月別アーカイブ: 2023年12月

ネットで調べることはできるものの調べるための検索ワードを入手するのはまた別の話

自分の生活の中ではインターネットからの情報収集を主に今は行動しているという感じなのですが、インターネットで全てを入手できるかというと、そこまで甘くはないものです。最近ではXなどのSNS発信で自分が今まで知らなかった事を知ることもあるのですが、それも世の中の知識の全てではないということを今回しみじみと感じることになりました。

そのきっかけは、一昨日の朝に早く起きてしまったものの目が冴えてしまい、何と朝4時に寝られなくなってしまったので枕元のラジオを付けました。ラジオはNHK第一放送に合っていて、たまたまその時に流れていたのが落語についての話でした。目が冴えているといっても、寝床の中なのでぼーっとしながら聞いていたのですが、その中で現在私が住んでいる静岡市の鞠子(丸子とも書くが読みは「まりこ」)という場所が出て来たので、それは何の噺か? と頭が働くと一気に寝床から跳ね起きました。

しばらく聞いていると、アナウンサーと落語家の入船亭扇辰さんの話の中で落語の筋を話している中で、ようやくその題名が何であるかがわかりました。その落語は古典ではなく、元々昭和15年(1940年)に尾上菊五郎主演で、歌舞伎座で上演された「江戸の夢 東海道鞠子地主武兵衞家の門前の場」という劇作家の宇野信夫氏の書いた戯曲を、宇野氏が三遊亭圓生のために改めて落語の噺として書き下ろしたものだそう。入船亭扇辰さんはそんな、今では語られなくなった噺を得意にしていて、ラジオでの披露となったのですが、私はたまたまラジオでその話を耳にして、とにかく「江戸の夢」という落語のお題だけを書き留めてから仕事に行き、帰ってきてからネットで色々と調べたことでこれだけの情報を得ることができたというわけです。

肝心の「江戸の夢」というお話は比較的新しい噺であり、作者の宇野信夫氏の著作権が残っているということで、なかなか高座に掛けたり、CDやDVDとして出すのも大変だという話ではありますが、色々なサイトを見ていると人情噺の傑作として多く語られているということで、今後、販売されているソフトを入手できればと思っています。それにしても、一昨日まではまるで知らなかったことを知り、それをネットでの検索でより深く知ることがてきるようになるというのは、ネットの便利さということもありますが、自分がちょっと耳にしたり目にしたことでも、それをメモしておき後から調べることの大切さを感じた一件となりました。

とにかく、ここまで書いた情報というものは私がたまたまラジオを聞いて、一つのキーワードをメモしたことによってそこからネットで調べることができたわけですが、こうしたキーワード入手というのは単にウェブサイトや動画をだらだら見ているだけでは得られない可能性の方が高いといえます。一度キーワードを手に入れてしまえば、調べた結果は自分でパソコン上のファイルにまとめてクラウドにでもアップしておいたり、私の場合はブログをやっているので他の人にも公開しながら自分自身の備忘録としても活用できます。今までのように資料をダンボール箱に詰めて保管するなんてことも必要ないので、自分で気付くことをメモし、そこから自分に有益な情報を活用できるようなアンテナをさらに張りたいなと思っています。


定形郵便物値上げの第一報と現在検討されていると言われる「レターパック」の値上げの動向

先日のブログで普通列車のグリーン料金の変更について書いたばかりですが、今度は普通郵便の定形郵便物について総務省が審議会への意見を出し、郵便料金を値上げする意向であることが発表されました。この案がそのまま通ってしまうと、来年出る再来年の年賀はがきの価格値上げは決定になります(予定では2024年秋に値上げ予定とのこと)。具体的には、

・25gまでの定形郵便物 84円から110円へ
・50gまでの定形郵便物 94円から110円へ
・はがき 63円から85円へ

このような値上げが行なわれることになると、ますます年賀状を出す人がいなくなるでしょうが、個人的な事を言うと、JR東日本のグリーン券と比べて使う頻度が低いので、どうしても使わなければならない際であれば、値上り後の金額でも使うと思いますが、その可能性はかなり低いと自分でも思います。

現状では友人との年賀状以外の連絡はほぼメッセージアプリや電子メールを使っているので、相手側に不具合が起こらない限りすぐに届きます。あえて郵便を使うのは、それこそモバイル通信の回線を変える際にSIMカードの返却を求めてくる場合に使うことがあるくらいでした。先日、母親がダイレクトメールで来た品物を注文すると言って、同封されていた料金は先方払いの封筒に入れて注文書を送ろうとしたのですが、その後の結果には私にはわかっているので、封筒をポストに入れて出すことを止めさせ、代わりに同じ商品をネット経由で注文しました。そうしたら、当然ながら注文日(夜)から数えて3日後に商品が自宅に届きました。

もしそのまま封筒をポストに投函してしまっていたら、以前であれば近くの場所であれば翌日に届くこともあったので、そこまでの差は出なかったと思いますが、今ではそれなりに時間がかかるように調整されていることもあり、3~4日は届くのが遅くなったのではないかと思います。これについてはちょっと前に郵送でしか応募できない、商品についている点数カードをはがきに貼って応募したパンメーカーの全員プレゼントに応募したものの、商品が届くのが遅いと母親が憤慨していたので、まずポスト投函の場合の先方への到着に時間がかかることを説明したという事があります。

