月別アーカイブ: 2023年3月

同じような「悪ふざけ」でも個人のネットとテレビ番組内でのものとの決定的な違いとは?

ある意味、どこにでも居そうな人たちが外食先で悪ふざけをし、それがネットにアップされることでの騒動がなくなりません。こうしたことは以前からありました。Twitterに動画をアップしたことで、今までは仲間同士の悪ふざけだけで済んでいたものが、広く社会的に認知されることによってニュースとして広まり、単なる悪ふざけでは済まなくなってしまうような窮地に追い込まれてしまう人たちを私は何回も見てきました。

テレビの衰退ということが言われていますが、ネットの動画というのは、国内だけではなく全世界で共有されてしまうこともありますので、面白半分にネットにアップする場合、その後どんな反応が起き、結果自分の立場がどうなってしまうのか考えて行動を起こさないと、特に若年層の方々はその後の人生における可能性まで潰してしまいかねません。

今回は、そうしたネット動画と、地上波・BS・CSを含むテレビ番組内での悪ふざけをする番組と、何がどう違うのかということについて考えてみたいと思います。

実は、少し前に「これはテレビ番組のロケではないか?」というような状況を遠目から見たことがあります。私の住む静岡市の中心部、静岡駅近くの国道沿いから入った場所に、ワゴンタイプの車が2台停まっていて、そこに多くの人がいるような状況を深夜から早朝にかけて目撃したので、最初は何か事件でも起きて、テレビの報道関係者が集まっているのか? と思っていました。以前静岡駅近くの繁華街で大がかりな盗難事件が起こったことを聞いていたからです。ただ、その日および翌日の報道を気を付けて見ていたものの、そのような報道はなく、もしかしたら、駅ということで地元のテレビ局の人たちが集まってロケに出発したのか? ぐらいの事は思っていたものの、結局本当に遠目で騒いでいるのを見ただけだったので詳しいことはわからず、そのままにしておりました。しかし、数日前に放送されたTBS系「水曜日のダウンタウン」(2023年3月8日放送)を見て、もしかして私が目撃したのはこの時の状況だったのではないか? と思ったのでした。

放送された内容は2つあり、ネットでかなり否定的な感想を述べた方が多かった「砂かけババア、部屋に出たら最悪説」の方ではなく、名古屋から東京赤坂のTBSまでヒッチハイクをするのですが、その際、停まってくれた車の査定額により移動できる距離が変わってくる「買取査定ヒッチハイクレース」の方のロケでした。お笑い芸人の3組がレースを行ない、誰かがゴールしたらレース終了ということだったのですが、そのうちの一組、お笑い芸人のトム・ブラウンがあえなく静岡駅まで来たところで他チームがゴールをして終了になったのですが、トム・ブラウンの布川さん(相方のみちおさんは翌日の仕事のために帰宅)はだいたい深夜一時頃からレース終了の午前4時半くらいまで、それこそ私が目撃した静岡駅すぐの国道一号線沿いでヒッチハイクをしていたようなので、まさに状況と番組の内容が合います。テレビだとそれほどスタッフはいなくても撮れそうな映像ではありましたが、査定をする人も一緒に移動していたので、かなりの人がいたのだろうと思います。

この内容も単なる悪ふざけ的なものかと思うのですが、実は巧妙なPR戦略が隠されていました。放送翌日、「水曜日のダウンタウン」を放送したTBS系では、野球好きの方なら大いに関心を寄せるであろうWBCの初戦で大谷翔平選手が先発するとあって、恐らく夕方の6時から試合終了の夜11時近くまでずっと見ていたろうと思うのですが、この大会スポンサーが「買取査定ヒッチハイクレース」で車を査定した会社だったのです。VTRを見たスタジオでは、恐らくこれもかなり前の収録だと思うのですが、ダウンタウンの松本人志さんが、「査定した会社だけが得をしたのでは?」と言うような事をコメントしたのは正にその通りでした。

普通の広告だとなかなか多くの人に見てもらえないわけですが、番組の企画にしたことで、「思った金額よりも高額の査定である」「査定は現地だけでなく本部に問い合わせてその場で決定するので安心」「買取額は年式・走行距離の他に傷などの有無も関係する」というような説明調ではなかなか浸透しないような事を面白VTRを流すだけで知らず知らずのうちにその内容が理解できるような作りになっています。まさにそれこそが今回の企画の狙いだったのではないでしょうか。

単なる悪ふざけと思わせておいて、大きなスポンサーを巻き込むことによってその意向を盛り込み、その後行なわれる大イベントにおけるスポンサーの営業に効果を生ませるかなり考え込まれた企画だと思ったら、単に「悪ふざけ」ということではない、ネット動画との違いを見せ付けた感じになりました。同番組で散々ひどい目に合うお笑い芸人たちもテレビ出演ということで知名度を広げ、それがまた企業の広告にとって「使える」人間へと変わっていくわけで、表面上の事だけを取り上げるのではなく、番組も単なるおふざけだけという事ではないという事を理解すべきでしょう。

話は最初に戻りますが、いわゆる迷惑系のユーチューバーが行ないニュースになる行為というのは動画を収益化することにおけるスポンサーの顔をつぶすような行為なので、お金を産むどころか反対の結果をもたらします。お金など関係なくあらゆるところに攻撃を仕掛けることができるというのは、確かにネットでしかできないと思いますが、それを続けていくにはかなりのエネルギーが必要でしょう。そんな事も考えながら、ネット動画やテレビ番組を見るのも面白いかも知れません。


Makitaの一連の家電は果たしてトータルコーディネートした方が幸せになれるのか?

