月別アーカイブ: 2014年2月

solo stove をペレット燃料で使う(2)

 前回はコンパクトなウッドガスストーブであるsolo stoveでペレット燃料を使うために工夫してみましたが、今回は実際に火を起こしてみます。ペレット燃料は他の燃料と違って火が付くまでに大変なのですが、今回はアルコール燃料をペレット燃料に振り掛けるようにしてから火を付けるとうまくいきました。ただ、液体やジェル系燃料はよく燃えるので、火種が付いている状態で投入すると爆発的に燃えて火傷や火事の恐れがありますので十分にご注意下さい。

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 いったん燃え出すと、かなり強い勢いで火柱が上がってきます。普通に焚き火をする場合とは違ってきますが、これは、木材が燃える際に出てくるガスに引火して二次燃焼が起こっているためです。

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 solo stoveの内側に空気穴が開いていますが、そこから出てきたガスに引火しています。写真はその部分を拡大したものですが、これによりストーブから出てくる勢いはすごいことになります。

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 湯沸し用のステンレスポットを載せても、このようにかなりの火が外側に回っていってしまいます。ただこれだけの勢いがあるので、ポット容量の900ml近い水を入れて、風の影響のない場所で10分程度で沸騰したお湯が得られました。火の勢いを保ちたい場合はこの状況で追加のペレット燃料を投入していけばいいのですが、ある程度燃焼して火の勢いが収まったところで鍋にかけた方がいいような場合もありますので、細かい調理をするためには使いこなしのコツがいるかも知れません。ちなみに、一回のペレット燃料の用意のみで30分以上は燃え続けていました。先に湯を沸かし、必要に応じてペレット燃料を追加しながらご飯を炊くようにすれば、結構効率よく調理ができるように思います。

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 あと、このストーブを使う上で問題なのはこのようにポット全体に強烈な煤が付くということです。これはペレット燃料を使うのですから仕方ありませんが、けっこう鍋の後処理が大変になりますので、その点は了解の上で使うようにしましょう。ただこのストーブのサイズは、中にアルコール燃料を使ったトランギアのアルコールストーブがすっぽり入ります。アルコール燃料を燃やしても煤はほとんど付きませんので、ちょっとの時間で外でお湯を沸かす程度だったらアルコールストーブとの併用がおすすめです。

 今回使ったペレット燃料はカップ一杯ほどで、それほど多くありませんでしたが、燃料を全て燃やし尽くしてしまえば後には少しの灰が残るのみで、持ち帰って大変な量ではありません。暖房という点でも少人数で囲めば火柱が上がる分結構暖かいものなので、このストーブの上に網をのせて何かを焼きながら暖を取るなんてのもいいかも知れません。ペレット燃料は雨など水がかかるとすぐに元の木くずに戻ってしまいますので雨の時に使うのは難しいかも知れませんが、ペレット燃料と一緒に車の中に入れておけば、液体燃料やガスのように爆発する危険もなく、実に頼りになるでしょう。また、大きさも小さいので、ソロ行程であればキャンプ用としても十分実用になります。

 今回は安定して燃えるということで購入したペレット燃料を使いましたが、非常用としてはそこらへんに落ちている乾いた小枝や割り箸、短冊状に切った牛乳パック、廃材など、ストーブの中に収まるサイズにできれば何でも燃料として使えます。そういう意味ではこのストーブ単体が災害用品として機能することもできるわけですので、そんな用途での使用も想定している方にとっても魅力があるでしょう。


ブログも書き方を誤ると

 お知らせしておりますが、先週からページが消えたようになってしまっていたこのブログのスマートフォン用ページが復旧しました。何かの原因でブログ自体が閲覧制限をくらったり、削除されたりすることはあるかも知れませんが、今回は何の前ぶれもなく、しかもPC用のページは普通に見ることができていたので、一体何が原因なのか、投稿してる私にはさっぱりわからず、ブログを運営しているニフティに原因の調査を依頼しました。