今後、パン会社に製品に付いている点数を貼り付けて景品をもらうキャンペーンがどうなるのかはわかりませんが、現物を送る時に、改めてその差額に気が付いて困ることには変わりはありません。ただ、この話には続きがあります。どうしても早く届いてもらいたい場合のためにあるのが「速達」であるわけで、実は総務省は速達やレターパックについても値上げの意向を審議会に伝えているそうです。そこがどうなるかによって、生活の利便性が変わってくるように思えます。

かつて、2011年3月に起こった東北大震災直後、いわゆる宅配便のサービスはどれも休止されましたが、唯一配達が続けられ、指定した住所に届いた発送方法がありました。自動車で届けるのではなく、バイクに載せて届けるので小回りが効き、震災直後でも受付することができて、私自身も仙台在住の友人に向けて支援物資を送ることができた「レターパック」がそれで、当時は本当に頼りになりました。宅配便では最小のサイズよりもさらに小さく薄い専用封筒の「レターパックプラス」は、その中に入るもので重量が4キロ以内なら、全国どこでも520円で送れるのは大きなポイントです。毎年、友人にお茶を送っているのですが、そのために使うのがレターパックプラスであり、書類などを送るのにも大変都合が良いので(A4サイズがちょうど入ります)、かなりの頻度で使っているのです。

値上げが現実のことになってもそれが消費税分の550円くらいまで上がるならまだ納得できますが、下手をすると宅配便の最低料金より高くなるような値上げになってしまったとしたら、今までレターパックプラスを使っていた顧客は他社(宅配便も含む)に流出してしまい、値上げをしても日本郵便自体の業績が悪くなるような可能性もあります。

ヤマト運輸がメール便を止めて日本郵政に業務移管をしたのは、大きな災害時でも日本国中動ける日本郵政の機動力に立ちうちできなかったからだろうと思いますが、だからといって通常時に高い料金でサービスの値上げを決めてしまうと、それを機にレターパックを使わない人が出てくるかも知れません。宅配便の最小サイズとしてレターパックサイズの入れ物を使って書類を送る場合、レターパックではできない時間指定ができますし、場合によっては「置き配」も可能になります。今回の件を書くことになって改めてレターパックの事について調べたのですが、2種類あるうちの「レターパックライト」はポストに入ればそのまま入れられるものの、レターパックプラスについては対面での受け取りおよびサインをして受け取ることが必要になるので、その点でも宅配便とレターパックプラスの料金が接近あるいは逆転してしまうと、「安さ」というメリットが無くなってしまった場合に、レターパックが選ばれなくなる可能性も出てくるかも知れません。

というわけで、ちょっと先走ってしまいましたが、出してから届くまで時間がかかるようになっても値上げする定形郵便物の値上げに疑問を感じる向きはあるかと思いますが、現物を送るのでなければ代替え手段があるのも確かです。私は、今後値上げをする前提で考えられているという、速達およびレターパックをどのくらい値上げをするのかという点が気になって仕方ありません。今後はだんだんと多くの人の生活にも余裕が少なくなっていく傾向になっていると思うので、ちょっとでもやり方を間違えると、消費者の動向一つで、一気に状況が変わってしまうこともあるので、レターパックについては慎重に考えていただきたいと切に思います。


以前その状況を紹介した遅延の後でそのまま配達された自宅宛荷物の顛末を報告

以前、このブログで紹介させていただいた期日指定をしたのにも関わらずに「住所不明」で届かなかった荷物について、その後届きましたので改めてその顛末を紹介させていただきたいと思います。

冷蔵便でお歳暮が届くという連絡がメールで届いたので、確実に自宅にいる日曜日の午前中に時間指定させてもらい(ちなみに業者はヤマト運輸で、メールによる通知などをするため事前にクロネコメンバーズに入っているので、自宅の住所については加入時に完了届が自宅に手渡し配達されているので、現住所は把握されています)、待っていたのですがその日は届かず自宅のポストに不在票も入っていませんでした。

今回は、こちらが品物を注文したわけではなく、先方から送ってもらったもので、「住所不明」となっている理由にはもしかしたら先方が住所を申告する際に間違えたのか? とも思えたのですが、その時点では確認することは難しく、相手に自宅の住所が間違っているのかをすぐ聞くのも申し訳なく、携帯電話からの問い合わせ先が0570から始まる電話番号(携帯電話の無料電話の対象外)しかなく、電話しようかどうしようか迷っている時、なぜかすんなりと(時間的には平日の夜間ぐらいでした)に届きました。

その時にはあまりにもあっさりと相手の方も受け渡ししてきたので、こちらもそこで何も言わずにサインして荷物を受け取ったのですが、当然そこで荷物に貼ってある宛名ラベルの住所表記を見ることになります。そこに書かれている住所は、改めて二度見してしまいましたが、不明な住所ではなく正確に書かれていました。唯一違ったのが電話番号表記で、すでに先方には伝えていたのですが、あまりにも営業や迷惑電話が多いため解約した電話番号が書かれていました。現在は携帯電話に移行していることを先方には伝えていたのですが、電話番号が違っていて「住所不明」というのはどういうことだったのか、自分なりに考えてみました。

