月別アーカイブ: 2023年12月

今後は本格的な宅配便の遅延対策を考えなければならない時代になってくるかも?

先日、ヤマト運輸が年末の荷物配達状況について一つの発表をしました。この時期はお歳暮だけでなく、クリスマスや年末商戦、さらには年始の注文が多く入る時期なのですが、最近はネット大手の通販業者(楽天やAmazonなど)が大きなセールをやるため、一般家庭への荷物の量自体が増えているのか、注文した際やネットなどからの受取時間の変更をした荷物が届かないことがあるという、まさに異例のアナウンスを宅配会社大手が自ら発信してきたのでした。

旧ツイッターのXでも、時間指定をして受け取った荷物を先方に持ってお伺いするつもりだったのが、予定時間を見ても届かず、問い合わせの電話番号に掛けても自動音声でこちらの状況をすぐに伝えられないという事を書いた人がいて、そこまで大変なんだと思ったのですが、実はそんな事が自宅で受け取る荷物についても起こってしまったのでした。

我が家ではほとんどお歳暮は送り合わないのですが、親戚の中には毎年送ったり送られたりする方がいて、昨日の朝にこちらで頼んでおいたお歳暮が届いたと連絡がありました。実は前の日に、ヤマト運輸から母親のメールに連絡が入っていて、いつもは家にいる時間に合わせて配達時間を変更するのです。昨日は日曜日で午後から母親が出掛ける予定があったので、その時にはまだ午前中への変更ができるようだったので(できない場合はネット上でその時間帯を選択することができないのです)、日曜日の午前中を選択して、電話を受けた時には、本日そちらからの荷物を受け取る予定ですと伝えました。

しかし、昨日のお昼を過ぎても全く荷物が届かないのです。ヤマト運輸のサイトから荷物を改めて追跡してみると、最初は「当社都合による持ち戻り」になっていましたが、次に見た際には「調査中(住所不明)」となっていました。ちなみに、今回の荷物は毎年同じ業者から送ってもらうもので、先方が自宅の住所を間違ったことは全く考えられません。さらに、うちの母親の方にはクロネコメンバーズ会員になってもらうことで、配達前にメールで通信をもらえるようにしているのですが、このクロネコメンバーズに入る際には現在の居住先の確認のため、手渡しで登録完了のお知らせを最初に受け取ることで、正しい住所をきちんとヤマト運輸には伝えてあるのですが(クロネコメンバーズの登録情報にも現住所が記載されています)、なぜ「住所不明」なるエラーになるのか不思議です。さらに、追加説明の欄には「荷物のサイズが大きいので郵便受けにお届けできない荷物です」とありました。

この記載についても明らかに違っています。今回の荷物はネコポスでなく、内容物は宅急便(しかもクール便)なので、宅急便についてはいつも在宅している時間を指定して、直接受け取っています。今回の荷物の内容は冷蔵便なので、当然置き配もできませんし、荷物の内容とサイトでの説明がおかしな事になっていて、相当現場は混乱しているであろうことが推測できます。

仕方がないので、午後から予定があった母親には外出してもらい、私がずっと自宅に留まって荷物の到着を待つことになってしまいました。ちなみに、夜になっても届かず、このままでは翌日以降の配達になりそうですが、そうなると翌日は常に自宅にいるわけにはいかないため、まだ当分荷物を受け取れないのではないかと思ってしまいます。

果たして一連のメッセージは人間が入力して出しているのか、AIがやっているのかわかりませんが、普通の人だったらかなり血相を変えて電話で怒鳴り散らす人もいるかも知れないレベルです。さらに、専用アプリで出たメッセージの下に出ているスマホ用の問い合わせ電話番号は、あの悪名高き0570から始まる通話無料で連絡できない「ナビダイヤル」仕様になっているため、今回アプリでどんな内容が出ても、その原因はわかっていて、問い合わせても無駄だと思えるので、そのままにしています。

今回、私がずっと家にいて、夕方からはスポーツ中継を見ようと思っていたので、その日の行動について大した痛手にはなりませんでしたが、そうでなく昼から当分留守にするような状態だったら大変だったと思います。今回の荷物は決して「住所不明」のせいではなく、単にオーバーワークで自分の荷物が後回しにされたことが原因だろうと思うので、せめて自宅で待つのではなく、配達された後に取りに行くような変更を掛ける方が精神衛生上は良いのではないかと思います。具体的には営業所・コンビニ・専用ロッカーでの受け取りを指定する方が、後から気楽に取りに行けます。