 ブログを投稿するためにはテンプレートが用意されていて、テキスト形式のほかHTML形式でも投稿できるので、もしかしたらHTML形式の何かが悪さをしていたのかと思っていたのですが、昨日ニフティから届いた調査結果によるとそうではありませんでした。

 その原因とは、過去に投稿した内容の一箇所に「機種依存文字」が使われていて、そのためにエラーが発生したとのこと。そのエラーはスマートフォン用ページの表示にのみ影響を及ぼし、閲覧ができなかったとのことでした。その連絡を受けて早速当該箇所を変更し、投稿しなおしたところ嘘のようにページが表示されるようになりました。

 今回のトラブルは結局プロバイダ側のせいではなく、あくまで投稿したこちら側に原因があったということになるのですが、たった一箇所のミスでも全てのページが閲覧不可になってしまうのですから、コンピューターを動かすプログラムというのは恐しいものです。古い話になりますが、まだパソコンが「マイコン」と呼ばれていた頃、巻末に膨大なプログラムの書かれたゲームの本を買ってきたことがありました。本に載っているゲームをやりたいためにプログラムを本に載っている通りに打ち込むのですが、プログラムを実行しようとボタンを押してもうんともすんとも言わないことが立て続けに起きました。入力したプログラムの画面と本の内容を比べてみると数字の「0」とアルファベットの「o」を間違って入力していたりというような間違いが複数あり、微妙に入力内容が違うのがプログラムが動かない原因だと気付くまでに相当の時間がかかったことが思い出されます。とにかく、全く間違いなく入力しないとコンピューターは動いてくれないのだとその時に悟りました。

 今、中でどんなプログラムが動いているかということを意識しながらパソコンやスマートフォンを使っている人はそう多くはないと思いますが、大したことがなさそうな間違いでも正常に動かないことがあると思うと、ネットでフリーソフトやアプリを提供してくれている人たちというのは、実にありがたいものです。今回のトラブルではそんなことも再認識させていただきました。今後はもう少し投稿自体にも注意し、読まれている方に迷惑をかけないよう気を付けていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。


スマートフォン用ページ復旧のお知らせ

 先週から見られなくなっていたスマートフォン用のブログページですが、本日になって原因が判明し、復旧しました。私の環境では各種スマートフォン、タブレット端末で見られるようになっておりますが、まだ見られない環境の方がいらしたらご一報下さい。なお、今回のトラブルを機に、ツイッターのアカウント「@syachuu」を取得しました。ブログの内容アップも同時にツイッターに投稿しておりますので、どうぞご活用下さい。


solo stove をペレット燃料で使う(1)

 キャンプだけでなく、災害時にも役立つ調理用の器具ですが、燃料としては何がいいかというのは判断の分かれるところでしょう。手軽さではガスでしょうが、ガソリンスタンドで調達できるレギュラーガソリンや灯油という液体燃料用のものは常に車の中に入れておかなくても現地調達が容易で便利です。ただ、車の中に保管しておく燃料としてはガスも液体燃料も引火して爆発炎上してしまう危険性を避けることはできませんので注意が必要です。さらに言うと、日本という国はこうしたエネルギーを輸入に頼っていますので昨今の燃料費の値上がりの影響を受けたり、ひどい場合には石油ショックの時のような入手が難しい状況も出てくるかも知れません。今回紹介する木質ペレット燃料は主に間伐材を砕いたものを固めるもので、日本国内の生産体制さえ整えば冬季の暖房用と限っても、灯油より安く提供される可能性があります。何しろこれならエネルギーを海外に依存しなくていいわけですからもっと普及してもらって、安い値段でホームセンターで買えるようになってくれればと思います。

