真空断熱ボトル」カテゴリーアーカイブ

ニトリの新しい「超保温ボトル HEATEX」はキャンプ仕様?

先日、スチームアイロンが壊れてしまったので(^^;)、ニトリの安いスチームアイロンを買いに行ってきました。基本性能はちゃんとしていて千円そこそこで購入できたのですが、その際に近くの店舗では置いていなかったのですが、今ニトリの真空断熱ボトルがすごいことになっています。

過去のブログ記事で、750mlの2Wayボトルの保温性能が95℃以上のお湯を入れて6時間後に82℃をキープするカタログ値があることを紹介しましたが、その製品がラインナップから落ち、今後ニトリは同じようなタイプのボトルを出さないのかと思っていたところ、ネットニュースでは店舗では12月7日から新しい真空断熱ボトルを出すのだそうです。それが表題の「超保温ボトル HEATEX(ヒーテックス)」のシリーズです。

このボトルは、「冬のレジャーでも山の山頂でも」と商品の説明にあり、製品の写真を見ると本体底とカップの底に落下時の衝撃を和らげるゴムが付いているので、今までの日常用とは違ってサーモスの山専ボトルやモンベルのアルパインサーモボトルという一連の商品を意識して作られたものであると思われ、その性能は本当に大丈夫か? と思えるほどのカタログ値を叩き出しています。サイズは500mlから900mlまでの3タイプで、それぞれの保温・保冷性能は以下の通りです(保温は95℃±1℃から、保冷は4℃±1℃から)

・500ml 保温性能 84℃以上が6時間継続 保冷性能 6℃以下が6時間継続
・750ml 保温性能 85℃以上が6時間継続 保冷性能 5℃以下が6時間継続
・900ml 保温性能 88℃以上が6時間継続 保冷性能 5℃以下が6時間継続

ニトリのニュースリリースによると、中栓内部に断熱材(硬質ウレタン)を入れ、従来品と比べて中栓の部分から熱が逃げにくくなったとのことで、この仕組みはモンベルのアルパインサーモボトルと同じです。また、内びんに銅メッキ+銅ホイルをしていることでの保温効果もあるとのことです。また本体は他社のものより少し大きく重くなっています。500mlのものでカタログ値を比べてみると以下のようになります。

・ニトリ  直径7.8cm・長さ22.8cm・重さ約320g
・モンベル 直径7.0cm・長さ24.0cm・重さ約265g
・サーモス 直径7.0cm・長さ23.5cm・重さ約280g

ニトリの750ml・900mlの直径は8.4cmとさらに太くなるので、持っていくことを考えると躊躇するかも知れません。他社と比べるとかさばることはありますし、今の私の湯沸かしセットでは750mlの水を一気に沸かすのは厳しいので、購入するとしたら500mlのものになると思います。ちなみに店頭での税込価格(500ml)は2,990円で、750mlが3,490円、900mlでも3,990円と格安です。

ニトリの場合は、終売時にさらに値引きされることもあると思うので、個人的には先日購入してニトリではサイズ展開のないモンベルのアルパインサーモボトル350mlとセットで500mlを使い、今後の商品展開を見つつ(後継品が出ない可能性もあるので)、他のサイズについては、値が下がった場合には狙っていこうかなと思っています。それにしても、これも2020年に流行語大賞にノミネートされた「ソロキャンプ」ブームのおかげなのかと思ってしまいます(^^)。この製品については近くの店舗受け取りでネット購入(クレジットカード決済)すれば送料はかからないので、早速注文してみました。現品が届きましたら、改めてレポートさせて頂く予定です。

注文していた製品が届いたので、保温性能のテストを行なってみました。興味のある方は以下のリンクをご参照下さい。

https://syachu.net/2020122401


モンベル アルパインサーモボトル 0.35L

前回の内容を受けて、昨日近くのモンベルショップに行ってきました。そこで様々な種類のある、山に持っていく真空断熱ボトルとして認知度があるアルパインサーモボトルのシリーズをじっくりと見てみました。以前から注目はしていたものの、先に購入した象印の1Lで保温性能の高いボトルを先買いしていたこともあり、あえて大容量のものには興味がなかったのですが、お店に行ってみて、サイズ展開の多さにまずは驚きました。

2020年現在、アルパインサーモボトルには0.9L・0.75L・0.5L・0.35Lの四つのサイズがあります。そして、今回購入した0.35Lの製品の直径は0.5Lのボトルと同じなので(0.9Lと0.75Lもカタログ値では同じ)、カップおよびシリコンカバーが共通で使えることを確認しました。0.35Lを持っていれば今後旅行で持っていく水やお湯を増やしたい場合、0.5Lのボトルを追加購入するというパターンも十分にあるのではないかと思いました。

まず、本体の大きさですが、0.5Lのボトルと直径が同じ(約7センチ)ということもあり、そこまで小さくもスリムでもありません。だいたいの大きさは写真の醤油ボトルとの比較でご確認下さい。スリムなボトルが欲しい場合はこの製品ではなく、素直に象印・タイガー・サーモスの中から製品を選ぶのが良いでしょう。ただ、沸騰した直後のお湯を入れても外側およびフタ(カップ)の部分も全く熱くならず、保温性能を上げるためのサイズ感だという気がします。