今回は、荷物が冷凍物だったので、自宅受け取りにしたのですが、最近はポータブル冷蔵庫も買いましたので、冷凍・冷蔵の荷物でも車で取りに行けるようになったのはポイントが高いのかも知れません。とりあえず、ヤマト運輸や佐川急便ではこの種のアナウンスがされていて、日本郵便も危ないと思いますので、事前にメールやLINEなどで荷物配達の連絡が入り、その内容をスマホで変更できるなら、特に忙しくて自宅を空けることが多いなら、最初から自宅でない場所で受け取る設定に変えることをおすすめしたいと思います。

この傾向は2024年になると、さらに顕著になってくると思いますので、今からでも自宅外に荷物を取りに行くやり方を把握することで、いつ荷物が届くのか自宅でイライラしながら待たなくても良くなります。根本的な問題は、ぜひ業者の方で解決して欲しいと思いますが、特にヤマト運輸は小型荷物の配達や仕分けを行なっていた人を来年早々には大量解雇することで、かなり解雇される人との問題が出ています。個人的にはそうしたトラブルの成り行きの方も気になっていて、実際に配達に来てくれる人に文句を言うのもつらいのですが、やはり現場の声が上部に届かないといけないなとしみじみ思いますね。それから、せめて配達ができない理由をきちんと正直に表示できるようなシステムの構築をお願いしたいです。


不幸を自ら招き寄せないためには石橋を叩いて渡るくらいの慎重さも必要になってくる

年末年始を迎えようとする中、初詣に出掛けると多くの人がおみくじを引きその年の自分の運勢を見るのではないかと思います。昔、某テレビ番組で「帰りに交通事故に遭う!」というような見立てをした占い師の方がいましたが、そうした言動は運勢を見る相手を下に見て、あわよくば自分が儲かるような形でお金を出してくれれば運勢も変わると言わんがための見立てのような気がして、個人的にはそういった占いは好きになれませんでした。

確かに、たまたまその場所に居合わせたことで災害や事故に巻き込まれることはあると思います。その中で、自分がどうがんばってもその運命を変えることができないような災害に遭ってしまったら仕方がないですが、自分が考えて行動していく中で、どんどん悪い方向に進んでいってしまうか、それとも何とか危機を回避できるのかということはあると思います。それは人より多くの情報を仕入れていたり、冷静に周辺を観察していることでも変わってくるかも知れません。今回はそうした危機回避について、一つのニュースを心に留めておいていただきたいと思います。

2023年12月2日の夜、フィリピンでの大きな地震によって日本の一部地域に津波注意報が出ました。確か注意報が出たのは深夜12時前くらいだったと記憶していますが、その後地震発生から9時間が経過し、津波注意報も解除さらたのですが、話はここからです。

愛知県田原市では何と津波注意報が解除されてから1時間半後の午前10時21分に、20センチの津波が到達したのだそうです。田原市といえば渥美半島がありますが、地形や海の状態によって、気象庁が解除した津波注意報であっても、その内容とは逆に津波がやってくることもあるということは、改めて考えてみると恐ろしいことです。

今回の津波の高さは20センチでしたが、もし数メートルの津波が、津波注意報解除後にやってきたら、注意報解除とともに海の様子を見に来た人が最悪犠牲になってしまう可能性もあります。ただここは、気象庁の情報がいいかげんなものだとは思っていませんので、その点については別な考え方をする必要があるのではないかと思います。

日本の地形というのはかなり複雑なので、津波に関する情報が出る時も解除されるときも、一斉に起こったりします。ただ、特殊な地形が災害にはまってしまった場合、津波の範囲外とされた場所でも津波が起こるかも知れませんし、今回のように津波の影響は無くなったと思って解除したにも関わらず、やってくる場合もその時の状況によっては考えておかなければいけないと思うのです。
津波注意報が解除したからすぐに海辺に出向くのではなく、高い所でさらに波の状況を観察するなどして、普段とは違うことを感じた場合は、解除されてもまだ水辺には近づかないような行動を心掛けることで、万が一、生命に関わるような津波が襲ってきた場合に、自分で自分の命を守ることかできるようになるわけです。その差というのは、やはりこうしたニュースを受けて常に頭の中に留めているかどうかでも変わってくるのではないでしょうか。

私の自宅は幸いにして海のそばではありませんが、車で走っていたり、海辺に遊びに行ったりする場合もあるので、特に遊びに行っていた場合には、津波に関する情報が出た時間でその場から撤収するくらいの気持ちの方が、最終的に自分だけでなく家族の命も守れるのではないかと思います。
今回の津波については、命に関わるものではなかったかも知れませんが、それでも日頃からちょっとでも危ないと思ったらその場から離れ、時間が経っても戻っていかないという事が自分の運を好転させることになるのではないかと思います。大きな災害というのは色んな不幸が重なって起こることも多いので、その中の一つだけでも回避することで不幸から逃れられるケースも当然あるでしょう。ぜひ自ら危ない方向て進んでいってしまうことのないように、今回の事例についても頭の片隅にでも入れておいていただかれば幸いです。

 


ふと外出先でメモを取りたい場合にはやはり紙とペンが便利なのか?

