パソコン・スマホと「専用機」との差を把握した上で使い方を考えることのすすめ

先日、母親のスマホで急にカメラアプリを立ち上げて写真を撮ろうとしても、シャッター音がするとそこでアプリが落ち写真も撮れていないトラブルが起こった話について書きました。昨日は、あまりCPU性能の高くない私の通話用スマホでも同じような症状が起きてしまいました。

通話用のスマホ(Rakuten Hand5G)にはSDカードスロットはないため、本体を再起動しただけで普通に使えるようになりましたが、製品としてのデジタルカメラとスマホの機能の一つのカメラとの違いはそういう所にあると思います。

たまたまネットウォッチングをしていて目についた話の中で、「製品としてのワープロ」と「パソコンのソフトとしてのワープロ」の違いについて書かれたものがありました。現状は、もはやワープロ専用機というものは姿を消し、今はパソコンやスマホ、タブレットにプリンターを繋いでの文書作成が当り前になっています。

私がワープロを使う場合は、単なる趣味の延長なので、突然ワープロソフトが立ち上がっても謎の原因で落ち続けたり、OSのアップロードとともに起動できなくなっても、それは仕方がないなとしか思いませんが、製品としてのワープロにはハード的な故障で使えなくなることはあっても、内部のソフト的なバグによって使えなくなれば、出しているメーカーの資質を問われることになります。逆に言うと、だからこそ企業などでは高いお金を出してワープロの専用機を使っていたということもあるのでしょう。

スマホのカメラとコンパクトデジカメを比べた場合、もし内部ソフトが原因で起動不可になってしまった場合、メーカーの方での対応(内蔵ソフトのアップデータ提供など)が求められるのに対し、スマホのカメラアプリが不具合を起こしたとしても、それは個々のスマホに入っている多くのアプリやデータが影響しているかも知れないので、メーカーがすぐに対処策を出すということは普通ないでしょう。

人によっては、どんな無茶な使い方をしていても、安定して全てのアプリが動かないと困ると思う人がいるとは思いますが、そうした要望を全て叶えるような製品は、今のiPhone以上に高額になってしまうでしょうし、多くのメーカーはそうしたスマホを出すことはないと思います。それだけいざという時に背負うリスクが出てきますし、高額であればそれほど台数は売れないと思うので、少数ユーザーのためにユーザー対応を個別に行なう手間を考えれば、ユーザーは性能に応じた使い方をするとともに、もしトラブルになった場合の回避方法を、ソフト的なものだけでなく、ハード的なものについても考えておいた方が良いと思います。

私の場合は、スマホを二台体制にすることで、どちらかが使えなくなっても別のハードで急場をしのぎつつ、トラブルになったスマホの復旧を行なうような事を実践しています。また、パソコンについても、複数台を同時に使うことで、更新などでしばらく再使用に時間がかかるような場合でも作業をストップさせずに行なえるようにしています。

コストを掛けずに、安く色々な事を楽しむためには、あらゆる事に利用可能なスマホ・タブレット・パソコンを複数用意し、トラブルが起きることを前提に使うことがまずは必要かなと思います。そうした対策を行なっていれば、パソコンやスマホがあれば、ちょっとした外付のハードを加えることだけでも色々なことを専用家電を買わずにできるので、その点では良い環境に今はあると思っています。

カテゴリー: モバイル関連コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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