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 以前このブログで紹介した薪や木炭だけでなくペレット燃料を使って調理のできる「ウッドガスキャンプストーブ」を便利に使っているのですが、今乗っている車の収納スペースがかなり少ないということもあり、現在は車から降ろしてしまっています。そういう状況の中、今の手狭なスペースにも収納可能な小型のウッドストーブがないかなと物色していたところ、電動のファンはありませんがウッドガスキャンプストーブと同じように木そのものから出るガスに引火し二次燃焼する小型の「solo stove」を見付けました。単に金属を打ち抜いたものですが結構なお値段がするので悩みましたが、サイズ的には今の車の中に常備するにはうってつけのものだと思って専用のステンレス製湯沸しポット(900ml)とのセットを購入しました。

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 このセットは収納袋がそれぞれに付いており、収納袋に入れた状態で湯沸しポットの中にsolo stoveを入れることができます。さらにこのストーブの中にはトランギアのアルコールストーブが入るので、アルコールストーブの風防として使えるのではないかと期待できます。ただこのストーブでペレット燃料を使おうとする場合、ひとつ問題があります。写真のように小枝を入れて使う設計になっているためか、中の仕切りがかなり荒いので、このままペレット燃料を入れたらほとんど下に落ちていってしまいます。そこで、あるものを用意することにしました。

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 これはホームセンターで売っている流し台の排水溝の上に置く器具です。ゴミを通さないために目が粗いため、これを中に敷けばペレット燃料は下に落ちずに燃焼するというわけです。

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 ちなみに、パッケージにある寸法を見ると、ゴムがかかっている状態でsolo stoveの内径とほぼ同じ105ミリとなっています。

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 ゴムを取り外した器具をsolo stoveの中に入れるとご覧のようにぴったりとはまります。この目の細かさではペレット燃料が下に落ちることはありません。これでペレット燃料を使う準備は完了です。

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 実際にペレット燃料を中に入れてみると、燃料が下に落ちることもありません。これからいよいよペレット燃料を使って湯沸しポットを使ってみることにしましょう。(つづく)


イーモバイル Nexus5 はどこで買うべきか?

 今のところauからMNPでイーモバイルに移って購入しようと思っているNexus5ですが、大都市圏で販売網がしっかりしているところと、ほとんどそういうところがない地方とでは条件などには違いが出てくるかも知れません。

 ちなみに、私のいるところでは専門ショップはウィルコムを扱っているショップに入っているくらいで、大手家電量販店のコーナーでもきちんとコーナーがあるわりには平日には担当者が誰もいないという有様です(^^;)。それでも、家電量販店にとってはかきいれどきである週末には担当者が入っているだろうと思い、週末を狙って様子を見に行ってきました。

 今回出掛けた先は地域では最大級の量販店で、展示スペースもしっかり他社と同様に備えていて、よくあるスペースの一角のみでやっているところではありません。ただ気がかりなのは、今回私がNexus5に乗り換えようというきっかけになったMNPなら一括料金が0円というキャンペーンの掲示はありません(^^;)。近くにいた担当の方に聞いてみると、MNP一括0円のキャンペーンはやっているとのこと。そこで、私の場合のMNPで乗り換えをするタイミングが微妙で、auの更新月が3月であるのに、イーモバイルのMNP一括0円のキャンペーンが2月末までというところで何とかならないかと相談してみました。

 実はこの件についてはオンラインショップから2月末に申し込むことによって、解決できる可能性があります。というのも、2月中にMNP番号をもらってイーモバイルのキャンペーンに申し込んだ場合、オンラインストアを利用したイーモバイルの契約開始日は通常
端末到着日から3日後(到着後電話することにより早くすることは可能)となっているので、auの解約日は3月となるので違約金は発生せず、なおかつ2月末までというキャンペーンページから申し込めます。ただ、通販の場合端末の受け取りの手間がかかるので、2月中に申し込み手続きをして3月1日に店頭で受け取りというような形でできないかと思ったのです。

