月別アーカイブ: 2017年2月

学生のMVNO移行を阻止するには意外に有効そうな「無料クーポン」

世間ではこれから本格的な受験シーズンとなり、中学・高校や大学に入ることを目指して入試本番に向かうことになります。その後、合格発表を経て新入学の季節へとつながってくるわけですが、その際に特に親として頭が痛いのが突発的に発生する入学金や授業料の工面なのかも知れません。ただこうした学資については計画的に貯めている人にとっては何とかやり過ごせるのかも知れませんが、もう一つの問題は合格→入学を条件に新たにお子さんにスマホを買ってあげる約束をしている場合でしょう。

何といっても家計にかかるコストのうち、どんな金銭事情の家庭であっても削ることができないのがスマホ代だったりします。そんな中でも格安でスマホが維持できるMVNOの存在は、なかなか大手キャリアのプランでは予算オーバーになってしまうかも知れない家庭においては安くて有難いものだと思いますが、今年はお子さんの方からMVNOでの契約を拒否してまで大手キャリアと契約したいと言われるかも知れません。そんな流れの中には、巧みに学生の契約を取り込もうとする大手キャリアのしたたかな戦略があります。

というのも、最初にソフトバンクがやり出して他社も追随したサービスにスマホ契約で通話とパケットをセットにした契約者を対象にした「無料クーポン作戦」(ソフトバンクではSUPER FRAIDAY!という名称でコマーシャルも流していますのでご存知の方も多いと思います)があり、この内容が若年層を引きつけるものになっています。

多くの学生の契約者はスマホにかかるお金を親に払ってもらっているケースがほとんどだと思いますので、スマホ代が高い・安いという比較で語ってもあまりお子さんの方ではあまり実感がわかないでしょう。大事なのは、友人が大手キャリアに入っていて、毎週一回無料で牛丼やドーナッツやアイス・チキンなど様々なファーストフードをお小遣いを掛けないで食べられるという事実の方だったりします。本来は契約をMVNOにしてお小遣いを上げてもまだMVNOの方がトータルで安くなることは明らかですが、お子さんにとってより大切なのは友達同士で同じクーポンを使って同じ場所で同じ物を食べることなのかも知れないのです。

こう考えると、すでに無料クーポンを使っている同世代が新たな契約者を連れてきてくれることにもなるので、先行したソフトバンクの意図を見抜いた大手のauやドコモもすぐに若い世代限定に無料クーポンを出すようにしたのはさすがです(ソフトバンクの場合は年齢制限はないので、毎週クーポンを利用できる時間の余裕のある方なら無料での利用可能です)。

こうした無料クーポンを使った週末の行動というのは、皆同じようにすることがコミュニケーションにとっては重要なので、友達の中で仲間はずれにされないために、友達が入っているのと同じキャリアに入るということも今後起こってきそうな感じもするのですが、特に学校の先生はこうした無料クーポンを持っていない人に対する仲間ハズレのようなことが起きないかどうか、注意深く観察していくことは大切なことではないかと思います。

親の立場からしても、お子さんにどうしても大手キャリアでなければ嫌だと泣きつかれたら、多少費用はかかってもその意志を通してしまいがちになりますが、MVNOの安いプランでも十分だと思っていて、かつお子さんが皆で無料クーポンを使ってファーストフードに行くのが大手キャリアに入りたい理由だということがわかれば、MVNOを契約した上での対策は思い付くはずです。

ある意味チープなクーポンのために高額のスマホ代を払うのはもったいないと思うくらい毎月の支払金額が違っているなら、大手キャリアのクーポン利用可能日に、特別にお小遣いを出すという条件を付けてあくまでMVNOでの契約をさせるのも手です。そうすればお子さんも無料クーポンで食べられるものだけでなく、プラスアルファの飲食ができるかも知れませんし、皆と同じものを食べて余った分を別のものを買うために貯めておくこともできます。逆にMVNOにしたのでクーポンでなく他の事にも使える現金が得になることが、自然と他の友達にもわかってくるに従って大手キャリアの思惑とは違った状況が生まれるかも知れません(^^;)。

ただ今後、こうした露骨な学生の契約を取る大手キャリアがクーポン発行を4月以降も続けてくるようならそれに対抗して、実行行使に出て何らかの無料クーポンを出してくるMVNOが出てきたら面白いですね。それくらい若年層の契約を取り込むことは大切だとMVNOを含めた通信事業者は考えていると私は思っています。そうしたことも含めて、春にかけてMVNOの出してくるかも知れない新たな発表に注目してみるのもいいでしょう。


ETC2.0搭載車両対象の社会実験 高速道路を降りて道の駅で休憩OKに

地方の高速道路について、サービスエリアがないため食事休憩や給油をしたいと思った時に困るケースがあります。いったん高速道路から降りればいくらでも食事や給油のできる場所は探せるものの、高速道路の距離計算がいったん降りることでリセットされてしまうということから、とにかく我慢して高速道路に乗り続けるしかないというのが現状だったのですが、今回あくまでも限られた地域ではありますが、一般道に降りても一定の条件の元で出発地からの料金計算が継続されるという社会実験が2017年夏から行なわれることになりました。

