ソフトバンクでのスマホ選びがiPhone一択の理由とは?

大手キャリアではどのキャリアでもiPhoneを売っていますが、Android端末はその価格に大きな幅があり、高性能なものは高く、スタンダードなタイプのものは逆にかなり安くなっています。基本料金が安いドコモの「docomo with」や、auの「auピタットプラン」では端末としてiPhoneが選べないことから、今後はiPhoneでないスマホを使う方も多く出てくるのではないかと思います。

ただ、3つの大手キャリアの中でソフトバンクについては、いかにAndroid端末が安くてもiPhoneにしておいた方がいいと思います。なぜなら2年ないし3年使い続けてようやく「更新月」が来た時、今まではソフトバンク回線を使っていた方はMVNOに移るのには、今までは新たなSIMと新しいスマホの購入が必要だったのですが、この8月16日から日本通信(b-mobile)がようやく音声通話付きの「スマホ電話SIM」というサービスを始めたので、今使っているスマホがiPhone5より新しいiPhoneだったらスマホを買い換えることなしにMVNO契約でソフトバンク回線の音声通話とデータ通信を使い続けられるようになりました。

ただこう書くと、docomoでもauでもMVNOのSIM(nanoSIM)さえ契約すれば、同じ会社で使っているスマホにはiPhoneを含め、どのスマホにも入れて使えることから、なぜソフトバンクだけiPhoneにしなければいけないのかわかりずらい部分があると思います。ソフトバンクを利用している方以外にはわかりにくいと思うのですが、実は今回出た日本通信の「スマホ電話SIM」は、ソフトバンクがiPhoneを利用している人に発行するSIMとしか互換性がないのです。

つまり、ソフトバンクのスマホで、iPhone以外のスマホを使っている場合、その中に入っているSIMカードは大きさが同じであってもiPhoneに入れて使うことはできず、逆の入れ替えもできません。iPhoneとAndroid、そしてガラケーに入っているSIMは色分けされていて、今回出たのはiPhone用のSIMのみということになります。

今後、もし日本通信がAndroidスマホ用のSIMで「スマホ電話SIM」のパッケージを販売したとして、今度はそのSIMカードはiPhoneに入れて使うことはできなくなります。ただ、そこまでソフトバンクの白ロムにこだわったり、SIMフリーのスマホにソフトバンクMVNOのSIMカードを入れて使う人が出てくるかどうかによって状況は変わってくるとは言いつつも、今のところはカードの差し替えだけでMVNOでも使えるiPhoneにしておくのはソフトバンクユーザーにとっては大切だと思うわけです。

現在のところソフトバンク回線を借りてMVNOを行なっているのは日本通信以外にないので、日本通信が他社にソフトバンク回線のSIMを販売させるにしても、日本通信のプランと同じものになるでしょう。利用者もそのプランに沿った使い方ができる方に限定されるかも知れませんが、日本通信のプランの特徴としては以下のような事が言えると思います。

・データ通信が1GB・2GB・3GB・4GB・5GB(上限)まで利用量によって価格が変わる
・5GBを超えると最大200kbpsに制限(低速でも3日360MB制限あり)
・テザリング不可
・最初からプレフィックス番号を頭に付けるタイプの電話サービス5分定額が付いている
・最低利用期間と解約金はなし(2017年8月現在)

現在、10分まで定額を使っていても、半分の5分で十分で、データもWeb閲覧とSNS投稿ぐらいしか使わないなら月間3千円以下で今まで使っていたiPhoneをそのまま使えるということになります。さらに、他に魅力的な製品やプランが出てきても、いつでも解約して別のところに逃げられる自由さを合わせもつので、使い出しで学生さんならこのプランより安いY!mobileと比べてもソフトバンク回線をキープするためにはこちらのプランの方がいい場合もあります。

説明させていただいたように、ソフトバンクのSIMはお互いに互換性のない3種類のSIMカードを提供してサービスしている関係から、なかなか回線を借りて提供する業者が付きにくかったわけではありますが、このように改めて音声とデータ通信がiPhoneで使えるようになったことで、すでにiPhoneを使っている人だけでなく、MVNOを使うのにどうしてもiPhoneでないとと思っている方で、かなり安い価格でソフトバンクのiPhoneが購入できる場合にはこのプランの導入を考えてもいいのではないでしょうか。

iPhoneでb-mobile


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