Makitaの一連の家電は果たしてトータルコーディネートした方が幸せになれるのか?

電動工具の国内メーカーでは大きなシェアを持っているMakitaの製品は少し前から調理家電にも及んでいます。質実剛健で無骨ながら、専用の充電池を使い回すことができるということで、例えばラジオを購入しても、新たに充電池を買う必要がなく(すでに多くの電動工具を使っている場合)、他の工具で使っている電池を付け替えることで仕事の空き時間に利用可能というコンセプトで合わせてあります。

ですから、電動工具は全く使わないという生活をしていても、例えば掃除機にMakitaのものを購入し、その電池がそのまま使えるような製品を買い足していけば、電池自体が無駄にならず、電池が消耗しても入手はホームセンターに行けば簡単に入手可能であることから、その製品に合った充電池を使っている製品とは違って長く使えるようなものになっています。

最近の動向については、保冷から保温、冷凍までできる充電式保冷温庫が出ているのは知っていました。湯沸かし用のケトルも見ましたが、圧巻なのが40Vのバッテリー1個でも利用可能な電子レンジ(500W/350W切り替え式)は正直すごいと思いました。Makitaのバッテリー自体も高額なのですが、世の中にはリビルド品や互換バッテリーも自己責任を上でなら使うことも可能なので、車中泊用の調理家電をMakitaの調理家電で揃えるということも、考えてみる意味はあるのかも知れません。また、こうした充電池で動くものが複数あるなら、災害時においてもそれほど大きくない太陽電池パネル経由での充電もできるのではないかと思いますので、長期旅行および災害時への対応という面でも優れていると言えるでしょう。

お仕事が電動工具を使い、すでに多くの電動工具や充電池を使っている方であれば、製品の価格自体は高くてもランニングコストという点ではそれほどかかりませんが、今回見た電子レンジの定価は何と110,000円となっていました。流石にそれなら、1万円くらいの安い電子レンジを購入し、10万円以内で電子レンジを動かせるポータブル電源を持った方が、他の普通の電化製品も使えるし、全く何もないところから揃えるには高額な負担になってしまうのが残念です。

この他にもMakitaでは、同じ充電池を装着して利用できる電動アシスト自転車も製品化されているのですが、これも定価が298,000円とちょっと他の製品と比べて高額(しかも電池および充電器別なのです)です。まあ、すでに余るほど電池を買って仕事に使っている方々が現場に持って行って、昼食などを買い出しに行くために乗るような用途で使うのかなという感じはします。

それでも複数の家電の電池を共通化できるというのは、他のメーカーにはない特徴です。家庭用の家電でいうと、Makitaの掃除機というのは、家庭でも使われていますので、まずはそうした製品を使うために充電池を増やしつつ、今後の状況によって中古品を安く買えるようになったらゲットするために、掃除機のタイプを使いたい調理家電に対応しているバッテリーに合わせて購入するというのも一つの手かも知れませんね。最後にMakitaの公inページから「災害への備えシリーズ」という製品へのリンクを張っておきます。電動工具には興味のない方でもなかなか面白い商品が出ていますのでご参考までに。

https://www.makita.co.jp/product/saigai_series/index.html


カテゴリー: 充電池活用法 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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