中心の気圧が1,000ヘクトパスカルと、必ずしも大きくて強力な台風だとは思わなかった2022年台風8号は、最近あまり行き来がなかった遠方に住む友人からも心配してくれるLINEが入るほど、静岡県を通って伊豆半島に上陸し、抜けていきました。
昨日は早朝から起きていたのですが、未明にはいったん雨は小康状態になったものの、時間が経つにしたがってものすごい雨になりましたが、それはまだ上陸前のことでした。その後雨も風も強くなったり弱くなったりを繰り返しつつ、夕方には伊豆半島に上陸し、関東方面に抜けていったものの、まだ大雨の危険性が去ったわけではないというのが厄介です。
実際の被害については無く、自宅に留まることで安全は確保されていたので、結局昨日は買い物にも行かなかったので、食事の内容が冷蔵庫の残りものを使って作ったというくらいがストレスだった程度で、今このようにブログ記事を書けている幸運に感謝したいのですが、少し前に朝鮮半島を直撃した台風の影響で日本の東北や北海道地方に大雨が降ったというような、台風とは直接関係ない場所での大雨ということもありえます。
今回の台風では、私のいる静岡市では市街地はそこまでの被害がなかった代わりに、南アルプスに迫る山間部では複数箇所のがけ崩れが起き道路が塞がれ、一部の地域では孤立している場所もあるということで、やはりお盆だからと言ってキャンプを強行するような事はすべきではないと強く思いますね。と同時に、私が今情報収集している中では、レジャー中の事故のようなケースは報道されていないということです。
今回の市街地被害で目立ったのは、農業用のビニールハウスや建設作業用の足場が崩れたりしたことでしたが、そんな中で全国に報道されてしまったのが、危険な時間帯に外に出て転んで怪我をした人がいたという報道でした。農業をやっていたり、自宅と別な場所で商売をやっておられる方については、どうしても外の様子が気になるということはあると思います。ただ、今回転倒された方も、打ちどころが悪かったり、風で飛んできた大きなものにぶつかったりしたら命の危険があります。
避難するなら事前に済ませておき、逃げられない場合には垂直避難をして助けを待つというような、まずは自分やご家族の命を第一に行動することを考えることをおすすめしたいです。そんな中、持ち出すものを最少限にするために、色々と自分でも考えています。今の季節はまだ暖かいですが、それでも水害で水に長時間浸かってしまうと、「明かり」「情報」もそうですが、「温かい食事」を作ることのできる装備も必要な場合もあるでしょう。前回のブログで紹介したようなアルミ缶で簡単に自作できるアルコールストーブは、いざとなれば消毒用のアルコールを燃やして暖を取ったり、湯沸かしもできます。もし何も持たずに逃げても、避難所にあるものを使えばそれほど難しくなく作ることができますので、今後も色々な災害時のノウハウについて提供することができればと思っています。