自宅では防犯のため表札は付けていないのですが、集合住宅なので入り口に集合ポストはあり、氏名までは書いていませんが名字だけの表記がポストには付いています。多くの部屋がある中で住所表記を頼りに建物の中までは来たものの、電話してもつながらなかったので、そのまま不在票も入れずに「住所不明」の届けを会社側に出したことで、届くのに時間がかかってしまったのではないかと思います。

というわけで、今回の事はちょっとした事だとは思いますが、少なくとも今回荷物をお送りいただいた先方には多少の誤りはあったとは言え、荷物の配達が滞るようなミスだったとは思えませんので、今回の顛末を書かせていただきました。自分で仕事をする中でも些末なミスというのはありますが、それを隠すような事をすることで大きな影響が出ることもありますし、困っても自分の中だけで留めないで周辺と相談して違う対策を出せるようにすることが大事ではないかと改めて思えるような今回の顛末ではありました。


ニュースでは「値下げ」を強調するものの実際のところは値上がり感がすごいJR東日本普通列車のグリーン券

JR東日本では新たに中央線に普通車のグリーン車を連結し、東京方面から山梨県の大月まで運転する予定になっています。通勤通学に便利であると同時に、ゆったりのんびり普通列車の旅を楽しみたい場合には、青春18きっぷとの併用も可能なので、個人的には使う機会も多く、新たな路線で使うことを楽しみにしていたのですが、肝心の普通列車のグリーン券自体に料金変更がされるということがニュースになっています。

今までは、「平日料金」と「ホリデー料金」で分けられ、Suica利用でもみどりの窓口で紙のグリーン券を買っても「事前購入」か「車内精算」かで料金に差を出し、さらに利用区間の距離が「50キロ以下」か「51キロ以上」で分けていました。これだと、土日祝日の休日に、事前購入した場合、長距離を利用してもグリーン料金は800円しかかかりませんでした。

新しく変わる料金については平日と休日の料金の差はなくなり一律になります。また、事前購入と車内精算の差もなくなり、新たにSuicaで購入した場合と紙での出券をした場合にも料金を変えます。距離については細分化され、「50キロ以下」「51キロ以上100キロ以下」「101キロ以上」に分けられ、長く乗り続ける場合の料金も上がります。ちなみに、紙のグリーン券で101キロ以上利用する場合1810円、Suicaを使っても1,550円と、ホリデーの51キロ以上の場合の800円と比べると、価格が安い方でもおよそ2倍くらい値上げということになってしまっています。

なお、今回あからさまに紙のグリーン券の価格が上がるということになっているので、カードのSuicaでグリーン券を購入する場合、JR東日本管内の駅では、JR東海とJR東日本をまたいで乗るための購入画面が自販機に出てくるようになったそうですが、モバイルSuicaではそうした事には対応できないようです。逆に、JR東海の駅ではSuicaグリーン券の券売機がないため、カードを提示して乗務員に処理(支払い)してもらうか、高くなることを承知で紙のグリーン券で乗るかという形になるようです。現状ではカードのSuicaが新規購入できなくなっているので、私のように沼津から高崎・宇都宮・水戸というような形でグリーン車に乗るためには、かなり複雑になりますのでどうすればいいのかということは、実際に乗務員の方に教えてもらい、指示を仰ぐのが確実だと現在の状況を見ると言えないというような状況です。

こうした料金変更のニュースの見出しには「値下げ」という言葉を付けて出していむものもあります。何が「値下げ」なのかというと、今回の変更で平日と休日の価格差を無くしたため、平日に50キロ以下の範囲でグリーン車に乗る場合には、新しいグリーン料金は750円になり、今までの「平日」「事前購入」「50キロ以下」という条件で購入した場合の780円と比べて値下げになるということからのようです。逆に言うと、違うパターンであればほとんどの利用料金が値上げになってしまうわけで、こういう報道のやり方には何か腑に落ちないと感じてしまいます。

事前購入と車内精算の料金差を止めるのは、もしかしたら海外からやってきて利用する方に対しての配慮なのかも知れませんが、今回の料金改定をしても使う人は使うかも知れませんが、何とか安く旅行したいという人の選択肢を狭めるような感じがしますね。先日、普通列車のグリーン車を熱海~横浜間で利用したのですが、今後同じように横浜へ行くような場合、静岡からなら、小田原で小田急に乗り換えてそちらから私鉄で横浜を目指した方が小田原~海老名間をロマンスカーに乗っても安いので、今まで通しで買っていたきっぷを分けて買うような事になると、今までJRに払っていたお金が別の方に回るようになってしまうでしょう。公式発表での事なので、今後使うとしたら通しで遠くへ行く場合に利用することはあるかも知れませんが、状況によってはあえて普通列車を止めてJR東海の「ぷらっとこだまエコノミープラン」の方が早いし安いしとも考えてしまうので、東京方面の移動であれば、あえてグリーン車には乗らなくなるかも知れません。


