日常生活全般にかかる食料について、値上の季節が近づく中で、今のところそこまで値上げの影響を受けないものもあります。最近は糖質を避けるために敬遠されがちではありますが、我が家での主食はずっとお米なのですが、このお米こそが国内で多くの量が生産されていることもあり、価格の影響を今後も受けにくいと言われています。
お米の価格は銘柄によりピンからキリまでありますが、我が家では北海道のゆめぴりかを好んで食べていますが、だいたい5kgで二千円強といったところですが、手に入らない場合は他の銘柄にも手を出しますが、1,500円くらいのお米でもおいしくいただけます。
ちなみに、5kgは約33.3合なので、三人家族なら10食分くらいになるでしょうか。一人だと一合は多いという方もいるかも知れませんが、男性の方なら一食分と考えると、お昼は外で食べるとしても朝二合炊いて残りを冷凍するようにすれば、20日分くらいは食べられる量です。自炊はしなくてもお米だけは自宅で炊く生活をしていれば、食費はそれだけでも節約できるのではないかと思います。
今回こんなことを書くのは、様々なキャンプめしを紹介するサイトや動画がアップされているものの、やはりお手軽なのがメスティンやキャンプ用の鍋を使って米を炊くことが何しろ簡単であるということです。
この写真は、先日衝動的に立ち寄ったモンベルストアで購入してしまった「モンベルアルパインクッカー9ディープ」(アルミ製)とアルコールストーブを使って「自動炊飯」をした際の出来上がりの写真です。一合が上手に炊けるこのコッフェルは目盛りが400mlまであり、お湯を細かく注ぐことができる口が切ってあるので、出先で何か調理しようと思った時にはコンパクトに纏まっていながらヤカンと飯盒の代わりになるということで購入しました。
アルミ製なので全体に熱が回ることから、こんな風に適当にやっても失敗しないで一人用のご飯にありつくことができます。ちなみに、一合のお米を自動炊飯(アルコールストーブに火を付けて火が消えたらタオルで包んで蒸したあといただく、火加減の調整が必要ない炊飯方法)するためのアルコールの量は、私の持っているアルコールストーブの場合、だいたい今季節で20mlといったところです。薬局に行くと、安いところでは税込330円で500mlのアルコール燃料が買えるので、一合の自動炊飯なら、燃料代は一回分で約13円というところです。
個人的にはそこまで節約生活をしている感じではなく、単に持っている道具を使って一人分のご飯を効率的に炊くということを突き詰めているだけなのですが、お米中心の食生活にしておくと、何も考えなくても急にライフラインがストップした場合でも、水とアルコール燃料を常備しておけば、残りのお米があれば一合ずつでも炊いて温かいごはんを頂くことができるようになります。別に缶詰でも余分に買っておけば、災害時の食事としても十分ですし、コストもかかりません。
また、少食であったり炊きすぎた場合でも密封容器に入れて冷凍しておけば、いつでも電子レンジを使って食べたい時に食べることができる「冷凍食品」として日々の食生活を支えてくれるのがお米ではないかと思います。今後の小麦製品値上げという状況を悲観するのではなく、日本では昔から食べられてきたお米というものを見直すきっかけになってくれればいいなと思う次第です。