その社会実験に参加するには、ETC2.0という道路側のアンテナであるITSスポットとの双方向通信のできる新たな車載器を搭載することが必要になります。このサービスは今後の道路事情による高速道路の割引きや経路確認にも使えるのだそうで、これから車にETC車載器を取り付けようと思っている方はこれからのETC2.0の普及の度合いにもよりますが、新しくした方がいいか検討する必要も出てくるでしょう。ただし多機能になる分車載器の価格は上がり、後から説明しますが車載器単体では使えない製品もありますので、その点は十分ご理解の上で検討下さい。

実際新たな端末に換えるとどういうことができるようになるかと言うと、周辺の渋滞情報を知らせてくれるような機能もETC自体に付きます。さらに場所に応じた情報を出せるということで、今回社会実験が行なわれる高速道を使う場合、いったんインターから高速道路から降りて、ITSスポットのある指定された道の駅を利用した後に本線に復帰することによって、高速道の距離計算をリセットせずに、普通のサービスエリアで休憩したのと同じように経路を連続してETCに記録することができるようになります。つまり高速道路を降りても実験区間では高速道路を連続して通行しているのと同じ料金が適用できる上、一般道にある道の駅も利用できるということです。

ただし一般道に降りている時間については1時間以内という制限時間があるので、仮眠などはもってのほかである程度時間を気にして一般道から高速道に戻らなければいけませんが、トイレ休憩や給油、軽食や買い物くらいなら何とか戻って来られるでしょう。もっとも今回は社会実験なので、1時間が制限時間では足りないということになったら、また改めて制限時間については考えられるのではないでしょうか。ちなみに、今回実験が行なわれるのは以下の全国3ヶ所になります。所定のインター(スマートインターを含む)で乗り降りし、指定された道の駅で休憩の上1時間以内に再入場する事が条件です。

・関越道・高崎玉村スマートIC:道の駅「玉村宿」(群馬県玉村町)
・新東名高速・新城IC:道の駅「もっくる新城」(愛知県新城市)
・山陽道・徳山西IC:道の駅「ソレーネ周南」(山口県周南市)

(※この件についてのソースは国土交通省の「報道発表資料」のページ、平成29年2月7日付のものです。さらに詳しい内容をご覧になりたい方は以下のリンク先でご確認下さい)

http://www.mlit.go.jp/report/press/road01_hh_000803.html

ETC2.0の仕組みの中では、今後事故や災害などで通行止めになったルートを通る際、一旦高速道を降りて再び別の入口から乗るようになっても、今までは改めて乗ったところから料金が改めて0から計算されるようになるのに対し、上記の例と同じように出発地からの料金計算を続けることができる(ただし降りるインターと再入場するインターは指定されるでしょうが)ような活用の仕方も提示されています。よく高速道路を使う車なら、今古いETC車載器が付いている車であっても新しいものに付け替えた方がいいケースも出てくるかも知れません。

ETC2.0は情報をドライバーに通知する関係から、情報を見て確認できるようにするための外部出力方法として、対応する車載ナビか、同じく対応するスマートフォンの画面で情報を確認するようなタイプがあります。元から対応するナビが付いていれば問題ありませんが、そうでない場合で画面による確認をしたいという場合にはスマホの利用が必須です。Bluetoothで接続するためということもあるのか、今後スマホをETC2.0車載器と組み合わせて使う場合は、メーカーの出しているETC2.0車載器に対応するスマホであるかを確認の上で利用することが必要になってくるかも知れませんので、購入の際にはご注意下さい。ただ、電話としても使っているスマホを流用するのはめんどくさいという場合もあるかも知れませんので、常に高速道を利用するような方は中古のスマホを専用に用意する事も考えておきましょう。

こう書くとなかなか新しいETCにするのも大変だと思う方が出るかも知れません。そもそもそうした手間のかかる事はしたくないと思う人の方が多いと思いますので、そういう人のための車載器もあります。情報を画面を使わずに音声のみで通知するような車載器がそれで、電波を受信するアンテナにGPSアンテナも付いているので、カーナビもスマホも使わずに新機能を利用することができるようです。今のところ、デンソーの「DIU-A010」が一般用のGPS付発話型として売られていますので、このタイプの車載器にすれば車を買い替えても付け換えてそのまま使えたりして、使い回しができる分将来的にも安心できます。

今後は多くの駐車場の空き情報を表示したり、フェリーの乗車における手続きの簡便化にも役立つような活用の仕方も考えられていますので、場合によってはスマホ連携のタイプの方が便利かも知れませんが、逆に考えるとこうしたサービスをほとんど利用せず、高速道路を使うのも年に数回のレジャーだけという使い方ならあえて今付いているETCを替える必要はないかも知れません。