NHKのBSチャンネル統合によってスポーツ中継の画質が落ちネット配信に優位性が出るか

2023年12月から、今まで2つのチャンネルを持っていたNHKのBSが基本1つのチャンネルで放送するようになりました。受信料はそれによって下がったという面はあるものの、NHKがPRしているようにチャンネルは減っても今までと変わらないのかどうか、少し見てみての感想はスポーツ中継において影響は大きいのではないかと思ったりします。

というのも、今まではニュースやスポーツライブのBS1、ドラマや映画・バラエティなどをBS2に分けていたように思いますが、特にスポーツ中継がからむところでその差というものを感じます。今まで平日昼からの定番として「衛星映画劇場」がありましたが、今後は大相撲の期間には休止となるようです。同じ作品を何度も流すこともありますが、安心して名作をテレビの前で常に見られる環境は今後大相撲中継の番付下位の取組を優先させることになるので、色々と文句を言いたくなる方も出てくるでしょう。

さらに、これはチャンネル統合前ですが、日本のプロ野球の日本シリーズ進出決定戦がセ・パ同時に行なわれたのですが、そのうちなぜかパ・リーグの試合は「サブチャンネル」での中継になりました。チャンネルが2つあった時でもこれですから、恐らくスポーツ中継をサブチャンネルで行なうことは今後も多くなるのではないかと思います。

野球の場合はそれでも投手と打者の対決が主なのでまだ我慢できるかも知れませんが、特にサッカーのピッチ全体を映すような場合、サブチャンネルの画質ではよく見えないということが起こったりします。スポーツ中継をBS4Kの方でやってくれれば問題は解決しますが、今のプログラムを見ていると、そんな感じには思えません。まだBS4Kが普及しきれていないということもありますが、せっかくあるチャンネルなのですから、普及のためにプログラムを改変して欲しいと個人的には思っているのですが。

今の状態が続くと、BSのサブチャンネルでサッカーの中継を行なう場合、もし同時に動画配信サービス(AbemaTVなどのインターネット放送も含む)で中継が、過去のサッカー・ワールドカップのように行なわれた場合、もしNHKがサッカーをあえてサブチャンネルで放送するような事になったとしたら、今までBSでサッカーを見ていた人も、ネット配信の方に切り替えてしまうのではないかという感じが、あのサブチャンネルの画質を見て思ったりしました。他のスポーツ中継でもウィンタースポーツの中継で過去にも放送延長時などサブチャンネルに移動して中継を続けたことも多かったですが、やはりその画質の差には愕然としました。

というか、BS契約をしている人には、BSで放送している内容を、NHK+のサイトやアプリで見られるようにしてくれれば、サブチャンネルの画質に不満がある方はネット配信の方を見ると思いますので、画質の問題は解決されると思います。ただ、BS放送の配信についてはまだ解決しなければならない問題もあるようです。果たして、そうした事ができるのかどうか。今後の大きなスポーツイベントでもNHKの放送が多くある場合にどうなっていくのか、その状況を見極めたいですね。


少しの保冷剤追加で保冷時間をアップさせることができた状況報告と今後へのさらなる展望

先日、効率よく保冷剤を入れたクーラーボックスでの保冷時間を伸ばすための一つのチャレンジを行ないました。前のブログを読んでいる方からすると繰り返しになってしまいますが、まずは今までの状況だけ簡単に説明させていただきます。

チャレンジ前にはミニ冷蔵庫に入れて凍らせられる量ということで、500gの普通タイプの保冷剤を4つずつローテーションさせて底面のみ真空パネルを搭載した20Lのクーラーボックスに入れて温度を計っていました。ただ、クーラーボックスの中には入れ替える保冷剤とは別に、3つの保冷剤を入れっぱなしにしてあります。というのも、その3つの保冷剤は、普通の保冷剤ではなく、6℃になると中が凍るような特殊なポリマーを使用している「冷気まもるくん」という保冷剤で、この保冷剤を使うことで、多量の保冷剤をクーラーボックスの中に入れていても、常にクーラーボックス内の温度を低温に保っていれば、ずっと凍ったままになっているので、交換の必要がないのです。その保冷剤の容量は一個550gが3個なので、全ての保冷剤の量で言うと、合計7個で3,650gになります。

これで、入れ替えた直後は1℃台までクーラーボックス内の温度は下がり、この量だとだいたい14~15時間くらいは5℃未満をキープしてくれます。この文章を書いているのは12月で、部屋の温度は20℃ちょっとというところを差し引いても、底面だけでも真空パネルであるクーラーボックスの底力はすごいと正直思います。しかも、500gの保冷剤はダイソーに置いてあったもので一個110円で買えるので、ローテーション用に8個買っても880円と格安です。ただ、夏のシーズンになると一気に在庫がどのお店からも無くなるので、今の時期がまとめ買いのチャンスです。

今回は、トータルの保冷剤の容量がちょっと中途半端なので、同じくダイソーで売っているサイズ違いの保冷剤350gを追加購入して、トータル4000gの保冷剤を使って同じように5℃未満まで保冷できる時間を計ってみました。350gのものも、500gのものと同じ110円なので、買うなら500gの方を増やした方が良いのでは? ということもあるのですが、ミニ冷蔵庫にまとめて入れる場合に、やはり窮屈になってしまいますし、クーラーボックスに並べる場合にも本来冷やすべきものが入らなくなってしまっては本末転倒なので、今回は小さな保冷剤一つでどのくらい保冷力が伸びるかということで試してみたのです。

