mineoには翌月くりこし可能な高速クーポンの付く「マイピタ」を契約している人が、翌月だけでなく契約している間じゅうに使わなかった高速クーポンを自分用に用意されたデータエリアで保管できる「パスケット」というサービスが月額110円で提供されています。
私の場合ですが低速にしても最大1.5Mbpsでデータ通信が利用できる「パケット放題Plus」のオプションを追加料金なしで使うため、月10GBの容量プランを契約しています。ただ、普通に最大1.5Mbpsあればほとんどの場合間に合うような使い方を外ではしているので、高速クーポンは余らせがちになります。実は先月から使い始めて今月になってさらに10GBで、合計20GBが使えるようになりました。ただ、この場合は今月中に、先月分の10GBは使い切らないと使わないまま権利が消滅してしまいます。
ただ、「パスケット」を契約し、いったんパスケットに入れると、好きな時に期限関係なく使えるようになります。ただし一旦出したパケットをもう一度戻すことはできないので、出す時には使い切るような形になります。一気に出すのか細かく出すのか、容量が無くなったら自動的に出すか、手動でその都度出すこともできます。
パケットを保存できるパスケットの容量は最大10PB(約1,000万GB)あり、ほぼ無制限に貯められるので、私の場合マイピタのデータ専用10GBプランにパスケットを加えて、月額1,815円で今のところ利用しています。基本的には毎月最大10GBを貯めることができます。一年同じことを続けるとそのパケットの総量は120GBになります。
このパケットの利用方法としては、現在楽天モバイルの回線を自宅用のネット回線として使っているのですが、もし大きなトラブルで自宅用の回線が使えなくなった場合の代替回線としては十分です。mineoの場合は回線を大手キャリアの回線から選べるので、私はdocomo回線にしていますが、例えば自宅の回線をdocomoのホームルーターで利用しているような場合にはauやソフトバンク回線で使えば、うまく代替回線として使えるのではないかと思います。
昨日たまたま新しいmineoのテレビコマーシャルを見ましたが、有名タレントを起用せずに、具体的なアピールポイントを伝えるような形になっていました。その中で「使い放題1,683円」と出ていたのは、マイピタの月1GBプランにパケット放題Plusを付けるパターンでしたが、音声通話は別の回線でするならば、「データ専用10GB+パスケット」で1,815円というパターンもなかなか侮れません。
「ゆずるね。」で月10回宣言を達成すれば、翌月の深夜(23時~翌朝7時)にスピードの制限なくデータ通信を使用できますし、いざという時のためにせっせと貯めるような使い方をするのも悪くないような気がします。
ただし、こうしてせっせと貯めても、mineoの平日昼のスピードはかなり遅いので、できれば大手キャリアのサブブランドの月3GBプランとの組み合わせで使うというのも一つの考え方です。mineoをdocomo回線で使うなら、UQモバイル(au回線)は他社と比べると少し高いので、データ速度切替ができることに魅力を感じないなら、パートナー回線でau回線を使える楽天モバイルを月3GB以内で使うか、LINEMO(ソフトバンク回線)にすれば、月額990円との合計で2,805円という金額で運用可能です。
楽天モバイルの場合は、今後今の金額が上がらないなら、Rakuten Linkアプリを使った通話定額が入っても同じ金額で使うことができるので(一台のスマホで2回線を併用して使う場合)、かなり使い勝手は上がると思います。また、電話はほとんどLINE電話でしかしないならLINEMOのLINEが常にデータフリーで使えるというのも魅力的です。
また、今までの説明と一部矛盾するようですが、今後の楽天モバイルの将来性が不透明で、もし現状の金額が値上がりして代替回線を探す場合、mineoでコツコツと高速クーポンを貯めておけば、例えば私の利用環境では120GBあれば、ほぼ一ヶ月くらいは自宅のネット回線を代替利用可能だと思います(平日昼間以外)。いざという時に焦って代替回線を決める必要がなく、じっくりと比較検討するためにも、こうしたいざという時に使える代替回線を持っておくことは悪くないのではないかと今は思っています。SIMカードをホームルーターやスマホに入れ替えての運用の可能性も考えつつ、これからコツコツと高速クーポンをパスケットに入れていこうと今は思っています。