsの場合「コントロールバネル」から「ソフトのアンインストール」でできると思います。


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