付属のフタがカップの代わりになりますが、すり切りで130mlくらい? という感じの容量で、写真のように8~9分目くらいまで入れて100mlくらい入ります。0.35Lの製品の中では多い方だろうと思いますし、写真より少なめに入れた状態でも満タンの状態なら4杯分以上の水分補給ができるという風に覚えておくといいでしょう。

このサーモボトルは、サーモスの山専ボトルと比較されることが多いと思いますが、今回購入した0.35Lのタイプはありません。どちらも同じような保温性能を持っていますが、サーモスの方は中フタを二重にすることによって熱が逃げにくくする構造になっているのに対し、モンベルの方は中栓の内部に断熱材が入っているのだそうで、分解して洗う場合のパーツが少なくてシンプルになっています。カップの上と底に付いているシリコンゴムは落下の場合に本体が凹むことを考えて付けられていて、山に行かなくても不注意でボトルを落とし、派手な凹みができてしまった経験を持つ私としては有難いですね。

中味の注ぎ方については、最近のマイボトルのように片手でワンタッチでというわけにはいかない中栓を回して注ぐ方式です。中栓の切り込みが入ったところから出てくるという、昔の魔法瓶タイプです。この方式というのは、余分なパーツがないということもありますが、加減によって出す中味の量を調整できるのが有難いです。今後使用する中では、コーヒーを抽出するために使うことも考えているのですが、写真のように細い水流で出すことも可能なので、今後出先でインスタントでないコーヒーを飲む時にも活躍してくれそうです。

ちなみに、本体の容量(360ml)だと、手持ちのポケットストーブに小型アルコールストーブで加熱すると(外だと風防が必須)だいたい10分くらいあれば沸騰し、それに必要なアルコールの量は20ml用意しなくても15ml強ぐらいあれば何とか沸騰までたどり着きました。今回、手作り品を売るサイトで先日紹介した作家の方から、丸型にしたことでさらに小型でとり回ししやすいアルコールストーブを購入してこのボトルに入れるための水を沸騰させてみたのですが、ポケットストーブとの相性は抜群でした。手作りで一度に作れる数も少ないので、この書き込みから時間が経過すると入手は厳しいかも知れませんが、興味のある方は「アルコールストーブ 【TYPE: G】」で検索してみて下さい。

今回、ボトルを購入したことで改めてまた、ミニマム湯沸かし・炊飯セットをこうしたものと合わせて完成させたいと思っていますので、自分で納得の行く組み合わせが決まりましたら、改めてここで紹介させていただきたいと思っています。今回紹介したアルパインサーモボトルは、その際に一緒に持っていくミニマムなボトルとして活躍してくれるだろうと思います。


意外な伏兵か? ニトリの「2Wayボトル ヒューグ」750ml

引っ越し関連グッズを購入しにニトリに何回も行っていたのですが、そこでかなり気になるボトルを見付けました。ぱっと見、スタンレーの真空断熱ボトルのようなスタイルなのですが、これはこれでニトリのオリジナルです。

「2Wayボトル ヒューグ」というのが商品名で、ニトリには他にもボトルが売っていますので、間違えないように注意して下さい。今回は750mlのものを購入しました。このボトルがなぜすごいのかと言いますと、箱に書かれた保温・保冷に関する性能の高さです。あくまでカタログ値であるので、実際の性能とは変わってくるところはあるかと思いますが、一応大手のニトリがここまで言っているので信じてみましょう。

保温能力(82℃以上が6時間持続)と保冷能力(7℃以下が6時間持続)のスペックは以前に紹介した象印のSJ-JS10(容量1.03L)と同等ですが、容量が少ないのにこれだけの保温・保冷能力があるというのは驚きです。ちなみに、SJ-JS10についてのレポートは以下のリンクからごらん下さい。

象印ステンレスボトル SJ-JS10

ただ、容量の差はあっても大きさはむしろニトリのボトルの方が大きいくらいです。これには本体のスリム化まではできない事情があることもあるでしょうが、それでも価格が値下げ価格とは言えこれを書いている時点でのニトリネットでの価格は税込1,490円とダントツに安く、容量違いの500mlのサイズのものでは何と税込999円で買えます。お近くにニトリがある方はまずは見に行ってみることをおすすめします。

構造はいたってシンプルで、昔あった両側に穴が開いた中せんを回して中味を出す方式で、この方式の方が保温能力はあります。SJ-JS10の方がワンプッシュで注ぐことができて手軽ですが、構造が複雑な分、買い替え時にはコストがかさみます。

さらに、特筆すべきは付属のカップの大きさです。中側はプラスチックの普通のカップですが、外側は金属で、そのままお茶やコーヒーを飲むにはかなり余裕があり、200mlは十分に入ります。普通のインスタントコーヒーは180mlくらいなので、お湯を入れてスティックコーヒーを飲むくらいなら、別にカップを持って行く必要はないでしょう。さらにこのカップの大きさによって、カップの部分から熱が逃げるのを防ぐ効果があるのではないかと思われます。

