鉄板調理への憧れと現実

先日、ネットを見ていて驚きのソロキャンプグッズが登場しているのを知りました。ソロキャンプで焚き火やバーナーを使って肉を焼く際に、多くの人が使っている鉄板を、何と100円で売っているというのです。

100円ショップのキャンドゥでは、にわかにキャンプグッズの展開を始め、アルコールストーブ用の3枚板のゴトクやミニサイズの焼き網に加え、アルコールストーブを使ってポケットストーブに乗せての焼き物には絶妙なサイズの鉄板を出したというのです。

鉄板を持ち上げられるリフターまで付いていて100円(税別)というのはかなり魅力的で、手に入るなら欲しいと思って近所のキャンドゥに出掛けたところ「品切れ次回入荷未定」というとんでもない状況で(^^;)、それはかつてのダイソー500円メスティンの存在を知った時と同じだったのですが、やはりというかお店では品切れで買えない鉄板はネットでは入手可能になっていました。

ヤフオクでもメルカリでも、一枚500円から1,000円前後の値付けで出品されているんですね。従来は、同じようなサイズの鉄板が安くても2,000円くらいから売られていたので、確かに値付けはそれなりではあるのですが、転売ヤーの商材になってしまっている現実に、それなら確かに店頭から消えるはずだと思ったのでした。

個人的には「あれば欲しい」と思うバーベキュー用ソロ鉄板ですが、実際に使用する場合にはなかなか大変であることも確かです。普通のスチールの鉄板の場合、調理に利用した後の手入れはなかなか大変で、食材がこびりついてなかなか取れないので、水に長い時間漬けておいたら錆びてくる可能性は高いです。自宅には鉄板ではありませんが、鋳物のフライパンがあるのですが、調理に使った後には調理終わりですぐに洗い、水を飛ばした後に油を塗り、フライパンを育てるということを続けているのですが、このフライパンを野外に持ち出した場合、そうしたきめ細やかな管理は難しいでしょう。

もし現在、この鉄板を手に入れた場合、せいぜいが自分の部屋かベランダでソロストーブといっしよに使い(焚き火での使用は自宅では無理なので)、野外で使う時のために地道に鉄板を育てるようなことをすると思います。でもそうなると、ある程度油が染み込むような事になるので、ソロ調理セットの中に入れる場合の取り扱いも大変になります。そして、この鉄板は面積も小さいので一人前の食材を作るにしても何回にも分けてやらなくてはならないので、実用的な野外調理で焼き物ということなら、テフロン加工されたミニフライパンを別に用意した方が良いということにもなっていくでしょう。

私の場合、ミニマム調理用に用意した熱源がアルコールストーブであるため、焼き網を使って食材を焼くと、匂いや有害物質が食材に付いてしまう恐れがあり、ポケットストーブに乗る鉄板が安く手に入れば、ミニマムセットの中に入れてほんのちょっとした焼き物もできるかなという感じで考えてはいます。ただ、鉄板の管理はなかなか大変なので、ネットで出ているようなプレミア価格に送料を加えた価格で購入しても、やっぱり使い勝手が悪いとなった場合の事を考えると、とてもそこまでして購入しようとは思えません。

現在は、過去にキャンドゥの鉄板と同じようにプレミアが付いてネットで売られたダイソーの500円メスティンは近所のダイソーで普通に置かれていて欲しい人が買えるようになっているので、それと同じような感じで推移することを期待します。

カテゴリー: 車中泊のための道具考 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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