電動工具の国内メーカーでは大きなシェアを持っているMakitaの製品は少し前から調理家電にも及んでいます。質実剛健で無骨ながら、専用の充電池を使い回すことができるということで、例えばラジオを購入しても、新たに充電池を買う必要がなく(すでに多くの電動工具を使っている場合)、他の工具で使っている電池を付け替えることで仕事の空き時間に利用可能というコンセプトで合わせてあります。

ですから、電動工具は全く使わないという生活をしていても、例えば掃除機にMakitaのものを購入し、その電池がそのまま使えるような製品を買い足していけば、電池自体が無駄にならず、電池が消耗しても入手はホームセンターに行けば簡単に入手可能であることから、その製品に合った充電池を使っている製品とは違って長く使えるようなものになっています。

最近の動向については、保冷から保温、冷凍までできる充電式保冷温庫が出ているのは知っていました。湯沸かし用のケトルも見ましたが、圧巻なのが40Vのバッテリー1個でも利用可能な電子レンジ(500W/350W切り替え式)は正直すごいと思いました。Makitaのバッテリー自体も高額なのですが、世の中にはリビルド品や互換バッテリーも自己責任を上でなら使うことも可能なので、車中泊用の調理家電をMakitaの調理家電で揃えるということも、考えてみる意味はあるのかも知れません。また、こうした充電池で動くものが複数あるなら、災害時においてもそれほど大きくない太陽電池パネル経由での充電もできるのではないかと思いますので、長期旅行および災害時への対応という面でも優れていると言えるでしょう。

お仕事が電動工具を使い、すでに多くの電動工具や充電池を使っている方であれば、製品の価格自体は高くてもランニングコストという点ではそれほどかかりませんが、今回見た電子レンジの定価は何と110,000円となっていました。流石にそれなら、1万円くらいの安い電子レンジを購入し、10万円以内で電子レンジを動かせるポータブル電源を持った方が、他の普通の電化製品も使えるし、全く何もないところから揃えるには高額な負担になってしまうのが残念です。

この他にもMakitaでは、同じ充電池を装着して利用できる電動アシスト自転車も製品化されているのですが、これも定価が298,000円とちょっと他の製品と比べて高額(しかも電池および充電器別なのです)です。まあ、すでに余るほど電池を買って仕事に使っている方々が現場に持って行って、昼食などを買い出しに行くために乗るような用途で使うのかなという感じはします。

それでも複数の家電の電池を共通化できるというのは、他のメーカーにはない特徴です。家庭用の家電でいうと、Makitaの掃除機というのは、家庭でも使われていますので、まずはそうした製品を使うために充電池を増やしつつ、今後の状況によって中古品を安く買えるようになったらゲットするために、掃除機のタイプを使いたい調理家電に対応しているバッテリーに合わせて購入するというのも一つの手かも知れませんね。最後にMakitaの公inページから「災害への備えシリーズ」という製品へのリンクを張っておきます。電動工具には興味のない方でもなかなか面白い商品が出ていますのでご参考までに。

https://www.makita.co.jp/product/saigai_series/index.html


パソコンの一番の基本である文字入力が全くできなくなった原因は単純な事だった

毎年、どうしても今の時期まで伸びてしまうのですが昨年分の確定申告がようやく終わりました。昨年はマイナンバーカードを使って電子的にデータ提出を行なったのですが、今年は添付書類の関係で申請書を印刷した上で提出しましたが、毎年一度ということもあって様々なトラブルがありました。

まず、全てのパソコン上での作業が終わり、Wi-Fi経由で接続しているはずのプリンタがなぜか認識できず、何回やっても印刷できなかったのですが、これは電源を入れ直したところで無事復旧しました。書類提出の場合には、マイナンバーカードを持っている場合には、添付書類のところに改めてマイナンバーカードの裏表をコピーしたものを添付する必要が出てきます。私の場合は自宅のプリンターがスキャナー付きのものではないため、スマホのカメラで撮影したものを印刷するような形で出すのですが、普通の設定のままだと出力の大きさが標準の形式であるA4サイズに拡大されてしまうという、かなり提出するのにかっこ悪いサイズになってしまいます。