とりあえずはこのボトルは自宅で使うことにしました。朝沸騰したお湯を入れておけば、夕ごはんのお茶を飲むには十分な温かさをキープすることはできます。もちろん旅行の際にも長時間保温保冷をする目的で持って行ってもいいですが、容量の割に大きくて重いということはディメリットにもなるので、その点は実際に店舗でその大きさを確かめてみることをおすすめします。

一応、真空断熱ボトルといえば、「象印マホービン」「タイガー魔法瓶」「THERMOS」の大手三社の製品をこのブログではおすすめしておりますが、保温機能ということで言うと、モンベルのステンレスサーモボトルの出現から今回のニトリのヒューグボトルと、高性能なボトルも出てきました。特に今回のニトリのボトルは価格の安さと手軽さが最大の特徴なので、結構ラフに使ってみようかと思っています。


セブン-イレブンで買える「マルチステンレスボトル」その3 直飲みキャップとカップ

マルチステンレスボトルのペットボトル用のフタから飲み口を出し、ペットボトルを入れたまま保冷できるというマルチステンレスボトルのコンセプトは素晴らしいですが、これから梅雨明けには連日の猛暑が予想される中、家庭のコストとしては大したことはなくても連日空のペットボトルのゴミを出すというのは個人的にはどうかと思ってしまいます。

前回紹介したナルゲンボトルにキャップを工夫して、何とかペットボトルのように使えないのかと思ってキャップを探したのですが、残念ながら私の目的に合うような製品は、ぴったり本体にはまる0.5リットルタイプのボトルには適合しないということがわかり、改めて別のボトルで何とかならないかと思って自宅にストックしてあるボトルを大量に出して試したところ、その解決策が見えてきました。

それは、過去に何かに使えるだろうと思って値引きされて売られていたのを購入した用で複数のSIGGボトルです。0.6リットルタイプのボトルはナルゲンの0.5リットルボトルと同じく、マルチステンレスボトルに入ります。しかも、ナルゲンより容量が多い分、ボトルの形状はペットボトルと同じような狭い口になっていて、この形状は今までは洗いにくく水も入れにくいということで、ナルゲンボトルと比べるとディメリットでしかなかったのが、今回の用途では俄然メリットになってきます。

ただ、ナルゲンボトルと違ってSIGGボトルはアルミ製のため、若干金属同士の当たりが気になります。そこで思い出したのがスノーピークのキャンプ用のチタンマグを購入した時に付いてきたメッシュの巾着袋でした。この袋をかぶせた上でマルチステンレスボトルに入れると、スキマがうまく消えて当たりも気にならず、いい感じになります。ちなみに、このようなメッシュ袋は100円ショップで手に入れられる場合もあります。

そして、うまい具合にフタを付けると飲み口がペットボトル用の穴から顔を出しましたので、その上からキャップを付ければ、見事に汎用で使えるようになりました。ただこれだと、飲む時にいちいちスクリューキャップを開けなければならず、落下防止の観点からも心配になります。そこで、複数購入していたSIGGボトルに偶然付いていた、子供用の「ニューキッズボトルキャップ」に付け換えてみました。

このキャップはまさに絶妙で、しっかり閉めても中フタをきちんとねじ込むことができます。このキャップを付けた上での飲み方としては、親指でキャップを持ち上げるように開け、中にある栓を手で開いて飲むような形になっています。飲み終えたら逆に栓を閉めればこぼれることもありません。構造上、中せんを開けたままだとキャップが閉まらないようになっているので、きちんとキャップまで閉じて戻すことを心掛けていれば、中せんの閉め忘れは起こしにくくなります。さらに、飲み口が細いので一生懸命吸っても、出てくる量は一定なので、定期的な水分補給にもぴったりだと思います。

なお、同じようなSIGGボトル用のキャップに、同じようにキャップを開けて中せんを押しながら中味を出す仕組みになっている「アクティブボトルキャップ」がありますが、こちらの方は全長がちょっと長いため、キャップをセットする時にマルチステンレスボトルの中フタに当たり、かなりぎちぎちになりますので、もしかしたらマルチステンレスボトルのフタを痛める恐れがあります。多少ゆるめに付けるという方法もありますが、それだと気を付けないと中のSIGGボトルが落下したり水が漏れたりする可能性が出てくるのであえて使用する方は気を付けて下さい。

ともあれ、これでSIGGボトルを使えば、アルミならではの熱伝導性を持ちつつ、保冷性能を同時に手に入れられるということになり、個人的にはかなりおすすめではないかと思います。一昨日この組合せで持ち出したところ(室内仕事なので苛酷な状況ではありません)、5時間後でもシグボトルはまだ冷たさを保っていて、十分に冷たいと感じるくらいに中味をキープできるだけの性能がこの組合せにはあります。