昨日、ちょっとした用足しのために外に出ました。一応スマホと財布は持っていたのですが、その他のものは全く持たずに出てしまったのですが、その時にたまたま外で居合わせた近所の方にあるお願いをされてしまいました。

それ自体は良いのですが、お願いされた内容をメモしたいと思っても、その場ではスマホしかないので、そこでスマホにメモを取るような事ができなかったのですね。昨日はとにかく言われたことを頭に叩き込んで、別れた後にその内容を改めてスマホのメモで文字化したのですが、やはりスムーズに、しかもきちんと内容を間違えないようにするには、手書きメモの方が良いのかなと思ったりします。

スマホ自体にもアプリを導入して手書きメモを残すこともできますし、最近では100円ショップにも手書きメモパッドが売られているので、それをメモ代わりに持ち歩くのも悪くないかも知れないのですが、それだとちょっと問題があります。というのも、特に年配の方とコミュニケーションを取っていると、スマホは良いにしても、普通には見ることは少ない電子メモパッドを出してしまうと、それだけで引かれてしまうというよりも、新しい機械を使いこなしているように見られてしまい、さらにお願いの種類が細かくなってしまうという過去の経験があるのです。

そういう意味では、今はスマホがスタンダードになったことでそこまでスマホで何をしても言われなくなりましたが、昔は電子手帳の時代などはかなり周りからすると違和感があったようで、あまりこれみよがしに(自分ではそんなつもりはなくても相手がどう見るかが気になるので)電子機器を使い過ぎないように最近は気を付けています。

今回は本当に軽装で出てしまったものの、スマホを持って出たことだけは良かったと思うのですが、できれば書くための紙は何とかなると思うので、紙に書くためのペンについて、もう少し考えた方が良いかなと思ったりもします。仕事の時にはどうしてもメモ書きが必要なので、加圧式のボールペンを常に首から下げているのですが、なかなかオフの場合には首からボールペンを下げて出歩くということはないのですね。

そう考えると、やはり自然に持ち出せるということになるとキーホルダーに付けてもじゃまにならず、ぱっと見でペンに見えないようなものがあると、外に出る際は自宅の鍵を掛けてから出るので、今回のような時にでも手書きメモをしてその内容を後で見返すことができるので良さそうです。ただ、この種の商品というのは必ず落としてしまっていつの間にか無くなっている(メガネ用のドライバーなどは特に)ということも起こり得るので、色々自分の使い方を考えながら、急な用途にも対応できるペンについて色々と探してみようかなと思っています。


節電でなく省電力に合わせた生活に変えていくと自然と節電できる生活に変わっていくのでは?

前回と前々回に紹介した、ポータブル冷蔵庫とクーラーボックスに保冷剤を組み合わせることによって、大き目のポータブル冷蔵庫を使うよりも節電をしながら日々の生活に生かせるようになったということを実感したので、改めてこうした生活の工夫をすることが楽しくなってきました。同じ生活をするのでも、今あるポータブル冷蔵庫は最大でも30Wくらいしか電力を消費しないので、当初生活を豊かにするために専用の冷凍庫の導入も考えていたのですが、そうした場合と比べると、恐らく将来の電気代も変わってくると思います。

数日試しているうちに、色々な事がわかってきました。当初、ポータブル冷蔵庫の設定温度を最高の−20℃に設定しても全く庫内の温度が下がらず、もしかしたら不良品なのか? と疑ってしまったのですが、実際は冷えていない保冷剤を大量に(スペース的には500gタイプの保冷剤が8個ぐらい入るのです)入れていたため、庫内の温度が凍っていない保冷剤に引きずられるようにして上がり、そこから保冷剤を冷やしていくためなかなか最低温度に到達しない事がわかり、まずは個数を半分に減らすことで、保冷剤が凍り、庫内の温度が下がるようになりました。そうなると多少の空きスペースができるので、そのスペースにすでに十分凍っている自分用の冷凍食品を入れるようにしました。今後は夏場のアイスとかも入れられるようになると思います。

さらに、4個ずつローテーションしているクーラーボックスについても、過去に買って今は使っていなかった別の保冷剤を有効活用する形になり、一定の温度をキープできる時間も長くなってきました。