そもそも今回紹介した社会実験についても、有人か手動の出口で「一時出庫券」のような日付と時刻が刻印されたものを発行し、一時間以内に同じインターに戻って発券した出庫券を機械に通して問題なければそのまま通すようにしてくれればバイクを含む全ての車で実験が可能なので、そうした方がより多くのドライバーの声を吸い上げられて将来のためになるのではと思うのですが。個人的には本当にこのETC2.0が次の世代のスタンダードになるかどうかわからないので、新たにETC2.0でしかできないサービスが本格実施されてから決めようかと思っています。


単に検索だけではわからない? グッズ紹介その後の耐久性

今回このページにご訪問いただいた方は、このページを目当てにというよりもネット検索によっていらした方が多いだろうと思います。このブログでは私が購入したさまざまな品物を紹介しつつ評価することもあって、品物の型番が検索に引っかかることもあるでしょう。ただ、この「評価」というのがなかなか曲者で、自分の考えることと検索で見に来る方の思惑が一致しないことが多く、見たくもない情報だけしか書かれていないことでご迷惑をお掛けしているかも知れません。

純粋に購入のためのリサーチということになると個人ブログよりも単純にネット販売大手の商品サイトや商品を専門的にやっている評価サイトに行き、そこでユーザーが評価した星の数が多いものをピックアップするというのが誰もが普通にされることだと思います。しかし、こうした評価も、場合によっては役に立たないことがあります。というのも、サイトにおける評価のほとんどは、購入して使い始めてすぐに書かれたものが多く、継続使用の問題点についてまでは書かれていないものが多いのです。

一つの例として単三電池2本(エネループでの利用も可能)を使ったLEDのライトの中で評価の高い商品の一つに写真の「GENTOS 閃シリーズ SG-320」があります。電球からLEDになったことで、電球切れのトラブルはなくなり、電池の持ちも良く明るく、さらにホームセンターなどで気軽に購入できることで人気の高い製品ということで購入してみました。購入直後に購入リポートを書いたとしたら、ほぼ満点に近い製品のように私も紹介したかも知れません。しかし現状ではこのライトは使えなくなってしまっています。

というのも、このシリーズはライトを点灯させるのにお尻の部分のスイッチを押す方式なのですが、今回このスイッチが接触不良なのかどうかわかりませんが、いくら押し込んでも付かなくなってしまったのです。問題はスイッチだけなのでメーカーにお願いして電池フタ兼スイッチの部分だけ売ってはくれないものかと思ってネットで情報を探したところ、同じようなスイッチ不良のトラブルを抱えている人のブログが意外に多くあることを発見するとともに、修理をお願いしても本体が買える分くらいの修理代がかかることがわかったのです。

SG-320についてのブログをさらに多数読んでいくと、もしかしたら私の購入したものは作りが甘い外れを買ったのかとも思われますが、恐らく1年使っていないので壊れた日にすぐメーカーに連絡すれば無償修理もできたのかも知れません。しかし、購入サイトでの評判もいいし、スイッチくらいしか動かすところもないだろうからと自分の中で勝手に耐久性があるだろうと思ってしまった事が失敗でした。それでも使用する頻度がそれほど多くなければまだスイッチは壊れずに今でも高評価のまま使えていたかも知れませんが、日常的に多く使うなら、もう少し購入する前にきちんと調べてからにした方がいいと改めて思い知りました。

これと同じような経験は、同じGENTOSから出ていた単四電池一本で使える「パトリオ4」というライトでも実はしていたのです。こちらの点灯する仕組みは、スイッチを入切するのではなくライトの先端を回すことによる「マグライト式」のものだったのですが、これも購入して少ししたら接触不良で点灯しなくなりました。実は私が先に紹介したSG-320を購入したのは、先端を回す方式だと機能的に接触不良になるのかと疑った事もあったのですが、結果を見るとそうでもなかったと今になっては言わざるを得ません。

単四電池一本で光る小さなライトは、キーホルダーに付けておいて使いたい時にすぐ使えるという意味でいざという時に接触不良を起こすライトでは使い物になりません。このままキーライトは諦めるべきかと思ったのですが、たまたま見たテレビ番組で、ライトについてかなりのマニアの方が使いやすいライトとして挙げていたことから購入したのが写真のマグライトのLEDタイプであるソリテールLED 単四一本タイプというものでした。

このライトを購入したのは2015年の四月で、およそ2年間キーホルダーに付けて、暗いところではかなりの頻度で使っているのですが、こちらの方は接触不良を起こすことなくずっとキーライトとしてその用途を全うしています。またネジがゆるくなって本体ごと落ちるトラブルも皆無です。やはり、古くからのノウハウがあってきちんと作られていれば点灯のためのタイプは関係なく普通に使えるものになるのだなあと使い込んだ今になって実感することができます。

もちろん、私の購入したライトがたまたま当たりだったという可能性も逆にあるわけですが(^^;)、他の製品と比べても作りはしっかりしていて、使い続けるほどその道具としての信頼性が増していったという感じに自分の中ではなっています。さらに、このライトの価格自体はそれほど高いものでもないので、いい買い物ができたと思っています。

