節電でなく省電力に合わせた生活に変えていくと自然と節電できる生活に変わっていくのでは?

前回と前々回に紹介した、ポータブル冷蔵庫とクーラーボックスに保冷剤を組み合わせることによって、大き目のポータブル冷蔵庫を使うよりも節電をしながら日々の生活に生かせるようになったということを実感したので、改めてこうした生活の工夫をすることが楽しくなってきました。同じ生活をするのでも、今あるポータブル冷蔵庫は最大でも30Wくらいしか電力を消費しないので、当初生活を豊かにするために専用の冷凍庫の導入も考えていたのですが、そうした場合と比べると、恐らく将来の電気代も変わってくると思います。

数日試しているうちに、色々な事がわかってきました。当初、ポータブル冷蔵庫の設定温度を最高の−20℃に設定しても全く庫内の温度が下がらず、もしかしたら不良品なのか? と疑ってしまったのですが、実際は冷えていない保冷剤を大量に(スペース的には500gタイプの保冷剤が8個ぐらい入るのです)入れていたため、庫内の温度が凍っていない保冷剤に引きずられるようにして上がり、そこから保冷剤を冷やしていくためなかなか最低温度に到達しない事がわかり、まずは個数を半分に減らすことで、保冷剤が凍り、庫内の温度が下がるようになりました。そうなると多少の空きスペースができるので、そのスペースにすでに十分凍っている自分用の冷凍食品を入れるようにしました。今後は夏場のアイスとかも入れられるようになると思います。

さらに、4個ずつローテーションしているクーラーボックスについても、過去に買って今は使っていなかった別の保冷剤を有効活用する形になり、一定の温度をキープできる時間も長くなってきました。

「冷気まもるくん」購入して試してみました

上のリンクは2012年といいますから、今から10年以上前の記事ですが、ここで紹介している「冷気まもるくん」という保冷剤を3つキープしていたので、現在はその3つをクーラーボックスに入れて温度管理しています。ちなみに、冷気まもるくんは6℃で凍る特別なポリマー剤が入っているため、スタンダードの保冷剤でもキンキンに冷やして入れておくと、電気の力を使わなくてもしっかり凍るのです。現在は冷気まもるくん3つと、ダイソーの500gの保冷剤4つの計7個を入れているのですが、冷気まもるくんの中味が溶けだす6℃を超えるまでの時間を計ったら、入れ変えをしてから約20時間後でも5℃台(6℃弱)をキープできていました。

今後の事を考えると、自宅に据え置きで使うクーラーボックスとしては、アイリスオーヤマの6面真空パネルのクーラーボックは40時間温度キープ(20Lの場合)をうたっていますので、恐らく今の底面のみ真空パネルのクーラーボックスから代えると、必要最低限に蓋を開けるような運用をすれば、そのくらいの持続時間が期待できます。そうなれば、毎日こまめに管理をしなくても、クーラーボックスを電気を使わない冷蔵室のように使える目処が立つことになります。

さらに言うと、6℃弱をキープできる時間に差ができるので、一つの小さなポータブル冷蔵庫だけで、2つの20Lのクーラーボックスを冷蔵庫として使えるようになるので、災害時に自宅の冷蔵庫へ電源供給を止めても、ある程度の物を冷蔵キープできる目処も立ってきました。冷気まもるくんに限らず、ハードタイプの保冷剤はかなり時間が経っても普通に使えるので、最初に投資してきちんと準備をすれば、使いたい時に急に出しても使えますし、それからずっと使えるようになります。ですから今後は、生活のバランスを取りながら冷蔵庫回りのものを揃えつつ、本格的に省電力でも普通に生活できるような体制を整えていきたいと思っています。

自宅や野外での明かりについては1000ルーメンあるLEDランタン(エネループ対応)のもので何とかなりますし、情報うんぬんについても、パソコンやタブレット端末とネット環境がキープできれば、恐らく地上波などの同時配信は緊急対応として行なわれると思いますので、何もポータブル電源がなくても十分できそうです。調理についてもポータブル電源で湯沸かしや炊飯はできますし、安全にキッチンでアルコール燃料を使ったストーブを使うこともできます。

恐らく、夏のエアコンについては扇風機だけではどうにもならないと思いますが(純粋に真夏に災害に見舞われたら我慢するかエアコンのある場所に行くしなかいと思います)、冬の暖房器具であれば石油ストーブもありますし、電気毛布をポータブル電源で動かせば、何とか生活は成り立つでしょう。

実際のところ、昨年の今ごろは全く節電の事などを考えることなく、コロナ下ではずっと消費電力の多いテレビを付けっ放しにしたままテレビやネット配信などを見まくる生活を続けていて、電気代の値上りとともにその値段にびっくりしたことを思うと、かなり変わったのではないかと思っています。今後も、基本的には日常生活の中でも決して我慢することなく、道具などの工夫によって今の生活パターンを維持しながら「節電」の方向へ向かっていきたいと思っています。


カテゴリー: 充電池活用法 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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