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車中泊用品とキャンプ用品は全く同じではない

自分の車で出掛け車中泊をするために道具を用意することはあるかと思いますが、車中泊用の道具というのは(オート)キャンプとは微妙に違うニュアンスであるという認識が私の中にはあります。もちろん、マットや寝袋などキャンプと共通するところもありますが、一時車中泊がブームの様相を呈してきた時に起こった様々な問題が生じてきたことにより、モラル的に外しておいた方がいいのではないかと思われるものも存在します。

具体的に車中泊とキャンプとの違いから考えていくと、オートキャンプは事前にその日滞在できる場所(キャンプ場など)を予約するのに対し、単なる「車中泊」という言葉のイメージでは、道の駅や高速道路のサービスエリア、無料開放された駐車場内などお金のかからない場所でコソコソ行なうものだというイメージで車中泊を捉えている人が意外に多いのではないでしょうか。

また、キャンプ場が使えるなら自炊設備や水場など、炊事ができる場所があるので、火器類や調理器具などを常備して現地で使う目的で持ち出すのが普通です。しかし車中泊の旅行をキャンプ場以外の場所でし、普通の駐車場内で泊まるということになると、設備のちゃんとしたキャンピングカー以外で調理器具を使うことは危険です。

車の中でも外でも、キャンプ場でない普通の駐車場内で火を使ったことが原因で、何か事故があったら新聞誌面やネットニュースを賑わす原因にもなり、積極的に普通の車の中で調理をすることはとてもおすすめできるものではありません。車中泊用具として火を扱う調理器具を紹介しないのはそんな理由からです。

それでも、旧ページ時代から様々なキャンプ用のストーブなど調理器具類を多く紹介してきたのは、車の中に様々な物を積んでいる理由として、大きな地震などの災害で孤立したような場合の備えとして使いたいというあくまで「防災用品」として利用する事を考えてのものです。もし車中泊の旅で活用するということがあったとしても、キャンプ場に泊まれる事になった場合か、そうでない場所でも火器の利用について許可された場所があった時に使うかなという感じです。

さらに、今自分の車の中に入れている物でいうと、キャンプ用のストーブで使える燃料についてもそれが車両火炎の原因とならないように気を付けています。私が唯一車内でも保管しているのは、それ自身が爆発的に燃える心配のない木くずを固めた「木質ペレット燃料」のみにしています。

何しろ車の中には揮発性の高いガソリンが詰まっていますし、常日頃からカセットガスや灯油、アルコール燃料を持ち歩くことはせず、いざその種の燃料が使いたいような場合は、現地で最低限の量を調達するようになるでしょう。そのため、普段の生活をしている中で手に入りやすい燃料を使ったコンロについても、今後は何が究極の一品なのか考えていきたいと思っています。

ただ、このカテゴリは車中泊のための道具について紹介していく場所として考えていますので、今回お話しした調理器具をのぞいた車中泊のために便利な数々のグッズについてこれから一通り書いていきたいと思っています。


京セラTORQUE SKT01 その5 本体に導入したアプリ

その後、液晶保護シートとmicroSDが無事に到着して、本格的に本体のセッティングが完了しました。私自身当初勘違いしていて、インストールしたアプリをSDカードに移すことはできないことを確認したので、最低限のアプリ導入を改めて考えることにしました。今は主にテザリングを中心に使い、メールチェックやちょっとしたメモ書きくらいにしか使っていませんが、将来的には通話用SIMと入れ替えて使うことも想定しています。具体的に導入したアプリはこんなところです。

(持っているハード、使っているサービス利用でどうしても使うもの)

・Amazon music(アマゾンプライム会員が使える音楽アプリ)
・Amazon photos(アマゾンプライム会員専用写真動画保存クラウド)
・Google フォト(Google会員用無制限画像保存クラウド)
・Aterm Mobile Tool(MR04LNのコントロールアプリ)

(ユーティリティアプリ)

・ウィルス対策アプリ
・Yahoo!スマホ最適化ツール
・ASTROファイルマネージャー(ファイラー 各種クラウドにも対応)
・g電話帳(電話帳拡張アプリ)
・Graffiti Pro(文字入力アプリ)
・QRコードスキャナー
・カメラICS(本体カメラ置き換えアプリ)
・DropBox(クラウド利用のためのアプリ)
・Japan Connected-free Wi-Fi(全国の無料Wi-Fiにこれ一つで接続可能)
・TeslaLED(カメラ用のLEDライトを懐中電灯として使える)
・Nova Launcher(ホーム画面代替アプリ)