実験は前日の夜19時30分に保冷剤を入れ替え、翌日の夕方近くなった15時30分に室内に置いたBluetooth温度計の数値を見ると、おおよそ4.9℃になっていたので、この時点でまた保冷剤を入れ替えました。時間にして20時間5℃未満をキープしていたということになります。この20時間という時間は、保冷剤4個で6℃未満をキープできる時間とほぼ同じで、5℃未満をキープできたのは14~15時間といったところでした。場所や季節で当然違いは出てきますが、たった350gの保冷剤の追加で、今回の実験ではおよそ5時間も5℃未満をキープできたということになります。5℃未満の状態で保冷剤の交換を行なうことによって、保冷剤を凍らせているミニ冷蔵庫内の温度は設定の−20℃をキープできているのも、私がこの温度にこだわっている理由です。6℃未満の状態で保冷剤を交換すると、ミニ冷蔵庫の庫内温度が上がり、一時は−4~7℃くらいまで上昇してしまうこともあるので、効率的に保冷剤を凍らせるためにも、交換時の保冷剤の溶け具合にも気を使いたいと思っているのです。

ちなみに、クーラーボックスは必要時以外は全く開けず、温度もBluetooth温度計で計っているので、クーラーボックスを閉めたままで測定ができています(測定結果はスマホのアプリで見られるのです)。夏は部屋の温度も上がりますし、冷やすものが多くなればその分保冷剤への負担も大きくなるので、当然5℃をキープできる時間も短くなってしまうとは思いますが、逆にどういく使い方をすればクーラーボックス内の温度を上昇させないかということもわかりますし、毎日こまめに保冷剤の入れ替えを行なえば、日常生活の中でもサブ冷蔵庫としてクーラーボックスを活用できそうです。

今後は、状況の厳しい夏でもこのくらいの保冷時間を確保するためには、今のものよりもさらに保冷効果が高いクーラーボックスを用意することも考えています。というか、同じ容量で高性能なクーラーボックスを増やせば、2台を同時に使いながら保冷剤を時間差(性能差の違いが保冷時間の違いになるので)で交換することも可能なので、ミニ冷蔵庫の電気代はそのまま(稼働時でも30W未満)で容量upでき、災害時やキャンプ・車中泊でも実用になると、私の使用目的と合っています。普段は一つのクーラーボックスを使いながら、いざという時に容量を倍にできるということにもなるので、すぐにではありませんが、冬のうちに新しいクーラーボックスを買おうと今は思っています。


流星群を見るためには意外とキャンプ用品が役に立つのでその点で揃えたいもの

昨日はふたご座流星群の極大日でした。天気の都合もありますが、冬は比較的天候が安定しているので、一年を通じて見やすい流星群の一つです。夏にはペルセウス座流星群が多く飛ぶことで有名ですが、どちらも一分間に1個ぐらいの割合で飛びますので、きちんとした準備をして出掛ければ、まず流星を見逃すことはないだろうと思います。

と、こんな事を書けるのも学生時代にサークルで見た経験があるからなのですが、学校に夜残って見るというのは環境的には最高でした。というのも、サークルの部室が二階建ての建物だったのですが、屋上にも上がれ、私たちの部室は2階にあったので、特別な用意をしなくてもいつでも即席の流星観望会(一応はデータを取ったりもしていたのでまるまる遊びではなかったのですが)を行なえました。

どういうことかというと、電気こたつを持って屋上に行き、そこから延長コードを部室まで伸ばせば、上着だけはちゃんと着るものの、寝ながら真上をずっと眺めていられ、さらにはきちんと東西南北の方向を担当して流星のチェックまでできるようになるのです。もし屋上に上がれるような住宅や集合住宅に住んでいる方であれば、最近のポータブル電源を使えば、電気こたつも連続稼働させることができますので、家族で暖かい状態を保ちながら夜空を見つつ、ついでに流星も見られるかも知れません。

残念ながらそうした環境がない方でも、キャンプ場では明かりもそう眩しくないと思いますので、キャンプ用具を使っての流星観測を行なうためにお出掛けするというのも悪くない休日の夜の楽しみ方ではないかと思います。特に流星を連続して見続ける場合には、立ったままや座って見ようとしても全天を見渡すことは難しく、無理に首を天に向け続けると確実に首を痛めてしまいますので、寝る体勢を作ることのできるキャンプ用品があればかなり観測が楽になります。特に冬の時期について、用意すべきものを挙げておきます。

まず、寝袋は必需品ですが、それに加えて、地面に直接寝転ぶようなことはしないで、コットの上に寝袋をセットしてそこで見るのが良いと思います。マットを地面に敷くような形でテント内で寝る方は多いと思いますが、寒さは地面からやってきますので、地面と身体との空間を作ることのできるコットは便利です。さらに湯たんぽを使い寝袋の中に入れておけば、寝袋の性能にもよりますが、特に足先が冷たくなってしまうことを防ぎます。

