ネットカフェは終電後の利用だけでなく車中泊補助やテレビ視聴にも

埼玉県さいたま市の大宮地区(JR大宮駅前)にあるネットカフェで女性従業員を人質にして立てこもった事件は、コロナ後の状況にも影響が出るのではないかと思えるほど、大きな問題をはらんでいます。

私自身は、一応大手のネットカフェの登録会員になっており、フロアでの利用ではなく主に鍵のかかる個室で仮眠を取ることを目的に利用していたのですが、このネットカフェは都市部でこそ駅周辺にあって終電後の仮眠用に使うようなパターンがありますが、地方では立地的にそこまで駅前にないことが逆に有難かったりします。

どういうことかと言うと、車で長距離を移動する際に、車中泊ができる環境が常にあればいいのですが、同乗者がいるなど普通車では車中泊が厳しいような状況の中でとにかく手足を伸ばして仮眠が取れる施設として、ビジネスホテルより利用する価格が安く、室内のプライバシーが確保されており、さらに室内のコンセントで各種モバイル機器や家電の充電が可能で、フリードリンクやネット利用、有料での食事サービスが有る郊外型ネットカフェは、結構安心して利用できる施設だったのです。

最近のネットカフェは居抜きで出店しているところもあり、駐車場もそれなりのスペースがあります。さらにプライバシーが保てる鍵付きの個室が増えていることから、車の中に貴重品を置かずに、室内に貴重品を置いてシャワーを利用したり公用スペースを利用したり、ビジネスホテルのような使い方ができて利用価格が安いというメリットがあります。今後そうしたメリットが、犯罪防止の観点から、施錠なし外から中の様子が見えるようなパターンになると、ホテル代わりとしての利用を特に女性の方などは躊躇することになるかも知れません。

今後完全個室のネットカフェ営業が難しいとなると、一部のスペースは個室であっても施錠なしになり、貴重品は専用ロッカー利用という感じの形態になっていく方向性もあるかも知れませんが、つくづく、今回のような事例によって人々の自由が制限されるようになるのは悲しいですね。

今回の事件があったことで、改めて自分が会員になっているネットカフェはどうなっているのか検索して見てみたのですが、ここまで書いてきたように出掛けた時に自宅に帰れないから使うという用途だけでなく他の使い方もありなのではないかと思うサービスが掲載されていました。

といっても珍しいものではありません。自宅においてテレビとインターネットはあっても、BSは契約していないので見たい番組(スポーツ中継含む)を見られない場合だけでなく、通常時であればスポーツ観戦の場合スポーツバーでみんなで楽しみたいという方もいるとは思いますが、さすがに今回東京オリンピックが開催された場合にはスポーツバーの営業も難しいでしょう。そこで、個人での利用にはなってしまいますが、ネットカフェを利用すれば安全に個室内でパソコンのモニター画面にはなりますが、BS放送やネット中継(DAZNも利用店舗では見られるようでした)をフリードリンクを飲みながら楽しむことができます。

番組やスポーツの内容によっては有料放送でしか見られないのでこの方法は使えないかも知れませんが、わざわざ一試合・一番組だけのためにBSアンテナを設置したり、ネットの有料会員になりたくない場合は近所のネットカフェで基本料金のまま利用できるのであれば、感染症に気を付けて人との接触をうまく避けながら利用するのも有りなのではないでしょうか。

ちなみに、直近で言うとボクシング井上尚弥選手の世界タイトルマッチなど、どうしても有料BS放送のWOWOWをその一試合だけ見たい場合は、ビジネスホテルになりますが全国のルートインホテルの客室でWOWOWは提供されているようです。ちなみに、宿泊の場合は今回のタイトルマッチは放送時間の関係で利用は難しいですが、実はルートインには「日帰りデイユースプラン3,000円」があります。最大午前8時から午後8時まで12時間利用可能で、8時利用開始なら8時から9時まで提供される朝食バイキングや、時間指定になりますが大浴場の利用、ロビーでのコーヒー無料サービスが利用可能というかなりお得なプランです。自宅でWOWOWを契約しているなら録画対応や契約者向け配信サービス、テレビサーバー機能を使えば外出時でも見られますが、そうでない場合でどうしても見たい場合は、個室でゆっくりできるこうした方法もあるということで覚えておくといいかも知れません。


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