(通常アプリ)

・CamScanner(本体カメラで撮ったものをPDF化できる)
・Jota Text Editor(テキストファイルを編集するため)
・Kingsoft Office(Micosoft Office のファイル閲覧と編集)
・radiko
・raziko
・raziko拡張
・Yahoo!防災速報(SIMフリースマホではキャリアの緊急メールが受け取れないため)

基本的に外したのは、すでに入っているインターネットブラウザで代用できる経路検索とか天気案内などのアプリや、twitter,Facebookのような大きくて重いアプリです。またLineは別の端末で使っているので、こちらには入れませんでした。LINEについては将来LINE電話を普通に使わなければならなくなったら入れるかも知れません。

また、DropBox以外のクラウドアプリはファイルマネージャーからアカウントを登録すればファイルマネージャーアプリから直接ファイルを使った作業はできるので、あえて入れませんでした。DropBoxを入れたのは、これのみアプリからファイルを呼び出し内容に変更を加えるとそれだけで変更が他の端末にも反映されるようになっていて、便利だからです。

さらに、画面上にウィジェットは置きませんでした。最後に本体ボタンの設定は、カメラボタンはそのままで、反対側の大きなキーは「TeslaLED」を割り当てました。このスマホの特性を考えた時、スマホ自体を懐中電灯として使う機会も増えるだろうということでこういう感じにしています。

ここまでセッティングしても、まだ本体の動きはスムーズで記憶容量もそれほど使っていません。アプリの合計がだいたい1GBくらいで、写真や動画はmicroSDカードに保存し、ネットを見たことによってたまるキャッシュファイルはユーティリティアプリでこまめに消して行けば何とかなりそうです。他に入れたいアプリもないと言えば嘘になりますが、とりあえずこれだけ入れておけば、足りない部分はiPadmini2やパソコンに対応してもらうという方法もありますし、しばらくはこのまま使ってみようかと思っています。

※京セラTORQUE SKT01について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 ずっと見送りつつも購入したわけ
その2 充電台の自作
その3 ファーストインプレッション
その4 文字入力アプリは「Graffiti Pro」で決まり?
その5 本体に導入したアプリ
その6 格安グッズでカーオーディオにも
その7 本体をガラホのように使う
その8 各種センサーの不足分は代替品で補う
その9 ネット接続のいらないアプリを導入する


望月三起也さんは漫画家でありサッカー界の恩人だった

日本の漫画というのは一つの方向から発展してきたものではないところが面白いと常々思っています。手塚治虫氏を師と仰ぐ雑誌「漫画少年」から出て来た人だけが日本の少年漫画の主流になったというわけではなく、貸本漫画という全く別の方向から大家になった水木しげる氏、さいとうたかを氏のような方もいらっしゃったり、少年漫画だけでも大変多岐に渡る作家さんがいらっしゃいました。

日本の漫画がこれだけの隆盛を極めたのには、一つの流れだけではなく、一方で週刊少年ジャンプ連載の人気投票ありきの流れだけでなく、ガロのような編集者の眼力だけで評価されるような作家の作品も同じように読まれてきたことと無縁ではないでしょう。

私自身が小さい頃に読んでいた漫画雑誌はさすがにガロではありませんでしたが(^^;)、週刊の漫画誌としてはマガジンでもサンデーでもジャンプでもチャンピオンでもない「少年キング」でした。今となってはなぜキングを選んだのかもわかりません。

ちなみに私が読んでいた頃の少年キングはまだ「銀河鉄道999」の連載も始まっていない頃で、自転車で日本一周することを漫画にした荘司としお氏の「サイクル野郎」や、単身アメリカへ出掛け、そこでその当時の日本の事を全くわからずにギャグ漫画を日本に送っていた森田拳次氏の連載があったり、日野日出志氏のホラー漫画でないギャグ漫画が載っていたりと、かなり他とは違う漫画誌だったということは覚えています。

