Google Nexus 7 その6 外付キーボードとマウスで最高の入力環境を作る

 一般的にアンドロイドやiOS搭載のiPhoneやiPadでキーボードから入力するためにはbluetoothで接続するキーボードを使うのが一般的だろうと思います。Nexus 7用にも本体の画面を保護するケースとしても使え、まさにあつらえたような小型のbluetoothキーボードが売られていますが、セットで持ち出せるコンパクトさはともかく、ノートパソコンのキーボードと比べても満足に入力を行なえるだけのものではないでしょう。少なくともノートパソコンと同等に日本語入力をしたい場合にはもう少し大きなサイズのキーボードを選ぶべきでしょうし、個人的には以前紹介させていただいたNintendo DS用に売られていたポケモンキーボードくらいの大きさのものは必要ではないかと思います。

 ただ、Bluetoothキーボードはどうしても売っている数自体が少ないということもありますし、自分の手になじむキー配列や打ちやすさを追求したキーボードを使うためには別の選択もあります。というのも、Nexus 7はbluetoothによる無線接続だけでなく、ケーブルによる周辺機器接続をサポートしています。さらに前回紹介したようにUSBハブをホストケーブル経由で接続すれば、キーボードとマウス(トラックボール)を同時に使う事ができます。使用する機器に制限はないので、USB接続のものならまず普通に動きます。というわけで、手近にあったキーボードとマウスをつないでみました。

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 このキーボードはpfuのHappy Hacking Keyboardの廉価版でLite2というものですが、キーの打ちやすさはProfessionalには劣るものの、キーボード本体に2つのUSB出力端子が付いているので、別にハブを付けなくてもマウスやテンキーを付けて同時に使えます。このように、安価なUSB接続キーボードでもいろいろ便利な機能が付いているものがあるので、持ち運びをするためのサイズとキーの大きさなどのバランスを考えて選ぶのがいいでしょう。もちろんこのキーボードはUSB接続のものですから普通のパソコン用のキーボードとしても使えますので、入力のしやすさにこだわって購入するのもいいのではないでしょうか。

 マウスについても手に馴染むものであったり、そもそもモバイルで使うことを前提にするという事でしたら、マウスパッドのいらないトラックボールの方がいい場合もあるわけで、使われる方の使用条件によっても必要なものは変わってくると思います。写真に写っているのはかなり昔に購入したモバイル用のマウスで、光学式ではありません。とりあえず新たにマウスを購入することもないと思うのでこのまま使いますが、スタンドにNexus 7を立ててキーボードから入力するように使っていると、やはり画面をタッチして使うよりもマウスやトラックボールでアイコンを選択したり画面をスクロールする方が楽ですので、安いものでもキーボードとセットでそろえておけばパソコンと比べても違和感なく使えるようになってくるでしょう。

 ケーブルで周辺機器をつなぐ事についてのメリットとして、無線のように設定する必要がなく、うまく繋がらない場合があったとしてもケーブルの抜き差しで解決する場合が多いということが挙げられます。Bluetoothでの接続はいったん繋がってしまえばわずらわしいケーブルから解放され、Nexus 7を使いながら充電できるというメリットももちろんありますが、いざ使おうと思った時に突然接続が切れてしまって設定の方法がわからないなんてことになったらストレスがたまりますし、Bluetoothを使う周辺機器は電池を使うためどうしても電池切れの場合も出てきます。本当は無線でも有線でもどちらでも使えるキーボードが出てくれればいいと思うのですが、もし自分の回りに小型のUSB接続のキーボードがある場合はまずは接続してその扱いやすさを体験してみるのもいいかも知れません。


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