楽天モバイルの休眠回線化回避策は「180日間利用なしで自動解約」

楽天モバイルが1GB未満のデータ通信利用者には(複数回線契約者では一回線目)月々の請求を0円にすると発表された時には、かつてあった「0SIM」を思い出したものですが、やはり楽天の方でも全く通信を利用しないで放ったらかしておく「休眠回線化」するユーザーのための対策を打ち出してきました。

楽天モバイルでは2021年7月1日から契約約款を変更し、0円契約の対象回線が180日間利用なしで(恐らくRakuten linkを経由しない電話発信やデータ通信など、料金発生のためのカウントができる利用ではないかと思われます)、楽天モバイル側で利用停止の措置を取ることができるようになったという文句が増えました。当然、当該ユーザーにはメールやRakuten linkへの通知などで「○月○日までに利用が確認できなければ契約解除になります」というような通知は来ると思うので、手持ちのスマホやタブレットに楽天SIMを入れて使っている方にはまず問題なく0円契約をキープすることができると思うのですが、モバイルルーターに入れて別のスマホでRakuten linkアプリを入れていなかったり、全く端末に入れないで放っておいている方は注意する必要がありそうです。

個人的には、逆に楽天モバイル側がこうした条件変更について出してくるのが遅かったと思うほどで、やはり購入したSIMは使ってなんぼのもので、それこそ過去のブログでも触れたように、SIM2枚同時利用のできるスマホに入れて使えば、データ通信専用SIMとの組み合わせで、通話はRakuten linkから通話料がかからずにでき、データ通信の補完で使うことはあるかも知れませんが、普通に使っていても0円で維持することは可能でしょう。また、楽天モバイルの連絡先のメールアドレスを楽天SIMが入っていない端末で受けられるようにすれば、楽天モバイルからの連絡が何で来るかによりますが、その時になって慌ててSIMを端末に入れて何かデータ通信をすればOKなので、0円で回線を継続させようと思うならそれくらいはやってほしいということなのではないでしょうか。

私の場合、楽天回線は自宅の固定回線代わりに使っていて、月100GBに到達するぐらいのデータ量を使っているので全くこの点について心配することはないのですが、今回のように楽天モバイルで後出しの契約約款が変更されることが起こる場合、どちらかというと今回の休眠回線対策よりも、現在の「一日10GBを超えると翌日午前0時まで最大3Mbpsに制限」というデータ通信の制限がさらに厳しくなるかどうかというのが大きな関心事です。今のところ4Gエリアがほとんどなのであまり関係はないと思うのですが、5Gが普通に使えるようになると、特にダウンロードで大量のファイルをダウンロードするようなユーザーが増えて、別の通信制限がされる可能性もなくはないのですが、状況はこうした発表の仕方によってガラッと変わってしまうこともあります。

今後、楽天モバイルの将来については大いに期待しているのですが、過去の例から見ても、素晴しいサービスを提供するところがそのまま成功するわけではありません。今後、同業者の横やりで全てが順調に行かずに変わってしまう可能性も含め、私にとって楽天モバイルが使えなくなった場合の代替についても考えておくことも、今だからこそ必要なのかも知れませんね。


カテゴリー: 通信サービス全般ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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