そして、当時の少年キングでの人気ナンバーワンと言えば、やはり今回紹介する望月三起也氏の「ワイルド7」だったのでした。昔の漫画ということでかなりどぎつい表現などもありましたが、荒々しいアクションの面白さと主人公の面々が様々な戦いの中でどんどん殉職していくというのは子供心にトラウマになりかけましたが、夢中になって読んだことを覚えています。

先日の新聞で、その望月三起也氏が亡くなったことを知りました。新聞の訃報欄には漫画家としての業績しか書かれていませんでしたが、私が思うに望月三起也氏のこの世に残したものというのは漫画以上にサッカーというスポーツを日本におけるメジャースポーツになるまで応援し続けた功労者だという風に映ります。

望月三起也氏が選手兼監督として関わったサッカーチーム「ザ・ミイラ」は、芸能人も選手として名をつらね、大きなサッカーの試合の前座として人集めのためにチャリティーで試合を行なっていました。私の今住んでいる静岡県ではまだJリーグ発足前からサッカーが盛んな土地だったので、何かの企画でサッカーの試合があると、よく「ザ・ミイラ」が試合にやってきたことを覚えています。

メキシコオリンピックで活躍した杉山隆-さんと親しかったことから静岡にもやってきていたのかも知れませんが、サッカーに興味がなくてもサッカーをやる芸能人に興味を持って見にきてくれるならと地道なサッカーの普及活動をやったことで多くの人がサッカー自体の面白さに気付き、今のワールドカップに連続出場できるまでの実力が付いてきたと言ったら言い過ぎでしょうか。

サッカーのワールドカップ予選もこれから最終予選に向けて、期待が高まっていくことと思います。望月三起也さんのインタビュー記事を読むと必死になってボールを追いかける一生懸命さが好きだという事でした。女子チームのオリンピック出場が叶わなかったのは、望月氏のおっしゃる懸命さにかけていたのではないかと今になって思ったりするわけですが、今後の男子代表チームが、そうした懸命にボールを追いかける姿を見せてくれることが日本チームをワールドカップに導くのではないかと思ったりするのです。

故人のご冥福をお祈りします。


京セラTORQUE SKT01 その4 文字入力アプリは「Graffiti Pro」で決まり?

私と同じようにTORQUE SKT01を購入して使っている方のブログを見ていて気付くのは、いかんせん小さい画面での文字入力がしにくいという事でした。英数字入力のためのフルキーボード表示だけではなく、フリック入力でも画面の大きさの関係で入力が難しいという傾向があるようです。

最近のスマホの大画面化と高解像度化いうのはそうした文字入力にとってはいい傾向のように見えますが、そのおかげで失ったものも少なくありません。まだ画面自体の大きさと表示領域のサイズが小さかった頃、私自身が便利に使えていた文字入力アプリがありました。それがAndroid用の文字入力アプリ「Graffiti Pro」です。TORQUE SKT01で利用するとこんなイメージになります。

これは、最近スマホを使われた方にはあまり馴染みがないかも知れませんが、フリック入力が一般化する前に様々な入力方法が出てきた時代があった時のものです。「Palm」「Palm Pilot」の入力方法と言えば電子手帳の時代からこうしたガジェット好きな人にはあの入力方法かと思い出してもらえるのではないでしょうか。

フリック入力は常に画面を見ながら打たなければ入力できないのに対し、「Graffiti Pro」は手元を見ないでも入力できます。画面は英字入力(左側)と数字入力(右側)に分かれていて、日本語は略体英字や数字をローマ字読みで書き込みます。一般の漢字・ひらがな・カタカナを全て認識する手書き入力と違い、多少荒っぽく書いてもほぼ正しく認識します。アルファベットの中でも「G」がうまく認識しない場合は、アルファベット入力のスペースに数字の「6」を書くようにするとうまく認識することがありますので、まずはアプリをインストールして試してみることをおすすめします。

実は、昨年までは新たなバージョンが出ないままでいて、大画面のスマホにインストールしようとすると、解像度の関係で入力部分の表示が画面の大きさに合わず、上記イメージのように表示されてしまっていました。これでは文字種変更ができないので最近は使っていなかったのですが、私の知らないうちに2016年になってからこうした不具合が解消された「Pro」版がフリー扱いで出てきたので、過去の快適な入力方法が復活して正直嬉しいです(^^;)。ということで早速以前は全く実用にならなくなったスマホにもインストールして、便利に文字入力ができるようになりました。

