「STYLUS 1s」と同じ機能になる「STYLUS 1」用のファームウェア

 私が旅用のデジタルカメラとしてオリンパスの「STYLUS 1」を購入したのは、すでに後継機の「STYLUS 1s」が出ていて、そのおかげで格安で購入ができたからなのですが、オリンパスでは何と後継機である「STYLUS 1s」の機能を前機種の「STYLUS 1」でもまるまる実現できる新しいファームウェアを提供してくれるとのアナウンスが昨年のうちにありました。具体的には、以下の内容になっています。

1.AFターゲット選択に、スモールAFターゲット [・]sを追加
2.焦点距離表示に、[倍率]、[焦点距離]、[35mm換算]を選択可能
3.ステップズーム機能を追加(28,35,50,70,85,100,135,200,300mm 35mm換算)
4.MFアシストに、[ピーキング]機能を追加
5.インターバル撮影(コマ数:最大999、撮影間隔:1秒から24時間)とタイムラプス動画を追加
6.ワイドコンバージョンレンズ「WCON-08X」に対応

 今回のファームウェアのバージョンアップは、昨日から提供開始ということで、早速やってみたのでした。方法としてはパソコンに専用ケーブルを接続して行ないますが、約70MBをパソコンにダウンロードするのにぷららのモバイル回線を使ったものの、それほど待たされることなく落とせ、カメラに転送して無事にバージョンアップできました。

 カメラで今まで設定していた情報は飛んでしまったので、改めて倍率表示から35mm換算の焦点距離の表示に変更し、2つあるズームレバーのうち、左側レンズの脇にあるズームレバーをステップズームに割り当てました。スモールAFターゲットはより小さい場所にピントを合わせる時に便利ですし、マニュアルフォーカスでのピント合わせもやりやすくなりました。これがSTYLUS 1のファームウェアとしては最終形ということなのかも知れませんが、これだけの機能が後付けできれば十分です。ただ旅で使う場合はもう少し広角が欲しい場合もあります。そう考えると、とりあえずこれで今回新たに対応したワイドコンバージョンレンズを買う選択というのも出てきましたし(今まではテレコンバージョンレンズのみ対応)、オリンパスの思う壺にはまる可能性もなくはありません。

 ワイドコンバージョンレンズを使っても、F2.8の明るさを維持したまま×0.8というと約22.4mm(35mmカメラ換算)での撮影ができるわけですが、28mm相当と比べてどの程度差が出るのかということも含めて、まずはすでにSTYLE 1sで使われている方の作品などを見ながら検討して行きたいと思います。STYLUS 1を持っている方は前のファームウェアで使い続けること自体がもったいないくらいの今回のファームウェアアップデートなので、オリンパスのウェブサイトから早めにアップデートをして、日常に旅にと活用されることをおすすめします。



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