先週の旅の報告

 今週は台風の接近のためどこへも出掛けられませんが、先週末、毎年用事があって行っている京都へ行くために車中泊してきました。一週間ずれていたら大変なことになっていましたが、天候が悪い場合は車での旅自体を諦めていたかも知れません。当初は土曜日の朝早くからいろいろと回ろうかなとも思っていたのですが、翌日の日程もハードなので前日観光は止めにして、土曜日の午後7時過ぎに静岡市内を出発しました。

 翌日の用事は午後からなので、全く急ぐ旅ではありません。運転しているトラックの後ろに付きつつ、時速80~90kmくらいで安定したペースを保って進んだところ、燃費は21km/lくらいまで伸びました。高速道路で遅い車を追い抜くような走り方をしていると、せいぜい17km/lくらいしか伸びなかったので、改めて運転の差で燃料消費を抑えることができると実感しました。

 このくらいのペースで走ると静岡インターから目的地の大津インターまではインターネット検索で出てくる時間の3時間よりも1時間くらい余分にかかります。途中で休憩をとらずに走ることは危険ですし、渋滞があった場合の事も考えつつ、決まっている時間に合わせなければならない時はかなり早いのではないかと思うような時間に出発するのもありでしょう。途中の時間調整は十分できることですので。

 で、だいたい土曜日の午前0時前に名神高速の大津インターチェンジに着き、車中泊の準備を始めました。売店の前で固まって騒いでいるグループはいたもののそれほどうるさいわけではなく、今回のために用意した電池式の扇風機の音の方が耳元で大きいくらいだったので、車内で寝るには支障がありませんでした。車内のセッティングをするには中でランタンを使う必要があるのですが、何もない状態でランタンを付けてしまうと中が外から丸見えになってしまうので、まず車の中を見られないように目隠しをします。車内でランタンを付けたまま銀マットで作った目隠しをはめこみ、外から光が漏れていないか確認します。外から見て全く違和感がなければ大丈夫です。これで中での着替えもベッドメイキングも問題なくできるようになり、安心感が私の場合は増します。

 車中泊をしたのは8月27日から28日の土曜から日曜に掛けてだったのですが、普通車の空きスペースも多くあり、過去の経験からサービスエリアと出口が隣接し、朝起きたらすぐに一般道に下りることのできる大津インターチェンジが気に入っています。通過する車が多くうるさいような印象があるのかも知れませんが、私には全く気になりませんでした。寝る前に周りに停まっている他の車が気になったのですが、多くの車は単にシートを倒して仮眠を取っているような方がほとんどで、少なくとも大津では私のような車中泊派はごくごく少数派でありました。

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 その後、インターからすぐの所にある京阪電車の浜大津駅隣にある、浜大津駐車場に車を置きます。そこで特定の乗車券を購入すると一日駐車券が500円で購入できるというパークアンドライドの仕組みがあるので、午前7時前に駐車場に着いたのですが、何やら駅に向けて写真のように大行列ができているのを見て愕然としました。駐車スペースは駅入口近くを確保できたので車で来た人たちが主ではないようでしたが、これから京都へ行くのに長い時間待って乗らないといけないかと一瞬思ったのですが、この列は電車待ちのための行列でない事がだんだんわかってきました。

 実はこれは、今年冬に公開される映画「けいおん!」のラッピング電車が走ることになった記念として、当日朝の7時から特製乗車券を売り出し、この乗車券を持っている人限定の車両撮映会があるという事での行列だったのでした(^^;)。後から見たネット情報によると前夜から行列に並んでいる人たちもかなり多くいたようで、列の長さもものすごいことになっていたようです。これでは遠方から車で来ていたとしても(浜大津駐車場は24時間営業)、車中泊をして待つという選択にはならないでしょう。

 行列に並ぶこと自体もイベントの一環と思えば苦ではないのでしょうが、こうしてみると私などはまだまだですね(^^;)。次回はもう少し過酷な日程を組んでみようかとも思ってしまいます。

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