ただし、このアプリ使い始めは、英字と数字の略体字や記号の入力の仕方にに戸惑うかも知れませんが(入力ボードのヘルプからどう入力されれば認識されるかがわかります)、一度覚えてしまえばそんなに手先が器用でない方でも手書きのようなスピードで文字を入力できるようになります。個人的にはもっとこの入力方法の良さを感じて欲しかったというのはあるので、今回のTORQUE SKT01の導入によって最新のAndroidスマホでも実用的に使えるようになったことがわかり、心底うれしいです(^^)。

このアプリが使えるようになったことで、私にとってフリック入力が基本で他の入力方法を受け付けないiPhoneよりも、「Graffiti Pro」の使えるAndroid搭載のスマホで決まりという感じになりました。iPhoneももう少し日本語をスマホからでもキーボードからでも入力する場合に、自由に独自の入力方法を選ばせてくれればいいのですが、なかなかそうはいかなそうなのは残念です。どうしてもスマホでのフリック入力に慣れないという方の参考になれば幸いです。

※京セラTORQUE SKT01について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 ずっと見送りつつも購入したわけ
その2 充電台の自作
その3 ファーストインプレッション
その4 文字入力アプリは「Graffiti Pro」で決まり?
その5 本体に導入したアプリ
その6 格安グッズでカーオーディオにも
その7 本体をガラホのように使う
その8 各種センサーの不足分は代替品で補う
その9 ネット接続のいらないアプリを導入する


京セラTORQUE SKT01 その3 ファーストインプレッション

まだ注文したmicroSDカードの到着が遅れていることもあり、本格的にアプリをインストールして試すのは後になりますが、とにかくSIMカードを入れて動かしてみたのでその様子を紹介します。

電池やSIMカードを入れるには裏蓋を開けて行なうのですが、コインを当てて回すネジになっています。ネジはかなりきつく締めるのかなと思っていたのですが、回すのに全く力はいりません。ただ、手で直接は回せないので、きちっと回して止めたのを確認すれば問題なく密封されるようになっているようです。

SIMカード挿入部

蓋を開けると電池があって、電池を取ると中にSIMカードとmicroSDスロットがあります。SIMカードは金属の挿入部にスライドさせるように入れ、蓋をした後でロックするように取り付けます。対応するSIMカードはmicroSIMですが、この形式だと厚味を変えないタイプのSIMアダプターなら問題なくnanoSIMも使うことができます。スロットに押し込むタイプのものだとSIMアダプターとnanoSIMが中でずれないように固定したり、取り出すために専用の器具を使う必要もありますが、このTORQUE SKT01ではそういうこともなく、必要に応じて差し替えも簡単にできます。

そうして電池とSIMをセットして、LTE通信に必要な設定をし、まず確認したのがBluetoothテザリングでどれくらいのスピードが出るかということでした。モバイルルーターに入れて使っている場合とTORQUE SKT01に入れて使う時との速度の差が出ると、当所もくろんでいたモバイルルーター代わりに使おうと思っている事自体ができなくなってしまいます。

今回使ったワイヤレスゲートの最大3MbpsというSIMは、購入当初と比べて速度の低下がひどいのではないかと問題になっていますが、私の周辺でもやはり遅くなると1Mbpsを割ることもあり、これはモバイルルーターをUSBテザリングしても、無線で接続してもそう変わらないというのが正直なところでした。逆にスビードが出る時には問題なく1Mbpsを超えるので、TORQUE SKT01が悪いから遅いということはなさそうです。

今回私がTORQUE SKT01を購入したのは、メインのスマホとして使うためでは決してなく、今のところは無制限にネット接続できるモバイルルーター兼、防水・防塵機能の付いたデジカメとして使うためです。もし、MVNOでも無制限に使える通話定額のプランが自分の許容範囲の品質になれば、ガラケーの代わりに使うつもりでいます。どちらにしても本体の動きを遅くさせ、フリーズを頻発させるようなアプリを多量に導入する気はないのですが、今後は最低限のアプリとはどういうものかと考えながらアプリを入れていきたいと思っています。

