スマホ専用プラン月額1,700円で1回5分以内の通話定額はお得か

 私の携帯電話会社との付き合い方は特別なので、決して真似しないで欲しいのですが(^^;)、通話プランを選ぶにあたり、できるだけ安く上げたいというケースも有ります。メインで通話に使っているガラケーは通話定額で月額2,376円(税込)ですが、通話を全く使わないか、使ってもそれほど通話する相手もいないならこの金額では高いと思う人も多いはずです。

 私の場合はガラケーとMVNOによるデータ通信を使い分けていますが、今スマートフォンを使っている人のほとんどは携帯大手3社の提供するスマートフォンを使っているという方がほとんどでしょう。私が使っている通話定額は月額2,376円と書きましたが、それはあくまでガラケー専用のプランであって、スマートフォンで通話定額を契約する場合は月額料金が2,700円(税抜)に上がります。その料金が高いと思っている方は、月額が1,000円下がるわけで、確かに魅力的ではあるでしょう。セットできるデータ通信の容量で3社の中で違いはあるものの、通話部分の回数制限無し1回5分以内というのは果たしてどうなのか、かけ放題の始まる以前のプランより安くなっているのかという点を考えてみたいと思います。

 まず、こういうプランが出てくるたびに浮上する話に、全通話の中でほとんどが5分以内で終わる通話であるというものがあります。確かにそれはそうでしょうが、例えば私が経験した中ではメーカーのサービス部門に電話をした時など、5分間しか話せないというのでは電話がつながらない時には保留音を聞いているうちに5分間は過ぎでしまう可能性もあります(^^;)。コールバックを頼んでしてくれる相手ならいいでしょうが、そうでなければ時間の経過とともに思わぬ請求になるかも知れません。できればスマートフォン用のアプリで5分経過する前に知らせてくれるものを使いながらではないと、そこそこ電話するような方は、回数はともかく5分という時間制限が問題になってくるのではないかと思います。

 また、家族以外ほとんど電話を掛けないという人についてはどうでしょうか。その場合、ソフトバンクのホワイトプランや、くりこし有りの通話料が入って月額980円くらいのプランと比較した場合です。この場合、掛ける前に相手がどこの会社であるかという事を気にすることもなく、また1回5分という制限をしっかり守っていさえすれば基本料金しかかからないわけですからメリットはあると思いますが、問題になるのが定額料金の1,700円が高いと感じるかどうかにかかってくるでしょう。料金が一定の金額を繰越でき、普段は全く使わないような方なら、毎月千円以下の固定料金でいざという時にそれなりの通話時間が利用できるということはあります。全く無料通話部分がないプランを使っていた方の場合でも、以前のプランと月額1,700円の差を毎月の通話で埋められるかというのが問題になってきそうです。自分でできる方はインターネット上から過去数ヶ月の通話料金の明細をダウンロードするなり、わからない方は直接お店に行って料金の傾向を見てもらうなりして十分自分の通話パターンを把握してから新しいプランを考えても決して遅くはないでしょう。

 とりあえず私にとってはこれからあえてガラケーをスマートフォンに機種変更するつもりもありませんし、1回5分という制限が、端末をガラケーにすれば、だいたいプラス500円で実現できると考えてしまうので、この新しい通話定額というのはそんなにメリットは感じません。今の電話料金が高くてどうしようもないと考える方は、どうしても一台にまとめながら通話定額も維持したいという場合以外は、通話定額の部分で安くしようとするよりも、通話はガラケー、データ通信はMVNOのスマートフォンかタブレット端末に分ける方が個人的にはおすすめだと思います。


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