その時の寝袋の使い方は、テントの中ではなく野外でそのままという形になるので、オールシーズン物だと辛いかも知れません。ただ、車で色々と持っていけるなら、寝袋の上に毛布を掛けるとか、ポータブル電源を使って電気毛布を使うとか、冬キャンプの装備がそのまま流星観測に使えるということになります。理想は冬用の寝袋ですが、それでも風など吹くと寒いですから、寝袋に加えられるものを家の中で探して持っていくというのが良いと思います。また、温かい飲み物を真空断熱ボトルに入れて持ち出せば、体の中から暖かくなります。

年内の主な流星群はこれで終わりですが、来年の1月4日にはしぶんぎ座流星群の極大日が来ます。こちらはまだ正月休みという方も多いと思いますので、見るために出掛けやすくはなるでしょう。肝心の飛ぶ数は一時間あたり20~50と、今回のふたご座流星群と比べて少ないですが、すでにコットや寝袋を持っている方はチャレンジしてみても面白いかも知れません。


ようやく安定運用ができてきたミニ冷蔵庫とクーラーボックスの併用についての報告と今後の目標

先日購入したミニ冷蔵庫(EENNOR D10)はようやく安定した動作をしてくれるようになりました。運用については、直接コンセントにつながずに、ポータブル電源を介することで(パススルーで本体蓄電池への影響を最少限に抑えることができます)、より消費電力の少ないDC出力の電気で、コンプレッサー動作時には最大でも30Wという電力で動いてくれています。基本は設定温度最低の-20℃をキープしていますが、使い始めは溶けた保冷剤を入れると表示温度が下がり、最低の-20℃に設定してもそこまで到達しないような事になっていたのですが、使っているうちに少なくとも温度表示は安定し、保冷剤が凍るまでの時間も早くなりました。もちろん入れ方の工夫などもあるのかも知れませんが、これから紹介する保冷剤の入れ換え方も良い方向になり、結果冷蔵庫内の温度を上げないようになっているのかも知れません。

そうして冷やした保冷剤はk’20Lで底面真空パネルを採用している手持ちのクーラーボックス、ダイワの「タフクール」(現行品は「クールライン」のシリーズに底面真空パネルを採用しているモデルが有ります)に、500gの保冷剤4個に、一個550gの「冷気まもるくん」を3つ入れています。この「冷気まもるくん」は、6℃で凍る特殊な保冷剤で、冷蔵庫の冷蔵室に入れておくことで、停電になっても冷蔵庫の中が常温になる時間を長くさせるように作られた保冷剤なのですが、過去のブログでも書きましたが、この保冷剤は本当に6℃で白く凍ります。ということで、個人的な目標として、保冷剤を入れたクーラーボックスの庫内温度を、冷気まもるくんが凍ったままの5℃以下にキープするためにはどうしたら良いのかという事で、時間による温度変化を計ってみました。

クーラーボックス内の温度が6℃を超えるまでにかかる時間は、今回の保冷剤の組み合わせだと、室温20℃ちょっとの室内においては、大体20時間くらいで6℃に到達しました。その際、通常の保冷剤はもちろん、冷気まもるくんも一部溶けている状態になっています。これが、少し余裕を持たせて5℃に到達するまでの時間であれば、温度をキープして5℃ちょっと手前まで温度が上がってくるまではだいたい14~15時間くらいになります。

庫内温度が5℃になる直前に保冷剤を見てみると、普通の保冷剤は液体化されるくらい溶けてはいますが、冷気まもるくんは白く凍ったままです。本来、全ての保冷剤を入れ替えなくてはいけないところですが、5℃以下にクーラーボックス内をキープすることによって、3個入れている冷気まもるくんを再凍結させることなくそのまま使えるのは実はポイントが高いのではと思います。新たに入れた保冷剤が冷気まもるくんを凍らせるために使われないので、やはりそのくらいの温度での交換がベストではないかなと個人的には思っています。

さらにクーラーボックスの庫内温度変化は、置いてある室内の温度と関係が出てきます。今は季節が冬なので温度キープもやりやすいですが、これが真夏の30℃以上(エアコンを付けていてもそのくらいの気温になる場合が多い)になると、当然庫内温度をキープできるトータルの時間は少なくなっていくでしょう。

そうなってくると、冷蔵庫のサイズを大きくしてセカンド冷蔵庫の設置というのを考える方もいるかと思いますが、今回のポータブル冷蔵庫の導入は、できるだけ消費電力を少なくし、いざという時にはソーラーパネルで充電したポータブル電源で賄おうと思っています。車中泊で出掛けるような場合でも、ポータブル電源をローテーションして、シガーソケットから充電すれば、今回紹介したシステムで運用することは難しくなく、少ない容量のポータブル電源でもかなり実用的に使得ると思います。

ただし夏には今より頻繁な保冷剤の入れ替えが必要になってきてしまいます。具体的にどのくらいの頻度になるかはわかりませんが、今より使用する事が多くなる中(多くの飲み物をキープするために使う予定)で、半日持たないということになると、朝出勤前に保冷剤を入れ替えて出掛けても、ちょっと帰りが遅くなると、自然と庫内の温度は上がってしまうことが頻発することが考えられます。夏は5℃ではなく6℃まで条件を緩和して使うようにすれば何とか今のままでも使えるとは思いますが、先述の冷気ももるくんを再凍結させることによるロスが生じることと、今以上にクーラーボックスに入れた食材を心配する事が増えるでしょう。

