今回の表題は、色々と生活の中で使える器具を導入しながらそのバージョンを上げていく中で、しだいに自分の中で考え方として固まってきたことになります。どういうことかというと、私たちは普段の生活の中では、電気やガス・水道があることが当り前な生活をしています。
贅沢な生活をしているという感じではないものの、スイッチを付ければ部屋の明かりが付き、テレビは好きな時に見られ、食事も簡単なものを買ってきてレンジでチンすれば、用意することもなく食事を食べられます。部屋が暑くなればエアコンを付け、お風呂・シャワーも好きな時に利用できるというのは、当り前と言っては当り前なのですが、今後はそうした当り前の生活にも、ライフラインに掛かるお金が値上げによって高くなってくると、将来への不安を感じる方もいるのではないかと思います。
人の生活というものは面白いもので、どんな生活をしていても、急に緊縮財政をしなければならなくなったとしても、今まで当り前だった事ができなくなる生活というものに我慢しきれないところがあります。これは何も生活に困窮する人だけの話ではありません。
それなりにお給料を貰っていて、その中であまり考えずに毎月の支出をしていると、その支出以下の生活というのは、給料が下がったとしてもなかなか実体に合った生活には切り替えられなかったという経験を私に話してくれた知り合いがいました。確かにそんなものかも知れないと思いつつ、自分はどうだと思ったところ、ある程度自分なりの普通の生活を続けながら、実は今よりも我慢の多い生活に切り替えなくてはならなくなっても、そうした生活の経験を実はしているのです。それが、車だけで出掛けてほぼ車の中で過ごしながら旅をする車中泊用の生活なのですね。
私の乗っている車はキャンピングカーではありませんが、キャンピングカーでも、普通の家と比べると我慢の多い生活を強いられることになります。水は無限には出せませんし、ポータブルトイレを常備していても処理の問題もあります。ソーラーパネルや自走で電気を作りながら移動していても、電気はバッテリーにためた分しか使えません。
そうした中で考えるのは、限られたライフラインにおける状況の中で、お金だけでなく何を節約して快適に過ごせるのか? というところだと思います。今年の私はソーラーパネルとポータブル電源を導入し、量としては普段の生活の代替にするには全く足りないものの、その限られた中で最低限どんな家電が動かせれば車中泊にとっては有効なのか? ということを考えることによって、普段の生活の中でもそれほど我慢しないで生活をしていける目処のようなものが立ったと思っています。
具体的な内容については、今まで書いてきたこともありますが、今後新たにチャレンジしてみようと思うこともあるので、こうした工夫が車中泊だけでなく今後の生活にも役立つような感じでこれからは考えていければと思っています。
先日まで紹介したモバイル関連の回線のまとめというのも、使っている自分が不便さを感じないのであれば、できるだけ安く済んだ方が他のものにお金を使えますので、悪くない選択だったと思っています。今回のブラックフライデーセールで、そのための秘密兵器を注文したので、到着しましたら改めてその内容を紹介する予定です。コストを掛けなくても車中泊は楽しむだけでなく、普段の生活にも応用できるというところまで行ければ良いと思っているのですが、その辺はまた書かせていただこうと思いますので、どうぞよろしくお願いします。