トランギア ストームクッカーをカセットガスで使ってみました

 しばらく報告が遅れていましたが、ネットオークションで発注した中国のBL100-Q1というクッカーセットに付いているガスバーナーのみがようやく届きました。送料が安い代わりに船便で送られてきたためで、先方から発送の連絡が来てから11日もかかったんですね。

 この話をする前にストームクッカーを知らない人に説明をしておくと、これは簡単に言うと鍋やフライパンとヤカン、さらに調理のためのバーナーおよび野外の条件の悪いところでも使えるように風防までセットになっている登山用のクッキングセットです。この風防がよく考えられていて、強風下でも効率の良い燃焼を行うことができるようになっています。付属するバーナーはコーヒーやチーズフォンデュを作るのに使うことの多いアルコール燃料を使うもので、単体では火力はそれほど強くはありませんが、特徴的な風防の中に入れることによって相当の威力を発揮します。

 小型で持ち運びしやすく、シンプルな構造で故障も少ないアルコールバーナーですが、液体燃料で扱いが難しいのと、注入したアルコールがなくなってしまうとそれまでで、空になったアルコールバーナーに追加でアルコール燃料を入れてしまうと爆発的に燃えてしまって危険です。煮込み料理をする場合は同じバーナーを二つ用意し、燃料が終わったら入れ替えて使うなどの工夫が必要になります。そんなめんどくさいことなしに普段使っているカセットガスをストームクッカーで使いたいということで今回のガスバーナー注文ということになったわけです。

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 早速、ガスバーナーを私の所有するストームクッカーLにセッティングしてみました。元のクッカーがほとんどトランギア社が出している純正ガスバーナーのコピーという感じの品なので、ほとんど違和感なくセッティングできます。これにキャンプ用のガスをつなぐとそのまま使えるわけですが、私の場合はさらにコストが安くどこでも手に入れることのできるカセットガスで使ってみようともう一つの部品を取得していました。

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 ガスをつなぐ部分にねじ込んで固定したのが、カセットガスにつなぐことができるアダプター、アルバ・つめかえ君用のTKアダプターです。カセットガスの欠けた部分が上になるようにセットしつつアダプタに差し込むようにしてガスが漏れているなどの問題がなければいよいよ燃焼試験に入ります。

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 バーナーには点火装置は付いていませんので、先に火種を用意してからガスを出し点火します。結果問題なく点火し、写真のような感じで燃焼します。この状態は火力が一番弱いぐらいの感じですが、つまみをひねればかなり強烈に火を出すこともできます。今回はとりあえずきちんとバーナーが使えるかどうか試しただけでしたが、今回試したのは100円ショップでも扱っている低温に弱いものでも何とか大丈夫でした。野外でさらに低温の場合はこのガスは気化しないので使えませんが、低温でも燃焼するプレミアムガスに変えればとりあえず極寒の季節以外は使えることがわかったので、ストームクッカーの中に入れておくバーナーは、アルコールストーブと入れ替えてガスバーナー仕様にして持ち運ぼうと思っています。


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