いざという時に使える非常用のライトとして使うものとして、考えられる条件というのはやはり耐久性がしっかりしているということもありますし、単三でも単四でもいいのですが電池一本で使えるものである方が、同じ本数の電池でも分けて使えるというメリットがあります。現在、私が持ち歩く電池式のグッズはその大きさを小さくするために極力単四1本ないし2本で使えるものを揃えているので、その点でもこのライトは私にとって頼りになる存在であると言えます。


MVNOの音声通話SIMを選ぶ時に考えたい契約期間

最近は大手3大キャリア以外でも新品の端末を分割で購入するプランがあったり、長期契約を約束する特定のプランに入ると商品券をプレゼントするような事をやっているMVNOがあります。そうしたプランに入ると、事業者自体はMVNOに違いがなくても、大手キャリアと契約して利用する期間は変わらなかったりする事も出てくるわけです。

それでも、MVNOはMVNOなのですから大手キャリアの料金と比べて安くなるわけですし、端末もそれで安く買えればそちらの方がいいと思う方もいるかも知れません。しかし、競争が激しくどんどん新たなプランが出てくるMVNOでは、かえって長期契約をしない方がいい条件で乗り換えられる場合が多いので、これから特に音声通話SIMを格安で利用したいと思う方は安易に長期契約を結ぶ前に少し考えた方がいいかと思います。

データ通信専用SIMの場合、SIM単体だけの契約なら翌月に解約しても解約料金は取られませんので、新たなプランが出たらすぐに移動したいと思っているなら端末は別に購入するか、契約時に一括払いをした方がいいでしょう。ただ音声通話SIMを契約する場合には、普通に加入した場合でも最低1年間は契約を続けないと解約の際に解約料金がかかるようになっています。この場合についても24回ないし36回の分割で購入することは極力控え、1年の利用期間を終えたらすぐに解約もMNPも追加料金なしでできるようにしておいた方が、より自分に合ったプランに乗り換えることができるようになります。

今後は音声通話の掛け放題オプションも変わってくるような感じがしていますし、現にOCN モバイル ONEが5分定額の料金そのままで10分定額のプランを打ち出してきました。

普通に話をするだけなら5分を超える通話はそうそうないとは言いつつも、安い値段で自由に通話できる時間も増えるとなれば、何もなければ定額で通話できる時間の多いプランの方に興味を持つ人は多いでしょう。しかし、1年縛りでも多いと思うのに2年縛り以上の契約に入ってしまったらなかなか今までのキャリアから移ることは難しいと言わざるを得ません。

データ通信プランにおいても、先日紹介したデータ量でなく高速通信を利用した時間を1日の中で制限するような新しい考え方のプランをnuroモバイルが出してきたりと、まだ色々なプランが出てくるかも知れない状況の中、できるだけ短い周期で変更できるように保っておく方がより条件のいい画期的なプランが出てきた時のためには良いということになります。

もちろん、長期の契約をユーザーに結んでもらうためにMVNO事業者であっても魅力的な特典をキャンペーンで用意しているところもあり、2年継続しても料金的にお特なプランを出すところは今後も出てくるでしょうが、その場合は少なくとも自分で納得できるだけの条件であるかどうかを十分に考えた上で入るようにしないと後で後悔するかも知れません。


日本通信がサービス開始予定のソフトバンク回線に期待すること

まだ具体的なプランが出てきていないので詳しく突っ込むことはできませんが、2017年3月22日から日本通信がソフトバンクの回線を借りて、今までより安い価格でソフトバンク回線を使えるプランを、まずはデータ通信専用のものから出すことが発表されました。プレスリリースの内容を読むと、ソフトバンクのSIMロックがかかったiPhoneおよびiPadで利用することを想定しているようですが、ソフトバンク販売のiPhone・iPad用のSIMカードが同じくソフトバンク製のAndroidスマホに入れて利用できないなどの難点もあります。

さらに言うと、Androidスマホ用のSIMカードとガラケーやみまもりケータイのSIMにも違いがあり、相互のSIMを入れ替えて利用することができないという事もあるようです。今後のプランの発表では利用するハード別にSIMが用意される可能性が高いですが、ドコモやauのように複数の機器を差し替えて使う範囲が狭くなるかも知れないということをまずは認識しておきましょう。

SIMフリーのスマホやモバイルルーターについてはどのタイプのSIMカードを選んだらいいのかという点についても、改めて日本通信からアナウンスが出ると思いますので、あせって契約する前にその情報を十分確認しましょう。これまで説明されていただいたように、単にサイズだけでなくSIMカードの違いによって、ソフトバンク白ロム・SIMフリースマホ・タブレット・モバイルルーターで使えるSIMが全て違う可能性もあります。ネット上の情報だけに頼るのではなく、日本通信の公式発表を確認の上で契約する方が、いざ使おうと思った時に使えないという悲劇を防ぐことができます。なお、その情報が出てきましたら個人的な備忘録としても、私のページでまとめてみようと思っています。

