空気の乾燥する時期に注意したいこと

一昨日、近所のレストランの調理場から出火し、テレビニュースでも報道される火事になりました。お店は静岡県内のチェーン店ですが全国的にも有名な炭焼きハンバーグで有名な「さわやか」だと聞いて改めてびっくりしたのですが、調理場の油にでも引火したのかどうなのか、今後の原因調査が待たれます。

ただどちらにしても、きちんと調理マニュアルを守っていれば火事にまで大事になることはないと思うのですが、ちょっとした油断というのは空気が乾燥するこれからの時期にはもしかしたら取り返しのつかない事になるかも知れませんのでご注意を。

この、ちょっとした油断という点で言うと、先だって知り合いの方で家庭用の火災報知器を鳴らしてしまったという人がいたので、その事例についてもここで紹介させていただきます。

その方は、お昼の食事に冷凍餃子を焼こうとして、餃子をフライパンに乗せ、普通に焼き始めたのですが、ちょっと目を離した隙にフライパンの中の餃子はもうもうと煙を発生させていて、換気扇は回していたものの一気に部屋の中は煙が充満し、たまたま家庭用の火災報知器が「煙検知式」のものだったため、けたたましい音で「火事です」というアナウンスにその方は我に帰り、急いでコンロの火と火災報知器を止めたそうです(^^;)。

実際、火事ではなく餃子を焦がしただけだったそうですが、「熱検知式」の火災報知器だったら鳴ることはなかったものの、さらに長い時間餃子を焦がす中で発火してしまうことも考えられなくはないので、その時には「煙検知式」の火災報知器を選んでおいて良かったのではないかと思えた一件でした。

ただ、これだと七輪でサンマを焼くような調理はできないことになってしまいますが、大量の煙はたとえ火事とは何も関係ないとしても隣人に火事の不安を与えますし、さらにその後の話を聞くと、取り替えたばかりの換気扇フィルターが一気に油まみれになってしまって、やはりフィルターを付けておくことの大切さがわかったと言っていました。換気扇フィルターもメーカーの純正品は高いですが、サイズによっては100円ショップでも購入することができますので、今回の事に限らず、自宅でも何かしてしまった場合に備えて換気扇やガスコンロ回りの汚れ対策はやっておいた方がいいと、火事の危険以外にも聞いて色々ためになった事例ではありました。

IH調理機を使っているから大丈夫だという方もいるかも知れませんが、揚げ物をするような場合、天ぷら油から発火したり、温度が高くなった大量の天かすから出火するような事もある(これはおもに家庭では関係ないかも知れませんが)ようなケースはあります。今回の事例の場合は火ではなく大量の煙が出たということなので、同じことはIH調理機でも起こる可能性はあるでしょう。集合住宅で報知機を鳴らしてしまったら、やはり隣人との関係がギクシャクするでしょうし、実際に火事になったら単に金銭的な補償では済まないような状況になってしまうかも知れません。これからの時期は、火の取扱いには十分に気を付けましょう。

また、車の旅をしている中で火を使うのは主にキャンプ場を中心にされる方がほとんどだと思いますが、焚き火や火器使用が禁止されているところで調理などをして山火事を起こしてしまうような事にならないように、出掛けた先のローカルルールを含めてその取り決めを守ることが、旅先でのトラブルを未然に防ぐ事につながることを覚えておきましょう。


カテゴリー: 防災関連ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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