「冷気まもるくん」購入して試してみました

上のリンクは2012年といいますから、今から10年以上前の記事ですが、ここで紹介している「冷気まもるくん」という保冷剤を3つキープしていたので、現在はその3つをクーラーボックスに入れて温度管理しています。ちなみに、冷気まもるくんは6℃で凍る特別なポリマー剤が入っているため、スタンダードの保冷剤でもキンキンに冷やして入れておくと、電気の力を使わなくてもしっかり凍るのです。現在は冷気まもるくん3つと、ダイソーの500gの保冷剤4つの計7個を入れているのですが、冷気まもるくんの中味が溶けだす6℃を超えるまでの時間を計ったら、入れ変えをしてから約20時間後でも5℃台(6℃弱)をキープできていました。

今後の事を考えると、自宅に据え置きで使うクーラーボックスとしては、アイリスオーヤマの6面真空パネルのクーラーボックは40時間温度キープ(20Lの場合)をうたっていますので、恐らく今の底面のみ真空パネルのクーラーボックスから代えると、必要最低限に蓋を開けるような運用をすれば、そのくらいの持続時間が期待できます。そうなれば、毎日こまめに管理をしなくても、クーラーボックスを電気を使わない冷蔵室のように使える目処が立つことになります。

さらに言うと、6℃弱をキープできる時間に差ができるので、一つの小さなポータブル冷蔵庫だけで、2つの20Lのクーラーボックスを冷蔵庫として使えるようになるので、災害時に自宅の冷蔵庫へ電源供給を止めても、ある程度の物を冷蔵キープできる目処も立ってきました。冷気まもるくんに限らず、ハードタイプの保冷剤はかなり時間が経っても普通に使えるので、最初に投資してきちんと準備をすれば、使いたい時に急に出しても使えますし、それからずっと使えるようになります。ですから今後は、生活のバランスを取りながら冷蔵庫回りのものを揃えつつ、本格的に省電力でも普通に生活できるような体制を整えていきたいと思っています。

自宅や野外での明かりについては1000ルーメンあるLEDランタン(エネループ対応)のもので何とかなりますし、情報うんぬんについても、パソコンやタブレット端末とネット環境がキープできれば、恐らく地上波などの同時配信は緊急対応として行なわれると思いますので、何もポータブル電源がなくても十分できそうです。調理についてもポータブル電源で湯沸かしや炊飯はできますし、安全にキッチンでアルコール燃料を使ったストーブを使うこともできます。

恐らく、夏のエアコンについては扇風機だけではどうにもならないと思いますが(純粋に真夏に災害に見舞われたら我慢するかエアコンのある場所に行くしなかいと思います)、冬の暖房器具であれば石油ストーブもありますし、電気毛布をポータブル電源で動かせば、何とか生活は成り立つでしょう。

実際のところ、昨年の今ごろは全く節電の事などを考えることなく、コロナ下ではずっと消費電力の多いテレビを付けっ放しにしたままテレビやネット配信などを見まくる生活を続けていて、電気代の値上りとともにその値段にびっくりしたことを思うと、かなり変わったのではないかと思っています。今後も、基本的には日常生活の中でも決して我慢することなく、道具などの工夫によって今の生活パターンを維持しながら「節電」の方向へ向かっていきたいと思っています。


クーラーボックスに保冷剤を入れて内部の温度管理をするためにBluetooth温度計を導入

前回、自宅でのサブ用途と災害対策のため、主に冷凍庫として使うための容量10Lのポータブル冷蔵庫を購入した話をしましたが、それだと中に入れたものが凍ってしまうので、いわゆる冷蔵室の代わりにポータブル冷蔵庫で凍らせた保冷剤を手持ちのクーラーボックスに入れて飲み物などを冷やすために使うことにしました。

この写真の上段にあるのが以前から持っているクーラーボックスで、底面のみ真空パネルを採用した(他の5面は発泡ウレタン)ダイワのタフクール(20L)というクーラーボックスです。取り回ししやすく、それなりに保冷力もあるので、気に入って使っているのですが、日常的にクーラーボックスを冷蔵庫代わりに使うためには、そこまで保冷力は必要ないかと思います。

というのも、常に保冷剤を凍らせることができる環境を作ってしまえば、保冷剤をローテーションしていく中で、家にある冷蔵庫の冷蔵室くらいの温度がクーラーボックスのためにキープされていれば、基本的には問題ないわけです。ただその際、正確にクーラーボックス内の温度を測定する必要があります。

