OLYMPUS コンパクトデジタルカメラ XZ-1

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 ブログに載せる写真を撮る場合、上の写真もそうですがそのほとんどは携帯電話やスマートフォンのカメラ機能で足りると思います。常に持ち歩いているため撮りたいものがあればさっと取り出せますし、防水機能があるものなら天候も選びません。それでもあえてコンパクトデジタルカメラを私が持ち歩くのは、高性能なのはわかっていても大きくて重い一眼レフやミラーレスカメラを常用することは難しいと思っているからです。

 今回購入したのは、発売されてからそろそろ3年は経とうとしているオリンパスのXZ-1というカメラです。このカメラの最大の特徴は他のコンパクトデジタルカメラに比べて良いレンズを使っているということです。オリンパスのレンズというのはそれに付けられている名前によって性能が違うと言われ、カメラがデジタル化された今になっても「瑞光レンズ」から始まる「ZUIKO」というブランドは何のデジカメにも付いているわけではありません。そんな中でもF1.8からF2.7という明るいズームレンズは時が経っても色あせるものではないので、小さいサイズのデジカメで画質のよい写真を撮りたいと思う人にとっては魅力あるものになっています。

 ただ、デジタルカメラの世界は光学性能がよければいいかというとそんなことはなくて、画像処理のための内部回路であるとか、レンズを通して光を受ける素子の部分などが技術の進歩とともに良くなっていき、だれでも簡単にきれいな写真が撮影できるコンパクトデジタルカメラも出てきています。ただ、そうしたカメラは人気も高く値段も高いのが玉に瑕です(^^;)。評価の高いモデルは実売でも10万円を超えるモデルもめずらしくありませんし、そこまでして高性能なコンパクトデジタルカメラを買うなら、大きい一眼レフカメラを買っていざという時に持ち出した方がいいかと思っています。今回このカメラは旧機種で今さら買う人も少ないということか、純正のケースといっしよに1万5千円を切る価格でネット販売されていたので、先日ここで紹介した、併用しているRICOHのCX6というカメラと電池および充電器(XZ-1は本体充電のため充電器が付いていません)が共通で使えるので、このカメラも一緒に常用しようななと思って注文してしまいました。

 今のデジタルカメラでは、光を受ける素子として搭載されているのがCMOSになっていますが、XZ-1が採用しているのは以前は多くのデジタルカメラで採用されていたCCDになっています。CCDは高感度での撮影にどうしてもノイズが乗ってきまして、XZ-1の場合、高感度撮影で我慢出来るのはISO400が限度と言われています。それを補うものとしてレンズの明るさがあるのですが、夜景などをノイズなく撮影する場合は適正露出を出すためのシャッタースピードがどうしても遅くなってしまい、三脚の使用が必須となります。それでも、日中の風景を撮影するのには十分な性能で、あくまで他のカメラとの使い分けが大切だろうと思います。

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 私はカメラの扱いについては人様に色々言えるような立場ではありませんが(^^;)、旅先で素晴らしい風景に出会った時、いろんな設定を試しながらそれなりに自分で納得のできる写真を撮影するための道具としては、まずは十分使えるカメラだと思います。もちろん、レンズ交換式のミラーレスカメラや一眼レフカメラを使えばカメラ任せでもそれなりに素晴らしい写真を撮影できるのではないかと思われます。本格的な撮影のための旅ならそうした装備を持って出られますが、そのために普段から大きくて重い機材を常にバッグに入れて運ぶことはできません。動くものや遠方のもの、暗い室内の撮影には適さないかも知れませんが、上の写真はたまたま近所の道端にあった花にミツバチが来ていたので撮影したのですが、このように屋外でちょっと気になるものを撮影するような感じでしばらく持ち歩きたいと思っています。


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