最後に、ペットボトルを入れて使う時に便利なグッズを紹介させていただきたいと思います。写真のカップは、ペットボトルのフタの部分に付けられるペットボトル用のカップで、100円ショップで売られているものです。これを使うと、直接口を付けて飲まなくてもいいので、中味をシェア(他に紙コップの用意は必要ですが)することができる便利グッズです。

背の低いペットボトルの場合、付けられないということはあるのですが、いわゆる炭酸飲料系の背の高いボトルならだいたい付けることはできると思います(上の写真のペットボトルは三ツ矢サイダーのペットボトルです)。その上からカップをはめると、上の写真のようになるのですが、気持ち上部から冷気が逃げるのを防ぐようになるので、保冷機能アップも期待できるわけです。

このような多機能ボトルですが、すでにネット上では品切れになっていて、明らかに転売目的で購入した人がプレミア価格でネット上に出てしまっています。ただ、そのプレミア価格を出すなら、もっと別の選択肢があると思うので、お近くのセブンイレブンで見掛けたら手に取ってみて、改めて購入すべきかどうかご判断下さい。

その1
その2


セブン-イレブンで買える「マルチステンレスボトル」その2 ナルゲンボトルを入れる

このマルチステンレスボトルの魅力は、そのままペットボトルが入れられて、裸のままではすぐにぬるくなってしまうところ、一定の保冷ができるということですが、昨今のプラスチックごみを減らすような流れになってきているところですので、洗って再利用できるボトルを中に入れてみることにしました。

現在、私が大好きなボトルは頑丈な上簡単に洗えてニオイも付かないプラスチックのナルゲンボトルなのですが、このボトルも保温・保冷機能はないので、冷たさを保つためにカバーを付けたり、保冷のための工夫をしたりしてしのいできたのですが、このマルチステンレスボトルを使うと、保冷した状態でそのまま持ち運べるのではないかと思い、合わせてみることにしました。

写真は、0.5リットルの広口のナルゲンボトルです。大きさからしてぴったりはまるのではないかと思ったのです。これできちんとフタができれば、ナルゲンボトルは熱湯を入れても大丈夫なので、冬のキャンプの食事後にでもお湯を沸かしてナルゲンボトルに入れ、マルチステンレスボトルで温かさをキープしておいて、寝る前にボトルから出してカバーを付けて湯たんぽにするような使い方もできそうですし、もちろん冷たい飲み物を入れてその冷たさをキープしたまま持ち運ぶことも可能です。

結果、フタもきちんと閉まるような形でマルチステンレスボトルに収納可能だということがわかりました。入れた際の本体内でのガタツキも私には気になりませんでした。写真ではペットボトル用のフタを付けていますが、こうした利用方法では保温力を上げるために、もう一つの密封できるフタにした方がいいかも知れません。なお、写真のナルゲンボトルは使い込んでいるうちにフタと本体をつなげていた部分が切れてしまったので、逆によりスムーズに入るようになっています。キッチン用のナルゲンボトルなら最初からフタと本体は分離していますので、この使い方をする場合にはキッチン用のボトル利用がおすすめかも知れません。

ナルゲンボトル関係でもう一つ言うと、マルチステンレスボトル自体の直径が、ほとんどナルゲンの1リットルのボトルと同じくらいなので、ナルゲンのボトルケースやカバーがそのまま使えます。写真はナルゲンの1リットル用のシリコンカバー(現在は売られていない?)です。このカバーは本体を保護するだけでなく、カバー単体をひっくり返してその中に懐中電灯を入れると、ランタンのように光を拡散するので非常用グッズとしても使えるので、今回はこのカバーをマルチステンレスボトルに流用することにしました。

このように少し高さは足りないですが、このまま使えば塗装が剥げたりボトルが傷つくことを防止することができます。サイズもぴったりなのでずれてくることもありません。これだけナルゲンとの相性が良いマルチステンレスボトルですが、この使い方では一般的なペットボトルのように飲み口を出した状態で使えないのが残念です。

次回は、そのウィークポイントをカバーするために、別のボトルとの相性を試してみることにしました。

その3につづく
その1に戻る


セブン-イレブンで買える「マルチステンレスボトル」その1 基本的な使い方

2020年7月10日から全国のセブン-イレブンや専用サイトで販売が始まった、どうやら雑貨ではなく書籍のおまけという感じらしい(^^;)、正式名称「真空・断熱 圧倒的な保冷/保温マルチステンレスボトルBOOK」(宝島社)は、店頭に出ているうちに気になっている人はゲットした方がいいと思います。私はたまたま事前にこの情報を知っていたので、何とか昨日の午前中に近所のセブン-イレブンでゲットできました。

書籍扱いなので、写真のような所に置いてあります。価格は税込で二千円弱なのですが、この価格を高いと見るか安いと見るか。製造は中国で、ステンレス真空ボトルとしての性能も必ずしも高くなく(保温6時間まで48℃以上・保冷6時間まで11℃以下)、さらに600ml入りはするもののかなり本体が大きくて重いです。