そこで、スマホアプリの設定をA4からはがきサイズにして、印刷用の紙もはがきサイズにカットして出力することで、そこまで大きく拡大はせずに内容をコピーできました。こういったことを考えずにスキャナー付きでないプリンタを購入してしまったのは今考えると失敗したのかも知れません。次購入する時にはスキャナ機能付きのものにしたいですが、自宅のプリンタは大容量インクの製品で、インクすらなかなか無くならず、今後印刷に不具合が出ても安く取り寄せできるヘッド交換で何とかなってしまいます。ただ、現行品とは違って廃インクタンクの交換には対応していないので、廃インクタンクがいっぱいになった時点までは使い続けるしかないでしょうね。こんなことなら、昔のフラットベッドスキャナーを捨てないで取っておけば良かったと思います。

で、書類を税務署に出してきてこのブログを書こうと改めてパソコンに向かったところ、突然文字入力ができなくなってしまっていました。ローマ字入力はもちろん、かな入力に切り替えても両手打ちのうち、右手のホームポジションにあるキーが文字の書かれた文字が入力されないので、左手で打てる部分だけを使って打たないと正しい日本語にならないという状況になってしまいました。右手からの入力では英字ではなく数字になってしまっていたのですが、トラブル中はそんなことまで分析もできず、ただおろおろしているだけでした。
このように書くと、ピンと来る方もいるかも知れませんが、この状態では何度再起動をしても無駄で、根本的な解決方法を取らないと元には戻りません。その問題を解くヒントが下の写真にあるのですが、この写真の表示は普段使っている状態とは違うというのがポイントです。

これはトラブルになっていたパソコンの表示ですが、タッチパッド手前に各種ライトが点灯しています。この中で一番右の数字が書かれたランプが問題だったのです。私自身はこのような状態にした意識は全くなかったのですが、テンキーの付かないキーボードで片手で数字を入力しやすくするために、数字キーを割りあてる「ナンバーロック」という機能があります。右手をホームポジションに置くとそこで数字が打てるのでデータ入力には有難い機能ではあるのですが、ナンバーロックを解除しないと普通に文字入力ができなくなってしまいます。

私のパソコンの場合は「Fn」キーと同時に単独で「ナンバーロックキー」があるので、わかれば簡単で、もう一度同じようにキーを2つ同時に押すと、タッチパッド手前の表示が消え、元通りに文字入力ができるようになりました。自分ではナンバーロックをした記憶は全くなく、確定申告データの入力もキーボードの上段にある数字キーをたどたどしく押して入力していたので、何かの表紙でロックがかかってしまったようです。

同じようなトラブルに、ShiftキーとCaps Lockキーの同時押しで英字の大文字と小文字が切り替わる場合もありますが(上の写真の場合には消灯している一番右の表示が点灯します)、この場合にも普通のノートパソコンであればきちんとその状態になっているのはランプ点灯の状態でわかりますので、故障を疑う前にその辺の表示を確認しないといけないわけですね。ちなみに、ナンバーロックがかかった状態ではネット検索もできなかったので、改めてスマホを使って調べたことで、問題を解決できたという次第です。私の場合は毎日パソコンを使っていてもこんなところでつまずいてしまいますので、これから確定申告の追い込みで、久し振りにパソコンを使う方は十分注意するとともに、数字入力だけする場合には、ナンバーロック機能自体は便利な機能なので、ぜひその辺をご理解の上でパソコンを使われることをおすすめします。


povo2.0はまだまだ試行錯誤中か?2023年3月下旬には7日間SNS使い放題を期間限定提供へ

多くの人はスマホ一台に1つのSIMカードを入れて一つの回線を使っているだろうと思いますが、たとえどんな素晴らしいプランでも、どこか「こういったサービスがあったらいいのに」と思うような事があるのではないかと思います。今出ているスマホの多くは、2枚のSIMが同時に使えたり、一方をeSIMにして2回線を使えるようなスマホが普通になってきています。

昨年のau回線の長い通信障害に苦い経験をした人からすると、メイン回線とは違った回線を予備的に使いたいと思っている方もいるでしょう。しかし、2回線となるとどうしても通信費の支払いが上がったりするため、躊躇したままの方もいるのではないかと思います。

個人的にはそうして一回線だけ使っている方で、その回線がdocomoかSoftBankの方であれば、基本料金0円でも維持することができるauの「povo2.0」を契約する事は悪くない選択ではないかと思います。au回線をメインで使っている場合には同じau回線に障害が出た場合にはどちらも使えずに終了となってしまいますが、docomoやSoftBank回線がつながらない場合、電話もデータ通信もauで使えるということになれば、いざという時には役立つからです。

ただ、povo2.0は単に0円で維持できる格安SIMというだけではありません。povo2.0のサービス自体がまだ固まっていないようなところがありまして、専用アプリからサービスのトッピングを選べるのですが、様々な「トッピング」が試験的に提供され、ユーザーの食い付きおよび加入状況のデータを取っているのではないかと思えるような多くの新しいトッピングを期間限定で提供し続けているのです。