 結論から言うとそのお店では(もしかしたら全国の店舗での契約でも同じかも知れません)そういったことはできないということで、今すぐにMNPするか、通常の新規契約扱いにするかの二択であると言われてしまいました。その際、私の場合はウィルコムの回線を持っているので、イーモバイルがやっているもう一つのキャンペーン「もう一台基本料無料」の副回線として契約することはできるのかどうかを改めて聞いてみました。このキャンペーンは3月末日まで行なわれており、副回線扱いで契約できれば、ずっと基本料がかからないだけでなく、契約事務手数料3,150円もかからないというメリットもあるのです。しかしそちらもそのお店では既存契約のウィルコムを主回線とし、その副回線扱いでは契約ができないとのことでした。この件については細かな資料にも目を通してみたのですが、適用できるのか適用できないのかよく私にもわからなかったのでそんなものなのかという感じでした。ただオンラインショップの入力画面にはこのキャンペーン用に主回線の電話番号を入力するところもあるので、今回聞いたお店の対応が全ての契約に適用されるのか、単なる店のローカルルールなのかは一概に判断はできません。

 まあその辺も含めまして、今後お店で契約しようとした場合、あくまで新規契約を増やすような形で勧められるのは勘弁して欲しいので(^^;)、オンラインショップで契約するようにしたいと思います。お店の方には私が2月末までのキャンペーンだからもう少し待って判断すると言ったところ、イーモバイルの方が突然キャンペーンを中止するかもわからないからと早めの契約を誘導するようなセールストークを繰り出してきました。これはさすがに32GBのNexus5が出たばかりであり、さらに赤のNexus5が来月出ることを考えると、ここ数日でMNP0円のキャンペーンが急に終わってしまうようなことがあれば、さすがに多くの人がイーモバイルとの契約を結ぶこと自体を考え直してしまうように思います(^^;)。このようなことを合わせて考えると、私の地域のショップの場合、3月までキャンペーンが延長されたとして、オンラインストア以上の優遇条件を出してくることもまず期待できませんので、これまで説明したことがどこまで反映されて契約できるかという興味とともに、ぎりぎりまで動きを待ってオンラインストアで契約してみたいと思います。その過程などは改めてこちらで報告させていただきたいと思います。


Nexus5 16GB か 32GBか

 すでにGoogleのサイトでは二種類の容量を持つNexus5が販売されていましたが、昨日からEMOBILEでも32GBのNexus5が販売開始されました。価格の方も、Googleの方と同じで、一括購入なら差額は5,000円となるので、キャンペーンでMNP0円の場合(このエントリーを書いている段階では、2月28日まで限定のキャンペーンとなります)、32GBを選ぶと端末代金は5,000円を追加すればいいというわけです。

 私自身はどちらにしてもMNPしてNexus5を手に入れようと思ってきているので、購入を検討している中、どちらのタイプを選んだ方がいいのかというのが問題になるところです。Nexus5は他社で出ているAndroidスマートフォンと違い、最初から初心者でも使えるようなアプリがプリインストールされていないので、16GBのものでも動画や音楽を入れまくるとか、複数のカーナビアプリに付属する地図データを入れるとかしなければ、まず困ることはないでしょう。逆に、あまり多くのものを詰め込みすぎると、このNexus5はmicroSDカードを内蔵していないので、物理的なユーザーエリアを多く持っている32GBの方が頼りになる部分も出てきます。

 さらに、この端末を長く使っていくつもりがあるなら、あまりデータを入れない使い方をしていてもデータ容量に余裕がある方が精神的だけではなくハードの動作にも優しいということもあります。キャンペーンを利用してMNPで転入する場合、0円か5000円かという風に考えるとお金がかからない方がいいかと思ってしまいますが(^^;)、先述の通り本体にメモリカードが入れられない端末ということもあるので、想定外の使い方をしても本体の容量に空きがある方が安心できるというならば、文句なしに32GBの方を選ぶといいでしょう。