これだけでもソフトバンクモバイルの回線をMVNOの安い価格で利用することができるまでの紆余曲折さを感じるわけですが、それはソフトバンク自体が自社の回線を安くユーザーに提供する別キャリアを持っていて、あえて日本通信に出してもらわなくてもいいと思っているからなのかも知れません。三大キャリアのうちMVNO業者による格安のSIMが提供されていたドコモやauと違い、ソフトバンクについては、今までは買収した「ウィルコム」と「イー・モバイル」を一つにして生まれた「Y!モバイル」がそれで、テレビコマーシャルでの認知度も高い会社です。ソフトバンクとしては自らの力で安くソフトバンクの回線やサービスを使いたいという人に向けての受け皿を作ったという自負もあるでしょう。

ただ、MVNO業者の中にはソフトバンク回線を提供している所はあるにはあります。U-mobileではソフトバンク回線を使ったプランもありますが、その内容を見るとY!モバイルのプランと名前こそ違っても内容および金額、契約年数や解約金まで全く同じ形で提供しているに過ぎなかったりします。恐らくソフトバンク主導のもと、Y!モバイルと同条件でならという風に提供を認めていることが考えられます。そんなわけで、MVNO業者独自の判断でプランを決められるものとしては今回の日本通信が今後出してくるプランが、ソフトバンクMVNOのものとしては最初のものになるので、日本通信が果たしてどのようなプランを出してくるのかが注目されているのです。

新たなプランの料金を予想する際、まず考えられるのが月900円前後(税抜価格 以下の表示も同様)で高速クーポンが3GB/月くらい付き、SMSオプションは150円くらいで別料金というMVNO標準のプランそのままで出してそのバリエーションで勝負するのか、基本料金を安くしたり、今までは考えられなかったような付加価値を付けたプランを出してくるのかというのが乗り換えや、ちょっと入ってみようと考える人にとって注目されるところになるでしょう。

なお、ソフトバンクが回線を貸す金額については、同条件のドコモと比べると約1.5倍くらい高いそうなので、普通に出せば料金はドコモのMVNOと比べても高くなってしまうことが予想されますが、この点については同じ内容でも高いというのではなかなか購入するのに躊躇する人も出るでしょうし、少なくともドコモMVNOと同レベルの料金で出してくれるよう今後の日本通信の営業努力に期待したいところです。

音声通話の提供については、まだ詳しいことは全く決まっていないようなのですが、Y!モバイルでも料金こそ30秒20円なものの、同じグループ内での午前1時から午後9時までの通話料を0にする「ホワイトプラン」同等プランや、オプション料金の発生はあるものの、10分間までの固定および他社携帯への通話も月300回までは定額にする「だれとでも定額」をセットにして格安のプランを提供していますので、悪くて同等の料金と使い勝手でなければなかなかインパクトを与えることは難しいかも知れません。

ただ当分はデータ通信SIMの提供のみになりますので、中途解約も自由にでき、今まではSIMフリースマホすらソフトバンクSIMでは満足に使えなかったことを思うと、安心してSIMフリースマホに入れても使えそうな日本通信のプランに魅力を感じる方もいるでしょう。あらゆるリスクに対応したいと思っている方は、日本通信の新プランが出れば、とりあえず日本の携帯電話網の全てのキャリアをMVNOで揃えることができるようになります。災害時に全てのキャリアでネットにアクセスできなくなってしまう事は仕方がありませんが、あくまで回線を管理する会社内部の対応が原因で通信ができなくなってしまう事があったら、代替回線として使うニーズは十分にあると思われます。

私は現在ドコモ回線しか使っていませんが、もしドコモのネットワークが日本中で使えなくなってしまったら外でのインターネットが全く使えなくなってしまうリスクを背負うことになってしまいます。ドコモがダメでもauやソフトバンクの回線なら使えたり、提供するエリアの関係でソフトバンクしか使えないようなケースも考えておきたいと思っています。

ドコモ回線の選択は月額300円前後からいくらでもありますし、auのMVNOは全てのデータ通信専用SIMにSMSオプションが付いているというメリットもあります。日本通信の出す通信専用SIMの特徴が何なのか気になりますが、お互いに持っている長所を生かし、短所を補完しあうように運用するために持つという観点から、手持ちの端末に入れて安く使えるようなSIMが出たらいいなという風に考えつつ、私は今後の日本通信の発表を待ちたいと思います。


古いカーナビの予備ディスクを用意する際はディスクのバージョンに注意を

先日紹介した盗難に遭ったDVDナビのその後ですが、無事に送料込3千円でネットオークション落札したディスクを本体に入れてみたところ、2008年版のディスクであったにも関わらず、ナビのアップグレードが始まってしまいました(^^;)。