そんなわけで、より実践的に、クーラーボックスを持ち出したり、多く買い過ぎた食材用に使ったり、夏の飲み物専用の保冷庫として使ったりする場合、クーラーボックス自体の保冷力についても考え、高性能なものを買い足し、今使っているものも併用しながら容量アップを計らなければならないかなあと思う次第です。特に停電で今使っているメインの冷蔵庫が使えなくなってしまったら、クーラーボックス一つでは圧倒的に収納力に欠けるわけですし。また、違う方向の考え方として、今使っている通常の保冷剤ではなく、凍らせる時間が長くかかるものの氷点下をキープして溶けにくい保冷剤を使うという方法もあるかとは思います。ただ、全てを氷点下で凍る保冷剤にすると、クーラーボックスの中が一気に氷点下に下がり、凍らせたくない食品が凍ってしまう恐れがあります。また、凍らせるための時間は現状と比べると倍以上かかってしまいます。

私の場合、500gのレギュラー保冷剤を4枚、550gの冷気まもるくんが3枚あるので、ここまでの保冷剤の量の合計は3.65kgとなります。ちなみに、ダイソーにはレギュラー保冷剤では350gのサイズがあります。ダイソーでは、氷点下10℃で凍る220gの保冷剤も110円で売っていますが、緑色の保冷剤は小さいものや通常サイズでは凍結するまでに12時間かかるそうで、さらに容量の大きなものだと凍結まで24時間かかるものもあります。個人的にはそこまでして氷点下保冷剤を使うことはないと思っているので、現実的に今までと同じ時間で凍る350gの保冷剤をまずは増やしてみようと思っています。多くのクーラーボックスのカタログ値は容量の20%の氷の量でそれが溶けるまでの時間表示になっていることが多いので、より長く適温をキープさせるためには、追加で少量の保冷剤を追加するのも悪くないかも知れません。今回出したアイデアの二つのうち、費用的には保冷剤を買い足す方が圧倒的に費用がかからないので、わずかだとは思いますが追加する保冷剤の量によっての適温キープ時間の変化について、改めてデータを見てみようかと思っています。


せめて大手四キャリアのうち二つのキャリアを契約してもしもの際に備える必要があるのでは

先日、スマホを使っていてちょっと繋がりに草というのを感じ、最初は使っているサービスを疑ってみたのですが、その後プッシュ通信のニュース速報で、au回線が全国的につながりにくくなっているという話が入ってきました。今回のトラブルの原因は機器の不具合だということですが、ハード的なものにしろソフト的なものにしろ、今回の場合はau回線を使ったインターネット・電話だけでなくauPayの決済についてもうまく行かなくなったという話も入ってきているので、その対応をユーザー側でも考えておく必要があるのではないかと思います。

私の場合は、2台のスマホにそれぞれ2回線ずつ入れて使っていますが、その4回線は全て違うキャリアにしています。通話用の回線を楽天モバイルにしているのですが、楽天モバイルの場合、SIMが入っていればWiFiを使っても自分の電話番号を使っての利用が可能なアプリRakuten Linkを使っているので、もし楽天回線に何かあった場合、まずはスマホにもう一回線入っているソフトバンク回線のLINEMOを使っての利用ができます。楽天モバイルの場合、まだ楽天が提供するエリア外でのパートナー回線としてau回線が使えているので、楽天にソフトバンクあるいはドコモ回線を組み合わせることで、実質的には3回線分のエリアを使うことができるように現状ではなっています。

ドコモ回線は、一部地域ではつながりにくくなっているという状況があり、実際にドコモ回線で苦労した方であれば、ソフトバンクと楽天を組み合わせるパターンはありだろうと思います。ただ、そうした不具合を感じず、エリアの関係からドコモを選ぶ場合もあるでしょう。その選択は、各自の使い方によっても変わってくるでしょう。

もちろん、私のように2台のハードを同時に使えるなら、一台目を「楽天+ソフトバンクorドコモ」にして、スマホでもタブレットでもモバイルルーターでも追加して非常用の回線およびデータ通信専用の回線としてスマホにセットしていない回線を入れるという選択ができればなお良いのではないかと思います。具体的には、auならpovo2.0を普段はトッピングをしないで維持し、いざという時にトッピングを付けて使えるようにしておくとか、そうしたことができれば、楽天モバイルのパートナーエリアで使えないau回線を使えるようにはなるので、全くだぶることは無いのではないかと思います。

今年も色んな事がありましたが、もはや通信トラブルになったから復旧までじっと待っているという心づもりでいると、かなり長い時間ストレスになってしまうほど、私たちにとってスマホを使ってのネット接続は必須の時代になっていると言えると思います。以前は、一回線の中で色々なキャリアを乗り換えることで安く便利に使えるという形で皆さんに紹介をしてきましたが、今後のおすすめは「メイン+サブ回線」での運用を基本にすることをおすすめさせていただきたいと思います。