パッケージはこのような形で、説明書のように見えるものが「BOOK」の部分です(^^;)。使い方はこの本の中に書いてあるのですが、本体のフタが2つあるのが大きな特徴になっています。一つはボトル自体を密閉できるねじ込み式のフタで、これについては説明不要でしょう。ただ、私を含め多くの人はこちらの密封できるフタの方はほとんど使わないと思います。

多くの方の目的というのは真ん中に穴が開いた方のフタを本体にねじ込み、中に500mlから600mlくらいのペットボトルを入れて使われるのだろうと思います。何せこのボトルは真空断熱構造になっているので、冷たいペットボトルを購入し、このボトルに入れておけば、本体そのまま外に出しているとすぐぬるくなってしまいますが、説明書によるとだいたい4時間くらいは飲み頃の温度を保つそうです。写真のようにペットボトルをセットしてこのボトルに入れた状態で少しずつ飲むという用途が便利です。

また、このサイズでは500mlの缶飲料も入るということなので、ペットボトルより割安な缶飲料がある自動販売機を旅先で見付けたら、このボトルに入れて運び、飲みたいときに改めて飲むという技も使えます。このように、外で買った飲料の簡易クーラーとして使えるというのがポイントが大きく、過去に同じコンセプトでワークマンで販売されたボトルカバーは、大人気ですぐ入手不可になり、そして例のごとくフリマアプリやネットオークションでプレミア価格上乗せで販売されるようになってしまいました。

このボトルは、なかなか手持ちのボトルに中味を移せない炭酸飲料を冷たいままキープして運びたいような用途に合い、旅行中にボトルの中味を飲み終えてもなかなかボトル内部を洗浄できないで不衛生になってしまう状況を回避するアイデアの一つとして、旅のお供に最適です。大手日本メーカーが、同じコンセプト・同じサイズでもっと軽い(つまり真空断熱の部分を薄くして軽量化するだけの技術を大手は持っているので)ものを作ってくれればいいのですが、逆にそうなると二千円前後では買えないものになると思うので、しばらくはこのボトルを夏のお出掛けのお供にしようと思います。

と、ここまで書いてきてかなり長くなってしまったので、このボトルと自分の持っている様々なグッズを合わせてさらに便利に使うためのノウハウについては、次回改めて紹介することにします。

その2へつづく


少容量ステンレス水筒の存在意義

たまたま近所のスーパーに行ったら、面白そうなボトルを見付けました。といっても、単体で写真に撮っても特に特徴はないように見えてしまうのでそれはしませんが、注目すべきはその容量の少なさです。普通のステンレス真空断熱ボトルのサイズは350mlから500mlぐらいだと思うのですが、このボトルは120mlと極端に少ないのです。

というわけで大きさの比較をするために、スリムタイプでない350mlのタイガーの水筒と、250mlの象印のスリムボトルと並べてみましたが、それらと比べても極端に小さいことがわかります。

実際に手の上に乗せてみるとその小ささがおわかりかと思います。高さは13.5cmで重さは空の状態で約130gです。この種の120mlのボトルで、一般的に認知されている製品としては、ロフトで売られている「ポケトル」があります。ちなみに「ポケトル」の価格は税抜1,200円ですが、写真にあるこの水筒は「ポケトル」とは別物の、税込でも500円ちょっととバッタ物感全開だったのですが、お店では隣に置いてあった500mlのボトルも同じ価格だったので、とりあえずすぐ壊れてもいいかとその用途の事まで考えずに購入してしまいました(^^;)。

これより少し前、出掛けた際によく行くショッピングセンターに置いてあったカプセルトイに「3Dファイルシリーズ THE水筒」というのがありまして、そのあまりのリアルさに買いそうになったのですが、このシリーズは容量があまりにも少ないということと、あくまで外見を似せただけで液体や食べ物を入れるようには作られていないということで(ミニケースという表示はありましたが)、購入を見送っていたのですが、やはりボトルマニアとしては格安で一応使えそうなステンレス断熱水筒があったので買ってしまったというところもあります。

しかし、改めて考えてみると少容量だからこその使い道というのは意外とあるものです。まずは小さくて持ち運びがしやすく小さめのカップぐらいの液体を持ち運ばなければならない時というのは、特にお昼などにお茶やジュースでは代替できない薬を飲むための水を持って行きたいような場合には大変役に立ちそうです。また、これくらいのサイズなら出先で少し水を分けてもらいたいような場合にこの水筒を出して薬用に水をとお願いしてみれば、案外すんなりと水を分けてもらえるかも知れません。

また、車での旅と組み合わせる場合、真空断熱二層構造であることから、よくサービスエリアにある給茶サービスを利用する際、いったん小型の紙コップに注がれた熱いお茶を入れ替えて飲むというやり方もあります(備え付けの紙コップで熱々のお茶を飲もうとすると、コップが熱すぎて飲めない場合があるのです)。ただ、紙コップからボトルに一時的にせよ移す行為については、場所によっては給水器の水やお茶をボトルに移し替えることが禁止されているケースもあるので、その場で飲むのだからとむやみやたらにボトルに詰め替えてしまうとトラブルの元になるかも知れませんので、その点はご注意を。