つまり、盗まれたディスクは2007年以前のものであったことがわかり、修理工場さんには代替のディスクを購入したということでなく、新しい道の記録されたディスクにアップデートして使用できるようにしたということになり、かなり感謝されました。さらにお店の人の言うには、今まではカーナビアプリが立ち上がる際にディスクに傷が付いているのかディスククリーニングのお願いがしばらく画面に表示されていたそうで、新しく入れたディスクでは多少の傷はあるもののそうした注意喚起メッセージも出ることなく、お客さんに売りやすくなったとのこと。

元のディスクを手に入れた人は、いざ使おうとした時に、下手をしたらディスクの問題でナビが使えないような羽目に陥るかも知れませんが、そうなったらまた他の車からディスクを物色するかも知れず、そういう点は素直に喜べないところでもありますが、今回はわずか3千円の投資で最大限の効果を出せたという点では良かったなと思っています。

ちなみに、バージョンアップしたナビですが、このバージョンアップというのが曲者でもあります。というのも、バージョンアップ中に出たメッセージが、バージョンアップ完了とともに今までのディスクは使えなくなるということなのでした。今回の場合は元のディスク自体が盗まれたので、後の事を考える必要はありませんが、もし自分のディスクが盗まれた場合を想定して予備としてバージョンの違うディスクを購入する場合は、本体の型番が合っていたとしても、まずはバージョンアップに関するアラートが出るかどうかを確認し、もし今使っているディスクはディスクでそのまま使いたい場合は、十分考えた上でどうするか決めた方がいいでしょう。

特に、そう新しいバージョンのものでない新バージョンのディスクを入手した場合には、そのままバージョンアップすると今回の私が試したナビのように今まで使っていたディスクが使えなくなる可能性が大きく、バージョンアップしても使い勝手にそう変化がなかったということも起こり得ます。ネットオークションで出ているDVD地図ディスクの出品者はそうした実際に利用した経験に乏しい方もいるかも知れませんので、入札時には以上のような事に注意して、予備として使いたいなら同じバージョンのディスクを手に入れて、いざという時のために保管しておくという方が、古いナビを使っている方にとってはいいのではないでしょうか。

あくまで最新の地図やガソリンスタンド・コンビニなどの旅行に役立つ情報にこだわりたいなら、無理をして高価な最新バージョンのDVDディスクに手を伸ばすより、圧倒的に今あるスマホを使ったカーナビアプリを使った方が新しい情報を利用することができますのでおすすめです。今使っているナビをそのまま利用する時だけセットしてもいいでしょうし、スマホが余っている場合はナビ専用のスマホを作るのも結構便利です。コスト的に言えば、MVNOでもカーナビアプリで使う分には低速専用データ専用SIMでも十分ですから、加速度センサーの付いた中古スマホと車にセットするスタンド、電源確保のためのシガーソケットに差すUSB出力のアダプターさえ用意すれば大丈夫です。さらにワンセグが付いていれば車内でテレビも連続して見られますし、オーディオと接続しても低速でも各社の音楽配信サービスなどで提供される音楽を楽しむことも可能な車用のマルチシステムが出来上がります。

車載のカーナビについては、非常時にスマホがフリーズしてしまったり充電しているつもりがコードが外れて電池が0%になって使えなくなったりすることも有りますので、再充電して使えるまでの予備として私は考えています。ただ、まだ長く今の車には乗るつもりなので、今後もちょくちょくオークションを覗きながら、せめて第2東名が掲載されているくらい新しいバージョンのディスクが安くなっていないかどうかぐらいは気にかけておきたいと思っています。


nuromobileの「時間プラン」に注目しよう

高速クーポンを思いっ切り使いたいという方にはさまざまなおすすめのプランが今までもありましたが、今度新しくnuromobileから全く新しいコンセプトの「時間プラン」というものが出てきました。詳しく見ていくと、このプランに合う人合わない人はいるかと思いますが、まずはここで説明する内容からご自身の利用パターンに合うかどうかを判断してみて下さい。

このプランは一日ごとに使える高速クーポンは容量ではなく「時間」で区切ることが最大の特徴です。高速で使える時計は細かいところも合計して「5時間」となっています。料金については以下の通りです。

・データ専用SIM 2,500円/月(税抜価格 以下の価格も同様)、
・SMSオプション付データSIM 2,650円/月、
・音声通話SIM 3,200円

なお、音声通話SIMを使う場合、専用アプリを使った電話サービス「nuroモバイルでんわ」を使った発信であれば5分までの通話を定額で使える通話オプションを800円/月で提供することも発表されています(5分超過後の電話料金は30秒10円)。最大でも4,000円/月で通話もデータも利用可能です。この辺は月間25GBまで高速クーポンの使える最安のプランと同じくらいの料金になりますが、独特なのが高速と低速を切り替えるパターンです。ちなみに、切り替えはユーザー側ではできません。ではどういう風に切り替えるのかが気にかかりますが、nuromobileのホームページに高速と低速の切り替えについて以下のような説明があります。

