普段の生活の中ではあまりラーメンを食べることはないのですが、旅に出るとなぜかインスタント食品を食べたくなるというのだから不思議です。このブログでも過去にインスタントラーメンの類は何回か紹介してきましたが、袋麺のように調理の手間がいらず、ミニラーメンのように一回の食事としては物足りないものでもないものというと思い浮ぶのはいわゆるカップ麺の類でしょう。
現代の車中泊の旅では、コンビニエンスストアに飛び込みさえすれば、カップ麺とお湯を得ることができますから、容器いらずでいつでもラーメンを食すことができます。容器をパッケージと一体化し、特別な調理をしないでお湯を注ぐだけで食べられるようにしたアイデアは今さらながら素晴らしいと思います。アウトドアでの利用の他、災害時にも役に立つカップ麺は常時ストックしておいて、賞味期限が来る前に旅先で消費するようにすれば実に効率のよい非常食として使えるというのも嬉しい事です。ただ、そのように用意しているものを持っていくということになると、お湯の調達とカップ麺そのものがかさばることを考慮して出掛けなければならないでしょう。ただ、私の場合、前回紹介したようにさまざまな器とともに車中泊の旅に出るので、カップに入ったインスタントラーメンのかわりに写真のものを非常食兼お出掛けの際の食料としてストックしています。
以前はなかなかスーパーやコンビニで見掛けることがなかったカップヌードルのリフィルタイプですが、最近では近所のスーパーにもそこそこの安値で置いてあります。登山用品店にも置いてあることが多いですが、そこでは定価ベースなので、安く買えるスーパーが近くにあるのはいいですね。このタイプのヌードルの場合、お湯がだいたい330ml必要だということで、snowpeakのシェラカップでは作れないのですが、ロッキーカップ型のベルモントの深型シェラカップ480なら何とか入ります。フタも別途用意しているので、お湯と計量カップがあれば(この点はメモリ付きのシェラカップで代用可能です)カップ麺と同じ味が楽しめるようになります。日清ではリフィルタイプのヌードルを食べるために、電子レンジで水から作ることのできるガラスのカップの他、フタのある専用のプラスチック容器を用意しています。ガラスの方は自宅で食べるには便利でいいのですが、外へ持ち出すにはその材質ゆえに躊躇するので、最初はプラスチック容器を車に積んでいました。しかし、プラスチック容器は匂いがこもってしまうので、きちんと洗える環境にない旅にはだんだん出動する頻度が下がり、最近は匂いの付かないチタンのカップで作るようになっています。
現在、このリフィルシリーズはカップヌードルのしょうゆ味、シーフード味、カレー味の他、どん兵衛きつねうどん、同じく天ぷらそば、チキンラーメンがあります。個人的にはカロリーを抑えたLightのシリーズがラインナップに入ってくれると嬉しいのですが、あとはいつでもカップヌードルと同じように手に入るかがカギになるような気がします。
車中泊の旅も長くなるとどうしてもゴミの増量対策をしないとまずいですから、袋麺程度のパッケージで、お湯を注ぐだけで美味しく食べられるこのシリーズは、お湯のみを用意するだけで何とかなるので、私のような積載スペースのない車で車中泊の旅へ行くのには持っていくと安心します。今後の展開は不透明かも知れませんが、私が車中泊の旅をしているうちは、なくなってほしくないものであります。