電車移動や行列必須のイベント用の椅子はできるだけ場所を取らず余分な部品がないものの方が良い

先日購入したワークマンの背もたれ付き折りたたみ椅子は、狭い自宅にお客さんが来た時の客用椅子としてかなり便利なことがわかりました。常に出している必要はなく、折りたたんで収納袋に入れるとバックパックに余裕を持って入るので、今現在は少し大きめのバックバックに、これも先日紹介した折りたたみコットと、簡易寝袋としても使えるシーツと一緒に入れています。いざという時はそのバックバックを担いで行けば、二畳くらいのスペースがあれば、どこでも生活空間になります。将来的にはコンパクトになるテントかツェルトなどを加えることで、バックパック一個でどこでもプライバシーも確保できるような装備にしたいとは思っていますが、今回は別の椅子の話をさせていただきたいと思います。

電車を使っての旅行の場合、問題なく乗り継ぎができれば良いのですが、トラブルや利用者集中などでホームで長いこと待たされるということも普通にあります。そんな場合、多くの人がいる中で地ベタに直接座ることなく体を休めるための椅子ということを考えると、置いた時の専有面積はどうしても背もたれ付き折りたたみ椅子というのは大きくなってしまいます。イベントや花火大会などゆったりと座って見るためにはこうした椅子は適してはいるものの、ちょっと出して狭い空間内でも他の人の邪魔にならずに座るということになると、別の観点から椅子探しをする必要が出てくるのです。

そんなわけで、小さくて軽くて、さらに簡単に組み立てられてかさばらない、背もたれがない椅子というものを探していたのですが、当初はロゴスのワンタッチで折りたたむことができ、フレームがジュラルミンで丈夫な「キュービックチェア」の購入を考えたのですが、座面がおよそ20センチとかなり小さいのがネックでした。耐荷重目安が120キロもあるので、体の小さな人であればベストな選択ではあるのですが、今回はネットでのレビューを参考にしながら、別の組み立て椅子をチョイスしました。

収納状態のパッケージはスマホと比較してもかなり小さいことがおわかりでしょうか。32cm×10cmのサイズで、全体の重さは520gと、背もたれ椅子と比べたら、その座り心地は劣るものの、これだけ小さく済むというのだけでも私には魅力です。

そして、椅子を組み立てたのがこれです。フレームを組み立てた後、座面をはめ込むという背もたれ椅子と同じ組み立て方をするもので、フレームはジュラルミンではありませんが比較的しっかりしたアルミニウム合金で、座面も約30センチ四方あるので、私でも何とか体を預けて座ってもそこまで大変ではありません。耐荷重の目安は100キロとなっていますが、これも必要十分で、設置にそこまでスペースを取らずに座ることができます。

また、この製品の特徴は座面の布にマジックテープとポケットが付いており、片付ける際には足を折りたたんだものをポケットに入れ、座面の布を巻きマジックテープで止めることで、座面が収納袋の代わりになっています。これは特に旅先で組んだり片付ける時に、収納袋を失くす心配のない、良いアイデアではないかと思います。重さも仕舞寸法も問題なく、これであれば例えばバックパックと折りたたみ椅子が一緒になった製品を買うよりも、かなり実用的に使える椅子になると思います。

また、背もたれ付き椅子と組み合わせてこの椅子を足載せにしたり、耐荷重が100キロあるので荷物置き用として使ったりもできます。組む場合にはちょっとしたコツが必要ですが、布を伸ばしながらフレームをセットする際には、4つの穴のうち2つにバックルが付いていて、最初フレームをバックルの無いところに差した上で、バックルを持って布を引っ張りながらフレームを穴に差し込むようにすると、それほど力を入れることなく組み上げることができます。耐久性がどうかという点はありますが、私は今回アマゾンで2,000円弱で買えたので、布が破損した場合には追加購入をしながら余ったフレームはスタンドや、上に板を置いてテーブルとして使うのも有りだと思います。

このようなキャンプ用品というのは、結構日常的に使えるものが多いので、登山やキャンプはやらないという人でも注目してみると、普通のホームセンターに置いてあるものとは一味違った使い勝手を感じることができるでしょう。

HADUKIアウトドアチェア


カテゴリー: 車中泊のための道具考 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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