そこで用意したのが、Bluetooth経由でスマホ上から温度の変化を見ることのできる温度計です。こうした製品は色々ありますが、今回は単四電池2本で動くINKBIRDのIBS-TH2という温度計専用の製品にしました。温度と湿度が計れたり、本体に液晶が付いていて本体のみで温度や湿度を表示できるものもありますが、基本的には必要なく、そもそもクーラーボックスの温度を一定に保つためには食材を入れたり保冷剤を入れ替える時以外は開けたくないので、中に入れたままスマホアプリから確認できるようなもので十分なのです。

クーラーボックスの底に置き、直接保冷剤が当たらないようにして温度のモニターを行なうことで、一定の温度より上がった頃を見計らって保冷剤を交換したり、多くの食材を入れて庫内の温度が上がってしまう恐れがある時には、保冷剤を追加するとか、色々と対応ができます。

難しいのは、今の季節は室内も寒いのでクーラーボックス内の温度も下がり気味ですが、これが真夏になれば、想定の温度(冷蔵庫の場合2℃から5℃くらいと言われています)から外れてしまうまでの時間も短くなるでしょう。ですから、何回かテストを繰り返したとしても、このクーラーボックスに一定の保冷剤を入れた場合、中の温度がどれくらいキープできるかというのは、その都度違ってくるでしょう。ですから、こうしてクーラーボックスを開けずに中の温度を計ることができるようになると、スマホの画面で確認するだけである程度温度が上がってきた時に保冷剤を交換すれば、連続してクーラーボックス内の温度をキープできるようになるわけです。

基本的にはポータブル冷蔵庫のみで完結させたいところはありますが、家の冷蔵庫でも保冷剤を凍らせておけば、さらに便利になります。Bluetooth温度計はその他にも色々便利に使えますし、この製品はエネループ対応ではないと思いますが、エネループ自体が氷点下でも動くこともあり、マイナス10℃以上でも正確に動作しました(ちなみにメーカーページでは-20℃でも使用可能という表示があります)。ただし、アプリで見られる温度計の電池残量はエネループ満充電の状態でも66%以上にはなっていませんでしたが、電池容量が少なくなればそれは再充電すればコストも掛かりませんので、これはこれで便利だと思います。

ちなみに私の場合、20Lのクーラーボックスに500gの保冷剤4個を利用していますが、クーラーボックスの大きさや保冷性能によって保冷剤の数は変えられると思います。ちなみに、ポータブル冷蔵庫の設定温度も冷凍庫と同じくらいのー18℃に設定して、保冷剤以外のものを入れる場合に備えています。とりあえず、まずは今持っているクーラーボックスで使いやすい組合せを考えるようにすれば、小さなポータブル冷蔵庫でもそれなりに使えるようになりますので、こうした小物も用意すると便利です。


サブ冷凍冷蔵庫を購入して普段使いながら非常時に活用することを目指す

今回のブラックフライデーセールで安く買えるというものではないのですが、今回は楽天モバイルのポイントアップがあったタイミングで、以前から買おうと思っていてなかなか思い切れなかった持ち運びのできる冷蔵冷凍庫を購入しました。物は、EENOURのDB01という10Lの容量のポータブル冷凍冷蔵庫です。

早速、電源を入れてみました。持っているポータブル電源とシガーソケット経由で接続することにより、消費電力を少なくできます。冷やし始めは30W台後半くらいの出力がありますが、安定するとメーカー公称の28Wに近づき、設定温度に到達すると、コンプレッサーは動作を一時停止して0Wとなります。

ちなみに、同じようにACコンセントに接続すると、シガーソケット経由では13V弱の入力が14V以上になり、恐らく冷える早さは早くなるのでは? と思います。ただし消費電力も増え、ポータブル電源の出力量を見たら70Wを超える場合もありました。

私の場合、ACコンセントとポータブル電源を接続し、ポータブル電源経由で冷蔵庫を使いましたので、いわゆるパススルー充電で、ポータブル電源の電池を痛めることなく使うことにしています。これだと、ポータブル電源からDC出力ができるので、普通にコンセントに差して使うよりも節電はできていると思います。

注意点としては、最初から目一杯凍っていない保冷剤をまとめて入れた状態で冷やし始めると、最大の-20℃の設定にしていても、-3℃くらいで止まってしまうことがありました。中に入れないで十分に庫内を冷やしておき、保冷剤を入れる場合でも500gのタイプはせいぜい4個(2kg)くらいに抑えておくことをおすすめします。

現状では、自宅の冷蔵庫の中がかなりパンパンになってしまっているので、自分で食べたり飲んだりするものは家庭の使う冷蔵庫には入れず、ポータブル冷凍庫と冷凍庫で冷やした保冷剤を入れたクーラーボックスに入れて、日常使いしようと思っています。

