災害に備えるためにも食事はお米中心に

新米の季節になり、おいしくお米を食べられる季節になってきました。最近では糖質の摂取を嫌うことで、炭水化物を摂らない食生活をなさっている方もいるかも知れませんが、個人的には主食としての「お米」があり、そこから様々なおかずのバリエーションを考えつつ、栄養面についても考えた食事を低コストで楽しくできればと思っています。

私自身、パン食も嫌いではないのですが、やはりお米は日本国内で生産され自給できる食べ物なので、農家の方々にこれからも作っていただけるように常にお米はストックしています。パンと比べると、そのままでは食べられないし炊くまで時間がかかることから、買ってきたらすぐに食べられ、コスト的にも安いと言われる食パン中心の食生活の方がいいという方もいるでしょう。今回は、お米を食べるために置いておくことでの危機管理的なメリットについて考えてみましょう。

このブログでは過去にも数年間保存の効く、災害対策用の缶詰に入った食品をまとめて紹介したことがありましたが、こうした非常用食料を災害が起こった直後に求めても、なかなか入手しにくいというのが正直なところでしょう。基本的には普段利用しているスーパーの営業が中止されている期間を何とか乗り切るだけの食料の調達について考えた時、少しの非常用食料だけだと、かなり多めを用意しなければならないとともに、ずっと災害が起きない状況で無駄にしてしまう可能性も併せ持ちます。

さらに、災害時には電気・ガス・水道などのライフラインが寸断される可能性もあるので、冷凍食品を大量に買っていても、長期間食べ続けるのは不可能です。お菓子やパン類についても同じで、これらは非常用というよりも普段の生活の中ですぐに消費できる量を確保しておき、停電ですぐに食べられる食事として数食分くらい用意する程度がせいぜいだろうと思います。

その後、何をもってお腹を満たすかということを考えた場合、お米のストックさえある程度の量があれば、おかずが何もなくても調味料だけでもお腹は満たせますし、おかずになる缶詰各種のストックがあれば、さらに状況は良くなります。問題は、生米をかじるのが嫌な場合(^^;)、どうやって炊くかということですが、やはり災害用としてはカセットコンロとカセットガスについてはある程度備蓄しておくことで、ご飯は炊けます。

鍋をガスにかけて(当然蓋は必要です)ご飯を炊く方法については、事前に調べてプリントアウトしておくことも立派な災害対策ですので、鍋でご飯を炊くのに不安な方は事前に用意しておきましょう。ちなみに、私が参考にしたのは以下のサイトになりますので、興味がある方はチェックしてみて下さい。

・しんのすけのドタバタキャンプ「ご飯の炊き方」
https://sinnosukedayon.naturum.ne.jp/e18025.html

お米の場合はガスの他に水も必要ですが、これもペットボトルに入った水のストックをしておくか、スーパーなどで集客用にサービスしているお水のストックを日頃からしておくことは必要になります。もちろん、避難所へ出向いてお弁当や菓子パンなどの支援を受けることもできるかも知れませんが、その場合は受け身の食事となり、配給が来るまで待たなければなりません。

私の場合は、キャンプ用品で食事を作るための食器や鍋類、さらにカセットコンロよりも小さくて持ち運びやすい小型コンロはバックパックに入れてまとめてあるので、いざという時には旅にも非常時にも持ち出しできます。旅の途中で地方の銘柄米を買って現地のキャンプ場で炊いて食べるなんてことも可能ですし、そこでのお米がおいしかったら自宅用に買って帰れば、何よりのお土産になります。備蓄も効き、どんなおかずとも合うという特徴を生かし、できるだけ自宅でのお米のストックは切らさないようにしつつ、いざという時に自然と備えられる生活を続けるよう心掛けています。


カテゴリー: 車中泊での心構え | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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