今回新しく2023年3月下旬から提供予定の期間限定トッピングが7日間の「SNS使い放題」でしょう。具体的には、Instagram、Facebook、TikTok、Twitterがデータ使い放題になるものです。料金は直前になって出てくるそうなので、これを書いている時点ではいくらかわかりませんが、今後はこうした専用サービスに限定しての利用フリーのトッピングも展開していくそうです。

SNS使い放題のトッピングのみを付けた場合、対象サービス以外のデータ通信は低速で約60kbps前後くらいになりますが、メールくらいならそれでも十分でしょう。今回の内容にLINEが入っていないのは残念ですが、それこそ、災害が起きて連絡手段や現状起こっていることを発信するような場合には、安価にトッピングで安定して各種SNSが使えるようになると、ますます非常時のサブ回線としての利用価値は高まります。また今後出てくる予定の動画配信サービス関連のトッピングについても気になります。

個人的にはradiko利用についてのカウントフリー機能が付き、さらに全国の放送局を常に切り替えることができる「radikoプレミアム」をセットにして30日500円なんてトッピングがあれば、ラジオ専用として使う端末にしてキープするような事も考えるかも知れません。ついでに音楽配信サービスもカウントフリーで使えるようになれば、移動中には最強の回線になる気もします。

できるなら、こうしたトッピングは期間限定でなく常時使えるようになることで、メイン回線としてもサブ回線としても使えるとり回しの良さをpovo2.0に加えるような形で進化していけば、他の業者も色々とサービスについて考えていくのではないかと思いますね。


動画配信サービスの「dTV」が「Lemino」に改名するに伴い料金は月額990円へ

日本国内における動画配信のサービスは、広告が入るものの膨大な動画を無料で楽しめる「You Tube」がまず思い浮かびますが、You Tubeの有料会員になっている方はどれくらいいるのでしょうか。私の場合は通販で送料無料という特典があり、さらには電力会社とのセットプランまであるアマゾンプライムがやはり国内では最も多くの利用者を抱えているのではないでしょうか。

動画配信の世界にも色々と変化がありまして、テレビ局が放送番組を再配信する「TVer」や「NHK+」のような無料で(NHK+の場合は見逃し配信を見るためには受信契約が必要になります)使えるアプリやサイトが出てきました。逆にそれまで無料で様々な動画を提供していたGyao!がサービスを終了したり、U-NEXTがParaviを買収したり、DAZNがDMMと提携したり、今後の状況にはにわかには見通せないものの、データ通信自体はスマホやタブレットで料金を気にせずに見続けることができるようになってきているので、今後果たして何が生き残っていくのか、その状況は自宅でネットを楽しむ方々だけでなく、車などで出先で動画を見るようなニーズもあると思いますので、今後の動画配信サービスの動向には興味を持って見ています。

今回、新たにドコモ系の動画配信サービスのdTVがサービスをリニューアルすることを発表したというニュースが入ってきました。今までは月額550円(税込)で利用できていたのですが、新たに名称を「Lemino」に変え、広告付きの無料サービスを提供するようですが、基本は有料会員勧誘のためのお試し的な内容になるのか? という感じで、「Leminoプレミアム」という有料サービスの価格は月額990円と実質的には値上げになってしまいます。

今後行なわれるスポーツ中継配信の目玉と言えるボクシングの井上尚弥選手の試合はプレミアムでなくても見られるようなので、今後はアプリを入れて大きなイベントを「Lemino」が独占配信するような場合にどうなっていくのかを見ていかないと、サービスに加入するのかしないのかの判断は付きかねます。

そもそも、様々な配信サービスがある中で、毎日動画配信のものを見るような人でも、複数のサービスに入ってメリットが有るのは、他のサービスと被らないコンテンツがあってこそだと思います。サッカーのJリーグをどうしても見たければ、DAZNの契約は必須ですし、特定のサービスに入っていないと見られないドラマなどを見たい場合には自分から入ることはあるでしょうが、漠然と様々な映画を見たいというようなニーズにどこまで「Lemino」が沿うものであるのか、今後の展開を待つ他ありません。

ただ、できることなら常に月額の料金設定ではなく、無料会員の人がボクシングの一試合のみを見たい場合にその一試合だけにお金を払うような仕組みができるなら、それはそれで面白いのではないかと思いますね。

私は先月から改めて自宅にBSアンテナを設置してテレビ放送契約の受信料も余分にかかることになりました。ただ、自宅にテレビサーバーを置くことで、テレビとの同時配信や録画した放送を出先で見ることはできるようになっています。衛星放送でも映画やドラマ、スポーツは多岐にわたって見ることができるので、そうした各TV番組でも見られないレアなものでないと、さらにお金を出す事に躊躇してしまうのが正直なところです。現在メインのアマゾンプライムについても、いつ急に値上げするかわかりませんし、新しく使いやすい新サービスが出てきたら乗り換える可能性もあります。そんな不確定な状況もある中、ドコモの「Lemino」はどんな形で運営していくのか、コンテンツを利用しながらじっくりと評価していければと思っています。


