自粛期間中に思う夏の車中泊の難しさとその対処方法

日本列島は全国的に猛暑に襲われていまして、さらに今週末には台風の直撃を首都圏が受けることが心配されています。昨日の静岡市の最高気温は34.2℃でしたが、連日日本国内の最高気温は40℃に迫るくらいのところも出てきています。

感染症の予防というのはもちろん必要ですが、熱中症への対策も考えていかないといけません。外出の際には水を用意することと、塩飴を持ち、汗が出過ぎた場合に備えているものの、用意した水を飲み干したらコンビニや自販機の飲み物を補給することも必要でしょう。

ただ、感染症の関係もあり、まだ日が高いうちから自宅に籠もって過ごすような事をしていると、さすがに窓を全開にして扇風機を付けるだけでは熱い風を受け体温も上がっていきそうな感じがして、エアコンのお世話になることになってしまいます。

当然、無理をせずに自室にいる時にはエアコンを付ける事は推奨されることではあるのですが、体が冷房に慣れてしまうと今後夏に車中泊の旅をする時に、とても車の中では寝られないのではないかと思ったりもするのです。

車自体に家庭用エアコンを設置してオールシーズン快適に車中泊ができるように環境を整えている方もいるでしょうが、私の場合は普通車での車中泊が主なので、車で走行中に車のエアコンを使うことはできても、車を適当なところに停めて車中泊をする場合にはエンジンを止めるのが普通なので、実際に夏に車中泊をするということになったら、様々な夏用の車中泊対策をするだけでなく、体も夏の暑さに慣らさないと車中泊の旅自体が危険なものになってしまいます。

それは、スマートバンドをはめて毎日の睡眠の状態をモニターしていると思うのですが、やはりエアコンを付けて室温を下げて床につくのと、窓全開で扇風機を使うだけの場合とは寝入りの時間からトータルの睡眠時間まで変わってきてしまいます。過去にはアイスノンのような冷たい枕で首筋を冷やしながら外からの風と扇風機だけで寝ていたこともありますが、恐らくそれでは十分な睡眠を取ることは難しいと思います。

これは自分でも経験があるのですが、連日睡眠不足のまま運転を続けていると、運転していて落ちそうになるような状況になり得ます。その際は早めに車を停められる所を探して仮眠を取る必要に迫られますが、遠方の目的地に向けて車中泊をしながら旅をするような場合には、旅の日程そのものに影響が出るだけでなく旅先で大きな事故を起こす危険すらあります。

私がこのブログを始めた頃とは車中泊についての環境も変わり、普通車でもやろうと思えば何とか車内で寝られそうなグッズを整えることはできます。車の中に冷蔵庫がなくても、寝る直前にコンビニでロックアイスを購入し、スポーツ用に使われる複値の氷嚢の中に入れて、余った氷はクーラーボックスでキープしながら首筋と全身を冷やしつつ、ポータブル電源でもある程度の連続使用ができるほど消費電力が少ないDCモーターの小型扇風機(サーキュレーター)を車内に持ち込めば、狭い車の中でならかなら満足できる風を得ることができるので、氷嚢で体を冷やしながら風に当たることで、快適とは言えないまでも何とか寝られるようにはできるかなとは思います。

ただし、運転中に頻繁に睡魔に襲われる用になり、スマートバンドなどでの睡眠チェックで睡眠時間が足りないと判定された場合には、早めに近くのホテルやネットカフェの個室を取りエアコンの効いた部屋でリフレッシュするようなことも夏の車中泊旅には必要になってくるのではないかと思います。

仮眠ということで言うと、最近のネットカフェは地方に行けば郊外の駐車場も広い場所にあることが多いので、昼でも気軽に入り、シャワーを浴びてさっぱりしてから手足を伸ばして数時間リフレッシュタイムを持つだけでもかなり違ってくると思います。今の季節もエアコンのある部屋で寝ていても、やはり寝る前には汗を流して体をさっぱりさせてからにするとその快適度はかなり違ってきます。

それにしても、やはりこの時期に車中泊をするというのはかなり大変ですので、どうしても車中泊しなければならない状況になったとしても、何の準備もせずに無理に車の中で寝るというのは熱中症になる危険がありますのできちんと対策を立て、その対策がどうにもならないと思った場合には無理をしないことを心掛けましょう。


カテゴリー: 車中泊での心構え | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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