大きなスピーカー

ただ、そうは言ってもこのハードの大きな特徴を生かせるようなアプリは入れておきたいと思っています、写真のように本体正面に大き目のスピーカーが付いているので、ストリーミングで音楽を聴いたりラジオ放送を多くの人と一緒に聞けるだけの音量が見込めます。何せ今使っているauの白ロムSHL23のスピーカーが本体裏に小さな穴が開いているだけとあまり良くないので、旅先では自作の充電台に置いた状態で、音楽を聞くような用途にも実用になろのではないかと思っています。

※京セラTORQUE SKT01について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 ずっと見送りつつも購入したわけ
その2 充電台の自作
その3 ファーストインプレッション
その4 文字入力アプリは「Graffiti Pro」で決まり?
その5 本体に導入したアプリ
その6 格安グッズでカーオーディオにも
その7 本体をガラホのように使う
その8 各種センサーの不足分は代替品で補う
その9 ネット接続のいらないアプリを導入する


京セラTORQUE SKT01 その2 充電台の自作

前回書いてからすぐに到着するとは思っていなかったのですが、品物がすぐに届いたのにはびっくりしました。同じ日に購入したmicroSDカードと液晶保護シートがまだ届いていないので本格的な設定には着手していませんが、ワイヤレスゲートのSIMを登録し一応は使えるようになりました。

それと平行して行なったのが防水防塵を謳い文句にするTORQUE SKT01の機能を損なわないように、本体を乗せればそのまま充電できる充電台の自作です。純正のものもあるのですが一個5千円台と高いので、ちょっと作業する気があればそちらの方が楽です。前回のエントリーで書いた通り、私が今使っていて全く使わずに余っているauのガラケー「GRANTIA」用に作られた充電台の接点で充電できるものの、スマートフォンを置くにはガラケーの形に合わせた枠がじゃまになります。

改造充電台

ということで、早速このじゃまな部分をカナノコで切ってしまいました。かなり荒い仕上がりだったのでビニールテープで補修し、何事もなかったかのようにしましたが、もう一つ邪魔な部分があります。

加工前後の比較

写真ではわかりずらいかも知れませんが、加工していない方の充電台ではガラケーを充電する場合、台にはめ込むことで、中から出てくるポッチを押し込むことによって接点の部分がせり上がってくるような仕組みになっています。しかし、その機能を残してしまっていると充電台に置いたスマホがずれるたびに接点が外れてスマホの充電が止まってしまう恐れがあります。

充電台内部部品

そこで、裏にある4本のビスを細いプラスドライバーで外し、バネの入った写真の白い部品をはじき飛ばすようにして外しました。こうすることで常に接点部分が上にせり上がっている状態になり、スマホの位置合わせをしてセットすると、これもバネの力で接点が押されてうまくスマホが固定されるようになります。ちなみに、その作業をしてから知ったのですが、この充電台には裏面の見えるところに4箇所のネジがあるのですが、その4本だけを外してもフタは外れません。外れない方のゴム足を剥がすとそこにもびすがあるので、もっと楽に取り外しをしたい場合はそのネジも外して下さい。

自作充電台で充電

一通り作業を終えてから位置を決めて自作充電台に乗せたところ、何とか充電中の赤ランプが付きました。これで、充電の都度にUSB端子のキャップを外す必要がなくなり、キャップを壊して防水機能をだめにする恐れがなくなりました。今回充電台を作るのに使ったのはauの卓上ホルダ「KYY06PUA」という型番のものです。単体で購入するのも安いので、自宅用と持ち出し用に複数持っていると便利です。

ちなみに私はこのホルダが2つあるのですが、今年の11月まで1台のガラケーを利用する予定なので、機種変更なりMNPして充電ホルダが必要なくなった時点で同じ事をやってTORQUE SKT01用の充電台をもう一つ作る予定です。

その後、主にBluetoothでのテザリングを試しましたが、この機種ではUSBによるテザリングの設定はありませんでした。しかし防水上の理由でできるだけ本体のフタやキャップは開けたくないので、それはそれでいいかなという気がします。どうしてもUSBテザリングをしたかったら素直にモバイルルーターにSIMを差し換えて使えばいいですし。
というわけで、将来的にTORQUE SKT01が欲しいと思っている方は一つだけでも自作するための準備としてこの卓上ホルダを用意しておくか、私と同じようにauのガラケー「GRANTIA」を使っている(いた)方は、ちょっとの作業でTORQUE SKT01用の充電台になることを覚えておきましょう。