そして、本体こそバッタ物でもカバーやオプションはロフトで手に入れることができますので(細かな大きさは違うかも知れませんが)、用がなくても空のボトルを常に持っていてもじゃまにならない事を生かし、まさに常備できるボトルとしてしばらく持ち運びをしながら、少容量のボトルの利用価値というものを改めて考えてみようかなという気がしています。考えようによっては小さな自分専用のカップを持ち歩くことでもあると思いますので、これからの旅のお供として使ってみながら面白い使い方がありましたらまたここで紹介させていただこうかと思います。


パール金属「真空コンビニカップ」は旅行にも災害対策にも有利

今回新たに購入した商品を紹介するためにまずは使い勝手を試そうと、セブンイレブンでレギュラーのホットコーヒーを購入しに行ってきたのですが、そのコーヒーマシンが地味にグレードアップされていました。カフェラテ用の場所は従来と同じ購入者がカップの大きさを選ぶ仕様だったのですが、コーヒーについてはそうしたボタンがなく、カップを置けば「レギュラー」と「ラージ」を自動で選択して適量のコーヒーを注ぐような形のものになっていて、全てが自動で完了しました。

ただここではセブンイレブンのコーヒーを紹介するのではなく、コンビニのカップをそのまま入れて使うことができる真空断熱の外カップ「真空コンビニカップ」です。単体でも中に熱いものや冷たいものを入れれば温度を保持できる性能を持っているのですが、一番の特徴はコンビニコーヒー用のカップにジャストフィットするサイズということです。

今回購入したのはレギュラー用のものですが、その大きさを比較していただくとわかると思いますが、カップを入れた後でも蓋のつけ外しができるほど大きさは計算されているようです。普段購入するサイズがレギュラーではなくラージサイズの場合は、ラージサイズ用の製品も用意されていますが、私の場合はほとんどレギュラーを買いますし、他の用途で使う場合のことを考えてレギュラーサイズ用の製品を購入しました。あと、私は試していませんがラージサイズの紙コップでもぴったりとははまらないもののセットして飲むことは可能というようなネットでの口コミがありました。この点については機会がありましたら検証してみる予定にしています。

コンビニで熱いコーヒーを入れた直後はカップ自体が熱くなりそこからもコーヒーは冷めてしまいますが、このカップに入れれば熱は手に全く伝わりませんしコーヒーの温かさを長時間保つこともできます。以前に小さ目の真空断熱ボトルに中味だけ移し替えて利用することも多かったのですが、旅行中にボトルを洗うことがなかなかできない場合、ボトルの中に雑菌が繁殖する可能性もあり、その点が気がかりでした。一応、別にお水かお湯を用意して飲み終えた後のボトルをゆすぐくらいのことはできましたが、やはり気になる人は気になるでしょう。

今回このカップを購入したことで、コンビニでコーヒーを買った時にはこのカップに入れて持ち運びすることで、コーヒーを真空断熱ボトルに移さなくても済み、飲み終わったらカップごと処分するようにすれば外カップは全く汚れることはありません。飲む時にはカップに蓋をし、飲み口を開けて飲むようにすれば外カップを汚すことなく最後まで飲むことができます。また、これから花見の季節になると野外で飲む機会も出てくるとは思いますが、その場合紙コップだけだと困るのが、量が少なくなるとちょっとした風でも吹き飛んでしまうことがあります。しかしこの製品にセットすれば、本体自体がかなりしっかりしているので、少々風が吹いてもびくともしません。

このカップを持つことのもう一つのメリットは、コンビニカップと同じ大きさの紙コップは全国どこでも入手可能なので、この真空コンビニカップを家族の人数分揃えておき、別に紙コップを用意しておくと寒いときには温かい飲み物を、暑い時には冷たい飲み物を紙コップに入れてその温度をキープすることができるということです。紙コップで保温ができれば、衛生的にも心配はありませんし、旅行に持って行くのにも洗う必要がないので大変具合がいい道具だという感じです。

このような外カップは災害用の備蓄品というよりも、いつも持っているバッグの片隅にでも忍ばせておくか、車のドリンクホルダーに常備しておいて、外でコーヒーを飲みたくなったらいつでも使えるようにしておくのもいいでしょう。旅先でこの外カップがすっぽり入りそうな紙コップを購入すれば、長時間の移動中でボトルを洗える環境がなくてもペットボトルの飲料をシェアすることも可能になるでしょう。ちなみに、セブンイレブンのカップとほぼ同じサイズの蓋付き紙コップは「SMP-260E」という型番で売られているものが近いです。容量は260ml程度だと思うのですが、だいたい270ml前後のサイズの似たようなものがあれば外でも入手できますし、ホームセンターでまとめ買いするのもいいでしょう。