大きな地震に襲われて自宅から避難する場合に何を持って行くのかを改めて考えてみる

昨日と一昨日、NHKの南海トラフ巨大地震を題材としたドラマを中心とした特集は、色々と考えさせられるところがありました。想定ドラマでは、まず和歌山県沖で大きな地震が起こった後で、静岡や関東地方に大きな被害をもたらす地震が一週間くらい時間を置いてから起こっていましたが、実際のケースでは西ではなく東の方が先に大きな揺れが来ることもあるので、やはり常にそうした事については考えておくべきでしょう。

生命を維持するためには、食料などを優先して持って行くというのは普通に考えることではありますが、今の世の中ではいかにデマに惑わされずに正確な情報を入手することも大事だと思うところもありました。

静岡県に大きな被害があった場合、日本国内を行き来する東海道にある国道一号線・東名高速道路、鉄道の東海道本線、東海道新幹線の路線が集中する静岡市の興津~由比間において被害が出ると、私のいる静岡市には、主に東からの救援物資がやってこなくなる可能性が大きいです。そんな中で長い間の避難生活を続けるためには、外からの補給を受けることなくいかにして通信(テレビ・ラジオ・スマホなど)を確保し、長く使い続けるようにできるのかということと、これは災害の起こる時期にもよりますが、お湯を沸かしたりお米を炊いたりする場合の熱源をどうするのかということについては色々と考えます。

外からの援助物資が期待できないということになると、熱源については災害時でも手に入りやすい、木材などを燃やして熱源を確保することになると思うので、コンパクトなものでも、火を炊いて外に延焼する可能性の少ない焚き火台やかまどなどの装備については考えておいた方が良いと思います。私の場合は、薪を燃やすためのウッドストーブと、そのウッドストーブを収納することのできるステンレスクッカーのセットを持っているので、いざという時には使えるようにしておくことになるでしょう。当然、火を付けるためのライターも必要になります。これらは100円ショップでもキャンプ用のものが手に入りますので、セットで用意します。非常用のろうそくを付けるにもライターは必要で、ろうそくだけでも部屋を暖かくすることはできますので、調理だけでなく「明かり」「暖房」という点をクリアするものとしてこうした装備はまとめておくと良いでしょう。

そして、長期停電が続いても何とか情報を入手することができるように、スマホおよびラジオをその電源とともに使えるようにしておくことを考えることにします。まず、ラジオについては、手回し発電ができ、さらに乾電池でも動くタイプのラジオで、できればAM放送とワイドFMの両方が入るようなものであれば、それを普段の生活でも使いながらいざという時に持って行けるように準備するのが良いでしょう。

ラジオの場合、国内で大きな被害が出た場合、ラジオ局自体が放送を続けられないような事もあるかも知れませんが、例えばNHKラジオの場合、秋田と熊本にAMの高出力局を持っています。地域周辺で電波が止まったとしても、高感度受信のできるラジオであれば昼間でも遠距離受信ができる可能性があります。

自宅には防災対応のラジオも、そうではないものの高感度のラジオもあるのですが、乾電池式のラジオであってもエネループのような充電池を太陽電池パネルで充電できるようなものがあれば、僅かな充電時間でもラジオを聞けるくらいの充電は曇っている場合でも可能なので、持ち運びのできる太陽電池パネル及び、USB経由でエネループを充電できるような充電器を用意しておくことで、他者に頼らず情報を入手し続けることは可能ではないでしょうか。

そして、近くのラジオ局が放送不能になるような状況では携帯電話の基地局自体もどうなるかわかりませんが、移動式の簡易基地局など、多くの人が頼りにする携帯電話については、いつ電波が復旧しても良いように用意しておくことは大事でしょう。恐らくパソコンなどの大きな電気が必要なものだとなかなか満充電にはできないと思うので、スマホを充電するためのものを第一に考えた方が良いと思うのですが、基本的にはラジオのところで述べた太陽電池パネルを使い、直接スマホでなくモバイルバッテリーを充電するような形で一日中パネルを太陽に向けておくような事をしておくべきでしょう。

その際、果たしてどのくらいの大きさの太陽光パネルを用意すべきかということを考えると、自宅で避難できる場合にはどれだけ大きなパネルでも大丈夫でしょうが、持って逃げることを考えると、15~20Wクラスの背負って逃げるバックパックに取り付けられるくらいの大きさの折りたたみ式のパネルがそれほど大変でなく持ち運びできるのでおすすめでしょう。

最後に、一昨日のドラマで慌てて逃げる中でスマホを置き忘れてしまうようなシチュエーションを出していましたが、手に持って出ても夜間に落としたりすると、せっかくの用意が無駄になってしまいます。私自身はスマホにはネックストラップを付けるようにしています。これだと首に掛けて胸ポケットに入れて出れば、まず落とすことはありません。色々言われるかも知れませんが、やはりデータを集めるだけでなく安否確認や連絡をするためにはスマホは大事ですので、まずは日常生活の中でのスマホの持ち方についても考え直してみるのも良いかも知れません。


mineoのデータ繰り越しオプション「パスケット」は自宅ネットの長期不通対策にも

mineoには翌月くりこし可能な高速クーポンの付く「マイピタ」を契約している人が、翌月だけでなく契約している間じゅうに使わなかった高速クーポンを自分用に用意されたデータエリアで保管できる「パスケット」というサービスが月額110円で提供されています。

私の場合ですが低速にしても最大1.5Mbpsでデータ通信が利用できる「パケット放題Plus」のオプションを追加料金なしで使うため、月10GBの容量プランを契約しています。ただ、普通に最大1.5Mbpsあればほとんどの場合間に合うような使い方を外ではしているので、高速クーポンは余らせがちになります。実は先月から使い始めて今月になってさらに10GBで、合計20GBが使えるようになりました。ただ、この場合は今月中に、先月分の10GBは使い切らないと使わないまま権利が消滅してしまいます。

ただ、「パスケット」を契約し、いったんパスケットに入れると、好きな時に期限関係なく使えるようになります。ただし一旦出したパケットをもう一度戻すことはできないので、出す時には使い切るような形になります。一気に出すのか細かく出すのか、容量が無くなったら自動的に出すか、手動でその都度出すこともできます。

パケットを保存できるパスケットの容量は最大10PB(約1,000万GB)あり、ほぼ無制限に貯められるので、私の場合マイピタのデータ専用10GBプランにパスケットを加えて、月額1,815円で今のところ利用しています。基本的には毎月最大10GBを貯めることができます。一年同じことを続けるとそのパケットの総量は120GBになります。

このパケットの利用方法としては、現在楽天モバイルの回線を自宅用のネット回線として使っているのですが、もし大きなトラブルで自宅用の回線が使えなくなった場合の代替回線としては十分です。mineoの場合は回線を大手キャリアの回線から選べるので、私はdocomo回線にしていますが、例えば自宅の回線をdocomoのホームルーターで利用しているような場合にはauやソフトバンク回線で使えば、うまく代替回線として使えるのではないかと思います。

昨日たまたま新しいmineoのテレビコマーシャルを見ましたが、有名タレントを起用せずに、具体的なアピールポイントを伝えるような形になっていました。その中で「使い放題1,683円」と出ていたのは、マイピタの月1GBプランにパケット放題Plusを付けるパターンでしたが、音声通話は別の回線でするならば、「データ専用10GB+パスケット」で1,815円というパターンもなかなか侮れません。

「ゆずるね。」で月10回宣言を達成すれば、翌月の深夜(23時~翌朝7時)にスピードの制限なくデータ通信を使用できますし、いざという時のためにせっせと貯めるような使い方をするのも悪くないような気がします。

ただし、こうしてせっせと貯めても、mineoの平日昼のスピードはかなり遅いので、できれば大手キャリアのサブブランドの月3GBプランとの組み合わせで使うというのも一つの考え方です。mineoをdocomo回線で使うなら、UQモバイル(au回線)は他社と比べると少し高いので、データ速度切替ができることに魅力を感じないなら、パートナー回線でau回線を使える楽天モバイルを月3GB以内で使うか、LINEMO(ソフトバンク回線)にすれば、月額990円との合計で2,805円という金額で運用可能です。

楽天モバイルの場合は、今後今の金額が上がらないなら、Rakuten Linkアプリを使った通話定額が入っても同じ金額で使うことができるので(一台のスマホで2回線を併用して使う場合)、かなり使い勝手は上がると思います。また、電話はほとんどLINE電話でしかしないならLINEMOのLINEが常にデータフリーで使えるというのも魅力的です。

また、今までの説明と一部矛盾するようですが、今後の楽天モバイルの将来性が不透明で、もし現状の金額が値上がりして代替回線を探す場合、mineoでコツコツと高速クーポンを貯めておけば、例えば私の利用環境では120GBあれば、ほぼ一ヶ月くらいは自宅のネット回線を代替利用可能だと思います(平日昼間以外)。いざという時に焦って代替回線を決める必要がなく、じっくりと比較検討するためにも、こうしたいざという時に使える代替回線を持っておくことは悪くないのではないかと今は思っています。SIMカードをホームルーターやスマホに入れ替えての運用の可能性も考えつつ、これからコツコツと高速クーポンをパスケットに入れていこうと今は思っています。


iPhoneでは絶対無理?NokiaのG22はパーツを取り寄せ自分での交換が可能なスマホ

パソコンの世界には「自作パソコン」という自分でパーツを組んで自分好みのパソコンを作るというものが一部趣味的な世界ではあるものの、普通に行なわれています。デスクトップパソコンの場合、ケースなどはあえてずっと使い続けていても、状況の変化によってパーツを交換していけば、同じケースのパソコンを長く使い続けることができ、環境にも優しいのではないかと思います。

ある程度ゴツくなっても良いので、個人的にはそこまで薄くなくても電池の交換やディスプレイ面のガラスの交換などだけでも自分でできるようになれば、部品代だけの負担で同じスマホを使い続けることができるのにと思うのですが、昨日ラジオを聞いていて、日本ではあまり出ていないNokiaのG22という新しい機種が、電池や画面割れ、ポート交換などいろいろな故障について、部品を取り寄せて自分で交換することができるスマホとしてリリースされる予定なのだそうです。価格は平均で約26,000円とそれほど高額ではありませんが、性能は並といった感じです。修理について、具体的な内容については以下のリンクに説明がありますので、興味のある方はどうぞ。

https://www.nokia.com/phones/en_int/self-repair

こうしたハード的なサポートの他、このG22という端末は月次セキュリティアップデートが3年間行われるほか、2年間のOSアップグレードが保証されているということです。購入から2年後に最新のOSになっていれば、製品の寿命としては3年以上といって良いかも知れません。もし日本の状況に合うような形で3万円以内で売られるようなら、一つ持っていても良いかなと思えるようなスマホですね。

こういう端末が一般化すれば、中古市場に出て、かなり状態の悪いものであっても今までのように購入を考えなくても、自力で部品交換できるスキルのある人に、程度の悪いものでも売れていくことが考えられます。また、部品取り用に水没などで動かなくなったスマホでもそれなりに利用価値が出てくるわけで、そうなればさらなる中古市場の盛り上がりも期待できます。日本でも「SDGs」という言葉がこれだけ広がっている中で、なぜ違うキャリアのSIMカードを入れると満足に使えないような製品を世に出すようなビジネスを行なっているのか、改めて考えていただきたいものです。


インターネットがあてにならない場合には広く様々なところでの情報収集が大切になる

昨日は、平日に休みを取って用足しをしに東京を目指して出掛けてきました。旅行ではありませんが、久し振りに電車を使って東京に行くことになり、帰りは新幹線の切符を取ったのですが(自由席用の回数券を金券ショップで購入)、行きは時間に余裕があったのて、朝早く出掛けて、午前10時頃に東京駅に在来線を乗り継いで着くように、静岡駅発午前7時のホームライナーに乗り込むことを目論みました。

この電車に乗ることができれば、沼津までは特急型車両のセパレート席に座ってゆっくしして、沼津~熱海間は在来線の普通席の利用になりますが、熱海から東京までは普通列車のグリーン席でこれまたゆったりすることができます。ちなみに昨日は青春18切符の通用期間なので、ホームライナーの乗車整理券330円と、平日利用の熱海~東京間のグリーン券1,000円を払っても運賃は18切符の一回分で2千円ちょっとしかかからないので、この時期はこうした方法を良く取っています。ただ、昨日は思わぬことが起こったことで、その目論見は吹き飛んてしまいました。

早朝、東海道線の清水~興津間において列車の下から異音かしたということでその列車を停めての点検及び、おそらく線路で何かと接触した可能性があったのか、清水~興津間の踏切の点検を行なったため、同じ路線を通る全ての列車に影響が出てしまいました。当日は早起きをして朝7時前にはホームで並んでいたものの、その日のホームライナーは運休を決定したと7時直前にアナウンスが入ったのです。

後から考えると、回送列車を静岡駅に向かわせる以前の状態で恐らくホームライナーになったであろう電車は確か三島で停まったままでした。これならもう少し早く運休のアナウンスがあれば、7時前に発車する別の普通電車に乗れたのですが、すでに時刻は7時を回った状態で、さらに乗車整理券を購入後だったので、あわてて有人改札のある窓口まで乗車整理券と引き換えに払った330円を返してもらいました。

しかし、この一連の行動も、躊躇しているうちに返金のためのホームライナーの乗客たちが行列になってしまいます。改めて思ったのが、ホームで待つ場合には駅のアナウンスが良く聞こえるところにし、何か異常を感じたらすぐ行動することの大切さでした。

次の電車はすでにホームに停車していましたが、多くの電車が行きかっているためか、なかなか発車せず、そうした混乱は熱海に着くぐらいまで続きました。参ったのは、沼津から熱海に行く電車に乗っていたとき、赤信号で長いトンネルの出口直前で停まってしまい、しばらくはスマホの通信も全く使うことができずに往生してしまったということです。本来ならば事前に沼津から東京の普通車グリーン券を窓口で買っておけば良かったのですが、当初の予定では熱海から乗るつもりで車内のモバイルSuicaタッチで済まそうと思っていたところ、まさかの状況になってしまったのでした。ちなみに、沼津~東京間についてはJRの管轄が違うため、Suicaでは通し券を購入できません。こういう時のために、沼津から西をスタート地点にする東海道線の旅では、出発前に窓口でグリーン券だけ買っておくというのが改めて正解だということをしみじみ感じました。

