ドコモのahamoの契約者数がすごいという話を聞いていますが、その点について、これは個人的な見方にはなるかと思いますが、色々な会社のahamo対抗の別プランの内容を見ていると、必ずしもahamoが一番選ばれるべきプランではないのではないかと思います。ここで何回も紹介しているUQモバイルのくりこしプランMもそうですが、現在新型コロナワクチンをネット上からスマホを使って予約するためには、できれば通信量だけではなく通話についても毎月安心して定額で使え、しかも安いプランの方がシニア層には合っているのではないかと思います。
そんな中、日本通信が過去の革新的なプランと比較してもかなりディスカウントされた「合理的みんなのプラン」を出してきました。このプランはドコモ回線を使った、専用アプリの必要ない無料通話が70分/月だけ付いていて、超過した場合は30秒11円と通話料をドコモ本家の半額で提供しています。今までは同じ無料通話にデータ通信月3GBで、オンライン健康管理「FiNC Plus」の月額料が含まれる「Wスマートプラン」が月額税込1,738円で、これでも十分安かったのですが、今回の「合理的みんなのプラン」はデータ利用量が6GB/月と増えても月額税込1,390円とダントツの安さを誇ります。
ちなみに、私が現在契約している「合理的かけほプラン」(月額税込2,728円で通話無制限データ通信3GB)とのプラン変更が可能で、もう一つあるahamo対抗プランの「合理的20GBプラン」(月額税込2,178円で無料通話70分/月 データ20GB)の3つのプランについて、相互変更は手数料を掛けずに可能になっています。
私は現在、「合理的かけほプラン」のSIMはガラホに入れてほぼ通話専用にしているのですが、通話についてUQモバイルのSIMを入れたスマホの方にも、アプリ「Rakuten link」を入れているので、例えば企業や役所などへの問い合わせをする場合にはRakuten linkからにすることも可能です。こうした「電話番号を知っている人に対してはメイン番号から掛ける」「電話番号の通知はしなくても良い電話はRakuten linkを使って掛ける」二重体制にすれば、恐らくメイン番号からの通話も月70分以内で十分収まるのではないかと思い、「合理的みんなのプラン」にプラン変更を行なってしまいました(^^;)。
ただこれは通話だけの目的で変えたのではなく、その前にmineo回線を増やしたり、UQモバイルのプランを変更したりと、こまごまとした変更を行なっている事もあり、今回のプラン変更をすることによってそれほど使い勝手を変えることなく月々の料金を安くできるのではと思ったからです。参考までに、少し前までの私の契約内容と、最新のものとの比較を月々の支払い金額とともに紹介させていただきます。ちなみに、以下の内容にはユニバーサルサービス料は入れていません。(※は変えたプラン)
【変更前】3回線合計8,734円
・日本通信「合理的かけほプラン」通話無制限 データ容量月3GB 月額税込2,728円
・UQモバイル「くりこしプランM」データ容量月15GB 月額税込2,728円
・楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」通話・通信量無制限 月額税込3,278円
【変更後】4回線合計7,521円
・日本通信「合理的みんなのプラン」通話70分/月 データ容量月6GB 月額税込1,390円※
・UQモバイル「くりこしプランS」データ容量月3GB 月額税込1,628円※
・mineo「データ1GB+バケット放題plus」データ容量1GB 月額税込1,275円※
・楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」通話・通信量無制限 月額税込3,278円
回線を一つ増やしても、2つの回線でプラン変更を行なって千円以上月額は安くなりました。利用可能な高速データ通信量は18GBから10GBに減りましたが、変更前のUQモバイル「くりこしプランM」は主に低速最大1Mbpsで使うことがほとんどで高速通信分を余らせてしまっていたので、変更後の方が効率的に高速通信を使えなくてもそれほど響かない感じにうまくまとまっているのではないかと思います。
実は上の内容とは別に親用に契約し、ちゃっかりオンライン健康管理「FiNC Plus」の有料プランを自分用に使っている日本通信の「Wスマートプラン」を別に契約しているのですが、健康管理はしばらく続けていくつもりなので、この分の負担を加えても、固定・モバイル通信込みで1万円を切る金額で収まるというのは感動的ですらあります。
この中でやはり「日本通信」「UQモバイル」のプランは月ごとにプラン変更が可能なので、今後状況に応じて他のプランに一時的に変えるかも知れませんが、通話については友人や職場での連絡に音声通話を使うにしても、月70分以上は通話をしないと思いますし、イレギュラーなワクチン接種の問い合わせなど、電話番号通知で相手に知らせる必要がない場合には楽天モバイルアプリ経由で掛けることで、無料通話を必要以上に減らすこともなく使えるのではないかと思っています。
データ通信についても、いざとなれば楽天モバイル回線を持って行くことも可能で、さらに新たに契約したmineoの「パケット放題plus」は相当使えると思っているので、昼以外はメインに使い、UQモバイルSIMの入っているスマホでは高速と低速(最大300kbpsで無制限で使えるのでそれなりに便利です)を使い分け、パソコンやタブレット(mineoのお昼通信対策)での使用はガラホに入れた「合理的みんなのプラン」の月6GBをテザリング利用で使い切るようにすればいいわけです。ちなみに6GBを使い切ってしまっても、ガラホでのネットは最大128kbpsくらいに制限されても十分でしょう。
先日、総務省が大手キャリアの「通話料」について値下げを求めたというニュースがありましたが、今回の「合理的みんなのプラン」はその値下げを先取りしたかのようなプランなので、今後比べる場合は日本通信のプランと比べるのがいいと思います。テザリング可能なガラケー型のガラホを持っている方は、必ずしも通話のみだけではなくデータ通信にも使えるプランですし、スマホでも先日紹介したGalaxy A21に入れるSIMとしてトータルの通信費を下げられる組み合わせとして、大いにおすすめしたいと思います。