さらに、コンプレッサー起動時でも30W以下なので、基本はコンセント経由で動かしながら停電になっても理論上は8時間くらいは動き続けてくれるので、自宅の災害時の命綱として用意したということもあります。実際にどのような運用をしていくのかというのは、これから考えますが、問題は保冷剤の個数とクーラーボックス内の温度がどの程度低温をキープできるかが鍵になります。その点については現在データを取っていますので、後日もう少し突っ込んだ形でレポートさせていただければと思っています。


単三電池を単一電池として使えるアダプターは利用する単三電池3本タイプが色々使えておすすめ

昨今、色々なものをネット通販で購入していますが、その中でブラックフライデーセールとは関係ないところで買ったのが、単三電池を単一電池として使えるアダプターでした。

このアダプターは単三電池を一本入れて使うメーカー純正のものとは違い、一つのアダプターで最大3本の単三電池をセットできるようになっています。私は今までエネループと合わせるためメーカー純正のアダプターを使ってきたのですが、さすが純正だけあって作りはしっかりしているものの、一つのアダプターについて単三1本のタイプだと、当然単一アルカリ電池を使っている時と比べて利用機器の使用時間は短くなってしまいます。ただ、LEDランタンのような比較的長時間利用可能なものであれば、しっかりと予備の充電池を用意しておけば、単体での使用時間の短さはそれほど感じることはありませんでした。

ただ、多くの電力を使う機器を使う場合、自分で使おうとする時間内に電源が切れてしまったり、そもそも入れても使えないような事があります。高出力の機器というのは、例えばLEDランタンならより明るい光を出せるもので、それが夜の長い季節で数時間で切れてしまうと、災害時など停電の際には困ります。あえて出力(光量)を落とすという選択もありますが、電池式のランタン自体通常の照明より元々暗いわけなので、日常の明かるさに近づけるためにはあえて最高照度で点灯させたいと思うところもあります。

また、多くの家庭でガスコンロを使っている方は多いと思いますが、点火およびガスコンロの機能を使うための電源として用意された単一電池について、純正のアダプターだと力不足で利用ができませんでした。製品上の口コミで、ガスコンロにもこのアダプターを使えば利用できるという言葉を信じて今回購入したわけです。

写真で違いを見るとわかるかと思いますが、今回購入したアダプター(左側)はかなり単純な構造をしていますが、エネループがぴったりと入るので、使っていて電池が取れてしまうような事はありませんでした。自宅のガスコンロに2個のアダプターにそれぞれ電池を入れて使ってみたところ、無事に点火することを確認しました。また、これも口コミなのでその発言を裏付けるソースはありませんが、単一3本のランタンでこのアダプターに合計9個のエネループ(スタンダードタイプ)を入れて使った場合、アルカリ単一電池を使った時と比べておおよそ半分くらい持続力があるという事だそうです。実際、利用時間を状況によって変わりますが、一つの目安として覚えておけば、使用時に電池交換をするタイミングは計ることができるでしょう。

ちなみに、先日紹介した白色光で約1,000ルーメンで光るLEDランタン、EX-109Dの最大光量での連続使用時間は約11時間ということですから、単純にアルカリ電池の半分の容量と考えると約5.5時間となり、日が暮れてから寝るまで点灯してぎりぎりくらいになる計算ができます。そうなると、毎日使うためには常に予備の電池を充電しておくことが必要になるわけで、かなり大量の充電式の電池が必要になってしまいますが、これはまた電池やアダプターが安くなったタイミングで、徐々に揃えていけば良いかなと思っています。もっとも、充電した直後にランタンに入れた電池ホルダーで点灯時間を計りはじめたら、6時間経っても点灯が続いていますので、これは嬉しい方の誤算でした。

ちなみに、エネループの充電はポータブル電源から夜でもでき、それほどの電力消費量を必要としないので、災害時は状況を見ながら使い終わった電池の充電をすぐ行なうのか、ランタンの光量を下げることでそもそも使える時間を伸ばすのかということを考えていきたいと思います。翌日が晴れなら良いのですが、長雨が続くような場合には、光量を落とすのも一つの考え方でしょう。

エネループの場合、ランタン用途でなくても、他の単三・単四電池を使える家電製品にも使えるので、多く所有して使い回していけば、バランス良く長く使い続けられるということもあります。そのための手段として今回購入したアダプターを有効活用して、日常の中でも使えるケースを増やせていければと思っています。