※京セラTORQUE SKT01について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 ずっと見送りつつも購入したわけ
その2 充電台の自作
その3 ファーストインプレッション
その4 文字入力アプリは「Graffiti Pro」で決まり?
その5 本体に導入したアプリ
その6 格安グッズでカーオーディオにも
その7 本体をガラホのように使う
その8 各種センサーの不足分は代替品で補う
その9 ネット接続のいらないアプリを導入する


京セラTORQUE SKT01 その1 ずっと見送りつつも購入したわけ

 

TORQUE SKT01

新年度に入る前にまたスマホを買ってしまいました(^^;)。出た当初にはSIMフリーのスマホでタフさをうたうものということで、全天候対応型というのはどういう状況になるかわからない旅の空で使うには気持ちの部分でも安心できるのではないかと思いつつも、売価が10万円近くて、とても買えませんでした。 その後、価格はどんどん下がり続け、ついに19,800円になった時に買おうかどうしようかまた迷いました。しかし、その時もあえて購入しても玩具として終わってしまうんだろうなと思ってそのままにしておいたのですが、2015年度の年度末になって(2016年の2月から3月)クーポンを使うと税込み価格が15,980円になるだけでなく、おまけに予備のバッテリーが一個つくということで、ここでもどうしようかと迷いましたが思い切って購入してしまいました。

購入ボタンを押した後にわかったのですが、この機種には充電台はないものの、auのガラケーの充電台を加工すれば充電用の接点にうまくかかって充電できるクレードルとしての利用が可能になるとわかったのですが、そのガラケーこそ今2台同じものを持っているauのGRATINAのものでした。つまり、現状で全く使っていない充電台を加工することでスマホの充電台として使えるというわけで、防水機能を守りつつ利用できるということになります。

OSはアップデートすればAndroid4.2.2になっていますが、本体のメモリが8GBしかないので、アプリは必要十分のものしか入れないようにしないといけないでしょう。。また、SIMフリーでテザリングはWi-FiだけでなくBluetoothでも可能です(ただしUSBテザリングは使えません)。ただ、古いものであることは確かなので、どちらかというと必要十分なアプリだけ入れて使い、野外で安心して使えるモバイルルーターにしてもいいかなと思いました。

そして、昨日発表のあった「もしもシークス」の新プランのSIMを入れて使うというパターンも面白いのではないかと思えます。月額980円で音声通話だけでなく高速500MBまで使えるデータ通信が使え(高速クーポン利用後は200kbpsの低速で3日間制限なし)、さらに月額850円のオプション料金でプレフィックス型電話の5分かけ放題、さらに画期的なのが月額1,800円で通話無制限がMVNOで始めて実施されることが発表されました。

私が今使っている音声通話はauの回線で2年縛りなのですぐには契約できませんが、さすがに禁断の24時間通話定額がMVNOでも出てきたわけですから、5分掛け放題のサービスをやっているところがどう対抗するかを見ながら変えられそうです。ちなみに、上記の金額だと通話無制限にデータ通信もできるスマホが月2,780円となります。通話中心で必要に応じてメールとウェブを見るくらいでいいならガラケーとスマホの常時2台持ちから卒業できるかも知れません。こちらの方は今後の展開に期待したいと思っています。

そして、今回購入するにあたりもう一つ大きな心境の変化があったのが、デジカメとしての利用価値でした。背面のカメラの画素数は800万画素と高い方ではありませんが、本体には物理的なカメラ用のキーがあり、大きな画面をまるまる使ったデジカメとして使うことが可能です(ただし、標準のカメラアプリだと画像をmicroSDカードに直接保存できないので、カードに保存したい場合は別アプリの導入が必要になります)。

さらに、当然ながらAndroid OSを積んだスマートフォンであるので、撮影した写真を自宅やWi-Fi環境のあるところで「Googleフォト」やAmazon prime会員用のクラウドサービスの「Amazon Photos」に自動アップロードさせれば写真だけでなく動画を撮ってアップロードし、他の端末でいつでも閲覧、ダウンロードできるようになります。実は雨が強いところでも撮影できるようなデジカメでコンパクトなものがないかといろいろ物色していたのですが、スマホ画質でいいやと割り切れれば、TORQUE SKT01で十分ではないかと思ったのです。

