200whクラスのポータブル電源と60Wクラスのソーラーパネルでも使うものを工夫すれば十分実用になる

車中泊とポータブル電源と言うと、一つのポータブル電源であらゆる家電製品、特に車中泊の車内で電子レンジを使えるように、出力が家庭と同じ1500Wくらいまであり、容量も一晩中暖房や冷房を賄えるくらいの大容量のものが重宝されるとは思いますが、私が持っているものは複数あるものの、そのほとんどが容量200whの最小のもので、出力もせいぜい300~600W(本体の設定で高出力にも対応はする)がせいぜいです。

これだと当然普通に家庭にある調理器具やストーブ、エアコンなどは使えませんし、スマホやタブレット、パソコンを充電しながら使うのが主になってしまうのは仕方のないことです。ただ、私が車中泊のブログを書いていく中、あえて車内で家電製品を使わないでどこまでできるのかというスタンスで色々品物を揃えてきたこともあり、いかに少ないものでやりくりをするかということで考えていたので、現在ポータブル電源については最小サイズで回しているという感じもあります。

実際のところ、メーカーが出している容量200whクラスのポータブル電源でも、器具を選べばそれなりに車内調理は可能で(200W台の調理器具もあり)、ポータブル電源でモバイルバッテリーやエネループを充電できるだけでも使える器具は増えるので、全く使えないということはありません。今回は、そうした小容量のポータブル電源と、私が最初に購入した、大き目のポータブル電源を充電するには心もとない60Wのソーラーパネルの使い方について書いていきたいと思います。

ソーラーパネルの発電量というのは、それが60Wのパネルで快晴でも、日の出の時にベランダに出しても出力は30W出ていれば良い方で、その後40Wくらいまでは上がるものの、半分くらいの発電量になれば良い方です。きちんとパネルの正面に日を当てれば、もう少し出力を上げられるのかも知れませんが、さすがにそこまで太陽の動きに合わせてパネルを動かすことは難しく、出しっぱなしでもこれくらい発電するならまあいいかという感じで妥協しています。

もし、200whのポータブル電源がすっからかんになってしまって、もう少し出力を上げたい場合には、もう一枚ある120Wのパネルを接続して、合計180Wにして接続するのですが、この場合でもベランダに吊るしての出力はせいぜい100W前後というところが実際のところです。ただ、そのくらいの出力でも空になったポータブル電源は3~4時間もあれば満充電できるので、狭い自宅のベランダで単に吊り下げただけにしては普通に充電はできるので、今のところはこの状態を続けています。

今回は、60Wのソーラーパネル一枚だけを使って充電をするケースについて紹介しますが、最近はわざわざ高い電力消費をする器具を使うことは少なく、日常的には主にスマホ・タブレットの充電の他、モバイルモニターを繋いで動画視聴に使うぐらいで、そうした場合の消電電力は10~20Wくらいがせいぜいです。20Wで連続使用しても、200whの容量があれば、10時間は一度に使えますので、日々使うならそれくらいで十分なのです。

ただ、毎日太陽が出るわけではないので、貴重な晴れ間があれば、充電はしたいもののそんなにバッテリーは減っていないということが良くあります。そんな場合には、あえて低出力の60Wのソーラーパネルを単体で使って充電するということを行ないます。
例えば、20%使用で残り80%ぐらいある場合、日が出た当初60Wソーラーパネルをバッテリーにつなぐと、充電時間は2時間弱と出ました。その後、太陽が上っていくうちに発電量が増えるので、実際のところは1時間もあれば20%だけの充電は完了します。自宅のベランダでは朝から大体午後2時くらいまでは日が当たりますので、今の時期は発電のできる時間は快晴時で5~6時間くらいなので、それまでに充電が終了するくらいの残量があるなら、低出力のソーラーパネル単体で充電するのも十分にありなのです。無理をしないで充電できそうな時に充電するというような、ゆるいやり方をするようになって、かなり精神的に楽になりました。

逆に言うと、ベランダで2枚のパネルを設置しても、発電できて一日の発電量が400~500whくらいなので、高容量のポータブル電源を持っていても、一日で充電が完了しないということになってしまいます。ですから、今後ポータブルバッテリーを購入するということはあっても、1000wh以上のものは日常的にローテーションして充電することは難しいと思います。小容量のものを物色しつつ、日々の電気の使い方を模索しながら、小さな容量のポータブル電源を複数使い回しながら、小さなソーラーパネルを継続して使うことに私の環境の場合には意味があると思っています。とりあえずはノートパソコンとスマホ・タブレット・モバイルモニターの充電はソーラーパネルから充電したポータブル電源で賄えるようにすることで、実際に車中泊の旅に出ても何とか車内で電子機器を使うための電力は賄えるのではないかと思います。

ちなみに、車中泊旅行にソーラーパネルとポータブル電源を持って行く場合、大きなパネルは持って行かず60Wのもの一枚で十分そうな感じがします。200Whクラスのポータブル電源であれば、シガーソケットからの充電をするための出力も大体100Wくらいはあるので、天気が悪かったり夜間でも走行していれば充電でき、2~3時間で空の自前ポータブル電源を満充電にできます。車中泊場所まで走る場合にも到着時間をカーナビアプリで計算しつつ、計画的に移動することで十分にポータブル電源を充電できます。そういう意味でも、複数の小容量ポータブル電源の用意をするのが、私のやり方には合っているような気がしますね。

カテゴリー: ソーラー自家発電 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA