車中泊の旅も社会の安定があってこそ

 山梨県の河口湖周辺で、走行中の車がパンクの被害に遭う事件が2014年の夏頃から起きているそうです。パンクの原因は自然発生的なものでなく、人為的なものだということで、注意が必要なように思います。

3008

 この写真はネットニュースの中で紹介されていたものですが、かなり衝撃的だったのでここでも紹介させていただきたいと思います。もしこの画像掲載に不都合があるようでしたら、こちらの写真はすぐに消しますので改めてご連絡下さい。写真を見ていただくと、当初はまっすぐに伸びた釘を曲げ、常に尖った方が上を向いて立つように加工されていることがおわかりいただけるかと思います。

 ということは、運転しながら道に撒かれた釘を見付けて避けない限りは必ずといっていいほどタイヤがパンクしてしまうことになってしまいそうだと言うことです。下手をすると複数のタイヤがパンクする可能性もあり、単にタイヤだけの問題ではなく、スペアタイヤのない車においては全てのタイヤを修理しないと再び走れなくなり、大きなタイムロスとなってしまいます。単なるタイムロスだけではなく心理的な落ち込みも起こってくるでしょう。

 釘を撒いた犯人はまだ捕まっていないので、河口湖方面へ出掛ける方は細心の注意が必要になります。わざわざ目に付きにくいように釘を茶色に塗っていたりするので、幹線道路から離れた道(つまり他の車が通らない場合が恐い)を走る場合は夕方から夜の走行は避け、できるだけ幹線道路を走って移動したり、前方への注意しながらスピードの出し過ぎを控えることが大切になってくるように思います。

 今回の話を聞いて、多くの人の休日の行動を変えるかも知れないほどの結果をもたらした事というのは大変恐ろしい感じを覚えました。単に釘を持っているだけでも、常に尖った部分が上に来るように曲けただけでも決して警察のご厄介になることはありませんが、それが車の通る道路に置かれただけでこれだけの影響が起きるのですから、いわゆる犯罪集団が本気で何かを起こしたら、いくら警察が万全の警備体制を敷いても絶対安全かということはないだろうなあとしみじみ思います。私たちが好きな時に好きな所へ日本国中車で旅に出掛けられるのも、意図的に大規模な交通妨害やテロが起こることなど考えなくていいからという側面もあります。道路の安全も大切ですが、ギスキスした社会状態による治安の悪化がこの国で起きないように関係各位にはご努力いただきたいものです。


スポンサーリンク

コメントを残す