加えて電池は自分で交換できない一体型ではない電池バック交換式のスマホなので、スマホとして使わなくなっても、互換電池の入手ができるうちは通話専用機としてもよく、カーナビ・デジカメ・モバイルルーターとしても長い期間使い続けられるでしょう。おまけでもらった電池が寿命を迎えても、その点では安心ですね。何より物として使える寿命が長いものというのはいいものです。

今回、すでに本体は届いているのですが、専用の液晶シートおよび16GBのmicroSDカードも別に注文したので、揃いしだいいろいろな状況で使ってみるつもりでいます。

※京セラTORQUE SKT01について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 ずっと見送りつつも購入したわけ
その2 充電台の自作
その3 ファーストインプレッション
その4 文字入力アプリは「Graffiti Pro」で決まり?
その5 本体に導入したアプリ
その6 格安グッズでカーオーディオにも
その7 本体をガラホのように使う
その8 各種センサーの不足分は代替品で補う
その9 ネット接続のいらないアプリを導入する


車中泊をするための車選び その3 今の車で強引に車中泊をする場合の条件

前回までの2回で車中泊をしやすい車を選ぶという観点からいろんな車種を挙げて書いてきましたが、実際問題自分の好きな車を自分で選べるという方はそんなに多くないのではと思います。家族の都合もあるでしょうし、予算との兼ね合いで理想とは違う車でも乗らざるを得ない場合が多いでしょう。

私が今乗っているのはホンダ・フィットのガソリン車ですが、この車は一応車中泊しやすい車の中の一つと言われています。後部座席を前に倒し、広大なスペースを作ったらその空間の対角線に寝るようにすれば、だいたい身長175cmくらいの人なら一人で快適に寝られます。

ただ、車中泊の旅に出ると後部座席はいろんな荷物が載ってしまっていると思うので、シートアレンジを変えて荷物も移動させてというのがめんどくさくなると、単に車の座席を倒しただけの状態で長時間寝るような形になりがちです。これは、実は体にとって危険な事なのです。

過去に起きた大きな地震で罹災した人の中には、避難所に入らずに自分の車の中で、上記のような状態で何日も車中泊を繰り返した時に体が圧迫され、「エコノミークラス症候群」による血栓ができた人が多く出たことで、安易に車中泊を行なうことの危険性がクローズアップされました。どうしてもシートを倒すだけの形で寝るようなことになったとしても、まずは外に出て体を十分に伸ばした上で、眠気も収まると言われる15分程度の仮眠に留めた方がいいのではないかというのが個人的な考えです。

私のフィットの場合、そうした状況も十分に考慮して、何とかして自宅での就寝環境に近づけようといろいろ模索してみました。この時の模索した結果が旧ブログの方にアップされているので興味のある方にはぜひ見ていただきたいのですが、これと同じ状況というのはいわゆる車中泊に適さない車でどう車中泊するかという事の参考になるのではないかと思います。

http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/b24-cotoemvoyag.html

小道具としてアメリカ産のパイプを組み上げるコット(キャンプベッド)のB24.cot(旧商品名は「ボイジャーコット」)を使い、邪魔になる座席の部分はコットの足をわざと組まないことで解決しています。

http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-9a40.html

また、同じように前後の座席をつないでそれほど出っ張りができない車ならわざわざ足を外さなくてもそのまま設置できます。上記リンクで設置したスズキ・Keiなどは、一般にはとても車中泊には適さない車と評価されるものではないかと思いますが、私はこの車でゴールデン・ウィークに東北へ車中泊の旅に出掛けました(^^;)。

車中泊の旅をするのに、漠然と「まず車を買い換えないと」と思っている方も、今ある車で快適に車中泊する方法を模索するという選択もあるという事をまずは理解しましょう。さらに、こうした方法での車中泊でいいのなら、前回までに紹介したようなフラットな空間を作れる車でないとダメという考えを撤廃できるので、走りや燃費を重視した車を選ぶこともできるようになるでしょう。

このように、車中泊しやすい車は自分の工夫で何とかするという力技も十分に可能であるということも考えながら、このページを読まれた方一人一人が自分なりの車中泊環境を作っていっていただけると嬉しいです。

※「車中泊をするための車選び」について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 車中泊専用に仕立やすい車
その2 そのままで車中泊が可能な車
その3 今の車で強引に車中泊をする場合の条件