考え方としては2つあり、1つはメイン回線をオールマイティーにし、もう一回線を普段は全く使わなくてもいざという時に使えるようにしておくというパターンです。例えばahamoにpovo2.0を組み合わせれば、通話もデータもほとんどahamoで使うことになるでしょうが、ドコモの大規模障害が起きた時にpovo2.0にトッピングをして使うような形であれば、ほぼahamo一回線の使用料で2回線を維持できるということになります。

もう一つは、メインとサブとは言いながら「通話用+データ用」の回線で組み合わせたり、主に使う回線の弱点をカバーできるような他回線のプランを加えるというようなやり方です。これも具体的には、メインをmineoの「マイそく」にし、終日最大1.5Mbpsで使えるようにしつつ、このプランの弱点である「平日昼間最大32kbps」というメール以外ほぼ使いものにならない通信速度を何とかするため、月3~5GBの他回線の月額千円前後のプランをくっつけることで、サブ回線をほぼ平日昼間用として使えるようにするというような形があります。

この他にも組み合わせのやり方は色々ありますが、どちらのやり方でも最大でも月額3千円くらいに出費を抑えつつ、サブ回線を持てることになります。今回のau回線の不具合でかなり大変だった方は、自分のスマホにもう一回線追加できるタイプのスマホを使っているのであれば、安くてもそれなりに使える回線を追加することで、安心して使えるだけでなくうまく回線を分けて使うことで、毎月の通信費自体を減らすことができるかも知れません。今回のトラブルを自分の契約を見つめ直す良い機会ととらえても良いのではないかと個人的には思います。


もはや一生物かとも思えるシヤチハタ「キャップレス9」用の補充インクを購入

荷物の受け取りだったり、サインをするのもめんどくさい中で利用価値がある「認印」の中でもスタンプタイプのシヤチハタに代表されるネームスタンプはいかに現在はハンコレス社会になったといっても、用途は多いですね。さすがに署名捺印するような場合にはきちんと朱肉から打つハンコが必要にはなりますが、そういう可能性のある時には事前にハンコを用意して持っていくような事になると思うので、普段遣いの認印としては、私にとってはネームスタンプで十分なのです。

そのための具体的な製品は、一般的なものを最初は使っていたのですが、使った方はわかるかと思いますが、フタの部分を無くしてしまいがちで、その場合は表面が乾いて使いものにならなくなります。私はそうした事にはなりませんでしたが、不安を解消させるためにちょっとした機転で、100円ショップに置いてあったフタを取ったネームスタンプを入れて押し込むと自動的にフタが開いてフタを使わずに使える便利グッズを入手して使っていました。その製品はストラップを付けると首からぶら下げていつでも使えるのがお気に入りでした。

しかし、それが仇となったのか、後付けのケースだったからなのか、何かの拍子にハンコ部分がどこかに落ちてしまったようで行方不明になり、ハンコ本体を紛失してしまいました。これで仕方なくハンコそのものを買い換えることになったのですが、その際メーカー自体がフタのないネームスタンプを商品として売っているのを見付け、購入したのがシヤチハタの「キャップレス9」というシリーズのものでした。

ただ、これが通常のネームスタンプと違って、そもそもフタの代わりにバネ仕掛けで開くようになっているためか、かなり印影が薄くなっていて、かなり力を入れて押したり、下に柔らかいものを付けて押さないと見えにくくなってきてしまいました。もしかしたら、文具店で本体を購入した際に割引価格で売っていたものを買ったので、その分古くてインクも多少蒸発していたのでは? とも思えます。

というわけで、昨日はスタンプを購入した文具店に行って補充インクを探してきたのですが、何を買えば良いか? ということは売られている棚を見ただけではわかりにくくなっています。仕方がないので店員さんに聞いたら、インクには「染料」と「顔料」のボトルがあり「キャップレス9」には「顔料」のものが適合するということだったので、だいたい600円くらい出してそのボトルを買ってきました。

これがパッケージと本体なのですが、実際は実物をお店に持っていって見てもらうのが買い物に失敗しないためには大事だと思います。ネームスタンプには色も種類があるので、入っているものと違う色を買ってしまうと、それはそれで大変なことになってしまいます。私の場合は通常の朱色を選択していたので、その点は問題なく買ってこられました。

インク補充のやり方については、メーカーでも個人のブログでもやり方が紹介されていて、自分もそれを見て行ないました。一回の補充で一滴程度で良いということがわかり、それならこんなに大きなボトルでなくても、せめてハーフサイズのインクを売ってくれればと思ったのは、私が以前からプリンターのインクの高さには参っていたからかも知れません。それでも、このネームスタンプは本体自体が駄目になるまで使うだけでなく、壊れれば買い換える予定なので、一つ買っておいてしっかり保管しておけば、今後はネームスタンプにおけるコストはかからないでしょう。

シヤチハタのネームスタンプは銀行印にはなりませんが、日常生活でも荷物の受け取りなど使うシーンはまだあります。今回は、これも毎日仕事で使うことがある水性マーカー用の替えインクやボールペンの替え芯も購入しました。ボールペンについては先日書いたような、キーホルダーに付けられるような小さなものを探したのですが、なかなか良いものがないため、探す方は継続したいと思っています。