津波注意報の発生と情報伝達の順番から必要な装備について考えてみる

フィリピン・ミンダナオ島付近で発生したマグニチュード7.7の大きな地震により、関東地方から沖縄に掛けて大平洋沿岸部に津波注意報が出ました(翌日の午前中には解除されました)。ちょうど寝ようと思っていたところだったのですが、まだその際は起きていたので、実際にどのような感じで情報が伝達されたのかをつぶさに確認することができました。今回はまずその状況について書いておこうと思います。

まず、自宅では地元自治体が販売していた災害用ラジオが鳴りました。今回のような津波注意報が出たら鳴るようにセッティングされていて、主に地域の広報で警戒警報や津波関連の情報が出た場合に鳴ります。

その後で自宅のスマホが鳴り出しました。この時にはたまたまテレビを付けていたのですが、同時に警報が入るのかと思っていたのですが、しばらくテレビには津波注意報が出たというような表示はされず、その時はもしかしたら誤った情報が流れたのではとすら思いましたが、自宅の外にあるスピーカーから広報のアナウンスが流れていたので、そんな事はないだろうと思っていたところ、ようやく日本地図のマークが放送中の番組に現われ、しばらくしたところでテレビの自動起動用の信号が鳴った後に番組が中断して津波注意報についてのニュースが始まりました。ただ、その際一瞬ですが画面が通常番組に戻ってしまったという不具合がありました。現場の方々も相当慌てていたのではないかと思われます。

ちなみに、NHKがずっと通常番組を中止させてニュースを流している時間でも民放は通常番組を放送し、津波注意報の出ている地図を出すという対応でした。通販番組ではいつもと同じように「注文集中しています」という表示を出しながら津波注意報というマークだけを出して「生放送」というテロップを入れて放送を続ける「ショップチャンネル」は、逆にすごいなと思ってしまいました。

とりあえず、自宅は海のすぐ近くにはなく、到達予想の高さ1mの津波が来ても届かないのではないかと思われたため、ここでテレビを消して就寝しましたが、テレビよりも地方公共団体の広報の方が早く津波注意報の発生を伝えたというのは私にとっては意外でした。テレビがあれば情報収集はそれで良いかと思っていたのですが、改めて防災用ラジオはあった方が良いと思いました。特に沿岸部に住んでいる方は、寝ている時でも起きてしまうほどの大きな音で、チャイムから津波に関する情報を流してくれます。一通り広報の内容を流すとラジオは切れますが、その後テレビ・ラジオ・ネットからもう少し具体的な情報を得るようにして逃げなければならない時には最悪何も持たずとも命を守るために外に出て逃げるようにできます。

今回の注意報を受けて、実際に日本に津波が到達した際の実際の高さについては予想の高さと比べると結果的には低かったですが、それでも情報が入ったら海岸から離れ、警報・注意報が解除されるまでは海に近づかないようにするということは改めて言うまでもない事でしょう。日本列島に震源がない地震で、前兆がなく津波に関する情報が出るというのは、特に海岸に近くにいる際には恐ろしい事ですから、少なくともスマホは手元に置いて早めの情報を入れることが大事です。


清水エスパルスと東京ベルディの選手構成の違いにチーム編成の差を感じることになった

地元のプロサッカーチーム、清水エスパルスはJ1昇格プレーオフで敗れて来年もJ2で戦うことになりました。今年のリーグ戦はJ2最強の戦力と言われながらも最終順位は4位ということで、3位でシーズンを終えて東京ベルディにあったアドバンテージがそのまま生きた形で決着しました。

地元民としては、試合のスターティングメンバーを見て、選手個々のポテンシャルは高いものの、全体の平均年齢が低く、さらには下部組織から順調にトップチームに上がってきたメンバーが多い東京ベルディの方に将来性を感じていました。今回僅差で引き分けとなりましたが、もしそのまま勝ったとしてもその後数年でまたかつてのような優勝争いのできるチームを作ることができるのか? そんな事も思いながら見ていました。

積極的な補強を行ないチームの総合力を上げようとすることは、当然の事だとは思います。しかし、改めてJリーグ創設時の事を考えた時、かつて優勝を争った当時のベルディ川崎は、まさに今の清水のようにお金を使って有名選手を集めていたという批判も一部にはありました。静岡のサッカーファンからすると、静岡市出身の三浦知良選手の争奪戦に敗れたから余計にそうした批判をしたくなる点もありますが、少なくとも清水エスパルスは母体となる社会人チームが無かったため、いわゆる「オール静岡・オール清水」といった感じでチームを組んでおり、それが地元のファンがチームを応援する根拠になっていたのではないかと思います。