今回は普通の店舗で購入しましたが、あまりに使い勝手がいいので色違いをネットで購入し、一つは携行し、もう一つの方は車の中にこの紙コップと蓋のセットを常備する予定です。日常のドライブ時の利用だけでなく、キャンプや車中泊の旅でも活躍することになるでしょうし、お湯だけ用意しておいてフリーズドライのスープやお味噌汁を温かいまま最後まで楽しめ、さらに無印良品のミニラーメン用(ブタメンより安価?)にと活用法は多くありそうなので、今後は実践する中で新たな使い方を模索していきたいと思っています。


象印ステンレスボトル SJ-JS10

前回の内容で予告通り、ネットで注目して翌日には自宅にやってきたのが1.03Lというちょっと中途半端な容量の象印のステンレスボトル「SJ-JS10-BA(ブラック)」です。

実際のところ、今使っている象印の旧モデル「SD10-XA」と比べると取っ手やストラップホールもないためかなり軽いものの、本体の太さは少し細いくらいで手の小さい人が片手で持つには苦労するサイズであることは確かだろうと思います。にも関わらず全長は旧モデルよりさらに長いのが特徴です。性能は保温6時間後82℃以上ということで、サーモスの山専ボトルやモンベルのステンレスサーモボトルのカタログ値よりも高い性能を持ってきながら実売の最安値で2,500円前後という価格ということで、個人的に注目していたのです。もしここまでの話で興味を持った方は実際にお店でその大きさを確認した方がいいと思います。

ともあれ、本体だけを裸で持ち歩くのは辛そうなので、ボトルを入れるカバーを探しに行ってきました。一番都合が良さそうだったのが、昔から100円ショップの定番商品だと思われる、1.5Lペットボトル用のソフトケースでした。このケースは今でもコンパクトキーボードの入れ物としても利用しているのですが、なかなか具合はいいです。

このように本体がすっぽりと入り、わずかではあると思うのですが保温保冷機能を向上させることにも期待が出てきます。もちろん、カバーを付けたまま中味を注ぐことができますので、安いものですがとりあえずこのカバーを使ってみることにしました。

私がこのボトルを持ち出すことを想定しているのは、バックパックのサイドポケットにカバーに入れた状態で入るかということでした。もちろん、使っているバックパックによってその機能には違いはあるものの、写真のように十分サイドポケットに入れて落とさずに運べることがわかりました。過酷な登山に向くかどうかはわかりませんが、ちょっとした山登りで中に熱々のお湯を入れていけば、カップヌードルなら最大3人分くらいは行けそうですし、2人ならカップヌードルにコーヒーをいただいてもこれ一本で十分になるでしょう。

あと、本体を手にして確認したいと思ったのですが付属カップの容量です。写真のようにねじ込むための線の手前まで入れると約150mlということで、いわゆるインスタントコーヒーをいただくには十分な容量です。ただ、ギリギリまで水を入れようとしても約180mlくらいまでしか入りませんので、200ml以上の容量を飲みたい場合は素直に別のカップを持って行くのがいいと思います。
今回はこれで、気軽に使える1リットルのボトルが2つ揃うことになりましたが、旧製品でも冷たい飲料や氷入りの飲料は十分に冷たさが持続しますので、旅先で水を切らしたらスーパーやコンビニで安い2リットルの冷やされた水を購入して移し換えれば、氷いらずで冷たさを持続させることができますので、ドライブ中の水分補給には十分です。

また、旅の出発時にあらかじめ中味を温めておいたこのボトルに熱湯を入れておけば早朝出発の時でもお昼には十分な熱さのお湯がいただけます。車中泊の旅を道の駅や高速道路のサービスエリアで行なうのが主という方にとって、現場でお湯を沸かさなくとも必要十分な熱さと量のお湯が火を使わないで手に入るためのグッズとしてはもっと注目されてもいい製品ではないかと思うのですが。

最後になりますが、この製品はスポーツドリンクのような酸のきつい飲料を入れ続けても中のフッ素コーティングがだめにならないように従来品の2倍のコーティングをしていることもあり、麦茶やお茶、コーヒーを直に入れて使われる方も少なくないと思いますが、水とお湯だけを入れて旧製品を使っている身からすると、旅先でも手入れはカップだけで良く、そのカップも抗菌加工が施されているということで、水やお湯をカップに移してお茶でもコーヒーでもジュースでもスープやみそ汁でも作る方が物として長持ちさせることができるということで、私は今後もこの使い方を崩すつもりはありません。車の旅では思わぬところで安全に飲めるおいしい水が汲める場所に行き付くこともあるので、汲んだ時と近い冷たさを大量にキープできる大きめのステンレスボトルを狙っている方にはなかなかいい製品ではないかと思います。色違いで赤もありますので、水とお湯でボトルを替えるというのも面白いのではないかと思います。


大は小を兼ねるという観点から選ぶ真空断熱ボトル

先日東京へ行った時、多くの外国人観光客の方々がいらっしゃいましたが、一人で4本も5本もペットボトルを買い込み、無造作にバッグに入れているような方をお見かけしました。今後の梅雨明けの状況からするとかなり日本国中が暑くなりそうなので、特に旅行先での十分な水分補給の必要性ということからするとその場その場でペットボトル飲料を買いたくなる気持ちもわかります。

