現在、私のモバイル通信の回線は複数あるのですが、通話用のスマホを例えば車の運転時にカーナビやradiko・音楽配信の再生用にしてしまうと、もし急にどこかから電話がかかってきた場合に色々と大変になってしまいます。
気合いを入れて長距離ドライブをする場合には、データ通信用に用意したモバイルルーターとタブレットを接続させて音楽関係を任せながら、サブスマホもテザリングさせてカーナビにすることでかなり快適に使えます。モバイルルーターに入れているSIMは低速でも最大1.5Mbpsで通信できるmineoのプランなので、radikoや音楽だけでなく動画を見続けてもデータ量の心配をしなくても済むので、相当車内のネット環境は高いのではないかと思います。
ただ、ちょっとしたお出掛けや買い物の場合、事前にモバイルルーターやタブレットをセットするまでもない状態で、ちょっとカーナビやradikoを使いたいという場合には、サブのスマホに入れているIIJmioの回線がそれなりに役に立ちます。現在、あえて最安の月2GB(月額850円)にしていますが、月額990円で月5GB使えて翌月繰越も可能なので、使う頻度によってプランを変えるとさらに使用実態に即した運用ができます。
私の場合、月2GBにしているので、実は自宅でWiFiに接続されていなかったなどという状況に備え、知らないうちにデータ通信を使ってしまわないようにデフォルトで「低速」にして運用しています。もし自宅でサブスマホを使っていて、動画が見られなかったりウェブページの読み込みが遅くなったと思ったら、Wi-Fiにつながっていないことがわかるので、この低速固定は便利なのですが、この「低速」で、どこまで何が使えるのかということについて調べてみました。
ちなみに、IIJmioの低速運用では「3日で366MB以上使うと低速利用時にさらなる速度規制を受ける」という特徴があります。IIJmioの低速では最大300kbpsでバースト機能もあるため、普通にカーナビアプリやradiko、音楽配信サービスを利用することができます。
改めて調べてみたところ、一般的なスマホアプリでradikoで放送を聞き続ける場合、2時間で約81MBのデータ利用になるということです。単純に計算すると、一日に3時間までスマホでradikoを聞き続けていても、IIJmioの低速規制を逃れられるということになります。
毎日仕事で車に乗っていて、その間中ずっとradikoや音楽配信を聞き続けているというような場合は厳しいと思いますが、乗るのは週末のお出掛けか、平日の買い物だけというような車の利用でなら、カーラジオの代わりにスマホでradikoや音楽配信を聞いていても何とかなるイメージです。
ちなみに、カーナビアプリについては、最初の読み込みさえできれば、かなりの低速でもナビ自体は利用可能です。これはpovo2.0の0円コース(実測で60~70kbps)でも普通に使えているので、もしサブスマホにpovo2.0のSIMが入れられれば、カーナビを使う時にIIJmioからデータ通信の切り替えを行なえば、低速利用時のデータ制限にかかることはありません。ちなみに、普通のカーナビアプリを使い続けた場合、1時間あたりのデータ消費量は計った人のいるサイトによると約15MBくらいだそうです。短い区間であれば、それもIIJmioの回線で行なっても問題なさそうです。
逆に言うと、radikoや音楽配信、そしてカーナビとしてスマホを活用したいと思っている場合、そこまで高いプランに加入しなくても、高速と低速が切り替えられて月2GBくらいで十分利用できるケースが多いのではないかと思います。カーナビだけの利用なら、さらに安く利用でき、povo2.0のデータプラン(eSIM)なら旅に出る直前に申し込んですぐ利用できるので、カーナビだけのために契約するというのも有りだと私は思います。