高校生世代のリーグ戦・プレミアリーグではかつては清水エスパルスはその強さが光っていましたが、現在は下部のプリンスリーグ参戦となっていました。ただリーグでは成績を残し、何とか上位プレミアリーグへの昇格プレーオフに参加できることになりましたが、まずはユース世代に頑張ってもらって、ユース世代から底上げをはかるというのがやはり大切であることを、今回のJ1昇格プレーオフを見終って、強く感じました。

シーズン中の試合は結構見ていましたが、今年のエスパルスは勝たなければならないところで星を落とすような事が数多くありました。そのうちの一試合でも勝っていれば自動昇格ラインに届いていたのですが、やはり負けるべくして負けたと思わざるを得ません。サポーターの方の落胆は相当でしょうが、どのチームのサポーターでもJ1の当落線上をさまよって毎年ぎりぎり残留するようなチームを目指しているのではなく、チーム力を付けてJ1の中でも上位にいて優勝を狙えるチームを作ってもらいたいと思っていると思います。

そうは言っても、なかなか難しい話です。お金を掛ければ良いチームができるなら、今年の清水エスパルスは圧倒的な強さでJ2で優勝できるはずだったと思います。来年にかけて現在のチーム構成がどう変わるかはわかりませんが、基本的には地元密着でわかりやすいコンセプトの元、来年のJ2で他チームと切磋琢磨していってもらい、結果的にJ1復帰がなって欲しいと個人的には思っています。


普通の生活と車中泊の生活を両立することによって「いざ」という時に備える

今回の表題は、色々と生活の中で使える器具を導入しながらそのバージョンを上げていく中で、しだいに自分の中で考え方として固まってきたことになります。どういうことかというと、私たちは普段の生活の中では、電気やガス・水道があることが当り前な生活をしています。

贅沢な生活をしているという感じではないものの、スイッチを付ければ部屋の明かりが付き、テレビは好きな時に見られ、食事も簡単なものを買ってきてレンジでチンすれば、用意することもなく食事を食べられます。部屋が暑くなればエアコンを付け、お風呂・シャワーも好きな時に利用できるというのは、当り前と言っては当り前なのですが、今後はそうした当り前の生活にも、ライフラインに掛かるお金が値上げによって高くなってくると、将来への不安を感じる方もいるのではないかと思います。

人の生活というものは面白いもので、どんな生活をしていても、急に緊縮財政をしなければならなくなったとしても、今まで当り前だった事ができなくなる生活というものに我慢しきれないところがあります。これは何も生活に困窮する人だけの話ではありません。

それなりにお給料を貰っていて、その中であまり考えずに毎月の支出をしていると、その支出以下の生活というのは、給料が下がったとしてもなかなか実体に合った生活には切り替えられなかったという経験を私に話してくれた知り合いがいました。確かにそんなものかも知れないと思いつつ、自分はどうだと思ったところ、ある程度自分なりの普通の生活を続けながら、実は今よりも我慢の多い生活に切り替えなくてはならなくなっても、そうした生活の経験を実はしているのです。それが、車だけで出掛けてほぼ車の中で過ごしながら旅をする車中泊用の生活なのですね。

私の乗っている車はキャンピングカーではありませんが、キャンピングカーでも、普通の家と比べると我慢の多い生活を強いられることになります。水は無限には出せませんし、ポータブルトイレを常備していても処理の問題もあります。ソーラーパネルや自走で電気を作りながら移動していても、電気はバッテリーにためた分しか使えません。

そうした中で考えるのは、限られたライフラインにおける状況の中で、お金だけでなく何を節約して快適に過ごせるのか? というところだと思います。今年の私はソーラーパネルとポータブル電源を導入し、量としては普段の生活の代替にするには全く足りないものの、その限られた中で最低限どんな家電が動かせれば車中泊にとっては有効なのか? ということを考えることによって、普段の生活の中でもそれほど我慢しないで生活をしていける目処のようなものが立ったと思っています。

具体的な内容については、今まで書いてきたこともありますが、今後新たにチャレンジしてみようと思うこともあるので、こうした工夫が車中泊だけでなく今後の生活にも役立つような感じでこれからは考えていければと思っています。

先日まで紹介したモバイル関連の回線のまとめというのも、使っている自分が不便さを感じないのであれば、できるだけ安く済んだ方が他のものにお金を使えますので、悪くない選択だったと思っています。今回のブラックフライデーセールで、そのための秘密兵器を注文したので、到着しましたら改めてその内容を紹介する予定です。コストを掛けなくても車中泊は楽しむだけでなく、普段の生活にも応用できるというところまで行ければ良いと思っているのですが、その辺はまた書かせていただこうと思いますので、どうぞよろしくお願いします。