しかし、ペットボトルは買った当初は冷えていますがだんだんと生ぬるくなり、長時間飲み掛けにしていると口から雑菌が増えてしまう可能性があります。これは、スポーツタイプのボトルの多くで採用している直接口を付けて飲むタイプのボトルも同じで、スポーツの試合中など短時間のうちに飲み切るような使い方であればいいのですが、旅行中の水分補給に使うには長時間になればなるほど雑菌を体に取り込んでしまって健康に悪い影響を与える可能性も無いとは言えません。

私自身のボトルの使い方は中に直接味の付いた飲み物を入れるのではなく、水やお湯を入れてカップに移して飲むためカップ付きのボトルを旅行には極力持って行くようにしています。今までは500mlと350mlというように用途に応じてボトルを複数持っていくという考え方だったのですが、これだと中味を飲みきった場合に空のボトル何本も持って行き、状況に応じてその組合せをどうするかというのが問題になっていました。今回東京駅の売店を見ていると、中心に揃っているのは500mlの商品であることは当り前ですが、そんな中にひっそりと1リットルの水も置かれているのを見て、今後はあえて1リットルサイズの真空断熱ボトルを一本持って行くのもいいのではないかと思い、このエントリーを立ち上げました。

実は、すでに私は過去にカップ付きの1リットルサイズの真空断熱ボトルを持っています。象印の「SD10-XA」というタイプのもので、取っ手が付いていて持ち運びやすく、重さやスリムさは最新モデルよりも劣りますが、外に持っていくには便利な一品です。ただ肝心の保温性能について1リットルの容量がある割には若干あのモンベルの「アルパインサーモボトル0.9リットル」に劣るというのが残念でありました。95℃の熱湯と、4℃の冷水を保温する能力はこんな風になっています。

・アルパインサーモボトル0.9L 保温6時間後81℃以上 保温24時間61℃以上

・象印 SD10-XA 1リットル  保温6時間後79℃以上 保温24時間54℃以上

ちなみに、現行の象印のカップ付きの真空断熱ボトル「SJ-TG10-AA」(取ってはないものの紐付きで軽くなっています)でもSD10-XAと同じカタログ値で、天下の象印が何をやっているんだと思ってしまう結果になっています。モンベルのアルパインサーモボトルは、モンベルのホームページを見るとどうやら在庫限りの売り止めになっているようで、新しいボトルが出るのか出ないのかわからないのが不安ですが、できれば0.9リットルでなく1リットルで保温能力が高くて安いボトルがないかと思ってネット上を探したところ、何と象印が昨年に出したカップ付きの別のボトルがありました。

それが「SJ-JS10」という持ち手もストラップホールもないスリム型(とは言ってもかなり太めのボトルです)の1.03リットルというちょっと1リットルより多い真空断熱ボトルで、スポーツドリンクを入れても大丈夫なように中のフッ素加工が2倍になっているせいなのか、保温・保冷性能がモンベルのアルパインサーモボトルより高いことがわかりました。保温6時間後82℃以上でアルパインサーモボトルをしのぎ、保冷機能は同等です。

ハードな使い方には向かないかも知れませんが、旅に持って行く場合には100円ショップなどでぴったりのケースやシリコン関連グッズでも探して、自分なりに仕上げればデイパックのサイドにも収まり、自宅から用意して行った水を飲み干しても出先で1リットルの水を買って補充すれば一人だけでなく家族での水分補給にも対応できるでしょう。ボトルの色は黒と赤の2種類あるので、家族で2本持って行って片方に冷水、もう一本に熱湯を入れて行き、出先でコーヒーやお茶、または外でフリーズドライのお味噌汁やカップ麺をいただくにも十分な保温能力と容量を誇ります。また、2本1リットルの真空断熱ボトルがあれば、車での旅などで荷物にならずにボトルを複数持って行けるなら、現在のペットボトルに入った水のコストは恐らく2リットルタイプのものが一番安いと思うので、キンキンに冷えた水をスーパーなどで購入すれば長いことその温度を維持することができます。

また、公共交通機関等を使っての旅でも1リットルタイプのものを家族で2本持って行けるようであれば、中味を全て飲み切ってもコンビニで2リットルのボトルを2本の真空断熱ボトルに移せば旅の途中の熱中症対策としても役立ちます。個人的にはボトルの中にスポーツドリンクを入れるよりも、水と塩飴やクエン酸が配合されたタブレットを併用した方がボトルの洗浄もカップのみで済みますし、スポーツドリンクにおける糖分のとりすぎもせーぶすることができるように思います。そんなわけで、手持ちの1リットル用の真空断熱ボトルを2本にすべく、つい「SJ-JS10」を新たに注文してしまいました(^^;)。実際に到着しましたら、ハード的な部分のレポートをしてみようと思っていますので、これから夏に向けて新しい真空断熱ボトルの購入を検討されている方がいましたらぜひこの続きをお読みいただければと思っています。