(引用ここから)

・弊社のシステムで一定時間内に高速通信に切り替えるべき通信量を検知次第、5分高速時間をユーザへ自動付与します。

・5分高速時間の終了時、動画閲覧中などにより、引き続き高速通信を維持すべき通信量を検知した場合にのみ、さらに5分高速時間をユーザへ自動付与し、不必要な高速通信時間の消費を抑制します。

(引用ここまで)

動画を閲覧する際には高速に切り替わりますが、文字中心のメールやLINEのやり取りにかかる通信は高速を必要とする通信とは判断されることはないようです。ただ、もっと細かいところで、LINEを使った音声電話はどうなのかとか、音楽ストリーミングのサービスやradikoはどうなのかとか、気になる点はありますが、使っていくうちに答は出てくるでしょう。ただこういうプランの場合はストリーミングをだらだらと楽しむよりも、動画や音楽を録画・録音してオフラインの状態で利用できるように制限時間のうちに一気にダウンロードして貯めていくというのも面白い使い方ではないでしょうか。

逆に言うと、生中継のネットの動画番組を延々と見続けるような利用には向かないということにはなりますが、出先でも後から楽しめるようにまとまった映画などをダウンロードして置けるという点では必ずしも電波の良い場所だけに行くわれでない車での旅においては、意外とはまるプランかも知れません。

また、時間制限があるということから、中高生のお子さんのスマホの中に入れるSIMとしてこのプランをピックアップしてみるのもいいかも知れません。好き勝手に使わせていても自動的に制限がかかり、翌日には復帰するという特徴を生かして、自分でスマホをどう使うかを考えながら使わせるのも面白いのではないでしょうか。


郵便局の24時間営業も終了?「ゆうゆう窓口」取扱時間の変更

民営化することで過去と比べて便利になったのかということは、国営から民営になった業務全般に言えることだと思いますが、郵便局はどうでしょうか。先日、自宅に郵便の不在通知が入っていたのですが、その通知に混じって付いていたのが、

「ゆうゆう窓口取扱時間の変更に関するお知らせ」

という書類でした。私の住む地域では2017年2月6日(月)からの変更となるようですが、再配達が間に合わなければ、ゆうゆう窓口の取扱時間が変われば当日中の郵便や荷物の受け取りは不可能になります。他の地方でもこんな感じかと思いますが、チラシにあったゆうゆう窓口の取扱時間は以下のように変更されます。

・平日
午前  8:00~ 9:00
午後 19:00~21:00

・土曜日
全日  8:00~20:00
・日曜日 休日

全日  8:00~20:00

郵便局の本局は平日のみ午前9時から午後7時まで開いていますので、今までは実質24時間体制で郵便物の受け取りや、速達・書留などの取扱(ゆうぱっくを含む)の業務を行なってきました。恐らくこのような結果になったのは多くのゆうゆう窓口でクレーマーもどきの人たちが夜な夜な押し寄せ、対応にあたる局員の限度を超えたのかとも考えられますが、郵便のサービスが民営化されたことで、単なる経費節減のためにこうした取扱時間が変更になったのだとしたら残念です。全国一斉に行なわれるのかと思って調べてみたところ、地域によってはかなり早い時期から同様の営業時間短縮を行なっている郵便局はあるようです。

今後私の周りですぐに出てきそうな問題として、高校・大学などの入試関連の書類について、もし当日消印まで申込書類を有効にしている学校があった場合、今までは当日の23時台にゆうゆう窓口に持ち込んでも当日の消印は打ってくれましたが、今後は平日は21日まで、土日休日は20時までに持ち込まないと、直接ポスト投函しないとだめになってしまいます。事前に郵便料金がわからなければポスト投函することはできないので、今後「当日消印有効」という郵便物については今までの調子で夜中に出しに行こうとするとアウトになる可能性は大きくなるかも知れません。

あと、直接問題が出そうなのが、郵便物を取りに行こうとしてもその人の仕事の状況によっては平日の午前8時過ぎか、午後9時までに取りに行けなければ土日休日まで受け取ることができない(一人暮らしで自宅で受け取れない場合)ケースが出てくるかも知れないということです。

書留や本人確認が必要なものというのは色々ありますが、クレジットカードやSIMカードのようにすぐに使いたいものが仕事の都合でしばらく受け取れないというのはつらいですね。でも他の地域ではすでにこの制度が施行されてから数年経っているところもあるわけで、この営業時間でも大きな問題も出ずやれているわけですから、慣れれば利用者もこんなものかと納得してしまうのでしょうか。

最近になってファミリーレストランが24時間の営業を止めることがニュースになっていますが、郵便事業というものは手紙を他の業者が扱うことができないということもあり、全て他に代わりがきくものではないと思うのですが。今後今回紹介したような営業形態が全国一斉に行なわれるようになってしまうなら、早く他の業者にも手紙を配達できるようにしてもらって、例えば夜間から深夜に特化したサービスを出してくる業者が出てくるような感じで競争してもらえると深夜に動かざるを得ない人には有難いのではないでしょうか。個人的にはヤマトなど宅配業者が廃止せざるを得なかったメール便を一般ユーザーでも使えるようにまずは関係者の方々には考えていただきたいですね。