その後の電車の状況は、時刻表の情報が全くあてにならないので、車内のアナウンスでも乗り換えに関する情報は流していませんでした。あくまで、ホームに到着してから状況を見ての対応となります。もしわからない場合には積極的に駅員さんに聞くべきでしょう。結局、目標としていた時間より1時間遅れて東京駅に着くことになってしまいました。それでも、本当の用事はもっと後だったので、その点には問題はなかったのですが、それでもいざという時のために今回もできることはあったのではないかと思いますね。

唯一良かったと思ったのは、静岡駅でホームライナーに乗りながら軽食でもしようかと迷ったのですが、ゆったり座ってという前提が今回は崩れてしまったので、弁当など買って行かなくて良かったとしみじみ思いました。今後、もし同じ状況の場合には手で食べられるおにぎりかサンドイッチあたりがベストではないかと思います。こうした細かい列車の遅れというのは結構あると思うので、そうなっても慌てずに対応するようにしましょう。


旅先の温泉浴場や旅館のお風呂について誠実な施設を選ぶために公開してほしいこと

福岡県の二日市温泉「大丸別荘」において、お盆と正月の年2回しかお湯を交換せず、そのためにレジオネラ属菌が繁殖し、状況によっては入浴した人が感染症になって命の危険があるほどの状態だったことが判明したニュースは、今後の観光業界にもかなり大きな影響を与えたのではないかと思います。

というのも、規模が多い温泉施設であればあるほど、こまめに全ての浴槽をきれいにするには人手が必要で、コロナ関連で一旦解雇した従業員が戻っていない施設はかなり大変なことになっているだろうと思うからです。それだけでなく、長いこと観光旅行に行く人がほとんどなかったことで、営業自体を継続すること自体が難しかった旅館業界では、お湯の汚れをフィルターによって濾過する設備を持っているところでは、規模の大きさこそあれ、止むを得ず掃除をする頻度が下がってしまっていることが考えられるからです。

それにしても、レジオネラ属菌の恐さを感じていなかった経営者の発言というのは、その入浴施設を利用する人にとっては、もっと深刻に考えなくてはいけません。それでなくても、今回のお風呂のようにお湯を循環しているのにそれを明らかにしないような施設があるかも知れませんし、今後はそのお風呂が本当に「かけ流し」であるかということを調べるのと同時に、きちんと定期的に風呂掃除が行なわれているかということを調べてからでないと気持ちよく入浴することができなくなってしまうというのは残念ですね。

今までは床や浴槽の底の部分がぬるぬるしていても、それは温泉の成分のせいだろうと思っていた方も少なくないかと思いますが、今後は営業時間が決まっている銭湯は大丈夫だと思いますが、お湯を循環することで営業している温浴施設については、営業を休止するお風呂掃除の時間を設けているかということも、旅先で利用する際には考えておかなくてはいけなくなりました。

これは温浴施設だけの問題ではなく、最近頻発している回転寿司や牛丼店などで食事をしに来た客側からの不衛生な行動や、飲食店内部でもキッチン内で実に不衛生な行ないをしている従業員の行為が問題となるなど、今まで「性善説」を信じ、安心して受けていたサービスが信じられなくなりつつあります。これは、海外からやってきた旅行客の評判にも関わってくるので、今後日本が観光客を海外から呼んでいこうという状況に冷水を浴びせるような事にも繋がりかねません。

こんなことを書いていても、ほとんどの方が今まで通りきちんと仕事をこなし、お客の方でもきちんとマナーを守ってお店のルールに従っていると思うのですが、たった一人でもそのルールをわざと外すような事をやる人がいると、そのためにルールの内容どころか、お店としての存続すら危うくなってしまうようなことも今後起こってくるのではないかと思います。

ただ、まずは企業側が現在の状況をきちんと出すことが第一歩かなと思います。話を温泉旅館や日帰り温泉の話に戻しますが、温泉の成分はもちろんのこと、鉱泉を加熱しているのか湧いたものをそのまま使っているのか、お湯は循環しているのかかけ流しなのか、塩素消毒をしているのかいないのか、浴槽の清掃はどうなっているのかなど、きめ細やかな情報提供があれば、たとえ沸かし湯で循環であっても、さらには楽しみに出掛けて来たものの、お風呂掃除の日で休業日だったということがあっても、安心して利用することができるでしょう。

逆に、楽しみにやってきたのに、閉まっていて入れなかったというような事が起きると、当然その人にとってその温浴施設はあまり良くないものに感じられるかも知れません。しかし、厳密に誠実に温泉の品質を第一に考えた運営をすれば、当然24時間入浴可などということはできないわけで(多くの人が利用するのであればさらに通しでの営業は難しくなります)、誠実に営業している施設については冷静に評価してあげなくてはいけないと思います。今回のような事件が起こると風評被害も起こって温浴施設の関係者の方は大変だろうと思いますが、ぜひ施設の方々には利用者の安全を第一に考えた情報開示や営業を行なって欲しいと切に願っています。