 私の判断する基準としては、イーモバイルで加入する場合、2年使い終わったらもう使わないだろうと思ったら、16GBでも何とか使い続けられると思いますし、何かの形で2年後以降も使いたいと考える場合には32GBを選ぶという風に考えていけば選択に後悔しないような感じもするのですが。

 ちなみに、イーモバイルで販売されているNexus5の色については、Googleの方ではすでに赤色の端末が購入できるのですが、イーモバイルでは赤の販売は3月中旬以降になるということなので、どうしても赤が欲しいと思っている方についてはもう少し購入を待って、同社のキャンペーン情報を確認しながら戦略を練るといいでしょう。


鍋・食器の収納スペースにこだわるとキャンプ用品に落ち着く

 個人的にレジャーにも災害用にも使えるよう食器類や鍋類について100円ショップからキャンプ用品まで、さまざまな立場からアプローチしてきましたが、今使っている車の積載量の関係で再考を余儀なくされました。以前の車ではある程度無駄に放り込んでいても必要なものはすぐに取り出すことができたのですが、車中泊の旅に出て全く使わないものがある程度の場所を専有しているというのは邪魔になる時が多く、火器とともに使うことの多い鍋や食器についてはできるだけコンパクトにまとめておきたいのです。

 防災用品をリュックに入れている場合でも、その大きさに限りがあるわけですからできるだけ効率的なパッキングができるものにしたいところです。と言ってもいざという時に役に立たない組み合わせでは困ります。そこで、実際に調理用の火器と水など最低限の準備ができている場合、どんな事ができれば何とかなりそうなのかちょっと考えてみました。

1.コーヒー お茶 インスタント味噌汁 カップスープ カップラーメンなど
2.袋入りインスタントラーメン パスタ 煮込み料理
3.炊飯
4.レトルト食品 パックごはん
5.缶詰

 まず1の場合、お湯を作ることができればいいので、どんなものでも問題ないですが、どのくらいの量が必要なのかによって用意する鍋の大きさが違ってきます。2の麺をゆでたり煮込み料理を行なう場合はやはり口径と深さそれなりにないと難しいと言えます。3については飯盒を用意することで解決できるかも知れませんが、少人数分でいいなら別の選択肢もあります。4については、特にパックごはんが入るだけの鍋の口径があるかというのがポイントであるような気がします。ごはんのパックを縦に並べて入れられるサイズのものがあれば、少ない容量で多くのごはんを温めることができるので、防災用品としてパックごはんとレトルトカレーをセットで用意しておこうという気に私はなります。最後の5は、浅めの小フライパンのようなものがあれば、缶詰をそこにあけて温められれば問題ないでしょう。

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 ということで、これらの事がだいたい2~3人用としてできる組み合わせをという事で車内導入が決定したのが実にベタな組み合わせではありますが、アルミ製のキャンプ用クッカーのセット、snow peakの「ソロセット焚」と「トレックコンボ」のセットの中に同じくsnow peakのチタンシングルマグを2つ入れ、100円ショップの金属製の計量カップを加えたものです。これだけのものが大きい鍋の中に入ってパッキングできるというのがキャンプ用品の真骨頂だと言えるでしょう。「ソロセット焚」にはアルミ製ではありますが目盛り付きのカップが付属しますのでチタンシングルマグと合わせて何とか3人でお茶が飲めます(^^)。炊飯はフッ素加工された「ソロセット焚」の鍋(830ml)を使えば1合なら十分です。

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 「トレックコンボ」のアルミ鍋は900mlと1,400mlで、特に1,400mlの鍋は口径が136mmありますので何とかパックごはんが縦にすれば入るようになっています。そして、蓋の部分の容量はそれぞれ250mlと500mlになっています。食器として蓋を流用することができますが、もし足りない場合は重ねて持ち運びができる、これもキャンプ用品の「シェラカップ」を追加して用意しておけばいいでしょう。

 ただこのセットを使う場合、火にかけるためには普通のカセットコンロだと、特に一番小さい「ソロセット焚」の鍋が安定して乗らない可能性があります。これについては、小型のカセットコンロを試してみるか、はじめからキャンプ用に作られたバーナーを用意する必要も出てくるでしょうか。防災用に用意する水や食料など、あれば良いと言われている3日間分とというのはかなりの量と重さになるので、さらにかさばるものが増えてしまうと持ち運ぶのも大変になるでしょう。今回紹介できなかった他のキャンプ用品のメーカーでも、大きい鍋の中に小差な鍋を収納する形で省スペースでのパッキングを実現する製品が出ていますので、必要とされる量などに応じてどの組み合わせがいいか、アウトドア・登山用品のお店を見に行くのをおすすめします。写真で紹介するよりも実物を見て触って、こんな高いものを買うなら100円ショップの鍋や家にあるもので何とかなると思えばそれでもいいでしょう。ただ、限られたスペースに多くのものを詰め込むには、今回紹介したような鍋のセットが登山をする人たちのニーズを取り込む形で進化してきています。しかし、このセットを防災用という事だけで置いておくのはもったいないとも言えますが(^^;)。


スマートフォンで金銭管理のすすめ

 この時期、お金の勘定で大変な思いをしている人もいるかも知れませんね。確定申告をご自身で行なっている方は、オリンピックを見ながら申告書を書くのも大変とは思いますが、今ではインターネット経由で申告書を作れたりするので、それでもかなり楽になったと思います。

 私の場合も一部申告するものがある場合は確定申告するのですが、その際にはスマートフォンとタブレット端末を両方持っていることで大変役に立っています。日々の金銭の出し入れなどについて、私は専用のスマートフォン用のアプリを使っていませんが、それは、私がかなり前から小型の情報端末を持ち始めて、様々な機種を使いながら金銭管理を手の中に入るサイズのPDAやスマートフォンで行なってきた経験によるところが大きいです。例えば、AndroidでもiOSでもいいのですが、アプリで簡単にお金の出し入れを入力できたり、アプリによってはレシートを写真に撮影することで簡単に支出が記録できてしまうものもあります。しかし、私が使うスマートフォンがずっとAndroidやiOSを使ったものである保証はありません。安かったり便利だったりする新しいスマートフォンが出てきて、世の中がそちらの方に移行してしまえば、残念ですが今使っているスマートフォンは使い道がなくなってしまいます。

 それでも、この形式にしておけばまず困ることはないというのが、文字でいえば「テキストファイル」ならまずどんなパソコン・スマートフォンでも見たり編集したりすることができるでしょう。同じく金銭管理については、いわゆる表計算ソフトで扱えるファイルなら現在においてもエクセルで作った簡単なファイルなら昔作ったものでも読み込んだり編集することもできます。

 私が最初に使ったパソコンはMacでしたが、購入時に付いてきたのは「クラリスワークス」という統合ソフトでした。ソフトといっしょに付いてきたテンプレート集にA4サイズの用紙に出力できる「おこづかい帳」があり、項目と収入支出を入れると自動的に残高を出してくれるのがすごいと思った記憶がありますが、原理は単純で、今でもそのファイルはWindowsのエクセルだけでなく、スマートフォン用に提供されている有料のオフィス互換アプリでも問題なく使うことができます。私の場合は財布の中味を把握するために「金銭出納帳」と、クレジットカードの使用の都度に同じテンプレートを使って毎月の使用金額を記録しているのですが、これをDropboxのようなインターネットディスクのサービスを使ってパソコンでもスマートフォンでもタブレット端末でも自由に閲覧・編集できるようにしておくことで、金銭の出入りの記録を確認する際には大変に役に立ちます。

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 今あるアプリにもエクセルで読み出せるような形で出力してくれる機能が付いたものがありますが、その都度出力をしなくてはならないめんどくささが私にはあります。最初から形になっている、直接エクセルで開けるファイルとして記録していくと、スマートフォンで数字や文字を入力し、保存しただけで写真のようにパソコン上でいつでも印刷できる形になるので、今後人から時代遅れと言われようが(^^;)この方法を続けていこうと思っています。個人的に思うのは、ここを読んでいる方の中で、お子さんにせっかくスマートフォンを持たせるなら、エクセル用のA4出力ができるおこづかい帳のテンプレートというのはインターネットで検索すれば簡単に見付けることができると思いますので、有料のoffice互換アプリを入れてでも自分のおこづかいはスマートフォン上で管理させるようにしたらどうかと思います。入力した結果を見て保存したい場合、私は大きめのタブレット端末を使って見てしまっていますが、そうしたハードが用意できなくてもプリントアウトすればいいですし、せっかく手元にスマートフォンがあるなら、自分が何にお金を使っているのか後でわかると、その情報は結構貴重な情報になるような気がします。何よりお金の出し入れをする際に、その場にあるのがスマートフォンなのですから、使ったら記録するクセをつけておくと、後で作業する必要もなくなるのでいいと思うのですが。かく言う私も昔何にお金を使っていたのか見返すことで、その時の事を思い出して懐かしんだり悔やんだり、いろんな事を考えることができます。

 私は金銭出納帳ともうひとつ、クレジットカードの利用記録も同じ形式のファイルに記録しているのですが、最近は多くの場合、Webで利用状況を確認するようになっています。クレジットカードの不正利用が社会問題になっている今、自分の使った分をその場で記録しておけば、金額を照らし合わせれば疑わしい引き落とし分を発見するのが容易になります。もちろん、カードの不正使用対策やフィッシング詐欺に遭わないような対策を立てることも大切ですが、カード使用の都度記録していくことが習慣になれば、購入した覚えのない買い物で口座から引き落とされるのを未然に防ぐことができるので、その点でもスマートフォンを使った金銭管理というのは有効だと思っています。


イーモバイル Nexus5 料金の仕組み

 今使っているauのガラケーの更新月が来月にやってくるにあたり、ガラケー単体で無線LAN通信を使いネット接続可能な「Wi-Fi WIN」が2014年6月末でサービスを終了することになり、auを使い続ける気がしなくなりました。現在、そのまま解約するかはたまたMNPで他社に移行するか色々な情報を入れながら検討しているところです。可能性のひとつとして、条件が合えば端末代が0円になり、2年間は通信費も安いイーモバイルのNexus5について、その料金を見ながら本当に契約して大丈夫なのか(^^;)、検討してみたいと思います。ちなみにイーモバイルで売っているから同社のSIMしか使えないということはなくて、MVNOのmicroSIMなら入れ替えて使うことができ、さらに最新のAndroid OSを使えるのがメリットの端末です。

 まず、イーモバイルが前面に出しているあおり文句に惑わされずにそれぞれの内容についての「通常価格」を見ていきたいと思います。以下に紹介する金額はそのまま2年後に解約せずに使い続けた場合の負担金額となります。

・通話プラン 4G-Sプラン 月額980円
・ネット使用 EMベーシック 月額315円
・パケット定額 データ定額3-S 月額4,935円(5GBまで高速、超過時には月末まで128kbps)

 この合計で月6,230円となります。通話はソフトバンクのホワイトプランに準じていますが、イーモバイルとの通話については同じ4G-Sプラン加入者との間でないと午前1時~午後9時までの時間が無料になりませんので注意が必要です。ただし、MNPを使ってauかdocomoから転入するという条件で端末代の39,800円が0円になるというキャンペーンを2014年2月現在行なっているようなので、なかなか魅力的です。さらにイーモバイルでは、加入時から2年間は上記の料金を割引いています。

・通話プラン 4G-Sプラン 月額0円(4G-Sスマホ割適用時 2年間)
・ネット使用 EMベーシック 月額315円のまま
・パケット定額 データ定額3-S 月額3,880円(データ定額得割適用時)
・月額割引-S 月-1,680円(バリュースタイルS加入で端末を購入した場合、2年間適用)

 以上の割引額を考慮した上での合計額が月額2,515円となるわけです。ただし最初に紹介したように2年後に解約あるいはMNPを忘れると翌月から月6,230円になり、解約手数料が発生するので自分の契約をしっかり把握しておくことが必要ですね。そうは言ってもそれほど大変なことではなく、きちんと契約を管理し、更新月に解約かMNPをすればそれほど気にすることはないでしょう。MVNOの契約で、5GBまで高速通信可能という契約というのはなかなかなく、イーモバイルのプランはテザリング料金も0円なので、使い方にもよりますがドコモauの料金より安くスマホを維持でき、テザリングができることからWimaxの代替としても十分実用になるでしょう。

 ただし、Nexus5に入っているイーモバイルのSIMカードは、イーモバイル側の仕様で、他のSIMフリー機に入れ替えて使うことができませんので、契約中にNexus5が故障したり水濡れしたら代替機として同じイーモバイルの端末すべてが使えるわけではありません。その場合、代替機であってもNexus5を手に入れないと通信機能が全く使えなくなる恐れがあります。修理代金が高い場合、極端な話ですがイーモバイルを解約しなければならなくなるという状況も出てくるかも知れません。その対策としては、イーモバイルでは「故障安心パック-S」というアフターサービスのオプションを提供しています。Nexus5自体はGoogleのサイトでも購入できますが、以下のサービスが月額525円(税込)で使えるので、できれば同時加入しておきたいところです。

・水濡れ、全損時 5,250円負担
・外装破損時 請求価格より90%割引
・盗難、紛失時 会員価格で購入可能
・故障保障 負担額0円
・水濡れデータ復旧 0円
・バッテリー交換 請求額から3,150円引き

 この「故障安心パック-S」に加入した場合、月額三千円を少し超える額になりますが、オプションを付けないで何かあった場合に問題が起こるだろうというのは先述の通りです。。Nexus5を継続して使いたいという場合には安心て使えるサービスだと言えます。この辺はアフターサービスもしっかりしているので、私がイーモバイルに加入するならこのオプションも付けておくようになると思います。

 私の場合はたまたまこの時期にMNPできるのですが、果たしてこういったプランはいつまで同じように使えるかということも実は気になります。同じソフトバンクの傘下に入ったウィルコムでは、ガラケーの新機種発売と同時に端末の分割支払い期間が2年から3年に何の前ぶれもなく変わってしまったということもあり、イーモバイルもウィルコムと合併後にどうなるか全く不透明です。少なくとも「実質」ではなくSIMフリーのスマートフォン「Nexus5」が条件が揃えば0円で手に入るわけですから、auからのMNP先としてこちらに乗り換える可能性も考えておきたいです(^^)。


スマートフォン・タブレット端末でブログをご覧の方へ

 パソコンを使ってブログをご覧になっている方はお気付きではないかも知れませんが、タブレットを含むスマートフォン、アンドロイドやiPhoneで当ブログを閲覧されている方の中には突然このブログが消えてしまったと思われる方もいるのではないかと思います。

 私もすぐには気付かなかったのですが、2月9日からアクセス数が極端に減り、おかしいと思っていたところ、ブログのスマートフォン用のページがどのブラウザを使っても見られない状態になってしまっていたようです。

 このブログのサービスはプロバイダのニフティが提供しているテンプレートにのっとって書き込んでいるため、不具合の原因についてはニフティに問い合わせ中です。一刻も早い改善を望んでいますが、対策としてはパソコン用のページにアクセスすることでブログが現れますので、お手数かと思いますが、使用されているブラウザにPC用サイトを見る設定がある場合はその機能を使ってご覧下さい。

 ご不便をお掛けして申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いします。