しかし、不思議に思うのは関東の方ではかなり前からこうしたサービス時間の変更が行なわれているのに、在京マスコミの報道からではなく、地元の郵便局からのお知らせが来るまで、私自身がこうした状況を知ることができなかったということです。ファミレスの24時間営業が終わるというのもニュースの種にはなり、私もテレビやネットで見たり読んだりしましたが、報道の頻度が少なかったのか、そもそもゆうゆう窓口関連のニュースは報道されていたのかも気になります。今回の郵便局のゆうゆう窓口の取扱い時間の変更については、単に労働上の問題だということとは違う郵便の通信インフラの低下に関する大きな問題を含んでいそうな気がしますし、本当に民営化して良かったのかというような話にならないように、今後もサービスの充実をはかっていただければなと思います。


古いDVDナビも盗まれる危険は0ではない

先日、いつも車の整備を頼んでいる車の修理工場の方からちょっと恐い話を聞きました。車の売買を業者間でするにはオークションによる売買が一般的で、その方は先日中古車を出品したのだそうですが、オークションの規約を忘れてしまい、うっかり車の中に入っている説明書や古いカーナビのDVDを入れたまま出品してしまったのだそうです。

なぜこうしたものを載せたままオークションに出してはいけないかというと、車の中に残っているものを目当てに、現車の下見という感じで内部を見ている体を装いながら、狡猾に中の部品その他の盗んで行く輩(同業者である可能性が高い)が出没するからだそうです。その方は入れてあったDVDナビのディスクだけを盗まれたということですが、ナビは10年以上経っている古いもので、素人考えでなぜそんなものを盗っていくのか、理解に苦しみます。

修理工場の方が言うには、中古で購入してきた車の中に今回被害に遭った車と同じナビが付いていて、ディスクが欠品の場合、ハード的には問題がなくてもナビが使えないということで、中古車として売るためにはマイナス評価になるので、古いものでもディスクを入れてナビが動く状態にして売ろうと思って同じナビの付いている車を物色していたのではないかということです。そうだとしたら、かなり悪質な業者であると言えるでしょう。

ただ、中味を入れたままオークションに出したこと自体は出品した側の責任を問われるところでもあるので、単に盗られ損ということになってしまいます。かわいそうに思ったので、残っていた説明書とコンソールボックスの中に取り付けられていたカーナビ本体の型番からDVDディスクが入手可かどうか調べてみることにしました。

古い車なので無料のアップデートサービスもメーカーでは終了しており、最終のバージョンのDVDは2万円くらいするのですが、それまで入っていたディスクと同じくらいの古いものならネットオークションに出品されていないかさらに調べてみたところ、それらしいディスクが送料込みで3千円くらいで出品されていたのですぐに落札して改めて復活なるのか試すことにしました。修理工場の方も全て込みで3千円くらいならだめでも諦めが付くからと私が代理で入札をしてみたのですが、今回のような事例を聞いてみると、自分の車でも対策をしておいた方がいいように思いました。

今回の事例は特殊な場合で、あえてキーを付けて車の状態を下見できる状態の中でディスクだけが盗られましたが、きちんと施錠してある場合、乱暴な窃盗犯の場合は自分の車のナビに入れるディスクを取り出すためだけにナビ全体を持って行ったり壊したり、さらには進入のために窓を壊したりすることもあるかも知れません。

これは新しいナビだから危ないというものでなく、より多くの人が乗っている中古車であっても、窃盗犯の乗っている車と同じような型式で中の装備も同じようだと思われたらそれだけで車上あらしのターゲットになり得る可能性があるということでもあります。

多くの人が通る場所に車を停めている場合は、カーシェードなどで中を良く見えないようにする工夫をしつつ、改めての事ですが、車の中にバッグや貴重品と思われかねないような物自体を残していかない事が大事です。何もない車の中を窓ガラスを叩き割ってまで物色されるというのは怨恨の線が強いでしょうからそれはそれで犯人逮捕に繋げられるかも知れませんが、何も入っていないものの何かありそうなバッグを車内に残しておいたために窓ガラスを割られたのでは、泣くに泣けません。

私自身は今回の話を聞いて、念のためナビに入っているDVDディスクの写真を撮り、いざという時には型番からネットオークションで確実に使えるものがすぐに探せるように一応の対策を取っておくことにしました。現状でナビはスマホのナビの方を使っているので無ければ無いでいいのですが、古い地図とはいえ常に現在地を示してくれるナビが使えなくなったらそれはそれで困るので、そういった事も考えながら対策することも必要なのかなと考えるようになりました。皆さんも車上荒らしに遭わないためだけでなく、もし中の物が取られた場合にどうするかということも考えておきましょう。